JPH0545734Y2 - - Google Patents

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JPH0545734Y2
JPH0545734Y2 JP1986100460U JP10046086U JPH0545734Y2 JP H0545734 Y2 JPH0545734 Y2 JP H0545734Y2 JP 1986100460 U JP1986100460 U JP 1986100460U JP 10046086 U JP10046086 U JP 10046086U JP H0545734 Y2 JPH0545734 Y2 JP H0545734Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は開閉する蓋を具備した樹脂成形品の該
蓋のヒンジ部構造に関するものである。
(従来技術) 一般の洋間天井の片隅には、天井裏への点検用
入口が設けられ、該入口の周りには廻り縁が取着
されている。第6図は天井点検入口の廻り縁の具
体例を示したものであり、aはその外観を、bは
aにおけるA−A断面拡大図であるが、該廻り縁
は本体イと蓋ロで形成された長尺材であつて、該
蓋ロは開閉自在で内部には連続した空間ハを有し
ている。そして、該廻り縁は天井板ニを打ち止め
ている野縁ホにビスヘでもつて止着されている
が、該ビスヘは上記蓋ロを開いて本体イの背板を
止着しているため、該蓋ロを閉じることでビスヘ
の頭部は外からは見えなくなつている。、このよ
うな廻り縁は点検入口のみならず、天井板と内壁
境界に取着される廻り縁の場合も、形態は異なる
が本体と蓋とから形成された樹脂成形品が用いら
れている。ところで、従来の廻り縁等、本体に開
閉自在な蓋を具備した成形品のヒンジ部ト、チは
第7図や第8図に示す形態を成しており、該ヒン
ジ部ト,チは本体イ及び蓋ロに対し比較的軟らか
い軟質合成樹脂が用いられている。第7図のヒン
ジ部トは該蓋ロと同一厚さでもつて形成しなけれ
ばならず、その成形は容易でなく該成形寸法にバ
ラツキを生じ、さらに蓋の開閉もしにくくなる。
したがつて、該ヒンジ部チの厚さを小さくし、第
8図のように成形すれば成形寸法は向上するが、
ヒンジ部チが弱いため第9図に示すごとく蓋ロを
閉じた際の反力や自重によつて該ヒンジ部チが沈
んだり、時には浮き上がつたりするといつた現象
が発生し、そのため表面は平坦にならず体裁が悪
く、このような僅かな浮き沈みも光の反射を変え
てしまうため外観的に非常に目立つてしまう。
(本考案の目的) このように、開閉蓋を具備した成形品の該蓋ヒ
ンジ部構造は、該ヒンジ部の厚さを蓋厚に相当す
る寸法にすれば成形性が低下し、該厚さを小さく
すればヒンジ部の浮き沈み現象が発生する訳で、
本考案に係るヒンジ部はこの問題の解決を目的と
して考案されたものである。
(本考案の構成) 本考案のヒンジ部構造は上記問題点を解決する
ため次の特徴をもつて構成される。
(1) ヒンジ部構造の基本的形態は第8図に示すご
とく、軟質合成樹脂から成る比較的厚さの薄い
ヒンジ部を用いている。すなわち、軟質合成樹
脂である該ヒンジ部を薄くすることで、成形寸
法の向上を図り、蓋を開く際にヒンジ部の内外
周に生じる圧縮応力並びに引張応力を軽減し
て、ヒンジ部に負担をかけないよう考慮してい
る。
(2) ヒンジ部を支えるための係止部を形成してい
る。
上記のごとくヒンジ部厚さを小さくすること
で、必然的に該ヒンジ部が沈んだり、浮き上が
つたりする訳であるが、上記係止部を設けて、
蓋の裏面側を支えている。ここで、該係止部は
蓋裏面側を支え得るものであればよく、一般的
には本体の一部を蓋裏面方向に突出形成した形
状となつている。
以下、本考案に係るヒンジ部構造の実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本考案に係るヒンジ部構造を持つた廻
り縁を表わしたものであり、該廻り縁は本体1、
蓋2、ヒンジ部3から成り、該蓋2はヒンジ部3
を介して開閉自在に連結されている。ところで、
上記廻り縁は同図に示すごとく、所定断面形状を
成す長尺状の樹脂成形品であつて、該本体1と蓋
2はヒンジ部3を介して一体的に成形される。該
成形法は慣用技術であるため、ここでの説明は省
略するが、該本体1は背板4の両側に側板5を突
出させて凹状化し、該側板5の端から上記背板4
に平行してフロントパネル6,6を設け、さら
に、フロントパネル6端には縁7を上記背板4側
へ側板5に平行して形成している。また、背板4
には該廻り縁を止着するためのビス孔8,8……
が長手方向に等ピツチで貫通されている。ところ
で、該側板5の内面側10には小さな凸片11を
突出し、該凸片11は蓋2の端に形成している鍵
部12に設けた凹溝13と蓋2が閉じた際に係合
し得るようその位置が定められている。一方、他
の側板5の内側面14にも内側に係止部9を突
出・形成している。第2図は該係止部9並びにヒ
ンジ部3の詳細を表わしたものであるが、蓋2は
閉じた状態にて、本体1の内側面14と僅かの隙
間15を残して形成されており、また、該蓋2の
裏面16は同じく閉じた状態で上記係止部9と当
接している。該隙間15の形成は本体1、蓋2及
びヒンジ部3を一体成形するため必然的に生じる
隙間であると同時に。該蓋2を無理なく円滑に開
閉するためにも必要である。
