JP3009750U - だ ぼ - Google Patents

だ ぼ

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JP3009750U
JP3009750U JP1994013213U JP1321394U JP3009750U JP 3009750 U JP3009750 U JP 3009750U JP 1994013213 U JP1994013213 U JP 1994013213U JP 1321394 U JP1321394 U JP 1321394U JP 3009750 U JP3009750 U JP 3009750U
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JP
Japan
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dowel
notch
furniture
wedge
neck
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JP1994013213U
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English (en)
Inventor
正 小沢
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正 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】家具や木造建築等の構成材を強固に接続するた
めに使用するだぼに関する。 【構成】両端部から所定の位置に小径の首部を設け、か
つ両端部から上記首部を横断する切り込みを互いに交差
する方向に形成するとともに、上記切り込みに切り込み
の幅より幅の狭いくさびをはめ込んだことを特徴とす
る。 【効果】切り込みがだぼを構成する丸棒の周囲に設けた
小径の首部を横切るように形成されている。したがっ
て、家具等の構成材に穿設した接続孔にはめ込んだ際、
接着剤が上記切り込みから上記小径の首部を経てだぼの
周囲にゆきわたり、だぼの接着強度が飛躍的に向上す
る。また、上記切り込みにくさびを圧入してだぼの径を
大きくするとともに、家具等の構成材の木目に対応して
くさびの圧入による加圧方向を決めることが可能となっ
たことにより、なお一層接着強度を高めることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、家具や木造建築等の構成材を強固に接続するために使用するだぼ に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家具等の構成材を接続するために使用しているだぼ21は、第6図に示 すような丸棒22の端部から所定の位置に小径の首部23を設けたものであった 。
【0003】 そして家具等の構成材11を接続する際、構成材11に設けた接続孔12に接 着剤13を充填しておき、その上からだぼ21をはめ込んでいた。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、だぼ21を接続孔12にはめ込む際に、だぼ21の先端で接着 剤13が押されてしまう。そのため、家具等の構成材11自体やその間隙に圧入 されてしまって、だぼ21の周囲に接着剤13がゆきわたらず、接着強度が低下 してしまうという欠点があった。
【0005】 このような欠点は、上記丸棒22の周囲に縦溝もしくはらせん状の溝を形成し た場合でもそれほど解消されていなかった。
【0006】 そこで本考案者は先に実願平−10006号において、両端部から所定の位置 に小径の首部を設け、かつ両端部から上記首部を横断する切り込みを形成すると ともに、上記切り込みに切り込みの幅より幅の狭いくさびをはめ込むことにより 、上記欠点を解消することを提案した。しかしながら上記考案においては、家具 等の構成材11の板目の関係で、接続時に家具等の構成材11が割れてしまうと いう欠点があることが判明した。
【0007】 この考案は従来例の以上の欠点を解消しようとするもので、家具等の構成材1 1に無理な負荷を掛けることがなく、良好な接着強度を得ることが可能なだぼを 提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの考案のだぼは、両端部から所定の位置に小径の首部を設け、かつ 両端部から上記首部を横断する切り込みを互いに交差する方向に形成するととも に、上記切り込みに切り込みの幅より幅の狭いくさびをはめ込んだことを特徴と するものである。
【0009】 この考案のだぼはまた、上記切り込みを、丸棒の長さの半分よりやや長めに形 成することにより、切り込みが丸棒のほぼ中間部分で連通するようにしてなるこ とをも特徴としている。
【0010】
【作用】
以上のように構成したこの考案のだぼは、上記切り込みがだぼを構成する丸棒 の周囲に設けた小径の首部を横切るように形成されている。したがって、家具等 の構成材に穿設した接続孔にはめ込んだ際、接着剤が上記切り込みから上記小径 の首部を経てだぼの周囲にゆきわたり、だぼの接着強度が飛躍的に向上する。
【0011】 また、上記切り込みにくさびを圧入してだぼの径を大きくするとともに、家具 等の構成材の木目に対応してくさびの圧入による加圧方向を決めることが可能と なったことにより、なお一層接着強度を高めることができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案のだぼの実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0013】 図1ないし図4において、1は丸棒2からなるだぼで、丸棒2の両端から所定 の位置に2段の小径の首部3を設けるとともに、その両端から上記首部3を横断 する切り込み4を、互いに交差する方向に形成している。
