JPH0545451Y2 - - Google Patents

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JPH0545451Y2
JPH0545451Y2 JP13255488U JP13255488U JPH0545451Y2 JP H0545451 Y2 JPH0545451 Y2 JP H0545451Y2 JP 13255488 U JP13255488 U JP 13255488U JP 13255488 U JP13255488 U JP 13255488U JP H0545451 Y2 JPH0545451 Y2 JP H0545451Y2
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mold
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cavity
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、基材の表面に発泡層を成形するた
めの成形型装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、端部が湾曲又は折曲され、背面側端縁部
に断面L字状の金具が固着されたドアトリムボー
ドを構成する基材の表面側に、ウレタンゴム層の
ような発泡層を成形するために、第5図に示すよ
うに、基材2の端部の背面側には、その金具2a
に吸着するマグネツト16を備えた入れ子15が
着脱可能に配設される。さらに、入れ子15と、
下型4の所定位置には、下型4上に基材2をセツ
トすることで、相互に吸着するマグネツト17,
18がそれぞれ埋込まれているものがある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記した従来のものにおいて、下型
4に対し入れ子15をマグネツト17,18の吸
引力によつて保持する構造上、入れ子15ととも
に、基材2の端部が位置ずれしやすく、基材2の
表面側に成形される発泡層3の肉厚にバラツキが
生じる。さらに、基材2の端部の位置ずれや、あ
るいは木質の基材2である場合には、湿度変化に
よる基材2の伸縮、製作のバラツキなどもあつ
て、キヤビテイに充填される発泡材が基材2の背
面側に漏出し、その漏出した発泡によつて、第6
図に示すように、バリ19が発生する等の不具合
があつた。
この考案の目的は、上記した従来の問題点に鑑
み、基材の端末部を下型に対し位置決めして保持
するとともに、キヤビテイに充填される発泡材の
漏出を防止してバリの発生を解消することができ
る成形型装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、下型
上にセツトされる基材の表面と、上型の型面との
間に、発泡層を成形するためのキヤビテイが構成
され、このキヤビテイに発泡材が充填されること
で、基材の表面に発泡層を成形する成形型装置で
あつて、前記下型には、前記基材の表面側端末部
と当接して位置決めをなす段差状の位置決め面を
形成し、前記下型の所定位置には、前記位置決め
面に向けて前進することで、前記基材の背面側端
末部を押圧しかつ同基材の表面側端末部を前記位
置決め面に押し当てる押え部材を進退可能に配設
した構成にしたものである。
(作用) 上記したように構成される成形型装置におい
て、下型上に基材が載置され、押え部材の前進に
ともなつて基材の背面側端末部が押圧され同基材
の表面側端末部が下型の位置決め面に押し当てら
れて基材がセツトされる。その後、下型と上型と
が型閉じされた状態で、基材の表面と上型の型面
との間のキヤビテイに発泡材が充填され、基材の
表面に発泡層が成形される。前記キヤビテイに発
泡材が充填される際、押え部材によつて基材の表
面側端末部が下型の位置決め面に押し当てられる
ことで、基材の端末部が位置ずれすることなく確
実に位置決めされて保持されるとともに、前記位
置決め面においてキヤビテイがシールされて保持
される。このようにして、下型の位置決め面にお
いて、基材の端末部が位置決めされ、キヤビテイ
がシールされることで、基材の表面に発泡層が精
度よく成形されるとともに、キヤビテイに充填さ
れた発泡材が基材の裏面側に向けて漏出すること
が積極的に防止される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図に
したがつて説明する。
この実施例では、第3図と第4図に示すよう
に、ドアトリムボード1を構成する基材2の表面
にウレタンゴム層のような発泡層3を成形するた
めの成形型装置を例示するものであつて、第1図
において、下型4の型面4aは、基材2の背面形
状に対応して形成されている。
下型4に昇降可能に設けられる上型5の型面5
aの片側寄りには、凹部6が形成されており、下
型4に対し上型5が第2図において鎖線で示す位
置まで下降して型閉じされた状態において、基材
2の表面と上型5の凹部6との間には、発泡層3
に対応するキヤビテイ7が構成される。
下型4には、基材2の湾曲状端部の表面側端末
部と当接して同基材2の端末部の位置決めをなす
段差状の位置決め面8が形成されている。前記位
置決め面8の付近における下型4の所定位置には