第3図は上記廻り縁を天井の点検用入口に取着
された場合の断面を示したものであり、該廻り縁
は蓋2を開いて本体1の背板4に設けられたビス
孔8を介して天井板18を止着している野縁19
に固定される。この場合、本体1の縁7,7は天
井板18と隙間なく密着し、また、蓋2を閉じる
ことでビス17の頭を隠してしまう。
ところで、該実施例は天井の点検入口用廻り縁
であるが、第4図に示す廻り縁は天井外周である
側壁20との境界に取着される廻り縁の例であ
り、この場合にも本体1を野縁21に固定し、ヒ
ンジ部3及び係止部9を介して蓋2を開閉自在に
具備し、中部には大きな空間22を形成してい
る。
さらに第5図は床面23と側壁20との境界に
取着される巾木の実施例を示したもので、開閉自
在な蓋2の中部には空間22を形成し、ヒンジ部
3側の蓋2裏面16は同じく係止部9と当接し、
支持されている。
本考案に係るヒンジ部構造は以上実施例で述べ
た廻り縁は巾木に限るものでなく、開閉する蓋を
本体と一体的に成形される樹脂成形品であれば適
用可能であり、該蓋2を開閉するヒンジ部3を軟
質合成樹脂で形成するとともに、ヒンジ部側の蓋
裏面16を支える係止部9を設けたものであつ
て、次のような効果を得ることができる。
(効果) (1) 蓋2は軟質合成樹脂から成るヒンジ部3を介
して支持されているのみならず、蓋裏面16に
は係止部9が当接しているため、該蓋2を閉じ
た場合、蓋の自重や鍵部12に作用する反力に
よつてヒンジ部3を圧縮して、該ヒンジ部3並
びにヒンジ部側の蓋表面が沈んだり、浮き上が
つたりするといつた現象はなく、該表面は平坦
な面を呈す。
(2) また、巾木等、蓋2の表面から外力の作用す
る場合には、軟質合成樹脂から成るヒンジ部3
のみで蓋2の一端を支持することはないが、係
止部9により裏面16を支持することができ、
蓋2のヒンジ部3からの離脱は勿論、蓋2の凹
みを防止し、表面を常に平坦に保ち得る。
(3) さらに、廻り縁や巾木を開閉自在の蓋をもつ
て構成しても、該蓋の表面の浮き沈みがないた
め、上記廻り縁や巾木の外観を損なうことはな
く、内部に形成される空間を利用して、野縁に
固定するために使用したビスやクギの頭を隠す
ことができるいのみならず、該空間22に電気
配線を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は天井点検用入口の廻り縁を示し、第2
図は第1図におけるヒンジ部の拡大図を、第3図
は廻り縁の使用態様を、第4図は他の実施例で天
井と側壁の境界に用いる廻り縁を、第5図は床面
と側壁の境界に用いられる巾木の実施例である。
さらに、第6図aは天井点検用入口の廻り縁の外
観図で、bはaのA−A断面図で従来例を示し、
第7図、第8図は従来のヒンジ部構造を、第9図
はヒンジ部が沈んだ状態をそれぞれ示している。 1……本体、2……蓋、3……ヒンジ部、4…
…背板、5……側板、6……フロントパネル、7
……縁、8……ビス孔、9……係止部、10,1
4……内側面、11……凸片、12……鍵部、1
3……凹溝、15……隙間、16……裏面、17
……ビス、18……天井板、19,21……野
縁、20……側壁、22……空間、23……床
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定断面を有し合成樹脂から成る押出し成形品
    であつて、軟質合成樹脂から成るヒンジ部を介し
    て蓋を開閉自在に具備している樹脂成形品の上記
    ヒンジ部構造において、該ヒンジ部が設けられる
    側の蓋の裏面が該蓋を閉じた際に当接し得る係止
    部を本体に形成し、ヒンジ部は比較的薄い長方形
    断面で、蓋の表面と同一面を成したことを特徴と
    する樹脂成形品のヒンジ部構造。
JP1986100460U 1986-06-30 1986-06-30 Expired - Lifetime JPH0545734Y2 (ja)

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JP1986100460U JPH0545734Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JPS635173U JPS635173U (ja) 1988-01-13
JPH0545734Y2 true JPH0545734Y2 (ja) 1993-11-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515700B2 (ja) * 1973-10-24 1980-04-25
JPS6138984B2 (ja) * 1982-03-17 1986-09-01 Hitachi Shipbuilding Eng Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515700U (ja) * 1979-09-03 1980-01-31
JPS6138984U (ja) * 1984-08-10 1986-03-11 株式会社 ニフコ ヒンジ機構

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS635173U (ja) 1988-01-13

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