JPH0737787Y2 - 鋸歯の目立て用治具 - Google Patents
鋸歯の目立て用治具Info
- Publication number
- JPH0737787Y2 JPH0737787Y2 JP8856290U JP8856290U JPH0737787Y2 JP H0737787 Y2 JPH0737787 Y2 JP H0737787Y2 JP 8856290 U JP8856290 U JP 8856290U JP 8856290 U JP8856290 U JP 8856290U JP H0737787 Y2 JPH0737787 Y2 JP H0737787Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- saw
- sandwich
- plates
- jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Food-Manufacturing Devices (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鋸歯の目立て用治具に関し、特に、その構造に
関する。
関する。
一般に、鋸の製造時、または鋸の歯先が鈍くなって切断
作業に支障が生じた場合には、鋸歯の目立てを行って、
歯先を鋭くして使用される。このような目立て作業にお
いて、鋸歯を固定して目立てしやすくするために、第2
図(a)及び第2図(b)に示す目立て用治具が従来よ
り使用されている。
作業に支障が生じた場合には、鋸歯の目立てを行って、
歯先を鋭くして使用される。このような目立て作業にお
いて、鋸歯を固定して目立てしやすくするために、第2
図(a)及び第2図(b)に示す目立て用治具が従来よ
り使用されている。
この目立て用治具1は、一対の一枚板たる挟み板2,2′
と、ボルト3a,ワッシャー3b,3c及びナット3dからなる固
定具3と、楔4とで構成されている。この挟み板2,2′
は、ボルト3aの軸部より大きな径の貫通穴3e,3e′と、
一方の端面1aの側に楔4が挿入されるべき隙間1a′を形
成する傾斜部2a,2a′と、他方の端面1bの側から中間部
にかけて鋸歯5が挿入されるべき隙間1b′を形成する段
差2b,2b′とを有している。
と、ボルト3a,ワッシャー3b,3c及びナット3dからなる固
定具3と、楔4とで構成されている。この挟み板2,2′
は、ボルト3aの軸部より大きな径の貫通穴3e,3e′と、
一方の端面1aの側に楔4が挿入されるべき隙間1a′を形
成する傾斜部2a,2a′と、他方の端面1bの側から中間部
にかけて鋸歯5が挿入されるべき隙間1b′を形成する段
差2b,2b′とを有している。
このような構成からなる目立て用治具1において、一方
の端面1aの側で挟み板2,2′を押し付けると、他方の端
面1bの側で挟み板2,2′は隙間1b′を広げる方向に変位
し、隙間1b′に鋸歯5を挿入することができる。隙間1
b′に鋸歯5を挿入した状態で、隙間1a′に楔4を挿入
すると、一方の端面1aの側で挟み板2,2′は隙間1aを押
し広げ方向に変位すると共に、他方の端面1bの側で挟み
板2,2′は隙間1b′を挟める方に変位し、鋸歯5を固定
する。
の端面1aの側で挟み板2,2′を押し付けると、他方の端
面1bの側で挟み板2,2′は隙間1b′を広げる方向に変位
し、隙間1b′に鋸歯5を挿入することができる。隙間1
b′に鋸歯5を挿入した状態で、隙間1a′に楔4を挿入
すると、一方の端面1aの側で挟み板2,2′は隙間1aを押
し広げ方向に変位すると共に、他方の端面1bの側で挟み
板2,2′は隙間1b′を挟める方に変位し、鋸歯5を固定
する。
しかしながら、従来の目立て用治具においては、以下の
問題点を有する。
問題点を有する。
挟み板2,2′に形成した段差2b,2b′によって鋸歯5
を挿入すべき隙間1b′が形成されており、その加工面で
鋸歯5を固定するので、段差2b,2b′は精度よく加工す
る必要がある。よって、その加工は熟練を有していても
時間を要するものであった。例えば、段差2b,2b′の加
工面の平滑精度が悪い場合には、挟み板2,2′が鋸歯5
を固定する力がばらつき、不安定になる。
