JPH054621U - ラダー型フイルタ - Google Patents

ラダー型フイルタ

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JPH054621U
JPH054621U JP5837491U JP5837491U JPH054621U JP H054621 U JPH054621 U JP H054621U JP 5837491 U JP5837491 U JP 5837491U JP 5837491 U JP5837491 U JP 5837491U JP H054621 U JPH054621 U JP H054621U
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JP
Japan
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terminal plate
frame body
frame
type filter
ladder type
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Pending
Application number
JP5837491U
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English (en)
Inventor
睦明 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低背で自動組立てが容易なラダー型フィルタ
を提供する。 【構成】 ラダー型フィルタ1は、中間端子板8,1
1,14を挟んで積層された複数の絶縁性の枠体6,
9,12,15を有しかつ両端にそれぞれ端面端子板
5,17が配置された本体部2を有している。この本体
部2では、各枠体内に直列用及び並列用の共振子7,1
0,13,16が配置されている。各共振子7,10,
13,16には、中間端子板8,11,14に設けられ
た突起部材25が当接している。また、両端の共振子
7,16には、端面端子板5,17の突起18,28が
当接している。このラダー型フィルタ1は、部材を積み
重ねると製造できるため、自動組立てが容易である。ま
た、厚み方向の部材点数が少ないので、低背化が図れ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラダー型フィルタ、特に、表面実装に好適なラダー型フィルタに関 する。
【0002】
【従来の技術】
特開平3−52318号には、絶縁性の枠体と、その枠体内に配置された圧電 共振子と、枠体の両面に配置されかつ圧電振動子を保持するための端子板とから なるユニットを複数個積み重ねて一体化し、一体化されたユニットの外側面で各 ユニット内の圧電共振子を電気的に接続したラダー型フィルタが示されている。
【0003】 このラダー型フィルタでは、所望の個数の圧電共振子を備えたフィルタの構成 が容易であり、また自動組立ても容易である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のラダー型フィルタでは、各ユニット毎に2枚の端子板が必要なため 、部品点数が多くなる。また、端子板を固定するために、枠体の厚みを圧電振動 子の厚みに比べて大きく設定する必要がある。したがって、ユニットが大型化す るため、低背のラダー型フィルタを実現するのは困難である。
【0005】 本考案の目的は、低背で自動組立てが容易なラダー型フィルタを提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のラダー型フィルタは、内部に圧電共振子が配置された絶縁性枠体と、 前記圧電共振子に当接し得る突起が形成された端子板とを順次積層したことを特 徴とするラダー型フィルタ。
【0007】
【作用】
本考案のラダー型フィルタは、絶縁性枠体内に圧電共振子を配置しながら絶縁 性枠体と端子板とを順に積層すると製造できる。このように、本考案のラダー型 フィルタは、部材を順に積層すると製造できるため、自動組立てが容易である。 また、本考案では、1枚の端子板がその両側にそれぞれ配置された絶縁性枠体内 の圧電振動子に当接し得るので、端子板の枚数を少なくできる。したがって、本 考案のラダー型フィルタは、低背化が図れる。
【0008】
【実施例】
図1及び図2に本考案の一実施例に係るラダー型フィルタを示す。図において 、ラダー型フィルタ1は、積層本体部2と、第1外部端子3と、第2外部端子4 とから主に構成されている。
【0009】 積層本体部2は、第1端面端子板5と、第1枠体6と、第1中間端子板8と、 第2枠体9と、第2中間端子板11と、第3枠体12と、第3中間端子板14と 、第4枠体15と、第2端面端子板17とをこの順に積層した積層体からなり、 第1枠体6、第2枠体9、第3枠体12及び第4枠体15内には、それぞれ第1 直列共振子7、第1並列共振子10、第2並列共振子13及び第2直列共振子1 6がそれぞれ配置されている。
【0010】 第1端面端子板5は、導電性の板状部材であり、図の上側の主面中央に突起1 8を有している。この突起18は、たとえば絞り加工により形成されている。ま た、第1端面端子板5の図左側縁部からは舌状部19が水平に突出している。
