JPH054686A - 定置式給油装置の表示制御装置 - Google Patents

定置式給油装置の表示制御装置

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JPH054686A
JPH054686A JP15177491A JP15177491A JPH054686A JP H054686 A JPH054686 A JP H054686A JP 15177491 A JP15177491 A JP 15177491A JP 15177491 A JP15177491 A JP 15177491A JP H054686 A JPH054686 A JP H054686A
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JP
Japan
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display
nozzle
refueling
flow meter
stop position
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JP15177491A
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English (en)
Inventor
Yorio Maeda
順夫 前田
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Tominaga Manufacturing Co
Original Assignee
Tominaga Manufacturing Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示機能を低下することなしに部品点数を削
減して構成を簡略化し、装置の製造コストを低減する。 【構成】 第1および第2停止位置A,B間に給油装置
10を配置して各停止位置A,Bに臨んで表示手段D
1,D3をそれぞれ設け、表示制御手段13によってノ
ズル4a,4cによる給油量を選択的に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給油所に設けられる定
置式給油装置の表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な先行技術の簡略化した
断面図である。給油所において、地上に立設された定置
式給油装置1の両側には、第1車両C1が停止する第1
停止位置Aと、第2車両C2が停止する第2停止位置B
とが設けられる。前記給油装置1には、たとえば4つの
ポンプP1,P2,P3,P4が設けられ、各ポンプP
1〜P4によって汲み上げられた油種の異なる燃料油
は、流量計2a〜2dを経て、可撓管3a〜3dの先端
部に接続された給油ノズル4a〜4dにそれぞれ圧送さ
れる。これらのノズル4a〜4dのうち一般的に使用頻
度が高いレギュラーガソリン用ノズル4a,4bは、給
油装置1の前記第1および第2停止位置A,Bにそれぞ
れ臨む側壁5,6に設けられる。また残余のノズル4
c,4dのうち一方のノズル4cには軽油が圧送され、
各停止位置A,Bのうちいずれにも面しない残余の領域
一方側に臨む側壁7に設けられる。
【0003】またノズル4dにはハイオクガソリンが圧
送され、前記各停止位置A,Bのうち残余の領域他方側
に臨む側壁8に設けられる。側壁5には、第1停止位置
Aに臨んで表示器D1が設けられ、流量計2aの計量値
を表示するように構成される。また側壁6には、第2停
止位置Bに臨んで表示器D2が設けられ、流量計2bの
計量値を表示するように構成される。また流量計2cの
計量値は、第1および第2停止位置A,Bに臨む表示器
D3,D4によってそれぞれ表示される。さらに流量計
2dの計量値は、第1および第2停止位置A,Bに臨む
表示器D5,D6によってそれぞれ表示される。したが
って各ノズル4c,4dは、第1および第2停止位置
A,Bいずれの停止位置に車両C1,C2が停止したと
きにも給油を行うことができ、これらのノズル4c,4
dは、比較的使用頻度の低い軽油およびハイオクガソリ
ンを給油するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、各ノズル4c,4dの給油量をいずれの停止位置
A,Bにも表示するために各対を成す表示器D3,D
4;D5,D6が設けられている。したがって装置全体
として、ノズルの本数が4本であるにもかかわらず表示
