JPH0546560U - 車両用床敷体 - Google Patents

車両用床敷体

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Publication number
JPH0546560U
JPH0546560U JP10532691U JP10532691U JPH0546560U JP H0546560 U JPH0546560 U JP H0546560U JP 10532691 U JP10532691 U JP 10532691U JP 10532691 U JP10532691 U JP 10532691U JP H0546560 U JPH0546560 U JP H0546560U
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JP
Japan
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colored
floor covering
vehicle
thermoplastic resin
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP10532691U
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English (en)
Inventor
久 武田
仁一 鶴見
明徳 新井
武志 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lonseal Corp
Original Assignee
Lonseal Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0546560U publication Critical patent/JPH0546560U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の問題点を解決し、色彩効果と乗客
に対する心理効果に優れた車両用床敷体を提供するこ
と。 【構成】 熱可塑性樹脂製裏打材上に、シート長手方向
に対しての両端部25〜50cmと残りの中央部とが色
彩の異なる着色熱可塑性樹脂の粒状多色混合物を押し固
めてなる着色層を設け、車両に該床敷体を敷設した状態
においては両端部の着色層が座席に座る人の足が自然に
乗る位置にあることを特徴とする車両用床敷体。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用床敷体に関するものであり、色彩効果と乗客に対する心理効果 に優れた車両用床敷体の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来、電車、汽車或いはバス等の如き長座席車両の床敷体は、単一色のシート 状床敷体或いは異色の複数シートを並べたものが用いられてきた。 又、実公平3−26997号公報には、着色層の上面に、中央部を残して、着 色層とは異なる色の両端被覆層を積層し、更にこれらの両端被覆層及び着色層の 全面に透明保護層を積層してなる車両用床敷体が記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとしている問題点】
従来の車両用床敷体は上記の如く単一色である場合は、車両内での色彩効果に 劣り全面単一色である為、乗客の中で座席に座っている者と立っている者との位 置関係が整然となる様な心理効果を有するものではなく、乗客の行動様式に合致 してない。 又、実公平3−26997号公報に記載されている車両用床敷体は、この様な 課題を解決するものであるが、両端に被覆及び積層された中央部と異なる色の両 端被覆層は床敷体を長期にわたって使用していると、表面の透明保護層は摩耗さ れ、やがて該両端被覆層も摩耗して、その下の着色層の色が見えてくるという問 題点があった。 従って本考案の目的は、これらの従来技術の問題点を解決し、色彩効果と乗客 に対する心理効果に優れた車両用床敷体を提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】
上記目的は以下の本考案によって達成される。即ち、本考案は、熱可塑性樹脂 製裏打材上に、シート長手方向に対しての両端部25〜50cmと残りの中央部 とが色彩の異なる着色熱可塑性樹脂の粒状多色混合物を押し固めてなる着色層を 設け、車両に該床敷体を敷設した状態においては両端部の着色層が座席に座る人 の足が自然に乗る位置にあることを特徴とする車両用床敷体である。
【0005】
【作用】
本考案では、表面の中央部と両端部とが、夫々色の異なる着色熱可塑性樹脂の 粒状多色混合物を押し固めてなるものであるから、長期にわたって使用し、床敷 体が摩耗しても、表面の粒状模様はいわゆるインレイドタイプであるので、すり 減っても同一の模様であり、優れた装飾効果を損う虞がない。
【0006】
【実施例】
以下本考案の好ましい実施例を図面を参照しながら説明する。 本考案の車両用床敷体10は、図1a〜cに例示する様に、夫々色合いの異な る着色粒状体が押し固められてなる中央部に位置する着色層1と、両端部に位置 する着色層2及び2´と、その下の裏打層3とからなり、必要に応じて透明な表 面層4を積層してなるものであってもよい。 上記において、着色層1と2及び2´とは、互いに色合が異なるものであり、 着色された熱可塑性樹脂ペレット或いは着色チップ等の粒状体からなる混合物で 、裏打ち基材に押し固め形成されるのがよい。 この様にして形成される着色層の模様は、美麗なモザイク等の模様となり、優 れた装飾効果を示す。
【0007】 この様な着色層成形材料としては、各種熱可塑性樹脂の着色物がいずれも使用 することが出来、特に好ましいものは軟質ポリ塩化ビニル樹脂の着色粒状物、例 えば、径が約0.5〜5.0mmの着色チップである。着色層の厚さは約1.0 〜5.0mm程度であるのが好ましい。 裏打材層3は、各種熱可塑性樹脂、好ましくは軟質ポリ塩化ビニル樹脂やエチ レン酢酸ビニル共重合体樹脂からなるシートであり、約0.5〜2.0mmの厚 さのものがよい。又、基布等を貼り合わせたものであってもよい。 中央部の着色層1と、両端部の着色層2及び2´は、電車車両に敷設された状 態において、座席に座っている者と立っている者との足の置き場を区別する為の 目安となる様に設けられ、従って一方の着色層2又は2´の幅はシートの幅方向 に対して端部から25〜50cm程度の幅のものが好ましい。 又、中央部の着色層1の幅は、敷接される車両の幅によるが、70〜150c m程度の幅のものが好ましい。又、シート全体の幅は電車、バス等、適用する車 両の種類により異なるが、約120〜200cm程度の幅のものが使用される。
