JP2003199663A - フォーク付き割り箸 - Google Patents

フォーク付き割り箸

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JP2003199663A
JP2003199663A JP2001402101A JP2001402101A JP2003199663A JP 2003199663 A JP2003199663 A JP 2003199663A JP 2001402101 A JP2001402101 A JP 2001402101A JP 2001402101 A JP2001402101 A JP 2001402101A JP 2003199663 A JP2003199663 A JP 2003199663A
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fork
chopstick
chopsticks
split
crack
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JP2001402101A
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Fumio Hanzawa
文雄 半澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 割れ目から割るとフォーク部を含めて2つに
なるようにし、箸として使用するときにも扱い易いよう
にしたフォーク付き割り箸を提供する。 【解決手段】 本発明に係るフォーク付き割り箸は、頭
側Aの一部を残して割れ目4が入っている箸部2と、該
箸部2の頭端に設けた幅広部3aから複数歯を延設させ
てなるフォーク部3とを備え、該フォーク部3の歯間溝
3bの一つ3b′の底端3b″を前記箸部2の割れ目4
の割れ方向の延長上に位置させたことを特徴とし、箸部
2を割れ目4より割ったときに2本とも同一長さとな
り、「箸」として違和感なく使用でき、しかも割面を合
わせて箸部2を把持柄とすることにより「フォーク」と
しても使用できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、割れ目から割ると
フォーク部を含めて2つになり、その状態で箸として使
用できる一方、割面を合わせてフォークとして使用でき
るようにしたフォーク付き割り箸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフォーク付き割り箸とし
て、実用新案登録第3013501号として開示されて
いるものがあった。これは箸を使用するに不慣れな外国
人、手の不自由な者、幼児には好都合であると言える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
用新案登録第3013501号の場合には、スプーンや
フォーク部は、割れ目から割って2つにした箸の一方の
頭端にのみ偏って形成されていたため、割れ目から割っ
て2本箸にしたときに、スプーンやフォーク部が形成さ
れている方の1本と、スプーンやフォーク部が形成され
ていない方の1本とで長さが異なってしまい、箸として
使用する場合に非常に扱いにくいものとなっていた。こ
れは丁度、大人用の箸と子供用の箸を2本合わせて使用
するような違和感があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解消するためのも
ので、その目的とするところは、割れ目から割るとフォ
ーク部を含めて2つになるようにし、箸として使用する
ときにも扱い易いようにしたフォーク付き割り箸を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るフォーク付き割り箸は、頭側の一部を
残して割れ目が入っている箸部と、該箸部の頭端に設け
た幅広部から複数歯を延設させてなるフォーク部とを備
え、該フォーク部の歯間溝の一つの底端を前記箸部の割
れ目の割れ方向の延長上に位置させたことを特徴とし、
箸部を割れ目より割ったときに2本とも同一長さとな
り、箸として違和感なく使用でき、しかも割面を合わせ
て把持柄とすることによりフォークとしても使用できる
ように構成した。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係るフォー
ク付き割り箸は、前記箸部の割れ目の割れ方向の延長上
に、フォーク部の歯間溝の一つに達する筋状溝を刻設し
たことを特徴とし、箸部を割れ目より割ったときに、そ
