JPH0547288Y2 - - Google Patents

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JPH0547288Y2
JPH0547288Y2 JP1988087920U JP8792088U JPH0547288Y2 JP H0547288 Y2 JPH0547288 Y2 JP H0547288Y2 JP 1988087920 U JP1988087920 U JP 1988087920U JP 8792088 U JP8792088 U JP 8792088U JP H0547288 Y2 JPH0547288 Y2 JP H0547288Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、軽量コンクリートパネルを壁材及
び床材として使用した建物に内外装を施す際に、
該内外装の下地となる下地材及び内装材、外装材
を固定するための脱落防止釘に関する。
〔従来の技術〕
広く一般に知られているように、軽量コンクリ
ートパネルを床材や壁材に用いて構築される建物
では、内装処理及び外装処理を行う際には、桟を
釘によつて軽量コンクリートパネルに打ち付けて
固定し、該桟の上に下地板を釘で打ち付ける等の
下地処理を行つている。このとき、桟に打ち込ま
れた釘は軽量コンクリートパネル内に達し、ま
た、下地板に打ち込まれた釘は桟を貫通して軽量
コンクリートパネル内に達して、それぞれを固定
している。そして、前記桟や下地板等からなる下
地材の表面に、化粧パネル、壁紙、クロス、床
板、カーペツト、畳、絨毯、ビニールシート、タ
イル等の内装材及び外装材を取りつける内外装処
理を行つている。このような作業に使用する釘と
して、実公昭53−20609号公報に開示される発泡
コンクリート釘がある。この釘は、釘主体の先端
部に軸方向の切目を設けて複数の脚片を形成し、
前記釘主体に、該釘主体の先端部に一端側を取付
けて他端側に打込時の進入を阻止する抵抗部を備
えた開脚部材を取付けたものである。この従来技
術によると、釘主体を打ち込んでゆくと、開脚部
材の抵抗部が桟などに係止されるが、更に、釘主
体を打ち込むことによつて、開脚部材によつて脚
片の1つが軽量コンクリートパネル内部で開い
て、抜けにくくなるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の釘によつて桟、下地
材及び内外装材を軽量コンクリートパネルに固定
する場合、開脚部材の抵抗部は、開脚部材の他端
側を折り曲げただけの構造であるために、釘主体
を更に強く打ち込んだ際にこの抵抗部が桟などに
食い込んでゆき、十分に係止されず開脚が十分に
行われないという問題点がある。又、開脚がなさ
れた場合であつても、複数の脚片の内の1つが開
脚するにすぎず、十分な脱落防止を図ることが困
難であるという問題点を有している。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
その具体的手段とするところは、互いの一端で連
結された長尺釘と短尺釘及び該長尺釘と短尺釘と
を挿通する座金とからなる脱落防止釘であつて、
且つ、前記短尺釘の他端に前記座金に係止する鍔
部を形成し、更に、前記長尺釘と短尺釘の間に長
尺釘と固定した隙間形成部材を介在させることに
よつて一端側の長尺釘と短尺釘の間に隙間を形成
したところにある。また、互いの一端で連結され
た長尺釘と短尺釘及び該長尺釘と短尺釘の間に介
在された隙間形成部材とからなる部材を長尺釘側
で2組接合し、座金に挿通したところにある。更
にまた、一端にガイドカバーを装着したところに
ある。
〔作用〕
上記手段によると、軽量コンクリートパネルの
表面に桟を当接し、該桟に脱落防止釘の一端を直
角に押し当てる。脱落防止釘の他端である長尺釘
の他端を金槌等で叩き、桟に座金が当接し、且
つ、短尺釘の鍔部が座金に当接するまで脱落防止
釘を桟及び軽量コンクリートパネル内に打ち込
む。そして、その状態から更に打ち込むと、長尺
釘側のみが打ち込まれて、脱落防止釘の一端が短
尺釘側に屈曲し、脱落防止釘が抜けなくなる。こ
のとき、鍔部が座金に当接してこれに侵入を阻止
されるので、桟に作用する力が座金の面積分にま
で分散される結果、座金が桟に食い込むことがな
い。またこのとき、隙間形成部材によつて長尺釘
と短尺釘の間に隙間が形成されているので、短尺
釘が長尺釘と反対方向へ長尺釘と共に屈曲し易く
なる。また、長尺釘と短尺釘との隙間が広り、長
尺釘と短尺釘とが軽量コンクリートパネルに押し
付けられて、脱落防止釘が抜けなくなる。この結
果、軽量コンクリートパネルから脱落防止釘が抜
けなくなる。また、請求項2の考案によると、脱
落防止釘の一端が互いに反する方向に屈曲するこ
とによつて、脱落防止釘が軽量コンクリートパネ
ルにより堅固に固定される。更にまた、請求項3
の考案によると、一端にガイドカバーを装着した
脱落防止釘を軽量コンクリートパネルに打ち込む