【0014】 また切り込み4は、丸棒2の長さの半分よりやや長めに形成することにより、 丸棒2のほぼ中間部分で連通し、接着剤どうしが一体化してより接着強度が増す よう構成されている。
【0015】 上記切り込み4には、切り込み4の幅より幅の狭いくさび5がはめ込まれ、こ のくさび5によって図3(イ)の状態から図3(ロ)に示すように丸棒2の径が 大きくなってだぼ1を家具等の構成材から抜けにくくしている。
【0016】 上記だぼ1の使用に際しては、家具等の構成材11を接続する際、図4に示す ように、構成材11に設けた接続孔12に接着剤13を充填しておき、その上か ら切り込み4にくさび5を軽く差し込んだ状態のだぼ1をはめ込めばよい。
【0017】 この際、だぼ1の先端で接着剤13が押されてしまう。しかしながら、くさび 5は切り込み4の幅より幅が狭いので、接着剤13は接続孔12の周壁とくさび 5の側面との間を通過してだぼ1の首部3にゆきわたり、だぼ1を接続孔12に 高い強度で固定する。
【0018】 図5は、一対の家具等の構成材11,11’の板目に対応しただぼ1の使用態 様を説明するもので、一対の家具等の構成材11,11’はそれぞれその長さ方 向に沿って板目14が伸びるよう切り出されている。そこでだぼ1の両側に配置 した家具等の構成材11,11’の一方の横向きの構成材11には、切り込み4 が縦長に配置された状態でその接続孔12にだぼ1を圧入する。また、他方の縦 の構成材11’には、切り込み4が横長に配置された状態でその接続孔12にだ ぼ1を圧入する。
【0019】 上述のように切り込み4の向きを、家具等の構成材11,11’の板目14に 直角になるよう配置することにより、切り込み4がくさび5によって拡げられた 場合の負荷が板目14に沿った方向にかかる。したがって板目14の間で剥離す るように割れることがなく、家具等の構成材11,11’を確実に接続すること ができる。
【0020】 上記実施例においては、だぼ1を構成する丸棒2表面を平滑なものとして説明 したが、丸棒2の周囲に縦溝もしくはらせん状の溝を形成して接着剤13の浸透 を促進できるようにすることは自由である。
【0021】 またこの考案のだぼは、接着強度の面で非常に優れたものであり、家具の構成 材の接続のみならず、木造建築等の構成材を接続するために使用しても何ら支障 がない。
【0022】
【考案の効果】
以上のように構成したこの考案のだぼは、上記切り込みがだぼを構成する丸棒 の周囲に設けた小径の首部を横切るように形成されている。したがって、家具等 の構成材に穿設した接続孔にはめ込んだ際、接着剤が上記切り込みから上記小径 の首部を経てだぼの周囲にゆきわたり、だぼの接着強度が飛躍的に向上する。
【0023】 また、上記切り込みにくさびを圧入してだぼの径を大きくするとともに、家具 等の構成材11の木目に対応してくさびの圧入による加圧方向を決めることが可 能となったことにより、なお一層接着強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のだぼの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】一部切欠側面図である。
【図3】(イ)は正面図、(ロ)はくさびを打ち込んだ
状態の正面図である。
【図4】使用状態の一部切欠側面図である。
【図5】使用状態の斜視図である。
【図6】従来例の一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 だぼ 2 丸棒 3 首部 4 切り込み 5 くさび 11,11’ 家具等の構成材 12 接続孔 13 接着剤 14 板目 21 だぼ 22 丸棒 23 首部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部から所定の位置に小径の首部を設
    け、かつ両端部から上記首部を横断する切り込みを互い
    に交差する方向に形成するとともに、上記切り込みに切
    り込みの幅より幅の狭いくさびをはめ込んだことを特徴
    とするだぼ。
  2. 【請求項2】 切り込みを、丸棒の長さの半分よりやや
    長めに形成することにより、切り込みが丸棒のほぼ中間
    部分で連通するようにしてなる請求項1に記載のだぼ。
JP1994013213U 1994-09-30 1994-09-30 だ ぼ Expired - Lifetime JP3009750U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066060A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Asahi Woodtec Corp 部材の連結構造
JP2014066059A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Asahi Woodtec Corp 段板取付構造および段板取付方法
KR101426447B1 (ko) * 2013-02-25 2014-08-06 합자회사 현대스틸우드 목재 부식방지용 조립 다우얼 바

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