JPH0546515U - 車両用ドアの窓構造 - Google Patents

車両用ドアの窓構造

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JPH0546515U
JPH0546515U JP10839291U JP10839291U JPH0546515U JP H0546515 U JPH0546515 U JP H0546515U JP 10839291 U JP10839291 U JP 10839291U JP 10839291 U JP10839291 U JP 10839291U JP H0546515 U JPH0546515 U JP H0546515U
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JP
Japan
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glass
glass plate
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safety confirmation
view
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Application number
JP10839291U
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English (en)
Inventor
俊治 郷
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP10839291U priority Critical patent/JPH0546515U/ja
Publication of JPH0546515U publication Critical patent/JPH0546515U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型車等の助手席側ドア下部に配設された左
折安全確認窓を必要時にのみ視界を確保することができ
るようにするものである。 【構成】 左折安全確認窓を構成するガラス部を、互い
に90゜異なる偏光角を有する偏光ガラスを交互に配置
して一体のガラス板とし、更にこのガラス板を異なる偏
光角を有する偏光ガラス同士を摺動自在に重ね合わせる
ことで、ウインカー等の装置に連動する作動装置により
一方のガラス板をスライドさせて、同じ偏光角を有する
偏光ガラス同士の重ね合わせとして、光の透過を可能と
し、左側視界を確保することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、大型車の左折時において歩行者等の巻き込み事故を防止すべく、 助手席側のドア下部に配設される左折安全確認窓、特にそのガラス面の構造の改 良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、大型車の左折時において歩行者等の巻き込み事故が多発したことから、 左折時において内輪差による歩行者等の巻き込み事故を防止すべく、助手席側の ドア下部に新たに左折時に視界を確保することができるように左折安全確認窓が 配設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものにおいて、大型車の助手席側のドア下部に配設 される左折安全確認窓は、単にガラス板をドア下部にはめ込んだものが一般的で あるから、常時外部から覗かれることとなり、キャブ内におけるプライバシーが 十分に保たれない上、助手席側に女性が着席した場合にはその足元が露出してし まい不快感を与える欠点がある。
【0004】 このため、この助手席側のドア下部に配設される左折安全確認窓のガラス部を 液晶シャッター方式により必要な場合にのみ、視界が開けるようにするもの(実 開昭58−30516号)が提案されているが、この液晶シャッター方式により 左折安全確認窓を必要な場合にのみ視界が開けるようにするものは、この視界を 確保するために必要な液晶シャッターを作動させるにあたっては電源のON/O FFが必要となり、従って駐車時等においては液晶シャッターへの通電が行えず 、キャブ内のプライバシーが十分に維持できないものである。
【0005】 また、ウインカーに連動させて、直左確認窓に対して設けられた複数のシャッ タを開閉自在にしてなるもの(実開昭57−174113号)も提案されている が、直左確認窓に対して設けられる複数のシャッタを開閉するにあたっては、こ れらの複数のシャッタを一体に連動させてなるラックを下部に配置する必要があ る上、複数のシャッタが開閉するにあたってはシャッタの回動を伴うため、一定 の空間を必要とすることになるので、直左確認窓の上部に配置され、上下に昇降 自在となるサイドウインドガラスを収納する必要があるドアパネル内において、 かかる空間を確保することが著しく困難なものとなる。
【0006】 そこで、この考案は上記従来のものの有する欠点を改善するものであり、簡単 な構造により、左折安全確認窓における視界の確保、または外部への露出を確実 に防止することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、互いに90゜異なる偏光角を有する偏光ガラスを交互に配置した 一体のガラス板をドア下部に固定すると共に、同一構成のガラス板を上記ガラス 板に対して平行に摺動自在となるように設けてなるものである。
【0008】
【作用】
上記構成を具えるので、通常時は互いに90゜異なる偏光角を有する偏光ガラ スを交互に配置して一体のガラス板とすると共に、このガラス板を平行に、ガラ ス板を構成する偏光ガラスの偏光角が異なるように設けることで、異なった偏光 角を有する偏光ガラス同士が重なり合っているので、ガラス部としては光を通す ことなく視界を遮ぎりキャブ内の様子を外部から見ることものとすることができ 、更に左折時などの左側視界を確保する必要がある場合には、例えばウインカー 等の装置に連動させてコイルに対して通電を行なって電磁石となる作動装置によ り、互いに90゜異なる偏光角を有する偏光ガラスを交互に配置して一体のガラ ス板とすると共に、このガラス板を摺動自在に重ね合わせてなるガラス部は、重 ね合わせたガラス板の一方が左右いずれかの方向にスライドこととなり、ガラス 板を構成する互いに90゜異なる偏光ガラスの位相が一致することになるので、 光の透過が可能となり、このガラス部から必要な左側視界を確保することができ るものであり、左折時の内輪差等による歩行者、自転車等の巻き込み事故を防止 でき、左折後は再び反対側のコイルに対して通電を行なうことによって元の状態 に復帰させ、キャブ内を外部から保護することができる。
【0009】
【実施例】
この考案を図に示す実施例により更に説明する。(1)は、この考案の実施例 である左折安全確認窓(2)を下部に具える大型車等の助手席側ドアであり、こ の助手席側ドア(1)には、左折安全確認窓(2)の他に、レギュレターハンド ル(4)により昇降自在となるサイドウインドガラス(3)が配置されている。
【0010】 そして、この助手席側ドア(1)の下部に具えられる左折安全確認窓(2)に おいて、この左折安全確認窓(2)を構成し、運転者の視界を確保するガラス部 (5)は、互いに90゜異なる偏光角を有する偏光ガラス(6)(7)を交互に 配置して一体のガラス板(8)とすると共に、上記ガラス板(8)(8’)の端 部に配置する鉄板(13)に対して、例えば、通電により電磁石になるコイル( 12)からなる作動装置(9)により摺動自在となるように、異なる位相同士を 重ね合わせるものであって、キャブ外側に配設するものは固定される固定ガラス 板(8)とし、キャブ内側のものは、レール(11)を介して摺動自在に遊嵌し てなる可動ガラス板(8’)としてなるものである。
