JPH0351356Y2 - - Google Patents
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- JPH0351356Y2 JPH0351356Y2 JP1984149169U JP14916984U JPH0351356Y2 JP H0351356 Y2 JPH0351356 Y2 JP H0351356Y2 JP 1984149169 U JP1984149169 U JP 1984149169U JP 14916984 U JP14916984 U JP 14916984U JP H0351356 Y2 JPH0351356 Y2 JP H0351356Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- chips
- intermediate layer
- surface layer
- tiles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、床面に敷設されるプラスチツクタイ
ルの改良に関するものである。
ルの改良に関するものである。
（従来技術および解決すべき課題）
近年、カーペツト等に代え、床面にプラスチツ
クタイルを敷設して防水及び装飾を施す要望があ
り、種々の意匠タイルが提案されている。しかし
ながら、プラスチツクタイルでは陶製タイルのよ
うな焼結感、コルクタイルのような独特の凝集
感、大理石のような晶質感等の天然素材感を醸し
出せないという難点があつた。
クタイルを敷設して防水及び装飾を施す要望があ
り、種々の意匠タイルが提案されている。しかし
ながら、プラスチツクタイルでは陶製タイルのよ
うな焼結感、コルクタイルのような独特の凝集
感、大理石のような晶質感等の天然素材感を醸し
出せないという難点があつた。
本考案は、プラスチツクタイルにおいて、従来
得難かつた天然素材感のある斑紋模様を醸し出そ
うとするものである。
得難かつた天然素材感のある斑紋模様を醸し出そ
うとするものである。
(2) 考案の構成
（課題を解決する手段）
本考案は、通常プラスチツクタイルが下地樹脂
層，中間層，表層とで構成されていることに着目
し、中間層と表層との間に種々合成樹脂チツプを
降積させ、重積層着すると、チツプの種類に応じ
て、層間にチツプが凝集密着して、コルク模様、
タイル模様、石目模様などの如き天然素材感に溢
れるプラスチツクタイルが得られるであろうとの
妙案を得、種々の試作実験を重ねた結果、その製
品化に成功したものである。
層，中間層，表層とで構成されていることに着目
し、中間層と表層との間に種々合成樹脂チツプを
降積させ、重積層着すると、チツプの種類に応じ
て、層間にチツプが凝集密着して、コルク模様、
タイル模様、石目模様などの如き天然素材感に溢
れるプラスチツクタイルが得られるであろうとの
妙案を得、種々の試作実験を重ねた結果、その製
品化に成功したものである。
以下、石目模様のプラスチツクタイル製造例を
用いて、本考案を詳述すれば、次の通りである。
用いて、本考案を詳述すれば、次の通りである。
第１図は、石目模様プラスチツクタイルを作製
する場合のヒートプレス前の状態を示す斜視図で
ある。図中、１は下地樹脂層で、熱に対して非収
縮性の安価な合成樹脂（例えば、アンコと俗称さ
れる塩化ビニル＋フイラ＋可塑剤で組成される樹
脂）を用いるのが良い。下地樹脂層は、一層にて
形成してもよいが、二層とし、上層と下層の組織
方向性（樹脂の成形時における流れ方向に応じて
形成される）が直交するように積層すると強度が
増進される。
する場合のヒートプレス前の状態を示す斜視図で
ある。図中、１は下地樹脂層で、熱に対して非収
縮性の安価な合成樹脂（例えば、アンコと俗称さ
れる塩化ビニル＋フイラ＋可塑剤で組成される樹
脂）を用いるのが良い。下地樹脂層は、一層にて
形成してもよいが、二層とし、上層と下層の組織
方向性（樹脂の成形時における流れ方向に応じて
形成される）が直交するように積層すると強度が
増進される。
２で示される中間層は、白色または着色ガラス
繊維などで組成される非伸縮性シート（例えば、
織布、不織布）２１上に接着剤層２２を塗布し、
その上にランダムに切断した鱗片状の真珠光沢を
有するチツプ２３を敷詰めてなる。接着剤として
は、チツプ２３が塩化ビニルであるときは塩化ビ
ニル系を使用するのが良い。
繊維などで組成される非伸縮性シート（例えば、
織布、不織布）２１上に接着剤層２２を塗布し、
その上にランダムに切断した鱗片状の真珠光沢を
有するチツプ２３を敷詰めてなる。接着剤として
は、チツプ２３が塩化ビニルであるときは塩化ビ
ニル系を使用するのが良い。
符号３で示される表層は、中間層２表面が透視
出来るように透明樹脂が用いられ、かゝる樹脂は
従来のプラスチツクタイル樹脂として公知であ
る。
出来るように透明樹脂が用いられ、かゝる樹脂は
従来のプラスチツクタイル樹脂として公知であ
る。
上記下地樹脂層１，中間層２及び表層３は積層
してヒートプレスにより層着されるが、中間層２
及び表層３間にチツプ２３が敷詰めてあるので、
層間剥離が起こらないよう接着強度を上げるため