を挿入すべき隙間1b′が形成されており、その加工面で
鋸歯5を固定するので、段差2b,2b′は精度よく加工す
る必要がある。よって、その加工は熟練を有していても
時間を要するものであった。例えば、段差2b,2b′の加
工面の平滑精度が悪い場合には、挟み板2,2′が鋸歯5
を固定する力がばらつき、不安定になる。
挟み板2,2′は一枚板を使用しているため曲げ応力
に対する強度が低いので、繰り返し使用すると変形し、
耐久性の低いものであった。
に対する強度が低いので、繰り返し使用すると変形し、
耐久性の低いものであった。
このような、問題点に鑑みて、本考案の課題は合板から
なる挟み板の間にスペーサーを配置する構造を採用し
て、容易に製造できて耐久性が高い鋸歯の目立て用治具
を提供するものである。
なる挟み板の間にスペーサーを配置する構造を採用し
て、容易に製造できて耐久性が高い鋸歯の目立て用治具
を提供するものである。
上記課題を解決するために、少なくとも一対の平行な端
面を有する一対の挟み板が隙間を持って重ね合わされた
重ね合わせ体と、その平行な端面の一方の端面側の隙間
に挿入されるべき楔とを有し、他方の端面側の隙間には
固定されるべき鋸歯が挿入される鋸歯の目立て治具にお
いて、本考案の講じた手段は、合板たる一対の挟み板の
間に挟まれており、挟み板の平行な端面と略平行に少な
くとも2箇所配置されたスペーサーと、このスペーサー
と挟み板とを貫通して固定する固定具とを有するもので
ある。
面を有する一対の挟み板が隙間を持って重ね合わされた
重ね合わせ体と、その平行な端面の一方の端面側の隙間
に挿入されるべき楔とを有し、他方の端面側の隙間には
固定されるべき鋸歯が挿入される鋸歯の目立て治具にお
いて、本考案の講じた手段は、合板たる一対の挟み板の
間に挟まれており、挟み板の平行な端面と略平行に少な
くとも2箇所配置されたスペーサーと、このスペーサー
と挟み板とを貫通して固定する固定具とを有するもので
ある。
また、スペーサーとしてワッシャーを使用することが望
ましい。
ましい。
このように、少なくとも一対の平行な端面を有する一対
の挟み板の間に、挟み板の平行な端面に略平行にスペー
サーを少なくとも2箇所配置して重ね合わせ、スペーサ
ーと挟み板とを共に貫通する固定具により固定すると、
挟み板の間にはスペーサーの厚みによって一定の隙間が
形成される。この挟み板の平行な端面のうち、一方の端
面側の隙間を挟める方向に挟み板の位置を変位させる
と、挟み板は他方の端面側の隙間を広げる方向に変位
し、その隙間に鋸歯を挿入することができる。この隙間
に鋸歯を挿入した状態で、一方の端面側の隙間に楔を挿
入すると、挟み板は隙間は押し広げる方向に位置を変位
すると共に、鋸歯が挿入されている隙間を挟める方に変
位して、鋸歯を固定する。よって、挟み板には鋸歯が挿
入されるべき隙間を形成するために段差を形成する必要
がない、すなわち挟み板の重ね合わせ面は平坦でよいの
で、熟練を有せずとも容易に鋸の目立て用治具を製造す
ることができる。さらに、挟み板は合板からなっている
ので、曲げ応力に対する強度が強いため、耐久性の高い
目立て用治具を製造することができる。
の挟み板の間に、挟み板の平行な端面に略平行にスペー
サーを少なくとも2箇所配置して重ね合わせ、スペーサ
ーと挟み板とを共に貫通する固定具により固定すると、
挟み板の間にはスペーサーの厚みによって一定の隙間が
形成される。この挟み板の平行な端面のうち、一方の端
面側の隙間を挟める方向に挟み板の位置を変位させる
と、挟み板は他方の端面側の隙間を広げる方向に変位
し、その隙間に鋸歯を挿入することができる。この隙間
に鋸歯を挿入した状態で、一方の端面側の隙間に楔を挿
入すると、挟み板は隙間は押し広げる方向に位置を変位
すると共に、鋸歯が挿入されている隙間を挟める方に変
位して、鋸歯を固定する。よって、挟み板には鋸歯が挿
入されるべき隙間を形成するために段差を形成する必要
がない、すなわち挟み板の重ね合わせ面は平坦でよいの
で、熟練を有せずとも容易に鋸の目立て用治具を製造す
ることができる。さらに、挟み板は合板からなっている
ので、曲げ応力に対する強度が強いため、耐久性の高い
目立て用治具を製造することができる。