器が6つ必要であり、そのために部品点数が多く、給油
装置1内の構成が複雑化してしまい、製造コストも高価
であるという問題を有する。
【0005】したがって本発明の目的は、給油量などを
表示するための表示機能を低下することなしに部品点数
を削減して構成を簡略化し、製造コストの削減を図るこ
とができるようにした定置式給油装置の表示制御装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、給油所におい
て、給油されるべき第1車両が停止する第1停止位置
と、給油されるべき第2車両が停止する第2停止位置と
の間に設けられ、前記第1停止位置に臨み、かつこの第
1停止位置に停止した前記第1車両に給油可能な第1ノ
ズルと、前記第1および第2停止位置以外の残余の領域
に臨み、かつ第1および第2停止位置に停止した各車両
に給油可能な第2ノズルとを有し、これらの第1および
第2ノズルには油種の異なる燃料油が第1および第2流
量計を経てそれぞれ圧送される定置式給油装置の表示制
御装置において、第1停止位置に臨んで設けられ、第1
または第2流量計によって計測された計量値を表示する
第1表示手段と、第2停止位置に臨んで設けられ、第2
流量計によって計測された計量値を表示する第2表示手
段と、第1ノズルによって給油を開始した後に第2ノズ
ルによって給油を開始したときに、第1流量計の計量値
が第1表示手段によって表示され、かつ第2表示手段を
リセットして第2流量計の計量値を前記第2表示手段に
よって表示する第1表示態様と、第2ノズルによって給
油を開始した後に第1ノズルによって給油を開始したと
きに、第1表示手段だけをリセットして第1流量計の計
量値を前記第1表示手段によって表示する第2表示態様
と、第1ノズルだけによって給油を開始したときに、第
1表示手段をリセットして第1流量計の計量値を前記第
1表示手段によって表示する第3表示態様と、第2ノズ
ルだけによって給油を開始したときに、第1および第2
表示手段をリセットして第2流量計の計量値を前記第1
および第2表示手段によってそれぞれ表示する第4表示
態様とを、選択的に切換えて表示制御する表示制御手段
とを含むことを特徴とする定置式給油装置の表示制御装
置である。
【0007】また本発明は、前記表示制御手段は、第1
ノズルによる給油が終了したときから予め定める時間を
計時する計時手段を有し、前記第1ノズルによる給油が
終了して、計時手段が前記予め定める時間を計時してい
る途中で第2ノズルによって給油を開始したときに、第
1表示手段の表示を少なくとも前記予め定める時間が経
過するまで維持したままで第2表示手段をリセットし
て、第2流量計の計量値を前記第2表示手段によって表
示する第5表示態様を含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明に従えば、第1停止位置
と第2停止位置との間には定置式給油装置が設けられ
る。この給油装置には、前記第1停止位置に停止した車
両に給油するための第1ノズルと、前記第1停止位置お
よび/または第2停止位置に停止した車両に給油するた
めの第2ノズルとが設けられる。これらの第1および第
2ノズルには、油種の異なる燃料油が第1および第2流
量計を経てそれぞれ圧送される。第1および第2流量計
によって計測された各流量は、第1および第2表示手段
によって選択的にそれぞれ表示される。
【0009】このような第1および第2表示手段によっ
て各流量計の計量値を選択的に表示するために、表示制
御手段が設けられる。この表示制御手段は、第1〜第4
表示態様を有する。すなわち、第1表示態様では、第1
ノズルによって給油が開始された後に第2ノズルによっ
て給油が開始されたときに、第1流量計の計量値が第1
表示手段によって表示され、かつ第2表示手段をリセッ
トして第2流量計の計量値が前記第2表示手段によって
表示される。
【0010】また前記第2表示態様では、第2ノズルに
よって給油が開始された後に第1ノズルによって給油が
開始されたときに、第1表示手段だけをリセットして第
1流量計の計量値が前記第1表示手段によって表示され
る。
【0011】さらに前記第3表示態様では、第1ノズル
だけによって給油が開始されたときに、第1表示手段を
リセットして第1流量計の計量値が前記第1表示手段に
よって表示される。
【0012】さらに第4表示態様では、第2ノズルだけ
によって給油が開始されたときに、第1および第2表示
手段をリセットして第1流量計の計量値が前記第1およ
び第2表示手段によってそれぞれ表示される。
