JPH0547213Y2 - - Google Patents

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JPH0547213Y2
JPH0547213Y2 JP1989012729U JP1272989U JPH0547213Y2 JP H0547213 Y2 JPH0547213 Y2 JP H0547213Y2 JP 1989012729 U JP1989012729 U JP 1989012729U JP 1272989 U JP1272989 U JP 1272989U JP H0547213 Y2 JPH0547213 Y2 JP H0547213Y2
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locking
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bending
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fitting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は笠木又はエキスパンシヨンジヨイント
を建築躯体に配設するのに供されるホルダにおい
て、該ホルダを3分割するとともにその構成各部
材を接続する接続装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 一般に、笠木又はエキスパンシヨンジヨイント
を建築躯体に配設するときは、建築躯体に複数の
略コ字状ホルダを間隔をおいて固定し、該ホルダ
に笠木又はカバー材を係着することが行なわれて
いる。そして、建築躯体の幅又はカバー材の幅が
広いときは、ホルダの長さもこれに応じて長くし
なければならない。そこで、このような場合、ホ
ルダを真直な中央部材と両端の屈曲係止部材とに
分割し、これら各部材を嵌込み接続することによ
りホルダを構成することが行なわれている。
ところで、各中央部材と屈曲係止部材とには嵌
込み時のかしめより部材が変形し、部材の一部が
膨出して設定寸法が出ないことがあるするため、
各部材の接続は中央部材内に屈曲係止部材の一方
を嵌込んだ後、中央部材の外側面を工具で叩き、
強制的に変形させて中央部材と屈曲係止面材を圧
接させることにより行なわれている。
しかしながら、単に叩き変形させるだけでは圧
接状態が良好にならない場合や設定寸法がでない
場合があり、接続状態が不良となつて屈曲係止部
材がガタつき、笠木やエキスパンシヨンジヨイン
トカバーとの係止が外れてしまうことがある。
(考案の目的) 本考案は上記欠点を解消し、特に分割ホルダに
おける中央部材と屈曲係止部材とを強固に接続す
ることができ、また良好な設定寸法を得ることが
できる笠木又はエキスパンシヨンジヨイントにお
ける分割ホルダの接続装置を提供することを目的
とする。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係る笠木ま
たはエキスパンシヨンジヨイントにおける分割ホ
ルダの接続装置は、中央部材と左右の屈曲係止部
材とから構成され、且つ中央部材を断面C字状又
は中空に形成するとともに各屈曲係止部材の一方
に設けられた嵌込み部を上記中央部材の端部から
嵌込んで接続した分割ホルダを介して建築躯体に
配設される笠木又はエキスパンシヨンジヨイント
において、上記屈曲係止部材の嵌込み部の表面
に、先端側に向かつて低く緩やかに傾斜した傾斜
面とその先端から急激に立ち上げられた立ち上げ
面とからなる係止面を複数個連続して形成すると
ともに、上記係止面に対面する中央部材の端部に
上記係止面に対応して係止する係止面を、上記屈
曲係止部材の係止面とほぼ同じ傾斜となるように
かしめて形成したことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 以上の構成によれば、分割ホルダの屈曲係止部
材の嵌込み部の表面には、先端側に向かつて低く
緩やかに傾斜した傾斜面とその先端から急激に立
ち上げられた立ち上げ面とからなる係止面が複数
個連続して形成されているので、上記嵌込み部を
中央部材に嵌込み、上記係止面に対面する中央部
材の端部に上記係止面と同じ傾斜の係止面とかし
めにより対応形成するときは、かしめ時に、上記
立ち上げ面の方が傾斜面よりも急激に立ち上げら
れているので、屈曲係止部材の嵌込み部は自然に
