JPH0726420U - 床パネル固定金物 - Google Patents

床パネル固定金物

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JPH0726420U
JPH0726420U JP6138493U JP6138493U JPH0726420U JP H0726420 U JPH0726420 U JP H0726420U JP 6138493 U JP6138493 U JP 6138493U JP 6138493 U JP6138493 U JP 6138493U JP H0726420 U JPH0726420 U JP H0726420U
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JP
Japan
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floor panel
fitting groove
joist
tongue piece
hardware
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Pending
Application number
JP6138493U
Other languages
English (en)
Inventor
公志 松崎
俊明 乾
昭彦 富山
健裕 笹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床パネルに予め取り付けて運搬上邪魔になら
ず、構造がシンプルで安価に得られ、単純動作によって
床パネル23を形鋼床梁26に簡便に固定することの出
来る床パネル固定金物を提供する。 【構成】 左右の側面板11・12と、それらの左右の
側面板11・12の間を連結する連結材13とで根太1
4に嵌合するコ字形嵌合溝15を形成し、それら左右の
側面板11・12の先端16・17を連結材13よりも
嵌合溝15の長さ方向に長く突き出し、その突き出た左
右の側面板11・12に嵌合溝15の長さ方向に真っ直
ぐに続く細長い釘孔24と三方が切り込みに縁取られて
いて先端18が嵌合溝15の内側へと折り曲げられた舌
片19を付設し、連結材13から嵌合溝15の長さ方向
に舌片20を突き出して床パネル固定金物22を構成
し、その舌片20の先端部分を嵌合溝15の外側に向け
て傾斜した斜面21にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、床パネル23と床下梁に固定する建築金物35に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
床パネル23は、床板34の裏面に数本の根太14を平行に並べて取り付けて 構成されており、その根太14を形鋼床梁26に接合して施工される。
【0003】 床パネル23は、それを構成する根太14が木材であるから、月日が経つにつ れて乾燥の度合いが進み、施工当初に比べて僅かながら痩せ細ることが多い。 しかし、その痩せ細る程度が僅かであっても、施工直後密着していた根太14 と形鋼床梁26の間に僅かでも隙間が出来ると、その上を歩行した場合にキシミ 音が発生して不快感を与えることになる。
【0004】 このため根太14と形鋼床梁26を接合する場合には、絶えず根太14を形鋼 床梁26へと弾性付勢し、根太14の乾燥の度合いが進んで痩せ細っても、根太 14と形鋼床梁26との間に隙間が出来ないようにするコイルバネを用いた建築 金物35が使用されている。
【0005】 この建築金物35は、根太14に嵌め合わされ根太14の左右側面と底面にそ れぞれ密着させて取り付けられる左右の舌片36・37とそれらの間を結ぶ連結 片38とによって構成されていて根太14に嵌合するコ字状の嵌合溝39を形成 している金物本体40と、根太14を支える形鋼床梁26を根太14に向けて押 圧するコイルバネ41とによって構成されている。 そのコイルバネ41は、金物本体40から突き出た舌片42に載設されている 。 舌片42には端縁から続く切込溝43が付けられている。 切込溝43には、上端に皿板44が付けられ下端から切込溝43の溝縁45に 引っ掛かる爪46が突き出た軸材47が嵌め込まれている。 軸材47はコイルバネ41の中心を貫通している。
【0006】 コイルバネ41は、爪46が切込溝43の溝縁45に引っ掛かった状態におい ては、舌片42と皿板44の間で圧縮され、爪46が切込溝43の溝縁45から 外れた場合に、舌片42と皿板44の間における圧縮から解放されて伸長し皿板 44を押し上げるようになっている。
【0007】 而して建築金物35は、嵌合溝39に根太14を嵌め合わせ、左右の舌片36 ・37を根太14の左右側面に釘打して床パネル23に取り付けられる。
【0008】 そのように建築金物35の取り付けられた床パネル23は、その根太14に取 り付けた建築金物35の皿板44と根太14の間の隙間を形鋼床梁26のフラン ジ27に嵌め込んで施工される。
【0009】 そのとき軸材47を回すと、爪46が切込溝43の溝縁45から外れて切込溝 内43に嵌り込み、それまで圧縮されていたコイルバネ41が、圧縮から解放さ れて皿板44を押し上げてフランジ27の裏面へと押圧することになり、そのと きコイルバネ41のフランジ27から受ける反力によって、金物本体40が根太 14を形鋼床梁26へと圧着させることになる。