【0013】このようにして第1ノズル使用中に第2ノ
ズルを外すと、第1ノズルによる給油量が第1表示手段
によって表示されたままの状態で第2ノズルによる給油
量が第2表示手段によって表示され(第1表示態様)、
第2ノズル使用中に第1ノズルを外すと、第2表示手段
によって第2ノズルによる給油量が表示されたままの状
態で第1ノズルの給油量が第1表示手段によって表示さ
れ(第2表示態様)、第1および第2ノズル未使用時に
第1ノズルを外すと、第2ノズルの給油量は第2表示手
段によって前回の給油量が表示されたままの状態で第1
ノズルによる給油量が第1表示手段によって表示され
(第3表示態様)、さらに第1および第2ノズル未使用
時に第2ノズルを外すと、第1および第2表示手段が両
方ともリセットされて第2ノズルの給油量が第1および
第2表示手段によってそれぞれ表示される(第4表示態
様)。
【0014】こうして表示制御手段によって第1〜第4
表示態様を選択的に切換えて表示制御するようにしたの
で、前記先行技術に比べて、表示機能を低下させること
なしに表示手段を削減して、構成を簡略化することがで
きる。
【0015】請求項2記載の本発明に従えば、第1ノズ
ルによる給油が終了したときから予め定める時間を計時
する計時手段が設けられる。前記表示制御手段によって
第5表示態様が選択されると、第1ノズルによる給油が
終了したときからその給油量を第1表示手段に表示した
ままの状態を予め定める時間だけ維持することができる
ので、第1ノズルによって給油された給油量に対応する
料金を精算するためなどに前回の給油量の表示を残して
おくことができ、第1ノズルの給油動作が終了した直後
に第2ノズルを外しても第1表示手段に表示されている
前回の第1ノズルによる給油量がすぐに消えてしまうお
それはない。このような構成によってもまた、給油量の
表示機能を低下させることなしに表示手段を削減して、
構成を簡略化することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の簡略化した水平
断面図である。給油所において、地上に立設される定置
式給油装置10は、燃料油を汲み上げるための4つのポ
ンプP1〜P4を備え、これらのポンプP1〜P4によ
って汲み上げられた燃料油は、流量計2a〜2dを経
て、可撓管3a〜3dに接続されるノズル4a〜4dに
それぞれ圧送される。本実施例では、第1ノズルである
前記ノズル4a,4bに圧送される燃料油はレギュラー
ガソリンであり、第2ノズルであるノズル4cに圧送さ
れる燃料油は軽油であり、同じく第2ノズルであるノズ
ル4dに圧送される燃料油はハイオクガソリンである。
比較的使用頻度の高い一方のレギュラーガソリン用ノズ
ル4aは、給油を受けにきたたとえば4輪自動車である
車両C1が停止する第1停止位置Aに臨む側壁5に設け
られ、他方のレギュラーガソリン用ノズル4bは、給油
を受けにきた車両C2が停止する第2停止位置Bに臨む
側壁6に設けられる。また比較的使用頻度の低い軽油用
ノズル4cは、第1および第2停止位置A,B以外の残
余の領域G1に臨む側壁7に設けられ、またハイオクガ
ソリン用ノズル4dは前記領域G1とは反対側の残余の
領域G2に臨む側壁8に設けられる。
【0017】前記各側壁5〜8には、ノズル4a〜4d
が着脱自在に掛け止められるノズルケース11a〜11
dがそれぞれ設けられ、各ノズルケース11a〜11d
にはノズル検知スイッチ12a〜12dがそれぞれ設け
られる。各ノズル検知スイッチ12a〜12dは、ノズ
ルケース11a〜11dにノズル4a〜4dがそれぞれ
掛け止められた状態ではローレベル信号を出力し、各ノ
ズル4a〜4dが外された状態ではハイレベル信号を出
力する。
【0018】前記流量計2a〜2dは、単位流量1/1
00リットル毎に1つの流量パルス信号を出力する流量
パルス発信器(図示せず)を備え、この流量パルス信号
と前記ノズル検知信号とは、表示制御手段13,14に
入力されて、各対を成す表示器D1,D3;D2,D4
の表示動作が選択的に制御される。これらの表示器D
1,D3;D2,D4は、たとえばプラズマ表示管など
によって実現される。
【0019】第1表示手段としての表示器D1は、第1
停止位置Aに臨んで設けられ、第1流量計であるレギュ
ラーガソリン用流量計2aまたは第2流量計である軽油
用流量計2cによって計測された各計量値を選択的に表
示する。また第2表示手段としての表示器D3は、第2
停止位置Bに臨んで設けられ、軽油用流量計2cによっ
て計測された計量値を表示する。
【0020】一般的に、第1停止位置Aに臨むレギュラ
