JPH0546401Y2 - - Google Patents

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JPH0546401Y2
JPH0546401Y2 JP1988106475U JP10647588U JPH0546401Y2 JP H0546401 Y2 JPH0546401 Y2 JP H0546401Y2 JP 1988106475 U JP1988106475 U JP 1988106475U JP 10647588 U JP10647588 U JP 10647588U JP H0546401 Y2 JPH0546401 Y2 JP H0546401Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、挿入部先端の先端構成部が、断面が
非円形の先端カバーで覆われた内視鏡に関する。
[従来の技術] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することに
より、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処
置具チヤンネル内に挿通した処置具を用いて各種
治療処置のできる内視鏡が広く利用されている。
この内視鏡のうち、挿入部が軟性の内視鏡で
は、挿入部の先端に硬性の先端部が設けられ、こ
の先端部の後端側に、湾曲可能な湾曲部が連設さ
れている。前記先端部は、例えば、硬性の先端構
成部と、この先端構成部を覆う先端カバーを有
し、前記先端カバーの後端側に隣接して、湾曲部
外周を覆う被覆ゴムが密着固定されている。
従来、特に側視型の内視鏡の場合、挿入部先端
部に鉗子台が収納されるため、先端部すなわち先
端カバーの断面形状が完全な円形にはならず、部
分的に外側に膨れた非円形になることが多かつ
た。
このような従来の内視鏡の例を第17図ないし
第19図に示す。第17図は挿入部の先端側を示
す断面図、第18図は第17図のK−K線断面
図、第19図は第18図のL−L線断面図であ
る。
第17図に示すように、先端部構成部21の外
側は、先端カバー34で覆われている。前記先端
構成部21の後端には、湾曲部を構成する湾曲管
35が連結されている。この湾曲管35の外周
は、被覆ゴム36によつて覆われ、この被覆ゴム
36は、前記先端構成部21の被覆ゴム取り付け
部38に密着固定されている。前記先端カバー2
1の断面形状は、部分的に外側へ膨らんだ非円形
になつている。
尚、図において、符号23はライトガイドフア
イバ、24はイメージガイドフアイバ、26は鉗
子通路、30は鉗子台、31はワイヤ挿通路、3
2は送気送水チヤンネル32である。
ところで、従来は、前記被覆ゴム取り付け部3
8の形状は円形になつており、この被覆ゴム取り
付け部38に被覆ゴム36を取り付けた場合、第
19図に示すように、前記先端カバー34との境
界に部分的に段差が生じていた。そこで、従来
は、その段差をなくすために、接着剤50を部分
的に盛り上げていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の内視鏡では、部分的に接
着剤を厚く盛らなければならないため、組立時の
作業がしずらく、また、仕上りの外観品質も悪か
つた。更に、長期間の使用に際して、その部分の
接着剤が剥離した場合、そのことを知らずに患者
に挿入すると、先端カバー端面との段差が大きい
ため、人体を傷付ける虞があるという問題点があ
る。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、先端カバーの後端部外周面と、湾曲部被覆部
材の先端部外周面との間に段差が生じないように
した内視鏡を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案の内視鏡は、挿入部先端の先端構成部
が、断面が非円形の先端カバーで覆われ、且つ、
前記先端カバーの後端側に隣接して、前記先端構
成部に対して、湾曲部外周を被覆する被覆部材が
密着固定されたものにおいて、前記先端構成部に
対して前記被覆部材を固定するための被覆部材固
定部の先端部の断面形状と、前記先端カバーの後
端部の断面形状とを、略相似にしたものある。
[作用] 本考案では、先端カバーの後端部の断面形状
と、被覆部材固定部に固定された被覆部材の先端
部の断面形状とを同形にできる。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は挿入部の先端側を示す断面図、第2
図は第1図のA−A線断面図、第3図は第2図の
B−B線断面図、第4図は内視鏡の全体を示す斜
視図である。
第4図に示すように、内視鏡1は、細長で可撓
性の挿入部2を備え、この挿入部2の後端に太径
の操作部3が連設されている。前記操作部3の後
端部には、接眼部4が設けられている。また、前
記操作部3からは、側方に可撓性のライトガイド
ケーブル5が延設され、このライトガイドケーブ
ル5の端部に、図示しない光源装置に接続される
コネクタ6が設けられている。
前記挿入部2は、操作部3側の軟性部11の先
端に、湾曲可能な湾曲部12が連設され、この湾
曲部12の先端に、硬性の先端部13が連設され
ている。
前記操作部3には、前記湾曲部12を上下/左
右方向に湾曲させるための湾曲操作ノブ15が設
けられている。また、前記操作部3の先端側に
は、挿入部2内に形成された鉗子チヤンネルに連
通する鉗子挿入口16が設けられている。
