JPH0326997Y2 - - Google Patents

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JPH0326997Y2
JPH0326997Y2 JP11623384U JP11623384U JPH0326997Y2 JP H0326997 Y2 JPH0326997 Y2 JP H0326997Y2 JP 11623384 U JP11623384 U JP 11623384U JP 11623384 U JP11623384 U JP 11623384U JP H0326997 Y2 JPH0326997 Y2 JP H0326997Y2
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、新規な車輌用床敷体に関するもので
あり、色彩効果と乗客に対する心理効果に優れ、
更に耐汚染性、足触り感等に優れた車輌用床敷体
の提供を目的とする。
(従来の技術) 従来、電車、汽車或はバス等の如き長座席車輌
の床敷体は、単一色のシート状床敷体或は異色の
複数のシートを並べたものが用いられてきた。
(考案が解決しようとしている問題点) 従来の車輌用床敷体は、上記の如く単一色であ
る場合は、車輌内での色彩効果に劣り全面単一色
である為、乗客の中で座席に座つている者と立つ
ている者との位置関係が整然となる様な心理効果
を有するものではなく、乗客の行動様式に合致し
ない。
又、二色の車輌用床敷体も一部では知られてい
るが、これらの床敷体の場合は、複数の異色のシ
ートを単に並べたに過ぎず、その境界が反り返つ
たり、溝にほこりがたまる等、耐久性、耐汚染性
の種々の問題がある。
従つて、本考案の目的は、これら従来技術の問
題点を解決し、意匠的な効果に優れ、且つ乗客に
対する心理的効果にも優れ、更には、平滑性、耐
汚染性等に優れ、弾力性のある優れた足触り感を
有する車輌用床敷体を提供することにある。
(問題点を解決する為の手段) 本考案者は、上記の如き問題を解決し、車内に
豊かな色彩効果を与え、且つ座席に座つている乗
客や立つている乗客に対して、色彩の及ぼす心理
効果により、これらの乗客の姿勢や配列が整然と
なる様な車輌用床敷体を開発すべく鋭意研究の結
果、車輌用床敷体の中央部分(即ち、立つている
乗客の位置すべき部分)と座席部分の乗客の足が
位置する部分との色相を変え、乗客に好ましい優
れた心理効果を与えて、車内の雰囲気等を良好に
する連続シートの車輌用床敷体を考案した。
即ち、本考案は、熱可塑性合成樹脂発泡層4か
らなる基材上に粒状の着色熱可塑性合成樹脂を押
し固めてなる着色層1を設け、該着色層1の全面
に透明層6を積層し、該透明層6の上面に中央部
Bを残して上記着色層1とは異なる色の両端被覆
層2,2′を夫々積層し、更にこれらの両端被覆
層2,2′及び着色層1の全面に透明保護層3を
積層してなり、全体の幅が適用する車両の床の幅
に応じて120〜200cmで、長さは車両の床の長さに
対応し、上記中央部Bの幅が70〜100cmであり、
上記両端被覆層2,2′の夫々の幅が25〜50cmで
あつて、該両端被覆層2,2′は車両の座席の下
〜前面に位置して、座席に座る人の足が自然に乗
る位置にあることを特徴とする車輌用床敷体10
である。
(実施例) 次に本考案の構成を本考案の1実施例を示す添
付図面を参照して更に詳細に説明する。
本考案の車輌用床敷体10は、第1図に例示す
る通り、基本的には着色層1、該着色層1とは異
なる色で且つ中央部分Bが欠けている着色層2,
2′及び透明な表面層3を順次積層して成るもの
である。
上記において、着色層1は優れた色彩及び意匠
的効果を得る為に、同一色相或いは異なる色相の
着色熱可塑性合成樹脂ペレツト或いは着色チツプ
等の粒状物を、予め設けた熱可塑性合成樹脂発泡
層4からなる基材上に押し固めて形成する。
この様にして形成される着色層の模様は、美麗
なモザイク等の模様となり優れた色彩効果を示
す。更に、中央通路の歩行量の多い所がモザイク
等の模様である為に、従来の単一色のものに比べ
汚れ感が著しく軽減される。
この様な着色層形成用材料としては、各種熱可
塑性合成樹脂の着色物がいずれも使用出来、特に
好ましいものは軟質ポリ塩化ビニル樹脂の着色粒