ーガソリン用ノズル4aを用いて第2停止位置Bに給油
を受けにきた車両C2に給油を行うことは、可撓管3a
の長さが短くかつ作業性が悪いために困難である。また
第2停止位置Bに臨むレギュラーガソリン用ノズル4b
を用いて第1停止位置Aに給油を受けにきた車両C1に
給油を行うことも、同様な理由から困難である。しか
し、比較的使用頻度の少ない軽油用ノズル4cおよびハ
イオクガソリン用ノズル4dに関しては、第1および第
2停止位置A,Bいずれに停車した車両C1,C2にも
給油を行うことが可能なように、前述のように領域G
1,G2に臨んで設けられている。これらの点に鑑み
て、給油量を表示するにあたっては、次の第1〜第4表
示態様が考えられる。すなわち、 (a)第1表示態様では、レギュラーガソリン用ノズル
4aによって給油が開始された後に軽油用ノズル4cに
よって給油が開始されると、レギュラーガソリン用流量
計2aの計量値は第1停止位置Aに臨む表示器D1によ
って表示され続け、一方、第2停止位置Bに臨む表示器
D3はリセットされて、軽油用流量計2cの計量値が表
示器D3に表示される。
【0021】(b)第2表示態様では、軽油用ノズル4
cによって給油が開始された後にレギュラーガソリン用
ノズル4aによって給油が開始されると、第1停止位置
Aに臨む表示器D1だけがリセットされて、レギュラー
ガソリン用流量計2cの計量値が表示器D1によって表
示され、表示器D2には軽油用ノズル4Cの計量値が表
示され続ける。
【0022】(c)第3表示態様では、レギュラーガソ
リン用ノズル4aだけによって給油が開始されたとき
に、第1停止位置Aに臨む表示器D1がリセットされ
て、レギュラーガソリン用流量計2aの計量値が表示器
D1によって表示される。
【0023】(d)第4表示態様では、軽油用ノズル4
cだけによって給油が開始されたときに、各表示器D
1,D3がリセットされて、軽油用流量計2cの計量値
が各表示器D1,D3によってそれぞれ表示される。
【0024】しかしながら、レギュラーガソリン用ノズ
ル4aによる給油動作が終了してそのノズル4aをノズ
ルケース11aに戻した直後に、引続いて給油を行うた
めに軽油用ノズル4cを外す(第4表示態様)と、第1
停止位置Aに臨む表示器D1は給油量を確認する間もな
くリセットされてしまう。これを防止するために本発明
では、ノズル4aをノズルケース11aへ戻してから予
め定める時間としてたとえば5秒間以内にノズル4cが
外されても、表示器D1の表示をリセットせずに前回の
給油量の表示を維持し続けるようにした第5表示態様が
考えられる。すなわち、 (e)第5表示態様では、レギュラーガソリン用ノズル
4aによる給油が終了した後に5秒が経過するまでの間
に軽油用ノズル4cによって給油を開始すると、第1停
止位置Aに臨む表示器D1の表示を維持したままで第2
停止位置Bに臨む表示器D3だけがリセットされて、軽
油用流量計2cの計量値が表示器D3によって表示され
る。
【0025】次に、これらの第1〜第5表示態様を実施
するための電気的構成について説明する。
【0026】図2は、表示制御手段13の電気的構成を
示すブロック図である。表示制御手段13は、軽油用流
量計2cからの流量パルス信号s1のパルス数を計数
し、その計数値信号s6を出力して第2停止位置Bに臨
む表示器D3およびまたは第1停止位置Aに臨む表示器
D1に選択的に表示させる計数回路15と、レギュラー
ガソリン用流量計2aからの流量パルス信号s2のパル
ス数を計数し、その計数値信号s7を出力して表示器D
1に表示させる計数回路16と、前記第5表示態様に関
連して述べたように、レギュラーガソリン用ノズル4a
による給油が終了した直後に軽油用ノズル4cで給油を
行った際に、表示器D1がリセットされてしまうことを
防止するために、ノズル検知スイッチ12aからのノズ
ル検知信号s3がハイレベルからローレベルになったと
き計時動作を開始して表示切換禁止時間5秒を計時し、
5秒を計時し終えたときに表示切換可能信号s5を出力
する表示切換禁止時間計測回路17と、この表示切換禁
止時間計測回路17からの表示切換可能信号s5、およ
び各ノズル検知スイッチ12a,12bからのノズル検
知信号s3,s4によって、前記第1〜第5表示態様に
応じて各計数回路15,16からの計数値信号s6,s
7を選択的に切換えて、各表示器D1,D3に出力する
切換回路18とを含む。
【0027】次に第1〜第5表示態様における表示器D
1,D3の制御動作について説明する。
【0028】図3は表示器D1,D3による給油量の表
