JPH0626410Y2 - 自動車用ドア - Google Patents

自動車用ドア

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JPH0626410Y2
JPH0626410Y2 JP19956185U JP19956185U JPH0626410Y2 JP H0626410 Y2 JPH0626410 Y2 JP H0626410Y2 JP 19956185 U JP19956185 U JP 19956185U JP 19956185 U JP19956185 U JP 19956185U JP H0626410 Y2 JPH0626410 Y2 JP H0626410Y2
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JP
Japan
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trim
decorative sheet
decorative
door
sheet
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Application number
JP19956185U
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English (en)
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JPS62108051U (ja
Inventor
貞夫 西堀
Original Assignee
アイン・エンジニアリング株式会社
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車のフロントドアあるいはリヤドアなど
のドアフィニッシャーの内張りに関する。更に詳しくは
ドアフィニッシャーのトリム面が天然のツキ板をもって
覆われているドア構造の提供に関する。
(従来技術) 従前におけるドアフィニッシャーのトリム面は装飾上の
問題と、接触時の肌触り感、あるいは耐摩耗性等が総合
的に満足されることを前提としてPVC等の樹脂シート
生地で覆うことが多かった。
しかしながら、この種の樹脂シート生地にあっては、こ
れにシボがけを施したり、あるいは合成皮革状とした場
合でも樹脂シート生地であることが一目瞭然であり、車
内の装飾美を著しく損ねる傾向を有していた。
そこでトリム面の樹脂シート生地を木目様に印刷された
化粧シートとしたり、あるいは木目様のプリントをシー
ト生地面に貼合せたりして、より自然な風合を出すこと
を意図したものがあった。
しかしながら、そのいずれにおいても肌触り感が悪く、
樹脂シート生地であると即座に識別し得る欠点を有して
いた。
かゝる点よりトリム面をクロス地で覆ったりカーペット
地で覆ったりして、ドアフィニシャーの装飾美を引き出
すことが試みられていた。
(本考案が解決しようとする問題点) しかしながら、かゝるPVC等の樹脂シートあるいは合
成皮革生地においては、通気性と、吸湿性において難を
有し、夏期においてはベタつき感を、又冬期においては
カサつき感をもたらすと共に静電気を生じ易く、又室内
暖房ないしは冷房に際して結露、発汗現象を生じた。
又、温度変化の激しい車内で使用されるため膨張収縮の
度合いが激しく、シート生地のヒビ割れ、シワヨレを生
じ、耐久性が著しく劣る傾向を有していた。
更に、化粧プリント地等においては、プリントが極薄で
あることより掻き傷等で、この模様部が即消失すること
ゝなり、装飾上での耐久性が乏しい傾向を有していた。
又、肌触り感を良くする意図で、クロスあるいはカーペ
ット地をトリムに張り込んだ場合、このクロスあるいは
カーペット地の磨耗が激しく、慎重な取扱いをしない限
り、極めて短期間でトリム面の装飾機能が損じられる傾
向を有し、この張替には多くの費用が必要とされた。
(問題点を解決するための具体的な手段) 本考案に係る自動車用ドアは、かゝる従前例におけるト
リム張り込みに対し、天然の板材であるツキ板を直接使
用し、しかも、このツキ板の割れ、折れ、あるいは裂け
出しが無いようにしてトリムの装飾性と機能性との両者
を同時に約束したものである。即ち、本考案の自動車用
ドアは、0.1〜0.8mm厚の熱可塑性樹脂フイルムに0.1〜
0.3mm厚の化粧ツキ板が積層接着されている化粧シート
を、該化粧シートの樹脂フイルムの面を接着面としてド
アフィニッシャーのトリム面に張込み、該トリム面の全
部又は一部が該化粧シートをもって覆われている構成と
した。
(実施例) 以下本考案に係る自動車用ドアの典型的な一実施例を添
付の図面について説明する。
Aは自動車のドアであり、車種、使用目的あるいはフロ
ンないしはリアの相違等により形状、寸法と構造とを夫
々異にしている。そしてA′は、このドアのフィニッシ
ャー部であり、aはそのトリム面を示している。
尚、このトリム面aにはアームレストb、スピーカーグ
リルc、ステップランプd、インサイドハンドルe、ド
アポケットf等の適宜の付属品が一体に、又は別途取付
けられる。
このようなフィニッシャー部A′のトリム面aに化粧シ
ート1の張込みをなすものであり、通例はハードボー
ド、ABSボード、あるいはP・Pボード等の芯板2を
もってフィニッシャー部A′の基本形状が型づけられ、
これにウレタンフォーム等の緩衝材3が介装されて化粧
シート1の張込みがなされる。
尚、この緩衝材3の形成を芯板2上にフォーム材を張込