空間部9が形成されており、該空間部9には、基
材2の背面側端末部に固着された金具2aを押圧
しかつ同基材2の表面側端末部を位置決め面8に
押し当てるための押え部材10が進退可能に配設
されている。この実施例において、押え部材10
は、その上下方向略中央部が下型4の空間部9に
配設されたブラケツト11にピン12を支点とし
て回動可能に取付けられている。押え部材10の
上部には、位置決め面8に向けて屈曲された押え
部10aが形成されている。さらに、押え部材1
0の下端部は、同押え部材10を、ピン12を支
点として回動することで、その押え部10aを位
置決め面8に対して進退動作するための作動シリ
ンダ(エアシリンダ)13のピストンロツド13
a先端部とピン14によつて連結されている。
この実施例は上述したように構成される。した
がつて、下型4に対し、上型5が上昇して型開き
し、第2図に示すように、作動シリンダ13によ
つて押え部材10が後退位置まで後退された状態
において、下型4の型面4a上に基材2が載置さ
れ、同基材4の表面側端末部が下型4の位置決め
面8に当てられる。
上記したように、下型4の型面4a上に基材2
が載置されたところで、作動シリンダ13によつ
て押え部材10がピン14を支点として回動さ
れ、その上端部の押え部10aが位置決め面8に
向けて前進されるとともに、下型4に対し上型5
が下降して型閉じされる。
そして、前記押え部10aによつて基材2の背
面側端末部の金具2aが押圧され、同基材2の表
面側端末部が位置決め面8に押し当てられた状態
のもとで、キヤビテイ7内に発泡材が充填され、
基材2の表面側に発泡層3が成形される。このと
き、基材2の表面側端末部が位置決め面8に押し
当てられた状態に保たれてシールが確保されるた
め、前記キヤビテイ7に充填された発泡材が基材
2の背面側に向けて漏出することが積極的に防止
される。
したがつて、基材2の表面には第4図に示すよ
うに、所定肉厚の発泡層3が精度よく得られると
ともに、発泡材の漏出によるバリの発生も解消さ
れる。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、キヤビ
テイに発泡材が充填される際、押え部材によつて
基材の表面側端末部を下型の位置決め面に押し当
てることで、基材の端末部を位置ずれすることな
く確実に位置決め保持することができるととも
に、前記位置決め面においてキヤビテイをシール
保持することができる。この結果、基材の表面に
発泡層を精度よく成形することができ、かつキヤ
ビテイに充填される発泡材の漏出によるバリの発
生を積極的に防止することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第4図はこの考案の一実施例を
示すもので、第1図は押え部材が前進位置まで前
進された状態を示す成形型装置の断面図、第2図
は押え部材が後退位置にある状態を示す断面図、
第3図は成形品を示す斜視図、第4図は第3図の
−線断面図である。第5図は従来の成形型装
置を示す断面図、第6図は従来の成形型装置によ
つて成形された成形品を示す断面図である。 2……基材、3……発泡層、4……下型、5…
…上型、7……キヤビテイ、8……位置決め面、
10……押え部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下型上にセツトされる基材の表面と、上型の型
    面との間に、発泡層を成形するためのキヤビテイ
    が構成され、このキヤビテイに発泡材が充填され
    ることで、基材の表面に発泡層を成形する成形型
    装置であつて、 前記下型には、前記基材の表面側端末部と当接
    して位置決めをなす段差状の位置決め面を形成
    し、前記下型の所定位置には、前記位置決め面に
    向けて前進することで、前記基材の背面側端末部
    を押圧しかつ同基材の表面側端末部を前記位置決
    め面に押し当てる押え部材を進退可能に配設した
    ことを特徴とする成形型装置。
JP13255488U 1988-10-11 1988-10-11 Expired - Lifetime JPH0545451Y2 (ja)

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JP13255488U JPH0545451Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11

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JP13255488U JPH0545451Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11

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Publication Number Publication Date
JPH02142004U JPH02142004U (ja) 1990-11-30
JPH0545451Y2 true JPH0545451Y2 (ja) 1993-11-19

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