示動作を説明するためのフローチャートであり、図4は
切換回路18の構成を模式的に示す図である。まず、第
1および第2停止位置A,Bにはいずれの車両C1,C
2も給油を受けにきていないところへ、一方の車両C1
が給油を受けるために第1停止位置Aに停車すると、ス
テップn1で給油動作が開始され、作業者によってその
車両C1がレギュラーガソリン車であると判断される
と、給油動作はステップn2へ移る。なお、この状態で
は、前回の給油量が表示器D1,D3に表示されたまま
である。
【0029】ステップn2で、ノズルケース11aから
レギュラーガソリン用ノズル4aを外すと、ノズル検知
スイッチ12aのノズル検知信号s3がローレベルから
ハイレベルに切換えられ、ステップn3で図4に見られ
るように、切換回路18のスイッチSW1がオン状態と
なってステップn4へ移り、ポンプP1の駆動が開始さ
れるとともに、計数回路16がリセットされて表示器D
1が帰零する。
【0030】この状態でノズル4aの吐出管を車両C1
の給油口へ挿入して操作レバーを引くと、前記吐出管か
らレギュラーガソリンが吐出して車両C1の燃料タンク
内への給油が開始され、ステップn5へ移る。こうして
給油された給油量は、流量計2aからの流量パルス信号
s2に基づいて計数回路16によって計数され、その計
量値信号s7は切換回路18のスイッチSW1を経て、
表示器D1にカウントアップしながら表示され、給油動
作はステップn6へ移る(第3表示態様)。
【0031】ステップn6において、第2停止位置Bに
車両C2が給油を受けにきてその車両C2が軽油車であ
ると判断したときには、レギュラーガソリン用ノズル4
aによる給油が終了していないのに軽油用ノズル4cが
ノズルケース11cから外されて、切換回路18にノズ
ル検知スイッチ12cからのノズル検知信号s4がロー
レベルからハイレベルに切換えられた場合には、切換回
路18は図4の状態を維持してノズル4aによる給油量
を表示器D1へ表示し続け、ステップn7に示したよう
に計数回路15をリセットして表示器D3だけを帰零
し、ステップn8でノズル4cによる給油量は、流量計
2cからの流量パルス信号s1に基づいて計数回路15
で計数され、その計量値信号s6は表示器D3にカウン
トアップしながら表示される。
【0032】こうして第1停止位置Aに臨む表示器D1
には、レギュラーガソリン用ノズル4aの給油量が表示
され、また第2停止位置Bに臨む表示器D3には、軽油
用ノズル4cの給油量が表示され、各給油量の最終値が
それぞれ表示されたままステップn9で給油動作が終了
する(第1表示態様)。
【0033】前記ステップn2(ノズル4aは使用して
いない)において、第2停止位置Bへ車両C2が給油を
受けにきて、作業者が軽油車であると判断したときに
は、ステップn10へ移り、ノズルケース11cから軽
油用ノズル4cを外すと、ノズル検知スイッチ12cの
ノズル検知信号s4がローレベルからハイレベルへ切換
えられてステップn11へ移る。このとき計数回路15
はリセットされ、表示切換時間計測回路17からの表示
切換可能信号s5が切換回路18に入力されていない場
合は、ステップn12でスイッチSW1がオフとなって
替わりにスイッチSW2がオン状態となり、ステップn
13で計数回路15がリセットされて各表示器D1,D
3は帰零する。
【0034】このような状態で、軽油用ノズル4cの吐
出管を車両C2の給油口に挿入して操作レバーを引いて
給油を開始すると、流量計2cからの流量値信号s1を
計数回路15が計数してその計数値信号s6を出力し、
表示器D1,D3にはノズル4cからの給油量がカウン
トアップしながら表示される(第4表示態様)。
【0035】次に、ステップn15において、ノズル4
cを使用中に第1停止位置Aに車両C1が停車して、給
油を行うためにノズルケース11aからレギュラーガソ
リン用ノズル4aが外されると、ステップn16へ移
り、切換回路18はスイッチSW2をオフ状態に、そし
てスイッチSW1をオン状態にするとともにポンプP1
を駆動し、ステップn17で計数回路16がリセット
し、表示器D1は帰零して、ステップn18に移り、前
述したように軽油用ノズル4cからの給油量を表示器D
3に表示させながら、レギュラーガソリン用ノズル4a
の給油量が表示器D1に表示され、こうして各表示器D
1,D3には各ノズル4a,4cによる給油量がそれぞ
れ表示されて、ステップn19で給油動作が終了する
(第2表示態様)。
【0036】前記ステップn11において、表示切換禁
止時間5秒間が経過していないために、切換回路18に