【0010】 このため、根太14が乾燥して細くなった場合には、その細くなった分だけコ イルバネ41が伸長することになり、その結果、根太14と形鋼床梁26の間に 隙間が出来ないようになる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
従来の建築金物35は、それを根太14に取り付けると大きく突き出ることに なるので、床パネルの製造工場で予め根太14に取り付けておくと床パネルの運 搬上邪魔になり、また、運搬過程で破損してしまう虞があり、従って、その建築 金物35は床パネル23を施工する建築現場において根太14に釘打ちして取り 付けられている。 しかし、その取り付け作業は、形鋼床梁26の上に敷き込んだ床パネル23の 下側から上向きとなる不安定な姿勢で行われるので非能率であり安全の面でも好 ましいものではない。
【0012】
【考案の目的】
そこで本考案は、床パネルの運搬上邪魔にならず、運搬過程で破損する虞もな く、構造がシンプルで安価に得られ、単純動作によって床パネル23を形鋼床梁 26に簡便に固定することの出来る金物を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る床パネル固定金物22は、左右の側面板11・12と、それらの 左右の側面板11・12の間を連結する連結材13とで根太14に嵌合するコ字 形嵌合溝15が形成されており、左右の側面板11・12の先端16・17が連 結材13よりも嵌合溝15の長さ方向に長く突き出ており、その突き出た左右の 側面板11・12が嵌合溝15の長さ方向に真っ直ぐに続く細長い釘孔24と三 方が切り込みに縁取られていて先端18が嵌合溝15の内側へと折り曲げられた 舌片19を有し、連結材13からは嵌合溝15の長さ方向に舌片20が突き出て おり、その舌片20の先端部分が嵌合溝15の外側に向けて傾斜した斜面21に なっていることを特徴とするものである。 床パネル固定金物22は、床パネル23の端末部分を嵌合溝15に嵌め込み、 釘孔24から根太14へとビスや釘等の軸材25を打ち込み、根太14の長さ方 向に摺動自在に取り付けられる。
【0014】
【作用】
根太14の先端部分を形鋼床梁26のフランジ27に載せて床パネル23を設 置してから、床パネル固定金物22を形鋼床梁26に向けて押し付けると、根太 14に打ち込んだ軸材25に規制されて釘孔24の長さ方向に直線移動する。 その直線移動の過程では、左右の側面板11・12は連結材13の左右から上 向きに突き出ているので、フランジ27に突き当たることなくフランジ27の上 へと移動することになる。 一方、連結材13はフランジ27と同じレベルにあるので、そこから突き出た 舌片20はフランジ27に突き当たるが、その舌片20の先端21が下向きに傾 斜しているので、フランジ27によって下向きに押し返されつつフランジ27の 下面へと押し込まれ、そのとき押し返されて生じる歪みに起因する弾性回復力に よって舌片20の先端21がフランジ27に圧着することになり、フランジ27 は舌片20の先端21と根太14とによって把持されることになる。 而して、舌片19の先端18を根太14に叩き込むと、床パネル固定金物22 は根太14に固定されることになり、フランジ27を把持する舌片20を介して 、床パネル23は形鋼床梁26に固定される。
【0015】
【実施例】
以下、図示する実施例により説明する。図1は、床パネル固定金物22の斜視 図である。側面板11・12の先端16・17は、連結材13の長さの数倍も長 く前方に突き出ている。その後端28は、嵌合溝15の長さ方向に若干突き出て いる。その突き出た後端28の先端29は外向きに折れ曲がっており、ハンマー 等によって先端側16・17へと叩き出し易くなっている。
【0016】 図2は、床パネル23の根太14に取り付けられた状態の床パネル固定金物2 2を図示するものである。根太14の先端部分の下側は欠き込まれて逆L形の切 り欠き30を形成している。床パネル23は、床パネル固定金物22を根太14 の先端から後退させておいて、形鋼床梁26の上に設置される。
【0017】 図3は、床パネル固定金物22を介して床パネル23を形鋼床梁26に固定し た状態を図示するものである。即ち、図2に図示する如く床パネル23を形鋼床 梁26に設置した後、床パネル固定金物22が叩き出され、舌片20はフランジ 27の下面に圧着し、その舌片20と根太14の間でフランジ27が挟持されて いる。舌片19の先端18は根太14へと打ち込まれている。
【0018】
【考案の効果】
上記の如く本考案に係る床パネル固定金物22は、それを床パネル23の根太 14に取り付けても、連結材13の厚み分だけ根太14の底面から突き出る程度 であるから、床パネルの運搬上邪魔にならず、従って運搬過程で破損する虞もな く、床パネルの製造工場において予め取り付けておくことが出来、そのように床 パネルの製造工場において予め取り付けておくことによって、それを建築現場で 取り付ける手間が省かれるので、その分だけ工程数が減り床パネル23の形鋼床 梁26への取付固定の作業効率が向上する。