【0011】 枠体6,9,12,15は、たとえばセラミック等の絶縁性材料からなる正方 形の枠状の部材であり、内部に配置される共振子の厚みに応じて厚みが設定され ている。各枠体6,9,12,15の内周面には、中心方向に突出する突出部2 0が各面の中央に設けられている。この突出部20は、共振子の位置決めを行う ためのものである。なお、本実施例では、枠体6,15として同じ枠体が用いら れ、また枠体9,12として同じ枠体が用いられている。
【0012】 第2枠体9と第3枠体12には、図の上面から側面にかけてメタライズ部21 ,22がそれぞれ配置されている。各メタライズ部21a,21bは、第2枠体 9と第3枠体12とが積層されたときに重なり合わないよう位置をずらして配置 されている。メタライズ部21a,21bは、それぞれの枠体9,12に導電性 ペーストを塗布して焼成することにより形成されている。また、第1枠体6と第 4枠体15とは、それぞれ枠体6,15に導電性ペーストを塗布して形成したメ タライズ部22a,22bを有している。
【0013】 中間端子板8,11,14は、枠体6,9,12,15と同じ大きさの正方形 の板状に構成された導電性の板状部材であり、たとえばりん青銅に銀メッキを施 したものである。第1中間端子板8は、図3に示すように、枠部23と、枠部2 3内に一体に設けられた十字状の支持部24とから主に構成されている。支持部 24は、枠部23と同一平面に配置されており、中心に突起部材25が取り付け られている。突起部材25は、図4に示すように、支持部24の中心に設けられ た孔26に嵌め込まれた部材であり、支持部24の両面に突出している。また、 支持部24の中央部近傍には、蛇腹状にフォーミングされた蛇腹部27が設けら れている。この蛇腹部27は、フォーミングにより厚みが若干薄くなっており、 ばね性を有している。
【0014】 各共振子7,10,13,16は、圧電セラミック製の正方形の板状部材であ り、両主面に電極を有している。ただし、第1直列共振子7及び第2直列共振子 16の図上面側の電極は、圧電基板の中央部にのみ配置されている。
【0015】 第2端面端子板17は、正方形の板状部材であり、図の下面中央に突起28を 有している。この突起28は、たとえば絞り加工により構成されている。また、 第2端面端子板17は、図の左側縁から下方に延びるリード電極29を有してい る。このリード電極29は、先端が第1中間端子板8の側部に接続されるよう第 4枠体15のメタライズ部22bに高温溶融のはんだ付けされている。
【0016】 上述の本体部2では、各枠体6,9,12,15内に配置された共振子7,1 0,13,16の電極には、図2に示すように、中間端子板8,11,14の突 起部材25が当接している。また、第1直列共振子7と第2直列共振子16には 、第1端面端子板5の突起18及び第2端面端子板17の突起28がそれぞれ当 接している。
【0017】 第1外部端子3及び第2外部端子4は、第2枠体9のメタライズ部21a及び 第3枠体12のメタライズ部21bにそれぞれ高温溶融のはんだ付けされている 。各外部端子3,4の先端は、第1端面端子板5と同一平面になるよう水平に屈 曲されている。
【0018】 前記ラダー型フィルタ1の等価回路を図5に示す。図5において、対応する部 分には同一の符号が付されている。図5から明らかなように、第1端面端子板5 の舌状部19及び第2外部端子4が入出力端子、第1外部端子3が接地端子であ る。
【0019】 次に、前記ラダー型フィルタ1の組立方法について説明する。まず、各枠体6 ,9,12,15の両面にエポキシ系樹脂等の熱硬化性接着剤を塗布して予備乾 燥しておく。次に、第1端面端子板5上に第1枠体6を配置し、第1枠体6内に 第1直列共振子7を収容する。そして、第2枠体9の下面に第1中間端子板8を 配置して第2枠体9内に第1並列共振子10を配置したものを第1枠体6上に積 層する。以下同様に第2中間端子板11から第4枠体15までを積層し、最後に 第2端面端子板17を積層する。そして、得られた積層体を加熱処理すると、各 枠体に塗布された接着剤が硬化し、各部材が一体化して本体部2が得られる。
【0020】 次に、得られた本体部2において、リード電極29の先端部を第1中間端子板 8にはんだ付けする。また、第2枠体9及び第3枠体12の各メタライズ部21 a,21bに対応する外部端子3,4をそれぞれろう付けするとラダー型フィル タ1が得られる。なお、上述の組立工程では、各共振子7,10,13,16は 、各端子板の突起部材25及び各端面端子板の突起18,28により加圧される が、突起部材25の回りに蛇腹部27が設けられているため、突起部材25及び 突起18,28による過大な圧力を受けにくい。このため、組立工程において、 共振子7,10,13,16の破損は起こりにくい。
【0021】 本実施例のラダー型フィルタ1は、上述のように端子板上に枠体を配置してか ら枠体内に共振子を配置する作業の繰り返しにより組み立てられるため、自動組 立てが容易である。また、部材点数が従来例に比べて少ないため、低背化が図れ る。
【0022】 また、ラダー型フィルタ1では、枠体等の部材に厚みのばらつきがあっても、 共振子7,10,13,16に加わる圧力は中間端子板8,11,14の蛇腹部 27により調節されて均一化するので、製造ロット毎にフィルタ特性が異なる等 の不具合が発生しにくい。
【0023】 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、共振子を4つ備えた4素子型のラダー型セラミックフ ィルタに本考案を採用した場合について説明したが、共振子が5つ以上の多素子 型のラダー型フィルタにも本考案を同様に実施できる。
【0024】 多素子型のラダー型フィルタの例を図6に示す。このラダー型フィルタ30は 、6素子型のラダー型フィルタの例である。図において、ラダー型フィルタ30 は、本体部31と、第1外部端子32と、第2外部端子33と、第1リード端子 34と、第2リード端子35とから主に構成されている。
【0025】 本体部31は、舌状部36aを有する第1端面端子板36と、第1枠体37と 、第1中間端子板39と、第2枠体40と、第2中間端子板42と、第3枠体4 3と、第3中間端子板45と、第4枠体46と、第4中間端子板48と、第5枠 体49と、第5中間端子板51と、第6枠体52と、第6中間端子板53と、第 7枠体54と、リード端子56aを有する第2端面端子板56とがこの順に積層 されて構成されており、第1枠体37、第2枠体40及び第5枠体49内に第1 直列共振子38、第2直列共振子41及び第3直列共振子50が、また第3枠体 43、第4枠体46及び第7枠体54内に第1並列共振子44、第2並列共振子 47及び第3並列共振子55がそれぞれ配置されている。また、第6枠体52内 には、各共振子と実質的に同一厚みの絶縁用板材57が配置されている。本体部 31を構成する前記部材は、第2端面端子板56を除いて実施例と同様に構成さ れている。なお、絶縁用板材57は、第3直列共振子50と第3並列共振子55 とを絶縁するための部材である。
【0026】 第1外部端子32と第2外部端子33とは、第3枠体43及び第4枠体46に それぞれ設けられたメタライズ部43a,46aにそれぞれはんだ付けされてい る。第1リード電極34は、両端がそれぞれ第2中間端子板42及び第5中間端 子板51に接続されるようメタライズ部40a,49aにはんだ付けされている 。第2リード電極35は、両端がそれぞれ第1中間端子板39及び第6中間端子 板53に接続するようメタライズ部37a,52aにはんだ付けされている。ま た、リード端子56aは、先端が第1外部端子32にはんだ付けされるようメタ ライズ部54aにはんだ付けされている。
【0027】 このラダー型フィルタ30の等価回路図を図7に示す。図において、対応する 部分には同一符号が付されている。図7から明らかなように、第1端面端子板3 6の舌状部36a及び第2外部端子33が入出力端子、第1外部端子32が接地 端子である。
【0028】 (b) 図8に中間端子板の他の例を示す。図において、中間端子板60は、枠 部61と、枠部61内に配置された支持部62とから主に構成されている。支持 部62は、枠部61と同一平面のS字状に形成されており、枠部61と一体化さ れている。支持部62の中央には、両面に突出する突起部材63が設けられてい る
【0029】 この中間端子板60は、支持部62が主面に対して垂直方向のばね性を有する ので、前記実施例の中間端子板と同様の作用効果を有する。
【0030】 (c) 前記実施例(図1及び図6)では、積層本体部2,31の両端に、片面 に突起を有する端面端子板をそれぞれ配置したが、本考案はこれに限られない。 たとえば、端面端子板に代えて中間端子板を積層本体部2,31の両端に配置し 、さらにその中間端子に枠体を積層した場合も本考案を同様に実施できる。
【0031】
【考案の効果】
本考案のラダー型フィルタは、上述のような端子板を備えたユニットから構成 されているため、低背で自動組立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視分解図。
【図2】前記実施例の縦断面図。
【図3】前記実施例に採用された中間端子板の斜視図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】前記実施例の等価回路図。
【図6】他の実施例の斜視分解図。
【図7】前記他の実施例の等価回路図。
【図8】中間端子板の他の例の斜視図。
【符号の説明】
1,30 ラダー型フィルタ5,17,36,56 端
面端子板6,9,12,15,37,40,43,4
6,49,52,54 枠体7,10,13,16,3
8,41,44,47,50,55 共振子8,11,
14,39,42,45,48,51,53 中間端子
板18,28 突起25 突起部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】内部に圧電共振子が配置された絶縁性枠体
    と、前記圧電共振子に当接し得る突起が形成された端子
    板とを順次積層したことを特徴とするラダー型フィル
    タ。
JP5837491U 1991-06-27 1991-06-27 ラダー型フイルタ Pending JPH054621U (ja)

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