【0011】 この考案は以上の構成を具えるので、通常時、例えば左側、特に左側下部にお ける視界を確認する必要がない場合には、左折安全確認窓(2)を構成するガラ ス部(5)は、互いに90゜異なる偏光角を有する偏光ガラス(6)(7)を交 互に配置して一体のガラス板(8)(8’)とし、このガラス板(8)(8’) を異なる偏光角を有する偏光ガラス(6)(7)が重ね合わされている状態とな っているので、この重ね合わせたガラス板(8)(8’)の偏光ガラス(6)( 7)の偏光角のずれにより、左折安全確認窓(2)を構成するガラス部(5)自 体としては光を通すことなく視界を遮ることができることとなるので、キャブ内 の様子を外部から覗かれることを阻止することができ、キャブ内におけるプライ バシーを確実に保護することができる。
【0012】 また、左折時などの左側視界を確保する必要がある場合には、ウインカー、車 速計測等の装置に連動させて、例えば電磁石等の作動装置(9)に手動的、或は 自動的に通電することにより、互いに90゜異なる偏光角を有する偏光ガラス( 6)(7)を交互に配置して一体のガラス板(8)(8’)とし、更にこのガラ ス板(8)(8’)を摺動自在に重ね合わせてなるガラス部(5)は、キャブ内 側に設けられる可動ガラス板(8’)の端部に配置する鉄板(13)に対して、 作動装置(9)を構成するコイル(12)に対して通電することで、上記コイル (12)が電磁石となって鉄板(13)を吸着するので、重ね合わせたガラス板 (8)(8’)の一方の可動ガラス板(8’)がレール(11)内を左右いずれ かの方向にスライドし、左折安全確認(2)のガラス部(5)の窓ガラス板(8 )(8’)を構成する、互いに90゜異なる偏光ガラス(6)(7)の偏光角が 一致することとなるので、この固定ガラス(8)と可動ガラス(8’)を構成す る偏光ガラス(6)(7)の偏光角の一致により、光の透過が可能となり、運転 者はこのガラス部(5)を通して左折時等の左側視界を確保する必要がある場合 には、この左折安全確認窓(2)のガラス部(5)より左側視界を確保すること ができるものであり、左折時の内輪差等による歩行者、自転車等の巻き込み事故 を防止できるものである。
【0013】 さらに、左折後は反対側のコイル(12)に対して通電することで、可動ガラ ス(8’)の反対側の鉄板(13)を吸着することになり、ガラス部(5)を構 成する偏向ガラス(6)(7)の偏光角が、再び固定ガラス板(8)と可動ガラ ス板(8’)との間で異なるものとなるので、ガラス部(5)を通してキャブ内 に光が透過しないものとなるから、外部からキャブ内の様子を窺うことができな いようにすることが可能となるものである。
【0014】 なお、この実施例の場合、ガラス板(8)を構成する偏光ガラス(6)(7) は縦方向に帯状に配置してなるものであるが、この偏向ガラス(6)(7)を配 置するにあたっては、縦方向に限らず、作動装置(9)によりスライド自在とな り得る方向であれば横方向或は斜方向でも良いものであり、更に偏光ガラス(6 )(7)を扇状に配置して、回転軸(10)を中心として一定方向に回転させる ことにより、互いに異なる偏向角の位相を一致させて視界を確保することができ るようにしても同様の効果が得られるものである。
【0015】
【考案の効果】
以上のとおり、互いに異なる偏光角を有する偏光ガラスを交互に配置して一体 のガラス板とし、更にこのガラス板を異なる偏光角を有する偏光ガラス同士を摺 動自在に重ね合わせて左折安全確認窓のガラス部とすることで、必要な場合にの み左側視界を確保することができるようにすると共に、その装置の取付及び装置 作動によるガラス板の摺動にあたっても最小限のスペースにより視界確保を行え るので著しく汎用性を向上させることができる優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の左折安全確認窓を具える助
手席側ドアの正面図である。
【図2】図1における要部拡大断面図である。
【図3】ガラス部の拡大分解斜視図である。
【図4】その他の実施例におけるガラス部を構成するガ
ラス板の正面図である。
【符号の説明】 1 助手席側ドア 2 左折安全確認窓 3 サイドウインドガラス 4 レギュレーターハンドル 5 ガラス部 6 偏光ガラス 7 偏光ガラス 8 固定ガラス板 8’可動ガラス板 9 (電磁石等の)作動装置 10 回転軸 11 レール 12 コイル 13 鉄板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに90゜異なる偏光角を有する偏光
    ガラスを交互に配置した一体のガラス板をドア下部に固
    定すると共に、同一構成のガラス板を上記ガラス板に対
    して平行に摺動自在となるように設けてなる車両用ドア
    の窓構造。
JP10839291U 1991-12-05 1991-12-05 車両用ドアの窓構造 Pending JPH0546515U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10839291U JPH0546515U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 車両用ドアの窓構造

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JP10839291U JPH0546515U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 車両用ドアの窓構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0546515U true JPH0546515U (ja) 1993-06-22

Family

ID=14483604

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JP10839291U Pending JPH0546515U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 車両用ドアの窓構造

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JP (1) JPH0546515U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076390A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 面発光型照明装置
US8265827B2 (en) 2007-09-05 2012-09-11 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Parking assist apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8265827B2 (en) 2007-09-05 2012-09-11 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Parking assist apparatus
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