の割面がフォーク部の歯間溝の一つに確実に到達するよ
うに構成した。
【0007】さらにまた、請求項3に記載の発明に係る
フォーク付き割り箸は、前記箸部とフォーク部とが、木
材又は竹材の細胞繊維に沿って形成されていることを特
徴とし、食物を突き刺すフォーク部に必要な強度が得ら
れるように構成した。
【0008】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。図1は本願フォーク付き割り箸の
略示的斜視図、図2は箸部に設けた筋状溝を示す拡大断
面図、図3は側面図、図4は打ち抜き前の素材の平面
図、図5は打ち抜き用の雄型及び雌型を対向させたとき
の側面断面図、図6は箸として使用している状態を示す
斜視図、図7はフォークとしての使用している状態を示
す斜視図である。
【0009】1は本願フォーク付き割り箸である。本願
フォーク付き割り箸1は、箸部2とフォーク部3とから
なる。前記箸部2は頭側Aの一部(間隔S)を残して割
れ目4が入っている。該箸部2のつまみ側Bはつまみ性
を向上させるため先細部5になっている。勿論、先細部
5に加工しない場合もある。
【0010】前記フォーク部3は、前記箸部2の頭端に
設けた幅広部3aから複数(図面上では4本)のフォー
ク歯3bを延設させてなる。そして、フォーク歯3bの
歯間溝3cの一つ(中央溝3c′)の底端3c″は、前
記箸部2の割れ目4の割れ方向の延長上(破線で示す)
に位置させている。この割れ目4の割れ方向の延長上に
位置させた歯間溝3cの一つ3c′は、図1の如く、他
の歯間溝3cより深く形成し、前記割れ目4の先端側に
接近させている。
【0011】前記フォーク歯3bの歯間溝3cの一つ3
c′の底端3c″を、前記箸部2の割れ目4の割れ方向
の延長上に位置させたのは、箸部2を割れ目4より割っ
たときに、その割面がフォーク部3の歯間溝3cの一つ
3c′に到達するようにするためである。この場合、前
記箸部2の割れ目4が入っていない頭側Aの間隔S部に
は、割れ目4の割れ方向の延長上に沿って、図2の如
く、上下面に筋状溝4′を刻設しておけば、より確実に
割れ目4の割面がフォーク部3の歯間溝3cの一つ3
c′に到達するようになる。
【0012】前記筋状溝4′は、上下面に対向的に刻設
されているが、片面のみでも良いことは勿論である。ま
た、筋状溝4′は、図2では楕円状の深めの面取り加工
しているが、単に、鋸目を入れる(深さ0.5mm程
度)ことでもよい。
【0013】前記フォーク部3は、図3の如く、箸部2
の下面2bに対して曲角R1 を取って曲げ、その曲面
2b′に対して更に曲角R2 を取って曲返すように加
工するとよい。この場合、フォーク歯3bの歯先3b′
を箸部2の上面2aと面一とするとともに、該歯先3
b′と曲底面3b″との段差Dを13〜15mm程度に
すると、食物の突き刺し易さ、突き刺した食物の口への
運び易さが得られる。
【0014】前記箸部2とフォーク部3は、木材(イタ
ヤカエデ=メイプルなど)又は竹材(孟宗竹など)を素
材として用い、かつ、木材又は竹材の細胞繊維(図示せ
ず)に沿って形成するとよい。即ち、木材又は竹材の細
胞繊維は土壌より養分を吸い上げるための導管(又は道
管ともいう)を破壊しないようにすることが、食物を突
き刺して口に運ぶフォーク歯に必要な強度を与えるため
に重要である。
【0015】木材又は竹材の細胞繊維を破壊しないよう
に作成するには、高度な特殊金型及び治具を用いて熱圧
を掛けて曲げるか、細胞繊維を潰して絞り込み固定する
方法を採用するとよい。このためには、先ず、図4の如
く、素材(木材又は竹材)Gより箸部2及びフォーク部
3を打ち抜き線Uに沿って打ち抜く(素材上の打ち抜き
線42は雄型及び雌型の打ち抜き線であって便宜上のも
のである)。
【0016】前記素材Gは、図5に示すような打ち抜き
用の雄型M及び雌型Wにより打ち抜かれる(刃は図面上
では省略している)。この打ち抜き時、特に、フォーク
部3となる部分には加熱圧縮力が加えられるように凸部
M′と凹部W′が設けられている。この加熱圧縮の結
果、素材(一点鎖線)Gはその細胞繊維が偏平化(潰さ
れ)して絞り込み固定されることとなる。
【0017】上述の如く、得られた本願フォーク付き割
り箸1は、素材をそのまま活かしてもよいが、漂白した
り、抗菌仕上げしたりすることも可能である。また、高
級土産物品とか高級品としての見栄えをあげるため、あ
るいは清潔感をより向上させるため等の目的で漆その他
の塗料などで塗仕上げをすることもある。
【0018】上記実施態様により示した本願フォーク付
き割り箸1は、その割れ目4を外方に拡開して割ったと
きに、その割面がフォーク部3の歯間溝の一つ3b′の
