JPH048881Y2 - - Google Patents

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JPH048881Y2
JPH048881Y2 JP1987104357U JP10435787U JPH048881Y2 JP H048881 Y2 JPH048881 Y2 JP H048881Y2 JP 1987104357 U JP1987104357 U JP 1987104357U JP 10435787 U JP10435787 U JP 10435787U JP H048881 Y2 JPH048881 Y2 JP H048881Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡の先端部に関するもので、
特に、内視鏡先端部の送気送水ノズル付近の構造
の改良に関するものである。
[従来の技術] 内視鏡の先端部本体は、湾曲部を連結するねじ
部の強度等を確保するために、金属製であること
が必要とされる。また、いわゆる高周波処置を行
う場合に、体腔内で火傷事故を起こさないように
するために、先端部本体の表面は電気絶縁材料で
覆われていなければならない。
そこで、従来の内視鏡の先端部は、先端部本体
を金属により形成してその表面を電気絶縁性の合
成樹脂製のカバーで被覆し、送気送水用に、先端
部本体とカバーを貫通する貫通孔を穿設して、そ
の貫通孔にカバーの前方からノズルの軸部を先端
部本体内まで差し込んで固着していた。
[考案が解決しようとする問題点] 内視鏡の先端部に取着される送気送水用のノズ
ルは、合成樹脂で形成しようとする肉厚が厚くな
つてスペースを取り、しかも衝撃により簡単に破
損してしまうため、ほとんどの場合金属により形
成される。
ところが、前述のように、従来の内視鏡の先端
部はノズルの基部を先端部本体に固着していたの
で、ノズルが金属製の先端部本体と電気的に導通
し、高周波処置時にノズルが体腔壁に触れると火
傷事故を引きおこす欠点があつた。
その対策として、例えば、実公昭60−15525号
公報に示されるように、ノズルの軸部を絶縁筒を
介して先端部本体に固着するようにしたものもあ
つたが、高周波電流の絶縁を行うためには絶縁筒
の肉厚が厚くなり、そのために内視鏡の先端部が
太くなつて挿入性が悪くなり、患者に大きな苦痛
を与える欠点があつた。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、
ノズルを高周波リーク電流から完全に絶縁するこ
とができ、しかも先端部が太くならず、良好な挿
入性を得ることができる内視鏡の先端部を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するための、本考案による
内視鏡の先端部は、先端部本体を金属により形成
してその表面を電気絶縁性材料よりなるカバーで
被覆した内視鏡において、上記先端部本体とカバ
ーを貫通する貫通孔を穿設して、電気絶縁性材料
よりなる送気又は送水用のチユーブを上記先端部
本体の後方から上記貫通孔内に挿通し、そのチユ
ーブの端部を上記カバー内まで引き通して上記貫
通孔内に固着すると共に、金属製のノズルの軸部
をカバーの厚みより短く形成してカバーの前方か
ら上記貫通孔内に挿入して固着したことを特徴と
する。
[作用] 送気又は送水用のチユーブの端部が、貫通孔内
を先端部本体内からカバー内まで引き通されて固
着されているので、先端部本体とカバーとの継ぎ
目からの空気漏れや水漏れ等が発生せず、また、
そのチユーブが電気絶縁性材料により形成される
とともに、ノズルの軸部が、先端部本体の表面を
被覆している電気絶縁性のカバーの厚みより短く
形成されてカバー内に固着されるので、ノズルは
金属製の先端部本体から電気的に切り離され、先
端部本体からの高周波リーク電流に対して完全に
絶縁されている。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図及び第2図にもとづ
いて説明する。
第2図は本実施例の先端部を装備した内視鏡を
示しており、1は操作部、2は可撓管により外装
された挿入部、3は、挿入部2の先端に連結さ
れ、操作部1からの遠隔操作により屈曲自在な湾
曲部である。上記挿入部2及び湾曲部3内には、
図示されていない配管、配線などよりなる各種の
内蔵物が挿通されており、上記湾曲部3の先端に
連結された内視鏡の先端部4に、各内蔵物の先端
が固着されている。
5は、上記操作部1に設けられた湾曲操作ノブ
であり、このノブ5を回転操作することにより操
作ワイヤ6が牽引されて上記湾曲部3が屈曲す
る。7及び8は、送気送水スイツチ及び吸引スイ
ツチ、9は、観察画像を表示するモニタテレビ、
10は、図示されていない光源装置に接続される
照明光用連結コードである。
第1図は、内視鏡の先端部付近の断面図であ
る。上記先端部を構成する先端部本体4bはステ
ンレス鋼などの金属により形成されており、その
表面に電気絶縁性の合成樹脂製のカバー4aが被
覆され固着されている。11は、上記湾曲部3の
最先端の節輪を示しており、この節輪11はビス
止め又は接着などにより上記先端部本体4bに連
結されている。そして、その周縁部の内側に、先
端部本体4bの後端部との間に間隔をあけて、上
記操作ワイヤ6の端部が例えば銀ロー付などによ
り固着されている。12は、節輪11への固着力
を強めるために操作ワイヤ6の端部に取着された
補強用の金属パイプ、13は、湾曲部の外面を覆
う可撓性の外被である。
内視鏡の先端部4の中央部付近には、公知の対
物レンズ14及び、その結像位置に例えばCCD
(電荷結合素子)などより固体撮像素子15が配