状物、例えば、径が約0.5〜5.0mmの着色チツプで
ある。又、着色層1の厚さは他の層との相関関係
で約1.0〜5.0mm程度であるのが好適である。
基材として用いる発泡層4は、各種熱可塑性合
成樹脂、好ましくは軟質ポリ塩化ビニル樹脂の発
泡体からなるものであり、本考案の目的に特に好
都合なものは、発泡倍率が約1.01〜4であり、且
つ約0.5〜2.0mmの厚さのものである。発泡倍率が
約1.01より小さいと、着色チツプ等を押し固める
際の基材としてはクツシヨン性が不十分であり、
又、発泡倍率が約4より大きいと固さが不十分で
ある。又、発泡層4の厚さにおいては、約0.5mm
より薄いと上記の機能が不足し、又、約2.0mmよ
り厚いと不経済である。
上記発泡層4はそれ自体単独の層であつてもよ
いし、図示する如く基布等の如き裏打材5の表面
で発泡成形し、裏打材5と一体となつているも
の、或いは発泡層を形成し、裏打材5と任意の方
法で貼り合わせたものであつてもよい。
着色層1が上記の如き着色チツプ等からなる場
合には、その着色層の表面が完全には平滑でない
場合もあり得るので、着色層1の表面に透明層6
を設けるのが好ましい。透明層6は任意の熱可塑
性合成樹脂、特に好ましくは軟質ポリ塩化ビニル
からなる透明層であつて、約0.2〜1.0mmの厚さが
好ましく、例えば、ポリ塩化ビニルペーストを塗
布し、加熱ゲル化して形成するのが好ましい。
この様な透明層6を設けることによつて、着色
層1の彩色を妨げずに着色層1の表面を均一平滑
にすることが出来る。
着色層1の両端部に透明層を介して設ける両端
被覆層2,2′は、完成した車輌用床敷体の使用
において、座席に座つている乗客の足が位置する
場所であり、従つて、一方の層2又は2′の幅は
25〜50cm程度が好ましい。
この着色層2,2′は、所定の幅の着色した合
成樹脂シートを形成しておいて、これを任意の方
法、例えば、カレンダー法等で透明層6の所定の
位置に貼合すればよい。この層の形成材料も又任
意の合成樹脂であつて、特に好ましいのは軟質ポ
リ塩化ビニルである。又、その厚さは約0.1〜0.3
mm程度が好適である。
透明保護層3は任意の合成樹脂からなるもので
あるが、最も好ましいのは軟質透明ポリ塩化ビニ
ルシートであり、好ましい厚さは約0.5〜2.0mmで
あり、透明シートを任意の方法で表面全体を覆う
様に貼合すればよい。
本考案の車輌用床敷体10は以上の如き構成を
有するものであり、好ましい製造方法を説明する
と、先ず最初に予め用意した基布の如き裏打材5
の表面に、発泡剤を含む軟質ポリ塩化ビニル樹脂
層4を形成し、その表面に各種の着色を施こした
着色樹脂チツプの混合物を所定割合で拡げ、加熱
押圧して着色層1を形成する。
次いで、着色層1の表面に透明ポリ塩化ビニル
ペースト6を塗布し、全体を加熱炉に通して加熱
する。加熱炉から出た直後に所定の間隔を有する
押圧ロール間に通すことにより、全体を接着させ
ると共に厚さを均一化する。この段階で発泡剤を
含む軟質ポリ塩化ビニル樹脂層4が発泡して発泡
層4となる。この発泡層4の存在によつて、着色
チツプの押し固め時の凹凸や不揃いが発泡層4に
よつて吸収され、表面が均一且つ平滑となる。
この様にして形成された下地層の表面に、その
中央部Bを残して着色層1の色とは異なる色の両
端被覆層2,2′をカレンダー法等で積層する。
この場合透明層6が存在しないと、カレンダー法
等の積層時の熱により着色層1を構成している着
色チツプに復元力が加わり、表面に凹凸感が生じ
ることがある。
最後に、中央部Bを含む表面全体にカレンダー
法等によつて、透明な保護層3を設けて本考案の
車輌用床敷体10が完成する。
以上の如くして得られる本考案の車輌用床敷体
10は、一般的には厚さが約2.0〜5.0mm程度で、
幅は電車、バス等、適用する車輌の種類により異
なるが、約120〜200cm程度である。車輌用床敷体
の長さは特に制限はないが、20〜25m巻程度のも
のを作成後車輌の長さに応じて裁断して使用す
る。
第3図に本考案の車輌用床敷体10の使用例を
示す。
列車の車両(長さ2000cm、全幅250cm、座席幅
40cm、床面幅180cm)11の床面全面に、幅180
cm、着色層2,2′の幅50cm、中央部B幅80cmの
