JPH0546871Y2 - - Google Patents

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JPH0546871Y2
JPH0546871Y2 JP1987173905U JP17390587U JPH0546871Y2 JP H0546871 Y2 JPH0546871 Y2 JP H0546871Y2 JP 1987173905 U JP1987173905 U JP 1987173905U JP 17390587 U JP17390587 U JP 17390587U JP H0546871 Y2 JPH0546871 Y2 JP H0546871Y2
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movable block
gripping
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fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は部品の把持装置に関し、特に外形の寸
法が安定していない異形部品を基準位置において
容易に把持可能な把持装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電子装置の自動組立てやその他の工程
においては、各種の部品を把持装置で把持して処
理を行うことがある。従来、この種の把持装置
は、対向する2つの爪を有しており、これら爪で
挟むようにして部品を把持する構成がとられてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の把持装置は、部品の対向する2
面をただ単に挟む構成であるため、異形部品や部
品の外形の寸法が安定していない部品を把持した
場合には、部品の基準位置、例えばリード位置と
把持装置の基準位置との間に偏差(ずれ)が生じ
ることがある。このため、従来では偏差を測定し
た上でこれを把持装置側で自己修正する必要があ
り、このための測定装置を付加しなければなら
ず、構造が複雑になるとともに把持作業が複雑か
つ面倒なものになるという問題がある。
本考案は、構造の複雑化を生じることなく、容
易に把持作業を実行できる把持装置を提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の把持装置は、部品に対する所要位置に
移動されかつその位置に固定される固定ブロツク
と、この固定ブロツクに支持した軸の上を移動可
能に設けた可動ブロツクと、この可動ブロツクに
取着される把持部と、この把持部に設けられて前
記可動ブロツクの移動方向に沿つて移動されて部
品を挟持する2本の爪と、予め定められた位置に
セツトされている部品に対して可動ブロツクを所
定の位置に移動させて位置固定し、その後にその
固定を解除する一対の第1のシリンダ手段と、可
動ブロツクを軸上の任意位置で固定可能な第2の
シリンダ手段とを備えている。
更に、第1のシリンダ手段は、少なくとも把持
部が2本の爪で部品を挟持する際には可動ブロツ
クの固定を解除させるように構成し、かつ第2の
シリンダ手段は、把持部が部品を把持した後に可
動ブロツクを固定させるように構成する。
これにより、異形部品や外形寸法が安定または
一定していない部品に対しても、確実な把持を行
うことが可能となる。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
図は本考案の一実施例の縦断面図である。この
把持装置は図外のアームに固定された下向きコ字
状をした固定ブロツク1を有し、この固定ブロツ
ク1の下端に軸2を支持している。この軸2には
スラスト軸受3を軸移動可能に設け、ここに可動
ブロツク4を支持させている。また、前記固定ブ
ロツク1の両端には前記可動ブロツク4を図示左
右方向に移動させかつ所定位置に固定させるため
のシリンダ5a,5bを夫々取着し、また固定ブ
ロツク1の上側には可動ブロツク4に接してこれ
を任意位置に固定するためのシリンダ6を取着し
ている。この場合、シリンダ6には表面にゴム等
の摩擦膜8を形成した押板7を取り付けている。
また、前記可動ブロツク4には一対の爪10
a,10bを有する把持部9を取着しており、こ
の把持部9によつて左右の爪10a,10bの間
隔を任意に変化させることができる。
次に、この把持装置の動作について述べる。こ
こで把持する部品は例えば個別トランジスタであ
り、そのパツケージ11から突出されるリード1
2は、リードの中心から外形までの寸法が左側で
a、右側でbとする。
先ず、シリンダ5a,5bのロツドを突き出
し、可動ブロツク4を軸2上の規定の位置に固定
後、2本の爪10a,10bの間隔の中心を予め
所定位置にセツトされているパツケージ11のリ
ード12位置に合わせる。そして、爪10a,1
0bがパツケージ11を把持できる位置に固定ブ
ロツクを位置決め後、シリンダ5a,5bのロツ