底端3b″に達して2つになり、その長さは常に同一に
なるため、図6のように、箸として違和感なく使用する
ことができ、使い易いものとなる。
【0019】また、前述の如く、2つになった箸部2の
割面を合わせ、図7の如く、箸部2を把持柄として持ち
替えると、そのままフォークとして使用できる。従っ
て、箸を使用するに不慣れな外国人、手の不自由な者、
幼児には大変に好都合であるといえる。
【0020】さらに、箸に慣れている人でも、食事の内
容によっては、箸とフォークが身近に自然に存在してい
ることが望まれるが、本願フォーク付き割り箸1は、正
に、望まれる通りのものである。勿論、フォークとして
のみ使用するときは箸部2は割らないで最初から把持柄
として利用されることとなる。
【0021】上記実施態様では示していないが、本願フ
ォーク付き割り箸1は、箸部3とフォーク3とを互いに
継手(例えば、ホゾとホゾ穴などの細工を施して切組み
継ぎ等)を介して継ぎ合わせて一体化するようにしても
よいことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフォ
ーク付き割り箸は、頭側の一部を残して割れ目が入って
いる箸部と、該箸部の頭端に設けた幅広部から複数歯を
延設させてなるフォーク部とを備え、該フォーク部の歯
間溝の一つの底端を、前記箸部の割れ目の割れ方向の延
長上に位置させたことを特徴としているから、箸部を割
れ目より割ったときに、フォーク部も共に割れ、2本が
同一長さとなり、2本箸として使い易くなるとともに、
割面を合わせると、箸部が把持柄となりフォークとして
使用できるなど、各種の優れた効果を奏するものであ
る。
【0023】また、請求項2に記載の発明に係るフォー
ク付き割り箸は、前記箸部の割れ目の割れ方向の延長上
に、フォーク部の歯間溝の一つに達する筋状溝を刻設し
たことを特徴としているから、箸部を割れ目より割った
ときに割目が筋状溝をガイドとしてフォーク部の歯間溝
の一つに確実に到達し、綺麗に2つになるという優れた
効果を奏するものである。
【0024】さらにまた、請求項3に記載の発明に係る
フォーク付き割り箸は、前記箸部とフォーク部が、木材
又は竹材を素材として用い、かつ木材又は竹材の繊維に
沿って作成されていることを特徴としているから、木材
又は竹材でありながら食物を突き刺すフォーク部に充分
な強度的が得られるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願フォーク付き割り箸の略示的斜視図であ
る。
【図2】箸部に設けた筋状溝を示す拡大断面図である。
【図3】本願フォーク付き割り箸の側面図である。
【図4】本願フォーク付き割り箸を打ち抜く前の素材の
平面図である。
【図5】本願フォーク付き割り箸の打ち抜き用の雄型及
び雌型を対向させたときの側面断面図である。
【図6】本願フォーク付き割り箸を割って箸として使用
している状態を示す斜視図である。
【図7】本願フォーク付き割り箸をフォークとしての使
用している状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 本願フォーク付き割り箸 2 箸部 2a 箸部の上面 2b 箸部の下面 2b′ 曲面 3 フォーク部 3a 幅広部 3b フォーク歯 3b′ フォーク歯の歯先 3b″ 曲底面 3c 歯間溝 3c′ 一つの溝(中央溝) 3c″ 底端 4 割れ目 4′ 筋状溝 5 先細部 A 箸部の頭側 B 箸部のつまみ側 S 間隔 D 段差 G 素材(木材・竹材) U 打ち抜き線 M 打ち抜き用の雄型 W 打ち抜き用の雌型 M′ 凸部 W′ 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭側の一部を残して割れ目が入っている
    箸部と、該箸部の頭端に設けた幅広部から複数歯を延設
    させてなるフォーク部とを備え、該フォーク部の歯間溝
    の一つの底端を、前記箸部の割れ目の割れ方向の延長上
    に位置させたことを特徴とするフォーク付き割り箸。
  2. 【請求項2】 前記箸部の割れ目の割れ方向の延長上
    に、フォーク部の歯間溝の一つに達する筋状溝を刻設し
    たことを特徴とする請求項1に記載のフォーク付き割り
    箸。
  3. 【請求項3】 前記箸部とフォーク部とが、木材又は竹
    材の細胞繊維に沿って形成されていることを特徴とする
    請求項1〜3のうちの1に記載のフォーク付き割り箸。
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