ので、ガイドカバーが軽量コンクリートパネル内
をスムーズに突き進む。そして、短尺釘の鍔部が
座金に当接した状態から更に打ち込むと、脱落防
止釘の一端が互いに反する方向に屈曲する。
〔実施例〕
この考案の請求項1の実施例を第1図乃至第7
図に基づいて説明する。
この実施例の脱落防止釘1は、第1図及び第2
図に示すように、一端に鋭利な先端部2を有する
長尺釘3、一端に鋭利な先端部2を有し、他端に
鍔部4を有する短尺釘5、前記長尺釘3と短尺釘
5との間に隙間6を形成するための隙間形成部材
7、前記長尺釘3、短尺5及び隙間形成部材7を
挿通する挿通孔8を有する座金9とによつて構成
される。前記長尺釘3は、鋭利な形状に形成され
た先端部2を一端に有する部材で、細長い板状の
部材及び棒状の部材が適しており、その長さは、
前記短尺釘5の長さよりも長い。前記短尺釘5
は、鋭利な形状に形成された先端部2を一端に有
し、前記長尺釘3に面する側と異なる側に突出す
る鍔部4を他端に有する部材で、細長い板状の部
材及び棒状が適しており、その長さは、前記長尺
釘3の長さよりも短い。そして、前記長尺釘3と
短尺釘5は、それぞれの先端部2で連結されてい
る。この連結のための手段としては、実施例にお
いては、溶接や接着剤等によつて連結する手段が
採用されているが、長尺釘3と短尺釘5とを一体
成型したり、1本の部材を中央付近で2本に折り
曲げて鍔部4及び先端部2を成型加工してもよ
い。前記座金9は、前記長尺釘3、短尺釘5及び
隙間形成部材7を挿通可能な形状の挿通孔8を中
央に形成した板状の部材である。尚、座金9の形
状は、特に限定されるものではなく、円板状の部
材でも良い。前記隙間形成部材7は、長尺釘3と
短尺釘5との間に挾まれ、長尺釘3に接合されて
いる。そして、長尺釘3と短尺釘5の一端側の先
端部2に隙間6を形成している。この脱落防止釘
1は、主として軽量コンクリートパネルA及び木
材等の柔らかく乾燥した素材に使用されるので、
軽合金や亜鉛等の剛性の低い材質や鉄等の耐腐蝕
性の低い材質を使用してもよい。
この実施例の脱落防止釘1の使用例を第3図乃
至第5図に示し、これらの図面に基づいて使用手
順を説明する。
第3図aに示すように、軽量コンクリートパネ
ルAの表面に桟Bを当接し、該桟Bの表面に直角
に脱落防止釘1を当接する。そして脱落防止釘1
の長尺釘3及び隙間形成部材7の他端を金槌等で
叩いて、桟B及び軽量コンクリートパネルA内に
打ち込む。第3図bに示すように、前記長尺釘3
及び隙間形成部材7の他端を叩くことによつて、
脱落防止釘1の一端は、桟Bを貫通して軽量コン
クリートパネルA内へ貫入される。そして、長尺
釘3及び隙間形成部材7の他端を引き続いて叩い
て、座金9が桟Bに当接し、なお且つ、短尺釘5
の他端の鍔部4が座金9に当接するまで打ち込
む。この長尺釘3及び短尺釘5は、鍔部4が座金
9に当接するまで桟B内及び軽量コンクリートパ
ネルA内を真直ぐに進む。第3図cに示すよう
に、前記座金9に短尺釘5の鍔部4が当接した状
態から長尺釘3及び隙間形成部材7の他端を引き
続いて叩くと、鍔部4が座金9に引つ掛つてその
力が座金9の面積全体に分散される結果、短尺釘
5はその位置から先へは進まず、長尺釘3と隙間
形成部材7のみが軽量コンクリートパネルA内を
進むため、脱落防止釘1の先端部2は短尺釘5側
に折れ曲がり、おな且つ、長尺釘3と短尺釘5の
先端部2とが離れる方向に動いて隙間6が広が
る。このとき、隙間形成部材7によつて短尺釘5
が曲がり易く、又、隙間6が大きく広がるように
作用する。これによつて、脱落防止釘1を抜き出
す方向に力が加わつても、先端部2が引つ掛かる
ため脱落防止釘1が脱落することがない。また、
隙間6が広がることによつて、脱落防止釘1は一
端側へ行くにつれて広がりを見せるので脱落する
ことがない。しかも、長尺釘3と短尺釘5とが軽
量コンクリートパネルA内を押し広げるように隙
間6を広げるので、軽量コンクリートパネルAの
反撥力によつて脱落防止釘1が押し返されて緩み
やガタつきが発生しない。次に、第4図に示すよ
うに、桟Bの表面に下地板Cを当接して脱落防止
釘1を取り付け、内装材D及び外装材Eによる内
外装処理を行う。又、第5図に示すように、建物
の床構造に脱落防止釘1を使用する場合は、軽量
コンクリートパネルAの上に根太Fを敷設して脱
落防止釘1によつて固定を行い、その上に横桟G
を固定し更にその上に、床材等の内装材Dを敷設
する。その他の実施例としては、第6図及び第7
図に示すように、長尺釘3の他端を折り曲げて隙
間形成部材7としたり、隙間形成部材7に鍔部4
を設けた脱落防止釘1がある。また、上記実施例
の脱落防止釘1を使いやすくするため、長尺釘3
に硬質の素材を使用し、短尺釘5に長尺釘3より
も軟質の素材を使用して、脱落防止釘1の先端部
2を折り曲がりやすくしてもよい。
この考案の請求項2の実施例を第8図乃至第1
0図に基づいて説明する。
この実施例の脱落防止釘1は、第8図及び第9