本実施例の内視鏡1は、側視型になつている。
第1図に示すように、前記先端部13は、硬性の
先端構成部21を有し、この先端構成部21の一
側部には、図示しない照明窓と観察窓とが、挿入
部の長手方向に沿つて設けられ、また、前記観察
窓に向けて開口する送気送水ノズルが設けられて
いる。また、前記照明窓及び観察窓の側方には、
鉗子口22が設けられている。
前記照明窓の内側には、図示しない配光レンズ
が装着され、この配光レンズの後端部に、ライト
ガイドフアイバ23が連設されている。このライ
トガイドフアイバ23は、挿入部2、操作部3及
びライトガイドケーブル5内に挿通されて、入射
端部は、コネクタ6に接続されている。
また、前記観察窓の内側には、図示しない対物
レンズ系が装着され、この対物レンズ系の結像位
置に、イメージガイドフアイバ24の先端面が配
置されている。このイメージガイドフアイバ24
は、前記挿入部2内に挿通されて接眼部4まで導
かれ、後端面は、前記接眼部4内の図示しない接
眼レンズに対向している。そして、前記対物レン
レンズ系で結像された被写体像は、イメージガイ
ドフアイバ24によつて接眼部4に伝達され、こ
の接眼部から観察されるようになつている。
また、前記先端構成部21内には、前記鉗子口
22に連通する鉗子通路26が形成されている。
前記鉗子通路26の後端部には、鉗子口金27が
嵌着され、この鉗子口金27に、鉗子チヤンネル
チユーブ28が接続されている。この鉗子チヤン
ネルチユーブ28は、挿入部2内に挿通されて、
後端部は、鉗子挿入口16に接続されている。
また、前記鉗子通路26の底部には、回動自在
な鉗子台30が配設されている。この鉗子台30
には、図示しない操作ワイヤが取り付けられてい
る。この操作ワイヤは、挿入部2内に形成された
ワイヤ挿通路31内に挿通されて、操作部3に設
けられた図示しない操作ノブに接続されている。
そして、この操作ノブを操作することによつて、
前記鉗子台30の先端側を回動させ、鉗子の先端
側を起上させることができるようになつている。
また、前記送気送水ノズルには、送気送水チヤ
ンネル32が接続されている。
前記先端構成部21の外側は、先端カバー34
によつて覆われている。また、前記先端構成部2
1の後端には、湾曲部12を構成する湾曲管35
が連結されている。この湾曲管35の外周は、被
覆ゴム36によつて覆われている。この被覆ゴム
36の先端部は、前記先端構成部21の被覆ゴム
取り付け部38に、例えば糸巻き後接着すること
によつて、密着固定されている。
ところで、前記先端カバー34の断面形状は、
第2図に示すように、部分的に外側へ膨らんだ非
円形になつている。これに対応して、前記被覆ゴ
ム取り付け部38の断面形状は、前記先端カバー
34の後端部の断面形状と相似形で、且つ、先端
カバー34の後端部の外径から被覆ゴム36の略
取り付け部分の厚さ分を引いた外径になつてい
る。従つて、第1図及び第3図に示すように、被
覆ゴム取り付け部38に被覆ゴム36を固定した
状態では、先端カバー34の後端部の外周面と、
被覆ゴム36の先端部の外周面とが、全周にわた
つて略同一面になり、先端カバー34と被覆ゴム
36との境界で段差が生じない。従つて、従来の
ように接着剤を盛り上げて段差をなくす必要がな
く、組立作業が容易になる。
第5図ないし第7図は本考案の第2実施例に係
り、第5図は挿通部の先端側を示す断面図、第6
図は第5図のC−C線断面図、第7図は第6図の
D−D線断面図である。
本実施例では、第5図及び第7図に示すよう
に、先端部本体21の被覆ゴム取り付け部38
を、部分的に、先端側程拡径となるテーパ状に形
成して、先端カバー34の後端部の断面形状と被
覆ゴム取り付け部38の先端部の断面形状とが略
相似になるようにしている。
本実施例によれば、前記被覆ゴム取り付け部3
8よりも後端側の先端構成部21の断面形状は円
形にでき、この先端構成部21に接続する湾曲管
35も断面形状を円形にできるので、加工が容易
になる。
その他の構成、作用及び効果は、第1実施例と
同様である。
第8図ないし第10図は本考案の第3実施例に
係り、第8図は挿入部の先端側を示す断面図、第
9図は第8図のE−E線断面図、第10図は第9
図のF−F線断面図である。
本実施例では、断面円形の先端構成部21の外
周部に、リング状部材41を外嵌固定して、被覆
ゴム取り付け部38を形成している。このリング
状部材41は、部分的に、先端側程拡径となるテ
ーパ状に形成して、先端カバー34の後端部の断
面形状と被覆ゴム取り付け部38の先端部の断面
形状とが略相似になるようにしている。
その他の構成、作用及び効果は、第2実施例と
同様である。
第11図ないし第13図は本考案の第4実施例
に係り、第11図は挿入部の先端側を示す断面
図、第12図は第11図のG−G線断面図、第1
3図は第12図のH−H線断面図である。
本実施例では、被覆ゴム取り付け部38の断面
形状は円形とし、先端カバー34の後端側を、部
分的に、後端側程小径となるテーパ状に形成し
て、この先端カバー34の後端部の断面形状を円
形とし、被覆ゴム取り付け部38の先端部の断面
形状と略相似になるようにしている。
その他の構成、作用及び効果は、第2実施例と
同様である。
尚、第2実施例や、第3実施例のように、被覆
ゴム取り付け部38を、部分的に、先端側程拡径
となるテーパ状に形成する代わりに、第14図な
いし第16図に示すように、被覆ゴム36を部分
的に偏肉形成しても良い。
尚、第14図は挿入部の先端部側を示す断面