さらに、スペーサーとしてワッシャーを使用すると、固
定具が貫通するための穴加工を必要とせず、またいずれ
のスペーサーの厚みも一定にすることができる。
定具が貫通するための穴加工を必要とせず、またいずれ
のスペーサーの厚みも一定にすることができる。
次に、本考案の実施例に係る鋸歯の目立て用治具につい
て、第1図(a)及び第1図(b)を参照して、以下に
説明する。
て、第1図(a)及び第1図(b)を参照して、以下に
説明する。
第1図(a)は実施例に係る鋸歯の目立て用治具の構造
を示す正面図であり、第1図(b)はその使用状態を示
す斜視図である。
を示す正面図であり、第1図(b)はその使用状態を示
す斜視図である。
目立て用治具6は、合板からなる1対の挟み板7,7′
と、ボルト3a,ワッシャー3b,3c及びナット3dで構成され
た固定具3と、固定具3によって平板7,7′の間に挟ま
れた状態で固定された平ワッシャーたるスペーサー8
と、楔4とで構成されている。この挟み板7,7′は、ボ
ルト3aの軸部より大きな径の貫通穴3f,3f′と、一方の
端面6aの側に楔4が挿入されるべき隙間6a′を形成する
傾斜部7a,7a′と、他方の端面6bの側にスペーサー8に
よって形成された鋸歯5が挿入されるべき隙間6bとを有
している。
と、ボルト3a,ワッシャー3b,3c及びナット3dで構成され
た固定具3と、固定具3によって平板7,7′の間に挟ま
れた状態で固定された平ワッシャーたるスペーサー8
と、楔4とで構成されている。この挟み板7,7′は、ボ
ルト3aの軸部より大きな径の貫通穴3f,3f′と、一方の
端面6aの側に楔4が挿入されるべき隙間6a′を形成する
傾斜部7a,7a′と、他方の端面6bの側にスペーサー8に
よって形成された鋸歯5が挿入されるべき隙間6bとを有
している。
このような構成からなる目立て用治具6において、一方
の端面6aの側で挟み板7,7′を押し付けると、他方の端
面6bの側において挟み板7,7′はスペーサー8を支点と
して隙間6b′を広げる方向に変位し、隙間6b′に鋸歯5
を挿入することができる。次に、隙間6b′に鋸歯5を挿
入した状態で、隙間6a′に楔片4を挿入すると、挟み板
7,7′は隙間6a′を押し広げる方向に変位すると共に、
他方の端面6bの側において挟み板7,7′は固定具3で両
側を固定された状態で隙間6b′を挟める方に変位し鋸歯
5を固定する。
の端面6aの側で挟み板7,7′を押し付けると、他方の端
面6bの側において挟み板7,7′はスペーサー8を支点と
して隙間6b′を広げる方向に変位し、隙間6b′に鋸歯5
を挿入することができる。次に、隙間6b′に鋸歯5を挿
入した状態で、隙間6a′に楔片4を挿入すると、挟み板
7,7′は隙間6a′を押し広げる方向に変位すると共に、
他方の端面6bの側において挟み板7,7′は固定具3で両
側を固定された状態で隙間6b′を挟める方に変位し鋸歯
5を固定する。
以上のとおり、実施例においては、挟み板7,7′の重ね
合わせ面は平坦であっても、スペーサー8によって隙間
が形成されているので、鋸歯5が挿入されるべき隙間6
b′が確保されている。よって、挟み板7,7′には段差を
形成する必要がなく、熟練を有せずとも容易に目立て用
治具を製造することができる。しかも、挟み板7,7′は
合板を使用しているので、強度が高いため、耐久性の高
い目立て用治具を実現することができる。
合わせ面は平坦であっても、スペーサー8によって隙間
が形成されているので、鋸歯5が挿入されるべき隙間6
b′が確保されている。よって、挟み板7,7′には段差を
形成する必要がなく、熟練を有せずとも容易に目立て用
治具を製造することができる。しかも、挟み板7,7′は
合板を使用しているので、強度が高いため、耐久性の高
い目立て用治具を実現することができる。
また、スペーサー8は端面6a,6bに対して平行な位置に
3箇所配置されているので、挟み板7,7′は鋸歯5を均
一に保持でき、確実に固定できる。
3箇所配置されているので、挟み板7,7′は鋸歯5を均
一に保持でき、確実に固定できる。
さらに、実施例においては、挟み板7,7′の一方の端面
側には傾斜部7a,7a′を形成した構造であるので、鋸歯
5を固定するための楔4を挿入しやすい構造となってい