中央部材の嵌込み側に押し込まれていく。したが
つて、中央部材と屈曲係止部材との接続はさらに
強固となるとともに、確実に設定寸法を得ること
ができる。このため、従来のものより係止状態が
強固になり、ガタつきが生じることがないので、
笠木やエキスパンシヨンジヨイントのカバー材と
の係着状態も安定する。
したがつて、本考案による実用的効果は非常に
大きい。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施例について説
明する。
第1図において符号1は笠木を示す。この笠木
1を建築躯体2の上部に間隔をおいて固定された
複数の分割ホルダ3に固定したもので、分割ホル
ダ3は真直な中央部材3aと左右の屈曲係止部材
3b,3cとから構成され、中央部材3aは第2
図に示されるように、断面C字状に形成されてい
る。
一方の屈曲係止部材3bはL字状に形成され、
一方に設けられた嵌込み部4の上面(及び又は下
面)には、第3図に示されるように、先端側に向
かつて低く緩やかに傾斜した傾斜面5pとその先
端から急激に立ち上げられた立ち上げ面5qとか
らなる係止面5が複数個連続して形成され、他方
は傾斜した係止片6として形成されている。上記
係止面5は、山部の傾斜が、嵌込み部4の先端側
が緩やかで屈曲側が急峻となるように、先端を深
く傾斜させて形成されている。
他方の屈曲係止部材3cは一方が嵌込み部4と
H字形の固定部7とから構成され、他方は係止片
6として形成されている。この屈曲係止部材3b
の嵌込み部4の上面にも連続する鋸歯状の係止面
が形成されている。
上記構成の分割ホルダ3は、両屈曲係止部材3
b,3cの各嵌込み部4を中央部材3aの端部か
ら嵌込み、第2図のように、上記係止面5と同じ
形状の下面10aを有するポンチ等の治具10を
上記中央部材3aの端部上面に対して打撃してか
しめる。これにより、中央部材3aの上面は治具
10の下面10aに即して変形させられる。この
下面10aは嵌込み部4の上面の係止面5と同じ
形状であり、嵌込み部4の係止面5に対面する中
央部材3aの端部に上記係止面5に対応して係止
する係止面11が強制的に形成される。
ところで、このように中央部材3aに係止面1
1が形成される場合、第4図に示すように、まず
中央部材3aの内壁面11aはへこんで下向きの
山部となり、嵌込み部4の係止面5の山部の頂き
5aに当たり、さらに変形して上記山部の頂き5
aをさらに下方に押し込んでゆく。山部の頂き5
aを下方に押し込んで行く際に上記中央部材3a
のへこみ内壁面1aが立上げ面5qを嵌込み部4
の先端側に押し出すので、屈曲係止部材3bはだ
んだん中央部材3aの中央側に押し込まれてい
く。そして、中央部材3aの端部に上記係止面5
に対応して係止する係止面11がかしめより強制
的に形成され、両係止面5,11は互いに他方と
係止する。
なお、嵌込み部4の係止面5の基部側には逃げ
部12を形成しておけば、中央部材3aの端部の
変形時の余り部分が逃げるので都合がよい。ま
た、上記屈曲係止部材3bの嵌込み部4の係止面
5は上下両面に形成してもよく、その形状につい
ても第5図a,bのように形成してもよい。さら
に、中央部材3aは中空に形成してもよい。
上記構成の分割ホルダ3は中央部材3aの一端
及び他方の屈曲係止部材3bの固定部7をそれぞ
れネジ止めすることにより建築躯体2に固定さ
れ、笠木1は両端の側板部の下端屈曲部1aを分
割ホルダ3の係止片6に係止させることにより係
着されている。
第6図は水切り笠木の例で、水切り笠木15は
建築躯体2に間隔をおいて固定された分割ホルダ
3に係着されている。この分割ホルダ3も中央部
材3aの両端に両側の屈曲係止部材3d,3eの
嵌込み部4を嵌込み接続してなるもので、この接
続部Pも第1図〜第5図の例と同じように構成さ
れている。
同様に、第7図はエキスパンシヨンジヨイント
の例で、間隙をおいて相対する建築躯体2の上端
に支持部材16を固定し、これら支持部材16の
上部に複数の分割ホルダ3を間隔をおいてバネ1
7とネジ18により固定し、さらに上記分割ホル
ダ3の上部にカバー材19を配置し、該カバー材
19を上記分割ホルダ3の両側の屈曲係止部材3
fの係止片6に係止させてなるもので、支持部材
16の間隙側には止水板20が嵌着され、その反
対側には気密材21が固定され、気密材21の先
端は上記カバー材19の下面に当接されている。
この例においても、分割ホルダ3は中央部材3a
の両端に両側の屈曲係止部材3fの嵌込み部4を