図、第15図は第14図のI−I線断面図、第1
6図は第15図のJ−J線断面図である。
この例では、被覆ゴム取り付け部38の断面形
状は円形とし、被覆ゴム36の先端部を、部分的
に、先端側程拡径となるテーパ状になるように偏
肉に形成して、先端カバー34の後端部の外周面
と被覆ゴム36の先端部の外周面とが、全周にわ
たつて略同一面になるようにしている。
その他の構成、作用及び効果は、第2実施例と
同様である。
尚、本考案は、上記各実施例に限定されず、例
えば、内視鏡の視野方向は、側視に限らず、斜視
や直視でも良い。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、被覆部材
固定部の先端部の断面形状と先端カバーの後端部
の断面形状とを略相似にしたので、先端カバーの
断面が非円形であつても、先端カバーの後端部外
周面と湾曲部被覆部材の先端部外周面との間に段
差が生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は挿入部の先端側を示す断面図、第2
図は第1図のA−A線断面図、第3図は第2図の
B−B線断面図、第4図は内視鏡の全体を示す斜
視図、第5図ないし第7図は本考案の第2実施例
に係り、第5図は挿入部の先端側を示す断面図、
第6図は第5図のC−C線断面図、第7図は第6
図のD−D線断面図、第8図ないし第10図は本
考案の第3実施例に係り、第8図は挿入部の先端
側を示す断面図、第9図は第8図のE−E線断面
図、第10図は第9図のF−F線断面図、第11
図ないし第13図は本考案の第4実施例に係り、
第11図は挿入部の先端側を示す断面図、第12
図は第11図のG−G線断面図、第13図は第1
2図のH−H線断面図、第14図ないし第16図
は被覆ゴムを部分的に偏肉形成した例に係り、第
14図は挿入部の先端側を示す断面図、第15図
は第14図のI−I線断面図、第16図は第15
図のJ−J線断面図、第17図ないし第19図は
従来の内視鏡の例に係り、第17図は挿入部の先
端側を示す断面図、第18図は第17図のK−K
線断面図、第19図は第18図のL−L線断面図
である。 1……内視鏡、2……挿入部、12……湾曲
部、13……先端部、21……先端構成部、34
……先端カバー、35……湾曲管、36……被覆
ゴム、38……被覆ゴム取り付け部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挿入部先端の先端構成部が、断面が非円形の先
    端カバーで覆われ、且つ、前記先端カバーの後端
    側に隣接して、前記先端構成部に対して、湾曲部
    外周を被覆する被覆部材が密着固定された内視鏡
    において、前記先端構成部に対して前記被覆部材
    を固定するための被覆部材固定部の先端部の断面
    形状と、前記先端カバーの後端部の断面形状と
    を、略相似にしたことを特徴とする内視鏡。
JP1988106475U 1988-08-10 1988-08-10 Expired - Lifetime JPH0546401Y2 (ja)

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JP1988106475U JPH0546401Y2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10

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JP1988106475U JPH0546401Y2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10

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JPH0228201U JPH0228201U (ja) 1990-02-23
JPH0546401Y2 true JPH0546401Y2 (ja) 1993-12-06

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ID=31340023

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JP1988106475U Expired - Lifetime JPH0546401Y2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922534A (ja) * 1982-07-28 1984-02-04 富士写真光機株式会社 超音波診断可能な内視鏡
JPS6088921A (ja) * 1983-10-21 1985-05-18 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922534A (ja) * 1982-07-28 1984-02-04 富士写真光機株式会社 超音波診断可能な内視鏡
JPS6088921A (ja) * 1983-10-21 1985-05-18 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡

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JPH0228201U (ja) 1990-02-23

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