【0008】 又、着色層1、2及び2´の表面に、透明保護層4を設けることも可能である 。この透明保護層4は任意の合成樹脂からなるもので、好ましくはポリ塩化ビニ ルシートやエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂シートであり、好ましい厚さは約0 .5〜2.0mmであり、透明シートを任意の方法で表面全体を覆う様に貼合す ればよい。 本考案の車両用床敷体10は、以上の様な構成からなり、好ましい製造方法を 説明すると、先ず最初に予め用意した基布を貼り合わせたポリ塩化ビニル樹脂製 裏打層3を形成し、この裏打層3上に、粒径が約2mmで淡赤、濃赤、青、緑の 混合着色チップ1を裏打シート中央部に、又、粒径が約2mmで淡青、濃青、緑 の混合着色チップ2及び2´を裏打ちシート両端部に、1と2及び2´の着色チ ップの境界が明確且つ一直線になる様に仕切板を設けて区分けして供給し、間隙 が3.0mmの回転ロールの間を通し表面を均し、その後加熱し着色チップを溶 融又は軟化させ、表面及び着色チップ同士を圧着すると共に、着色チップと裏打 ちシートとを圧着させ総厚約2.0mmとし、中央部と両端部とが色合いの異な る長尺状ツートン模様の床敷体を得た。
【0009】 この様にして得られた車両用床敷体は、一般的には厚さが2.0〜5.0mm 程度で、幅は電車、バス等適用する車両の種類により異なるが、約120から2 00cm程度である。車両用床敷体の長さには特に制限はないが、20〜25m 巻き程度のものを作成後車両の長さに応じて裁断して使用する。 次に本考案の車両用床敷体の使用例を示す。 列車の車両(長さ2,000cm、全幅250cm、座席幅40cm、床面幅 180cm)の床面全面に、幅180cm、着色層2及び2´の幅50cm、中 央部の着色層1の幅80cmの床敷体を敷く。この場合、座席の下からその前方 に幅50cmの着色層2及び2´が夫々位置する。 座席に座っている乗客の足は自然な状態で着色層2及び2´の上に位置し、着 席している人には中央部の着色層1まで足をのばすことを遠慮する心理効果を生 じる。一方、中央部の着色層1には立っている乗客の足が位置し、立っている人 には座っている人の足の領域である着色層2及び2´にまで踏み込むことを遠慮 する心理効果が生じ、この様にして立っている乗客と座席に座っている乗客との 足の位置関係が、車両用床敷体の配色によって自然に区別される。
【0010】
【効果】
本考案の車両用床敷体は、特に電車、バス等の長座席の車両用床敷体として有 用であり、車内に優れた意匠感のある美粧効果を与え、更に立っている乗客と座 席に座っている乗客の足の位置関係が、車両用床敷体の配色によって自然に整然 となる心理効果を乗客に与える。 又、着色層は両端部及び中央部とも色合いの異なる熱可塑性樹脂製着色チップ が押し固められたものであるから、表面が摩耗しても模様がすり減ることなく両 端部及び中央部とも同一の模様のままで、非常に長期にわたって使用することが 出来る。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を説明する図。
【図2】本考案の床敷体の使用例を説明する図。
【符号の説明】
1:中央部着色層 2、2´:両端部着色層 3:裏打材層 4:透明表面層 10:車両用床敷体 11:車両 12:座席 13:出入り口 14:車両連絡通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 武志 茨城県土浦市東中貫町5−3 ロンシール 工業株式会社技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製裏打材上に、シート長手
    方向に対しての両端部25〜50cmと残りの中央部と
    が色彩の異なる着色熱可塑性樹脂の粒状多色混合物を押
    し固めてなる着色層を設け、車両に該床敷体を敷設した
    状態においては両端部の着色層が座席に座る人の足が自
    然に乗る位置にあることを特徴とする車両用床敷体。
JP10532691U 1991-11-28 1991-11-28 車両用床敷体 Pending JPH0546560U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10532691U JPH0546560U (ja) 1991-11-28 1991-11-28 車両用床敷体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10532691U JPH0546560U (ja) 1991-11-28 1991-11-28 車両用床敷体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0546560U true JPH0546560U (ja) 1993-06-22

Family

ID=14404598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10532691U Pending JPH0546560U (ja) 1991-11-28 1991-11-28 車両用床敷体

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JP (1) JPH0546560U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004086910A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Suminoe Textile Co., Ltd. 広告情報を備えた座席

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326997U (ja) * 1989-07-27 1991-03-19

Patent Citations (1)

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