【0019】 床パネル23は、それを形鋼床梁26に設置した後、床パネル固定金物22を 叩き出せば、舌片20がフランジ27の下面に圧着し、その舌片20と根太14 の間でフランジ27が挟持され、舌片19の先端18は根太14へと打ち込んで 、床パネル固定金物22が根太14に固定される。 このように床パネル23の形鋼床梁26への固定作業は、床パネル固定金物2 2を形鋼床梁側(26)へと叩き出す動作と、床パネル固定金物22を根太14 に固定するために舌片19を根太14に打ち込む動作と言うハンマーを持っての 単純な動作によって行われるので短時間で行うことが出来る。
【0020】 そして本考案に係る床パネル固定金物22は、鉄板を打ち抜いて形成される左 右の側面板11・12とその間の連結材13をコ字形に折り曲げて作られる構造 のシンプルなものであるから、コイルバネを使用した構造の複雑な従来品に比較 して極めて安価に得られるので頗る実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る床パネル固定金物の斜視図であ
る。
【図2】本考案に係る床パネル固定金物を取り付けた床
パネルの形鋼床梁に載せた状態での側面図である。
【図3】本考案に係る床パネル固定金物を取り付けた床
パネルの形鋼床梁に取付固定した状態での側面図であ
る。
【図4】従来の建築金物の斜視図である。
【図5】従来の建築金物を取り付けた床パネルの形鋼床
梁に取付固定した状態での斜視図である。
【符号の説明】
11 側面板 12 側面板 13 連結材 14 根太 15 嵌合溝 16 先端 17 先端 18 先端 19 舌片 20 舌片 21 斜面 22 床パネル固定金物 23 床パネル 24 釘孔 25 軸材 26 形鋼床梁 27 フランジ 28 後端 29 先端 30 切り欠き 34 床板 35 建築金物 36 舌片 37 舌片 38 連結片 39 嵌合溝 40 金物本体 41 コイルバネ 42 舌片 43 切込溝 44 皿板 45 溝縁 46 爪 47 軸材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 笹川 健裕 大阪府大阪市西区阿波座1丁目5番16号 大和ハウス工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側面板と、それらの左右の側面板
    の間を連結する連結材とで根太に嵌合するコ字形嵌合溝
    が形成されており、左右の側面板の先端が連結材よりも
    嵌合溝の長さ方向に長く突き出ており、その突き出た左
    右の側面板が嵌合溝の長さ方向に真っ直ぐに続く細長い
    釘孔と三方が切り込みに縁取られていて先端が嵌合溝側
    へと折り曲げられた舌片を有し、連結材からは嵌合溝の
    長さ方向に舌片が突き出ており、その舌片の先端部分が
    嵌合溝の外側に向けて傾斜した斜面になっていることを
    特徴とする床パネル固定金物。
JP6138493U 1993-10-20 1993-10-20 床パネル固定金物 Pending JPH0726420U (ja)

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JP6138493U JPH0726420U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 床パネル固定金物

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JP6138493U JPH0726420U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 床パネル固定金物

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JPH0726420U true JPH0726420U (ja) 1995-05-19

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JP6138493U Pending JPH0726420U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 床パネル固定金物

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JP (1) JPH0726420U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044013A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 積水ハウス株式会社 床材固定具、及び床構造
JP2019007229A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 大和ハウス工業株式会社 床構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044013A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 積水ハウス株式会社 床材固定具、及び床構造
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