ドを元の位置に戻し、可動ブロツク4及び把持部
9を軸方向に自由とする。
ここで、a>bのパツケージ11を把持する場
合には、把持部9を駆動させて爪10a,10b
を閉じると、先ず左側のツメ10aがパッケージ
11の左側面に接触する。更に、両方の爪を閉じ
て行くと、把持部9は可動ブロツク4に固定され
ているため、可動ブロツク4は軸受3を介して軸
2上を左側に移動し、(a−b)/2移動した時
点で右側のツメ10bがパツケージ11の右側面
に接触する。この時点で可動ブロツク4の移動を
停止させ爪10a,10bによりパツケージ11
を把持する。
パツケージ11を把持後、シリンダ6のロツド
を突き出すことにより、シリンダ6の力は押板7
及び摩擦板8を介して可動ブロツク4に伝達さ
れ、可動ブロツク4を固定する。
一方、a<bのパツケージ11を把持する時
は、前述と同様に爪10a,10bを閉じて右側
の爪10bを先にパッケージ11に接触させた上
で、今度は逆に可動ブロツク4を右側に(b−
a)/2移動させることで、爪10a,10bに
よりパツケージ11を把持することができる。パ
ツケージ11を把持後シリンダ6のロツドを突き
出すことにより、可動ブロツク4を固定すること
は全く同じである。
したがつて、この把持装置によれば、把持する
部品の外形の寸法が安定していない場合でも、部
品と把持装置の基準位置との間に生じる偏差を自
動的に吸収し、容易に部品の把持を行うことがで
きる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、固定ブロツク、
可動ブロツク、把持部、及び爪を備え、かつ可動
ブロツクを軸上で所要位置にまで移動させる第1
のシリンダ手段と、可動ブロツクを軸上の位置に
固定する第2のシリンダ手段とを備え、第1のシ
リンダ手段は、少なくとも把持部が2本の爪で部
品を挟持する際には可動ブロツクの固定を解除さ
せるように構成し、かつ第2のシリンダ手段は、
把持部が部品を把持した後に可動ブロツクを固定
させるように構成しているので、部品が異形状の
場合や、外形寸法が安定していない場合でも、把
持部及び可動ブロツクを部品に対して軸上で追従
移動させながら把持を行うことができ、かつ把持
後にはその位置を固定することができるため、容
易に部品を把持させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の把持装置の一実施例の縦断面図で
ある。 1……固定ブロツク、2……軸、3……軸受、
4……可動ブロツク、5a,5b……シリンダ、
6……シリンダ、7……押板、8……摩擦膜、9
……把持部、10a,10b……爪、11……パ
ツケージ、12……リード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 部品に対する所要位置に移動されかつその位置
    に固定される固定ブロツクと、この固定ブロツク
    に支持した軸の上を移動可能に設けた可動ブロツ
    クと、この可動ブロツクに取着される把持部と、
    この把持部に設けられて前記可動ブロツクの移動
    方向に沿つて移動されて部品を挟持する2本の爪
    と、予め定められた位置にセツトされている部品
    に対して前記可動ブロツクを所定の位置に移動さ
    せて位置固定し、その後にその固定を解除する一
    対の第1のシリンダ手段と、前記可動ブロツクを
    軸上の任意位置で固定可能な第2のシリンダ手段
    とを備え、前記第1のシリンダ手段は、少なくと
    も前記把持部が2本の爪で部品を挟持する際には
    可動ブロツクの固定を解除させ、前記第2のシリ
    ンダ手段は、前記把持部が部品を把持した後に可
    動ブロツクを固定させるように構成したことを特
    徴とする把持装置。
JP1987173905U 1987-11-16 1987-11-16 Expired - Lifetime JPH0546871Y2 (ja)

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JP2012091264A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Murata Machinery Ltd ローダ装置
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JPS5161948A (ja) * 1974-11-26 1976-05-28 Seiko Instr & Electronics Manipyureeta
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JPS61279490A (ja) * 1985-06-05 1986-12-10 キヤノン株式会社 ロボツトハンドのコンプライアンス装置

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