む方法でなく、芯板2上に化粧シート1を張込んだ後
に、この化粧シート1と芯板2との間にウレタンフォー
ムを注入充填し、発泡させる場合もある。この場合は芯
板2とシート1とはフォーム材により充分に密着して一
体とされいるので使用に伴う緩衝材3のズレは無く、又
シート1のシワヨレ等が比較的生じにくい欠点がある。
次いでトリム面aに張込まれる化粧シート1は次の構成
よりなる。
先ず用意されるフィルム1aは塩化ビニル、ABS、ポ
リカーボ樹脂等のインフレーションあるいはロール成形
により供される樹脂フイルムであり0.1〜0.8mm厚程度の
ものとし、車種、用途により肉厚と、材質とを変更して
使用する。
そして、このフイルム1aに積層接着される補強生地1
bは布又は紙、又は布と紙とを同時に張り合せるように
したものであり、通例フイルム1aのロール成形に際
し、この補強生地1bを添装融着することにより両者の
一体化を期している。
さらにフィルム1aの他方の面に張り合される化粧ツキ
板1cは0.1〜0.3mm厚に成形された天然の極薄状の板材
であり、フイルム1aの面に充分な圧力のものとに接
着、一体とされている。尚、このツキ板1cの接着性を
増す意図よりフイルム1aの面にサンディングを施す場
合があり、このサンディングの施された場合、フイルム
1aは、その表面部のスキン層部分が取り除かれて成形
後の歪み出しが防止される利点を併せ有している。
このようにして成形された化粧シート1を、そのまゝの
状態でフィニッシャー部A′のトリム面aに張込み、あ
るいは、この化粧シート1に対し再度加熱処理を施して
化粧シート1を充分に縮ませ、あるいはロールに再度か
けて揉みつけることにより化粧シート1が有する残留内
部応力を取除いた状態で張込むことがある。
尚、化粧シート1の構成において補強生地1bを省略し
てフイルム1aとツキ板1cのみによるシート1を用意
し、これをトリム面aに張込む場合もある。
又、張込まれる化粧シート1はトリム面aの全面に及ぶ
場合は勿論、トリム面aの一部分のみにとどまらる場合
もあり、更にアームレストb、ドアポケットfの面等に
も同時に張込まれる場合がある。
(効果) 本考案に係る自動車用ドアは叙上の特長ある構成よりし
て以下の具体的な効果を奏し得た。
(1)ツキ板1cがトリム面aを覆っていることより、自
然な趣きの深い装飾美がトリム面にもたらされ、しか
も、その肌触り感が良好である。即ち、トリム面aのツ
キ板1c自体が充分な吸湿性を有し、しかも適度の摩擦
抵抗を有することよりベタつき感があるいはカサつき感
が無く、快適な居室空間を作り出した。
(2)従って、冷暖房に際してもトリム面に結露あるいは
発汗を生ずることが無く、又ツキ板1cであることより
充分な耐摩耗性を有し、静電気を生ずることもない。
(3)又、ツキ板1cはフイルム1aの存在によって張込
み時は勿論のこと、張込み後においても割れたり、裂け
たりすることが無く、又剥離することも無い。そして、
このツキ板の柔軟性は、補強生地1bが介装された場合
に更に増して、トリム面aの、いかなる曲面にも対応で
きるシート地とされた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドアの斜視図、第2図はフィニッ
シャー部の一部断面図、第3図は同要部拡大断面図であ
る。 A′…ドアフィニッシャー部、a…トリム面、1…化粧
シート、2…芯板、3…緩衝材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.1〜0.8mm厚の熱可塑性樹脂フイルムに0.
    1〜0.3mm厚の化粧ツキ板が積層接着されている化粧シー
    トを、該化粧シートの樹脂フイルムの面を接着面として
    ドアフィニッシャーのトリム面に張込み、該トリム面の
    全部又は一部が該化粧シートをもって覆われていること
    を特徴とする自動車用ドア。
JP19956185U 1985-12-27 1985-12-27 自動車用ドア Expired - Lifetime JPH0626410Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19956185U JPH0626410Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27 自動車用ドア

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JP19956185U JPH0626410Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27 自動車用ドア

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Publication Number Publication Date
JPS62108051U JPS62108051U (ja) 1987-07-10
JPH0626410Y2 true JPH0626410Y2 (ja) 1994-07-20

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JP19956185U Expired - Lifetime JPH0626410Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27 自動車用ドア

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