嵌込み接続してなり、接続部Pも第1図等の例と
同じように構成されている。
第8図もエキスパンシヨンジヨイントの例で、
相対する建築躯体2a,2bは一方が壁躯体、他
方が床躯体、あるいは壁躯体と壁躯体のように互
いに直角の角隅部を構成し、両建築躯体2a,2
bにそれぞれ支持部材16,22を固定し、一方
の支持部材16に屈曲した複数の分割ホルダ3の
各一端をバネ17とネジ18により固定し、他方
の支持部材22には分割ホルダ3の各他端を係止
させ、さらに上記分割ホルダ3の上部にカバー材
19を配置し、該カバー材19を上記分割ホルダ
3の両側の係止片6に係止させてなるもので、支
持部材16の間隙側には止水板20が嵌着され、
その反対側には気密材21が固定され、気密材2
1の先端は上記カバー材19に当接されている。
この例においても、分割ホルダ3は中央部材3a
の両端に両側の屈曲係止部材3f,3gの嵌込み
部4を嵌込み接続してなり、接続部Pも第1図等
の例と同じように構成されている。
なお、第6図の水切り笠木15はエキスパンシ
ヨンジヨイントの一方又は両方の建築躯体2の上
部を覆うものとして設けられることもある。
以上詳しく説明したように、上記笠木1,1
5、エキスパンシヨンジヨイントにおける分割ホ
ルダ3の接続装置によれば、上記分割ホルダ3の
屈曲係止部材の嵌込み部4の表面に、先端側に向
つて低く小さく傾斜した傾斜面5pとその先端か
ら大きく立ち上げられた立上げ面5qとから成る
係止面5を形成し、上記嵌込み部4を中央部材3
aに嵌込み、上記係止面5に対面する中央部材3
aの端部に上記係止面5に対応する係止面5を強
制的にかしめ形成することにより両者を係止させ
るので、中央部材3aを強制的に変形させるとき
に、嵌込み部4が自然に中央部材3aの内部に押
し込まれることになり、中央部材3aと屈曲係止
部材3bとの接続は非常に強固となるとともに、
良好な設定寸法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る笠木における分割ホルダ
の接続装置の全体の断面図、第2図は分割ホルダ
の分解斜視図、第3図は上記接続装置の要部の断
面図、第4図はかしめによる中央部材の変形態様
説明図、第5図a,bは屈曲係止部材の係止面の
他の例の説明図、第6図は水切り笠木、第7図及
び第8図はエキスパンシヨンジヨイントにおける
分割ホルダの接続装置の例を示す断面図である。 符号1……笠木、2……建築躯体、3……分割
ホルダ、3a……中央部材、3b……屈曲係止部
材、4……嵌込み部、5……係止面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央部材と左右の屈曲係止部材とから構成さ
    れ、且つ中央部材を断面C字状又は中空に形成す
    るとともに各屈曲係止部材の一方に設けられた嵌
    込み部を上記中央部材の端部から嵌込んで接続し
    た分割ホルダを介して建築躯体に配設される笠木
    又はエキスパンシヨンジヨイントにおいて、 上記屈曲係止部材の嵌込み部の表面に、先端側
    に向かつて低く緩やかに傾斜した傾斜面とその先
    端から急激に立ち上げられた立ち上げ面とからな
    る係止面を複数個連続して形成するとともに、上
    記係止面に対面する中央部材の端部に上記係止面
    に対応して係止する係止面を、上記屈曲係止部材
    の係止面とほぼ同じ傾斜となるようにかしめて形
    成したことを特徴とする笠木又はエキスパンシヨ
    ンジヨイントにおける分割ホルダの接続装置。
JP1989012729U 1989-02-07 1989-02-07 Expired - Lifetime JPH0547213Y2 (ja)

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5873824U (ja) * 1981-11-12 1983-05-19 ダイケンシヤッタ−株式会社 陸屋根パラペットの防水装置
JPS5960227U (ja) * 1983-07-12 1984-04-19 理研軽金属工業株式会社 笠木の取付装置

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JPH02103433U (ja) 1990-08-16

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