置されている。16は信号伝送用の信号ケーブ
ル、17は対物レンズ14を保持するレンズ枠、
18は、先端部4にビス止め又は接着などにより
固定され、固体撮像素子15とレンズ枠17とを
保持する筒体である。
19は照明用のライトガイドフアイバであり、
ステンレス鋼製のパイプ19a内に光学繊維の出
射端部が固着され、先端部4の先端面に配置され
た凹レンズ21の後側に上記パイプ19aが先端
部本体4を貫通して配置されている。そして、そ
のパイプ19aは、先端部本体4の後端部と操作
ワイヤ6の取着部との間で内方に屈曲形成され、
その屈曲端に、ライトガイドフアイバ19を全長
にわたつて外装する例えばシリコンチユーブより
なる外装チユーブ19bが接続固着されている。
19cは、その固着力を補強するために締着され
たワイヤである。
また、先端部本体4bとカバー4aとを貫通し
て貫通孔23が穿設されている。そして、その貫
通孔23に、先端部本体4bとの後方から、電気
絶縁性材料である例えばポリエチレン樹脂製の送
気送水チユーブ20が挿入され、そのチユーブ2
0の端部20aは、先端部本体4b内からカバー
内まで引き通されて貫通孔内に固着されている。
このチユーブ20の他端側は、操作部5内におい
て送気送水スイツチ7に接続されており、空気又
は水が選択的にチユーブ内を通つて内視鏡の先端
部に送られてくるようになつている。もちろん送
気と送水を別々のチユーブで互いに独立させて行
つてもよい。
22は、例えばステンレス鋼などの金属で形成
されたノズルであり、その軸部22a、貫通孔が
穿設された部分のカバー4aの厚みより短く形成
されており、カバー4aの前方から貫通孔23に
挿入されて接着固定されている。ノズルの噴出口
22bは対物レンズ14の方を向いている。
このように構成された上記実施例によれば、送
気送水チユーブ20の先端部が、先端部本体4b
内を貫通してカバー4aに固着されており、ノズ
ルの軸部22aが、先端部本体を被覆している電
気絶縁性のカバー4aの厚みより短く形成されて
カバー4a内に固着されているので、ノズル22
が金属製の先端部本体から電気的に切り離され、
先端部本体からの高周波リーク電流に対して完全
に絶縁されている。
また、チユーブ20の先端部が先端部本体4b
内を貫通してカバー4aに固着されているので、
先端部本体4bとカバー4aとの継ぎ目から空気
漏れや水漏れが発生しない。そして、空気又は水
等は、チユーブ20内からカバー4a内部の貫通
孔23を通つてノズル22の噴出口22bから噴
出する。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部によれば、ノズルが金
属製の先端部本体から電気的に切り離されている
ので、先端部本体からの高周波リーク電流に対し
て完全に絶縁されており、ノズルを金属により形
成しても、高周波処置時における火傷事故発生の
おそれがない。
そして、ノズルの軸部を絶縁筒等などで被覆す
る必要がないので、内視鏡の先端部が太くなら
ず、良好な挿入性を得ることができ、患者に苦痛
を与えない等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
内視鏡の全体略示図である。 4……内視鏡の先端部、4b……カバー、4b
……先端部本体、20……チユーブ、22……ノ
ズル、22a……軸部、22b……噴出口、23
……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部本体を金属により形成してその表面を電
    気絶縁性材料よりなるカバーで被覆した内視鏡に
    おいて、上記先端部本体とカバーを貫通する貫通
    孔を穿設して、電気絶縁性材料よりなる送気又は
    送水用のチユーブを上記先端部本体の後方から上
    記貫通孔内に挿通し、そのチユーブの端部を上記
    カバー内まで引き通して上記貫通孔内に固着する
    と共に、金属製のノズルの軸部をカバーの厚みよ
    り短く形成してカバーの前方から上記貫通孔内に
    挿入して固着したことを特徴とする内視鏡の先端
    部。
JP1987104357U 1987-07-06 1987-07-06 Expired JPH048881Y2 (ja)

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JP1987104357U JPH048881Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06

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JP1987104357U JPH048881Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06

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JPS649602U JPS649602U (ja) 1989-01-19
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JPS59193401U (ja) * 1983-06-08 1984-12-22 旭光学工業株式会社 送気,送水ノズルを備えた取り替えキヤツプ

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JPS649602U (ja) 1989-01-19

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