る。
側には傾斜部7a,7a′を形成した構造であるので、鋸歯
5を固定するための楔4を挿入しやすい構造となってい
る。
そして、スペーサー8として平ワッシャーを使用してい
るので、ボルト3aで固定するための穴開け加工を必要と
せず、またいずれのスペーサー8の厚みも一定にするこ
とができる。
るので、ボルト3aで固定するための穴開け加工を必要と
せず、またいずれのスペーサー8の厚みも一定にするこ
とができる。
以上のとおり、本考案に係る鋸歯の目立て用治具におい
ては、合板からなる挟み板の間にスペーサーを有するの
で、挟み板に段差を精度よく加工せずとも、挟み板の間
に鋸歯が挿入されるべき隙間を形成することができ、さ
らに合板を使用しているので、熟練を有せずとも容易に
耐久性の高い目立て用治具を実現できる。
ては、合板からなる挟み板の間にスペーサーを有するの
で、挟み板に段差を精度よく加工せずとも、挟み板の間
に鋸歯が挿入されるべき隙間を形成することができ、さ
らに合板を使用しているので、熟練を有せずとも容易に
耐久性の高い目立て用治具を実現できる。
3a……ボルト(固定具) 3b,3c……ワッシャー(固定具) 3d……ナット(固定具) 4……楔 5……鋸歯 6……鋸歯の目立て治具 6a,6b……平行な端面 6a′……楔が挿入されるべき隙間 6b′……鋸歯が挿入されるべき隙間 7,7′……合板からなる挟み板 8……座金たるスペーサー。
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも一対の平行な端面を有する一対
の挟み板が隙間を持って重ね合わされた重ね合わせ体
と、その平行な端面の一方の端面側の隙間に挿入される
べき楔とを有し、他方の端面側の隙間には固定されるべ
き鋸歯が挿入される鋸歯の目立て治具であって、合板た
る一対の該挟み板の間に挟まれており、該挟み板の平行
な端面と略平行な位置に少なくとも2箇所配置されたス
ペーサーと、該スペーサーと該挟み板とを貫通して固定
する固定具とを有していることを特徴とする鋸歯の目立
て用治具。 - 【請求項2】請求項第1項において、該スペーサーがワ
ッシャーであることを特徴とする鋸歯の目立て用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8856290U JPH0737787Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 鋸歯の目立て用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8856290U JPH0737787Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 鋸歯の目立て用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0445624U JPH0445624U (ja) | 1992-04-17 |
JPH0737787Y2 true JPH0737787Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31821873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8856290U Expired - Fee Related JPH0737787Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 鋸歯の目立て用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737787Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-24 JP JP8856290U patent/JPH0737787Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0445624U (ja) | 1992-04-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |