JPH0545950Y2 - - Google Patents

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JPH0545950Y2
JPH0545950Y2 JP1985013256U JP1325685U JPH0545950Y2 JP H0545950 Y2 JPH0545950 Y2 JP H0545950Y2 JP 1985013256 U JP1985013256 U JP 1985013256U JP 1325685 U JP1325685 U JP 1325685U JP H0545950 Y2 JPH0545950 Y2 JP H0545950Y2
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notches
tooth
chuck
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inclined surface
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、材料試験機における試験片挟持用
のチヤツク歯に関するものである。
(従来の技術) 材料試験機のチヤツク歯は、試験中に試験片を
確実に保持することのできるものでなければなら
ないので、従来、引張試験用には引張荷重専用の
チヤツク歯(例えば第8図に示すようなもの)
が、またねじり試験用にはねじり荷重専用のチヤ
ツク歯(例えば第9図に示すようなもの)がそれ
ぞれ用いられてきた。これらチヤツク歯の歯面に
は、負荷される荷重を支持することができるよう
に、荷重の方向に応じて最適の刻目が設けられて
いる。
最近、引張・圧縮のほかにねじりを組み合わせ
た2軸方向の負荷を加える材料試験の必要性が高
まつているが、上記従来のチヤツク歯では引張荷
重とねじり荷重を同時に負荷することはできなか
つた。かりに引張とねじりの2軸の負荷を加える
としても、いずれか一方の負荷を優先してかけて
いた。したがつて、引張荷重とねじり荷重が同時
に加わる場合の材料の強度を正確に知ることはで
きないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、チヤツク歯の試験片に接触する接触
部をV溝状の凹部として形成するとともに、該凹
部の試験片に接触する一方の斜面を引張荷重を支
持する刻目を有する歯面として、また他方の斜面
を前記引張荷重を支持する刻目と異なる方向に刻
目を有するねじり荷重を支持する刻目を有する歯
面として形成した。
(作用) 試験片を挟持する1対のチヤツク歯のそれぞれ
が、引張荷重等の軸方向の荷重を支持する歯面と
ねじり荷重を支持する歯面の両方をそなえている
ので、両荷重を同時に加えてもスリツプが生じ
ず、試験片に負荷を正確に加えることができる。
(実施例) 以下、図面にあらわされた実施例について詳細
に説明する。
第1図は本考案の1実施例をあらわすもので、
このチヤツク歯1は、第3図および第4図に示す
ように2個が1組として材料試験機のチヤツク6
に嵌合して使用されされるもので、試験片2を挟
持する部分が、二つの傾斜面3,4を側壁とする
断面V形の溝状凹部5として形成され、これら傾
斜面3,4が試験片2に接触する歯面となつてい
る。そして、溝状凹部5の一方の傾斜面(図示例
では左側の傾斜面)3には、軸方向に直角な複数
の鋸刃状の刻目7,7,…が平行に刻設されてお
り、他方の傾斜面(右側)4には軸方向の複数の
刻目9,9,…が平行に刻設されている。第2図
は、歯面である上記傾斜面の刻目の形状をあらわ
すもので、aは第1図における左側の傾斜面3の
X−X断面を、またbは同図における右側の傾斜
面4のY−Y断面をあらわす。左側の傾斜面3の
軸に直角な方向の刻目7は、試験片2の軸方向の
スリツプを防止するもので、右側の傾斜面4の軸
方向の刻目9は、試験片2の回転を防止するもの
である。なお、軸方向の中心線C.L.が通る両傾斜
面の境界部には、溝状の切込み部10が形成され
ている。また、チヤツク歯1の背面11は、垂直
方向に対し角θの傾斜面として形成されている。
第5図は上記と異なる実施例をあらわすもの
で、左側の傾斜面3は上記と同様な軸に直角な刻
目7,7,…を有する歯面となつているが、右側
の傾斜面4には互いに平行な複数の斜めの刻目1
3,13,…が刻設されている。この斜めの刻目
13も試験片2の回転を防止するものである。
第6図および第7図はさらに異なる実施例をあ
らわすもので、第6図に示すものは左側の傾斜面
3が上記例と同様の軸に直角な刻目7,7,…を
有し、右側の傾斜面4が互いに交叉する斜線で構
成される網目状の刻目14,14,…を有してい
る。本例でも左側の傾斜面3が軸方向の荷重を支
持し、右側の傾斜面4がねじり荷重を支持する。
また、第7図に示すものは、左半分が緩く傾斜
(角α)した互いに平行な複数の刻目15,15,
…を有し、右半分がそれよりも傾斜(角β)のき
つい互いに平行な複数の刻目16,16,…を有
している。この例でも左半分が主として軸方向の
荷重を支持し、右半分が主としてねじり荷重を支
持する。なお、上記いずれの実施例においても、
左右の傾斜面を互いに入れ換えて、左側でねじり
荷重を支持し、右側で軸方向の荷重を支持するよ
うにしてもよい。また、傾斜面の刻目は、上記図
示例のものに限らず、適当な種々の形状のものを
採用することができる。
(効果) 本考案にかかるチヤツク歯は、試験片をつかむ
チヤツク面すなわち歯面がV状凹部の側壁をなす
二つの傾斜面として形成され、一方の歯面には主
として軸方向の荷重を支持する刻目が設けられ、
他方の歯面には主としてねじり荷重を支持する刻
目が設けられているので、例えば丸棒状の試験片
の両端部に特別な初期加工を施さなくても軸方向
の負荷とねじり方向の負荷を同時に加えることが
可能となり、スリツプのない高精度の試験を行な
うことが可能となつた。このチヤツク歯を軸方向
の荷重またはねじり荷重を単独で負荷する試験に
使用することができることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例をあらわすもので、
aはチヤツク歯の平面図、bは正面図、cは側面
図、第2図は第1図におけるaX−X断面図およ
びbY−Y断面図、第3図と第4図は使用状態を
あらわす平面図と斜視図、第5図、第6図、第7
図は互いに異なる実施例をあらわすもので、aは
正面図、bは左半分の刻目の断面図、cは右半分
の刻目の断面図、第8図と第9図は従来のチヤツ
ク歯の説明図であつて、いずれもaは正面図、b
は刻目の断面図である。 1……チヤツク歯、2……試験片、3,4……
傾斜面(チヤツク面)、5……溝状凹部、6……
チヤツク、7,9,13,14,15,16……
刻目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試験片を挟持するために2個を1組として使用
    する材料試験機用のチヤツク歯において、試験片
    に接触する接触部をV溝状の凹部として形成する
    とともに、該凹部の試験片に接触する一方の斜面
    を引張荷重を支持する刻目を有する歯面として、
    また他方の斜面を前記引張荷重を支持する刻目と
    異なる方向に刻目を有するねじり荷重を支持する
    歯面として形成したことを特徴とする材料試験機
    用チヤツク歯。
JP1985013256U 1985-01-31 1985-01-31 Expired - Lifetime JPH0545950Y2 (ja)

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JPS61129148U JPS61129148U (ja) 1986-08-13
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JPS6013446B2 (ja) * 1978-11-10 1985-04-08 株式会社日本自動車部品総合研究所 気体流量測定装置

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