表示切換可能信号s5が入力されていると、ステップn
20へ移り、計量ポンプP3の駆動を開始させるととも
に、計数回路15をリセットして表示器D3だけを帰零
させ、ステップn21で軽油用ノズル4cの給油量を流
量計2cからの流量パルス信号s1に基づいて計数回路
15によって計数し、その計数値信号s6を表示器D3
によってカウントアップさせながら表示する。こうして
所定の給油量に達すると、ステップn22で給油動作が
終了する(第5表示態様)。
【0037】また残余のレギュラーガソリン用ノズル4
bおよびハイオクガソリン用ノズル4dによる各給油量
は、表示器D2,D4によって表示される。このとき表
示器D2は第1表示手段として機能し、表示器D4は第
2表示手段として機能するものと考えれば、前述した表
示器D1,D3と同様にして、第1〜第5表示態様で給
油量を表示することができる。
【0038】図5は、本発明の他の実施例の簡略化した
水平断面図である。本実施例では、第1停止位置Aに向
けて表示器D7が設けられ、また第2停止位置Bに向け
て表示器D8が設けられる。レギュラーガソリン用ノズ
ル4e,4fは各停止位置A,Bに向けて配置されてお
り、各停止位置A,B間の残余の領域G2にはハイオク
ガソリン用ノズル4gが設けられる。このハイオクガソ
リン用ノズル4gに代えて、軽油用ノズルとするように
してもよい。各レギュラーガソリン用ノズル4e,4f
には、各流量計2e,2fを介してポンプP7,P8に
よって汲み上げられたレギュラーガソリンがそれぞれ圧
送される。またハイオクガソリン用ノズル4gには、流
量計2gを介してポンプP9によって汲み上げられたハ
イオクガソリンが圧送される。
【0039】このような給油装置20において、ハイオ
クガソリン用ノズル4gだけによる給油中に一方のレギ
ュラーガソリン用ノズル4eを外すと、各表示器D7,
D8によってハイオクガソリン用ノズル4gによる給油
量がそれぞれ両側に表示された状態から、第1停止位置
Aに臨む表示器D7だけがリセットされて、前記ノズル
4eによる給油量が表示される。またノズル4gを使用
中にノズル4fを外して給油を行うと、各表示器D7,
D8のうち第2停止位置Bに臨む表示器D8だけがリセ
ットされて、ノズル4fによる給油量が表示される。さ
らにノズル4eのみの使用中にハイオクガソリン用ノズ
ル4gだけを外して給油動作を開始すると、残余の表示
器D8によってノズル4gによる給油量が表示され、ま
たノズル4fのみの使用中にハイオクガソリン用ノズル
4gを外して給油動作を開始すると、残余の表示器D7
によってノズル4gによる給油量が表示される。
【0040】各レギュラーガソリン用ノズル4e,4f
を両方とも使用しているときには、各表示器D7,D8
によってそれぞれの給油量が表示されているけれども、
これらのノズル4e,4fの使用中にハイオクガソリン
用ノズル4gを外しても、ポンプP7は駆動されず、し
たがって各ノズル4e,4fのうちいずれか一方の給油
動作が終了した後に、前述のように5秒間が経過するま
では、ハイオクガソリン用ノズル4gによる給油を行う
ことはできない。もっとも、また第1および第2停止位
置A,Bにそれぞれ車両C1,C2が停車しているとき
に他の車両がハイオクガソリンを給油するために、給油
装置20付近に停車することは不可能である。なお、ノ
ズル4e,4gによって給油が行われていないときにノ
ズル4fが外された場合でもポンプP8は駆動されるの
で、表示器D8のリセットもない。このような構成によ
ってもまた、給油量の表示機能を低下させることなし
に、表示器の数を低減することができ、給油装置20の
構成を簡略化することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、表示制御手段によって
第1〜第4表示態様を選択的に切換えて表示するように
したので、より少ない表示手段の数で表示機能を低下さ
せることなしに給油量を表示することができ、構成を簡
略化して製造コストの削減を図ることができる。
【0042】また本発明によれば、計時手段を設けて表
示制御手段によって第5表示態様を選択することができ
るので、第1ノズルの給油量が給油終了とともに即時に
消去されてしまうおそれはなく、料金の精算などを行う
ための時間を確保することができ、利便性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の給油装置10を簡略化して
示す水平断面図である。