床敷体10を敷く。この場合、座席の下からその
前方に幅50cmの着色層2,2′が夫々位置する
(尚、この床敷体10の全幅は及び着色層2,
2′の幅は車両の大きさに従つて120〜180cm及び
25〜50cmの範囲で変化する)。
座席12に座つている乗客の足は自然な状態で
着色層2,2′の上に位置し、着席している人に
は中央部Bとの色の違いにより、足を中央部Bま
で伸ばすことを遠慮する心理的効果を生じる。
一方、中央部Bには立つている乗客の足が位置
し、立つている人には座つている人の足の領域で
ある着色層2,2′にまで踏み込むことを遠慮す
る心理的効果が生じ、この様にして立つている乗
客と座席12に座つている乗客との足の位置関係
が、車輌用床敷体10の配色によつて自然に区別
される。
(作用・効果) 以上の如き本考案によれば、本考案の車輌用床
敷体は、特に、電車、バス等の長座席の車輌の床
敷体として有用であり、車内に優れた意匠感のあ
る美粧効果を与え、更に立つている乗客と座席に
座つている乗客の足の位置関係が、車輌用床敷体
の配色によつて自然に整然となる心理効果を乗客
に与える。
この様な本考案の車輌用床敷体に対し、従来の
単色の車輌用床敷体は色彩感に乏しく、又、従来
の二色の車輌用床敷体は、連続体でなかつたの
で、その境界においての反り返り、溝へのほこり
の堆積等種々の問題を生じるものであつた。
又、本考案の車輌用床敷体は、基材を発泡層に
より形成しているので、床敷体の特性が弾力性の
有る足触り感の優れたものとなる。
更に、本考案の車輌用床敷体は、着色チツプ等
を利用して美麗な着色層を形成しているので、モ
ザイク状等の模様となり、従来の車輌用床敷体と
異なり汚れ感が著しく軽減されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の車輌用床敷体の断
面を図解的に示し、第2図はその平面を図解的に
示し、第3図は本考案の車輌用床敷体の車輌への
使用例を説明する図である。 1……着色層、2,2′……両端被覆層、3…
…透明保護層、4……発泡層、5……裏打材、6
……透明層、B……中央部、10……車輌用床敷
体、11……車両、12……座席、13……出入
り口、14……車両連結通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱可塑性合成樹脂発泡層4からなる基材上に
    粒状の着色熱可塑性合成樹脂を押し固めてなる
    着色層1を設け、該着色層1の全面に透明層6
    を積層し、該透明層6の上面に中央部Bを残し
    て上記着色層1とは異なる色の両端被覆層2,
    2′を夫々積層し、更にこれらの両端被覆層2,
    2′及び着色層1の全面に透明保護層3を積層
    してなり、全体の幅が適用する車両の床の幅に
    応じて120〜200cmで、長さは車両の床の長さに
    対応し、上記中央部Bの幅が70〜100cmであり、
    上記両端被覆層2,2′の夫々の幅が25〜50cm
    であつて、該両端被覆層2,2′は車両の座席
    の下〜前面に位置して、座席に座る人の足が自
    然に乗る位置にあることを特徴とする車輌用床
    敷体10。 (2) 熱可塑性合成樹脂発泡層4が裏打材5上に設
    けられている実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の車輌用床敷体10。
JP11623384U 1984-07-31 1984-07-31 車輌用床敷体 Granted JPS6131934U (ja)

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JP11623384U JPS6131934U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 車輌用床敷体

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JPS6131934U JPS6131934U (ja) 1986-02-26
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