に、溶融して透明となる樹脂パウダー４（例え
ば、塩化ビニルパウダー）を撒布すると中間層２
と表層３とが確実に層着される。
してヒートプレスにより層着されるが、中間層２
及び表層３間にチツプ２３が敷詰めてあるので、
層間剥離が起こらないよう接着強度を上げるため
に、溶融して透明となる樹脂パウダー４（例え
ば、塩化ビニルパウダー）を撒布すると中間層２
と表層３とが確実に層着される。
（製造例）
パール顔料をPVC樹脂に混入してシート状に
成形し、これを粉砕して不定形チツプを製造す
る。
成形し、これを粉砕して不定形チツプを製造す
る。
ガラス繊維不織布上に着色PVCゾルを100〜
200μ厚み塗布した後、上記チツプを適量撒布し、
150℃で１分間加熱して中間層を形成する。
200μ厚み塗布した後、上記チツプを適量撒布し、
150℃で１分間加熱して中間層を形成する。
この中間層をアンコ材からなる下地樹脂層上に
積層し、その中間層上にPVCパウダーを適量撒
布し、PVC透明シートを被せる。これを160〜
170℃の下50Kg／cm2の圧力で10分間ヒートプレス
して層着させ、適当寸法に裁断してプラスチツク
タイルを製造した。かゝるタイルは、中間層２と
表層３間にチツプ２３が空〓部２４及び重畳部２
５を所々に散在させつつ圧縮合体して石目模様を
形成し、石材タイルのような晶質感を与えるもの
であつた（第２図参照）。
積層し、その中間層上にPVCパウダーを適量撒
布し、PVC透明シートを被せる。これを160〜
170℃の下50Kg／cm2の圧力で10分間ヒートプレス
して層着させ、適当寸法に裁断してプラスチツク
タイルを製造した。かゝるタイルは、中間層２と
表層３間にチツプ２３が空〓部２４及び重畳部２
５を所々に散在させつつ圧縮合体して石目模様を
形成し、石材タイルのような晶質感を与えるもの
であつた（第２図参照）。
(3) 考案の効果
以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、プラスチツクタイルの層着製造工程を利用し
中間層２と表層３間にチツプ材２３を降積させ、
これを圧縮合体して模様を形成するので、従来プ
ラスチツクタイルでは得難かつた種々の天然素材
感を容易に得ることが出来る。例えば、鱗片状チ
ツプを用いれば石材タイルの晶質感を、木屑様チ
ツプを用いれば、コルク様木質感を、微少チツプ
を用いれば陶製タイルの焼結感を奏出させること
が出来る。しかも、この場合、下地樹脂層が透明
となる合成樹脂パウダーと透して見えるので、深
みのある色彩が現出される。また、第３図に示す
ように、中間層２をモザイク状に突合せて介在さ
せれば、ヒートプレスによる層着により突合せ部
が互いに融合一体化して連続的で一様な模様を形
成することが出来ることに加え、プラスチツクタ
イルの小ロツト多品種生産にも対応することが可
能となる。
ば、プラスチツクタイルの層着製造工程を利用し
中間層２と表層３間にチツプ材２３を降積させ、
これを圧縮合体して模様を形成するので、従来プ
ラスチツクタイルでは得難かつた種々の天然素材
感を容易に得ることが出来る。例えば、鱗片状チ
ツプを用いれば石材タイルの晶質感を、木屑様チ
ツプを用いれば、コルク様木質感を、微少チツプ
を用いれば陶製タイルの焼結感を奏出させること
が出来る。しかも、この場合、下地樹脂層が透明
となる合成樹脂パウダーと透して見えるので、深
みのある色彩が現出される。また、第３図に示す
ように、中間層２をモザイク状に突合せて介在さ
せれば、ヒートプレスによる層着により突合せ部
が互いに融合一体化して連続的で一様な模様を形
成することが出来ることに加え、プラスチツクタ
イルの小ロツト多品種生産にも対応することが可
能となる。
第１図は本考案に係る石目模様タイルの分解斜
視図、第２図はその平面図、第３図は本考案によ
りモザイクタイルを構成した場合の平面図であ
る。 １……下地樹脂層、２……中間層、３……表
層、４……樹脂パウダー、２３……チツプ材。
視図、第２図はその平面図、第３図は本考案によ
りモザイクタイルを構成した場合の平面図であ
る。 １……下地樹脂層、２……中間層、３……表
層、４……樹脂パウダー、２３……チツプ材。
Claims (1)
- 下地樹脂層１と、非伸縮性シート２１上に接着
剤層２２を介して合成樹脂チツプ２３を降積形成
した中間層２と、透明シートを貼着した表層３と
から成り、中間層２と表層３との間に溶融するこ
とによつて透明となる合成樹脂パウダー４を撤布
介在させ、ヒートプレスにてこれら１・２・３を
一体に層着すると共に層間に介在するチツプ２３
を斑紋模様を形成する如く圧縮合体させてなるこ
とを特徴とするプラスチツクタイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984149169U JPH0351356Y2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984149169U JPH0351356Y2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6164194U JPS6164194U (ja) | 1986-05-01 |