【図2】表示制御手段13の電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】表示器D1,D3による給油量の表示動作を説
明するめたのフローチャートである。
【図4】切換回路18の構成を模式的に示す図である。
【図5】本発明の他の実施例の給油装置20を示す簡略
化した水平断面図である。
【図6】典型的な先行技術の断面図である。
【符号の説明】 2a〜2d 流量計 3a〜3d 可撓管 4a〜4d;4e〜4g ノズル 10,20 給油装置 11a〜11d;11e〜11g ノズルケース 12a〜12d;12e〜12g ノズル検知スイッチ 13,14;21 表示制御手段 15,16 計数回路 17 表示切換禁止時間計測回路 A 第1停止位置 B 第2停止位置 C1,C2 車両 D1〜D4;D7,D8 表示器 P1〜P4;P7〜P9 ポンプ S1,S2 流量パルス信号 S3,S4 ノズル検知信号 S5 表示切換可能信号 S6,S7 計数値信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油所において、給油されるべき第1車
    両が停止する第1停止位置と、給油されるべき第2車両
    が停止する第2停止位置との間に設けられ、前記第1停
    止位置に臨み、かつこの第1停止位置に停止した前記第
    1車両に給油可能な第1ノズルと、前記第1および第2
    停止位置以外の残余の領域に臨み、かつ第1および第2
    停止位置に停止した各車両に給油可能な第2ノズルとを
    有し、これらの第1および第2ノズルには油種の異なる
    燃料油が第1および第2流量計を経てそれぞれ圧送され
    る定置式給油装置の表示制御装置において、第1停止位
    置に臨んで設けられ、第1または第2流量計によって計
    測された計量値を表示する第1表示手段と、第2停止位
    置に臨んで設けられ、第2流量計によって計測された計
    量値を表示する第2表示手段と、第1ノズルによって給
    油を開始した後に第2ノズルによって給油を開始したと
    きに、第1流量計の計量値が第1表示手段によって表示
    され、かつ第2表示手段をリセットして第2流量計の計
    量値を前記第2表示手段によって表示する第1表示態様
    と、第2ノズルによって給油を開始した後に第1ノズル
    によって給油を開始したときに、第1表示手段だけをリ
    セットして第1流量計の計量値を前記第1表示手段によ
    って表示する第2表示態様と、第1ノズルだけによって
    給油を開始したときに、第1表示手段をリセットして第
    1流量計の計量値を前記第1表示手段によって表示する
    第3表示態様と、第2ノズルだけによって給油を開始し
    たときに、第1および第2表示手段をリセットして第2
    流量計の計量値を前記第1および第2表示手段によって
    それぞれ表示する第4表示態様とを、選択的に切換えて
    表示制御する表示制御手段とを含むことを特徴とする定
    置式給油装置の表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、第1ノズルによる
    給油が終了したときから予め定める時間を計時する計時
    手段を有し、前記第1ノズルによる給油が終了して、計
    時手段が前記予め定める時間を計時している途中で第2
    ノズルによって給油を開始したときに、第1表示手段の
    表示を少なくとも前記予め定める時間が経過するまで維
    持したままで第2表示手段をリセットして、第2流量計
    の計量値を前記第2表示手段によって表示する第5表示
    態様を含むことを特徴とする請求項1記載の定置式給油
    装置の表示制御装置。
JP15177491A 1991-06-24 1991-06-24 定置式給油装置の表示制御装置 Pending JPH054686A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE40450E1 (en) 1993-10-27 2008-08-05 Seiko Epson Corporation Liquid crystal projector

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216390A (ja) * 1985-07-02 1987-01-24 株式会社タツノ・メカトロニクス 給油装置

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