図に示すように、長尺釘3、短尺釘5、隙間形成
部材7とからなる2組の部材を向かい合う長尺釘
3側で接合し、座金9に挿通したものである。
尚、該脱落防止釘1の構成は前記請求項1記載の
ものと同一であるので説明を省略する。この実施
例の脱落防止釘1の使用例は、第10図に示すよ
うに、軽量コンクリートパネルAの表面に桟Bを
当接し、該桟Bと軽量コンクリートパネルAに対
して真直ぐに脱落防止釘1を打ち込んだものであ
る。この脱落防止釘1は、打ち込まれると、2組
の長尺釘3と短尺釘5の先端が互いに反する方向
に曲がつて、前記請求項1記載の脱落防止釘1と
同様に隙間6が広がつて、抜け落ちることがな
い。
この考案の請求項3の実施例を第11図及び第
12図に基づいて説明する。
この実施例の脱落防止釘1は前記請求項2記載
の脱落防止釘1の先端部2に断面がV字型のガイ
ドカバー10を装着したものである。これによつ
て、脱落防止釘1の打ち込みがスムーズに行え、
2つの長尺釘3が形成するV字型の溝11に軽量
コンクリートAの粉が入り込むことが防止され
て、より一層堅固に固定することが可能となる。
〔考案の効果〕
以上の説明からも明らかなように、この考案の
脱落防止釘は、脱落防止釘の先端部が折れ曲がる
ことによつて、先端部が軽量コンクリートパネル
に引つ掛かるので、脱落防止釘を抜き出す方向に
力を加えても脱落することがない。また、長尺釘
と短尺釘との隙間が脱落防止釘の一端側に行くに
つれて広がりを見せるので、脱落防止釘を抜き出
そうとしても脱落することがない。しかも、長尺
釘と短尺釘とが軽量コンクリートパネル内を押し
広げるように隙間を広げているため、軽量コンク
リートパネルに反撥力が発生して脱落防止釘が押
し返されて緩みやガタつきが発生せず、釘穴が崩
れたり、桟や下地板に歪やズレが発生しない。ま
た、請求項2の脱落防止釘は、互いに反する方向
に先端部が曲がるため、堅固に固定することがで
きる。、更にまた、請求項3の脱落防止釘は、ガ
イドカバーによつてスムーズに打ち込むことがで
き、しかも、ガイドカバーによつて軽量コンクリ
ートパネルが溝に入り込まないので、より一層堅
固定な固定効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の実施例の脱落防止釘の全体
説明図、第2図は第1図の−断面図、第3図
a乃至cは脱落防止釘の使用状態説明図、第4図
は内装処理もしくは外装処理の際の脱落防止釘の
使用状態説明図、第5図は床における使用状態説
明図、第6図及び第7図はその他の実施例の脱落
防止釘の断面説明図、第8図は請求項2の実施例
の脱落防止釘の全体説明図、第9図は第8図の
−断面図、第10図は脱落防止釘の使用状態説
明図、第11図は請求項3の実施例の脱落防止釘
の全体説明図、第12図は脱落防止釘の使用状態
説明図。 1……脱落防止釘、3……長尺釘、4……鍔
部、5……短尺釘、6……隙間、7……隙間形成
部材、9……座金、10……ガイドカバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いの一端で連結された長尺釘と短尺釘及び
    該長尺釘と短尺釘とを挿通する座金とからなる
    脱落防止釘であつて、且つ、前記短尺釘の他端
    に前記座金に係止する鍔部を形成し、更に、前
    記長尺釘と短尺釘の間に長尺釘と固定した隙間
    形成部材を介在させることによつて一端側の長
    尺釘と短尺釘の間に隙間を形成したことを特徴
    とする脱落防止釘。 (2) 互いの一端で連結された長尺釘と短尺釘及び
    該長尺釘と短尺釘の間に介在された隙間形成部
    材とからなる部材を長尺釘側で2組接合し、座
    金に挿通したことを特徴とする請求項1記載の
    脱落防止釘。 (3) 一端にガイドカバーを装着したことを特徴と
    する請求項2記載の脱落防止釘。
JP1988087920U 1988-06-30 1988-06-30 Expired - Lifetime JPH0547288Y2 (ja)

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JPH029312U JPH029312U (ja) 1990-01-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320609U (ja) * 1976-07-31 1978-02-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320609U (ja) * 1976-07-31 1978-02-21

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JPH029312U (ja) 1990-01-22

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