| JPH0351356Y2 true JPH0351356Y2 (ja) | 1991-11-01 |
Family
ID=30707357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984149169U Expired JPH0351356Y2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0351356Y2 (ja) |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3170808A (en) * | 1958-12-09 | 1965-02-23 | Armstrong Cork Co | Method of fabricating a tessellated surface covering |
| JPS526754A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-19 | Dow Corning | Polyorganosiloxane composition and its production method |
| JPS52152980A (en) * | 1976-06-15 | 1977-12-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Preparation of polyvinyl chloride floorings |
| JPS5521227A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Aron Kasei Kk | Preparation of ornamental material |
| JPS55144121A (en) * | 1979-04-27 | 1980-11-10 | Matsushita Electric Works Ltd | Production of decorative material |
| JPS58183255A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-26 | 日本化成工業株式会社 | 合成樹脂製のモザイク模様入り床板の製法 |
| JPS5914596A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | Fukashi Uragami | 壁面清掃装置 |
| JPS59229306A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-22 | Toyo Linoleum Mfg Co Ltd:The | 立体感のある装飾材の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53112123U (ja) * | 1977-02-15 | 1978-09-07 | ||
| JPS55180843U (ja) * | 1979-06-13 | 1980-12-25 |
-
1984
- 1984-10-01 JP JP1984149169U patent/JPH0351356Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3170808A (en) * | 1958-12-09 | 1965-02-23 | Armstrong Cork Co | Method of fabricating a tessellated surface covering |
| JPS526754A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-19 | Dow Corning | Polyorganosiloxane composition and its production method |
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| JPS58183255A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-26 | 日本化成工業株式会社 | 合成樹脂製のモザイク模様入り床板の製法 |
| JPS5914596A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | Fukashi Uragami | 壁面清掃装置 |
| JPS59229306A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-22 | Toyo Linoleum Mfg Co Ltd:The | 立体感のある装飾材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6164194U (ja) | 1986-05-01 |
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