JPH0545446B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545446B2
JPH0545446B2 JP59204584A JP20458484A JPH0545446B2 JP H0545446 B2 JPH0545446 B2 JP H0545446B2 JP 59204584 A JP59204584 A JP 59204584A JP 20458484 A JP20458484 A JP 20458484A JP H0545446 B2 JPH0545446 B2 JP H0545446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
heater
water jacket
liquid phase
set level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59204584A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6181219A (ja
Inventor
Yoshimasa Hayashi
Naoki Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP59204584A priority Critical patent/JPS6181219A/ja
Priority to US06/777,019 priority patent/US4605164A/en
Priority to DE8585112296T priority patent/DE3571785D1/de
Priority to EP85112296A priority patent/EP0176985B1/en
Publication of JPS6181219A publication Critical patent/JPS6181219A/ja
Publication of JPH0545446B2 publication Critical patent/JPH0545446B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00314Arrangements permitting a rapid heating of the heating liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/22Liquid cooling characterised by evaporation and condensation of coolant in closed cycles; characterised by the coolant reaching higher temperatures than normal atmospheric boiling-point
    • F01P3/2285Closed cycles with condenser and feed pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • F01P7/167Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control by adjusting the pre-set temperature according to engine parameters, e.g. engine load, engine speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2060/00Cooling circuits using auxiliaries
    • F01P2060/08Cabin heater

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車の車室暖房装置に関し、詳
しくは沸騰気化潜熱を利用して冷却を行う沸騰冷
却式内燃機関における車室暖房装置に関する。
従来の技術 従前の水冷式内燃機関においては、機関のウオ
ータジヤケツトとラジエータとの間でウオータポ
ンプにより冷却水を循環させて冷却を行う一方、
上記ウオータジヤケツトからヒータコアに高温冷
却水を導き、ヒータコア通過後、上記ウオータポ
ンプ上流側に戻すようにして車室暖房装置を構成
している。
しかし、この水冷式冷却装置の温水を利用した
車室暖房装置にあつては、冷間始動時に、冷却水
全体が暖まるまで長時間を要することから、暖房
効果の立ち上がりが悪い。
一方、本出願人は内燃機関の冷却装置として、
冷媒の沸騰・凝縮のサイクルを利用した沸騰冷却
装置を種々提案している(例えば特願昭58−
145470号、特願昭58−228148号等)。これはウオ
ータジヤケツトとコンデンサと冷媒供給ポンプと
を主体として密閉した冷媒循環系を構成し、上記
ウオータジヤケツト内に液面センサによつて規定
された設定レベルまで液相冷媒を貯留して、その
沸騰気化により各部を冷却するとともに、発生蒸
気をコンデンサで凝縮した後、上記液面センサの
検出信号に連動した冷媒供給ポンプによつてウオ
ータジヤケツトに再度循環供給し、冷媒液面を上
記設定レベルに常時維持するようにしたものであ
る。この沸騰冷却装置においては、冷媒(例えば
水と不凍液の混合液)の気化潜熱を利用するた
め、ウオータジヤケツト内に保有される冷媒量が
少なくなるとともに、沸騰開始までウオータジヤ
ケツト内に液相冷媒が滞留状態にあるので、始動
後の暖機時間が大幅に短縮化される。従つて、ウ
オータジヤケツト内から冷媒を導いて車室暖房装
置の熱源として用いる場合には、比較的早期に暖
房効果を得ることができる。
発明が解決しようとする問題点 この発明は、上記の沸騰冷却装置と組み合せた
車室暖房装置を更に発展させ、機関始動後速やか
に一層急速かつ強力な暖房を行い得るようにする
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記の目的のために、この発明に係る沸騰冷却
式内燃機関の車室暖房装置は、設定レベルの下方
でかつ燃焼室近傍に位置する第1ヒータ用冷媒ポ
ートと設定レベルの上方に位置する第2ヒータ用
冷媒ポートとをウオータジヤケツトに設けるとと
もに、両ポートの間に冷媒通路を介してヒータコ
アを接続し、かつ上記冷媒通路に正逆両方向に駆
動可能なヒータ用ポンプを介装し、冷媒低温時に
は第1ヒータ用冷媒ポートから第2ヒータ用冷媒
ポートへ向けて、また冷媒高温時には逆方向に、
上記ヒータ用ポンプにより冷媒を送給する構成と
した。
作 用 沸騰冷却装置においては、沸騰開始後は各部の
温度が沸点に略均一に保たれるのであるが、冷間
始動後、沸騰が開始するまでは各部で温度差が生
じる。そして冷媒は基本的に滞留状態にあるか
ら、とりわけ燃焼室近傍の液相冷媒が急激に温度
上昇する。第1ヒータ用冷媒ポートから第2ヒー
タ用冷媒ポートへ向けてヒータ用ポンプを駆動す
れば、この高温液相冷媒がヒータコアに供給され
る。ヒータコア通過後の液相冷媒は第2ヒータ用
冷媒ポートからウオータジヤケツト内に戻るが、
これは第1ヒータ用冷媒ポートから離れているの
で、燃焼室近傍での集中的な温度上昇を阻害しな
い。
一方、暖機終了後は第2ヒータ用冷媒ポートか
ら第1ヒータ用冷媒ポートへ向けてヒータ用ポン
プが駆動される結果、冷媒蒸気がヒータコアに導
かれ、これを熱源として強力な暖房が行われる。
実施例 第1図はこの発明の一実施例を示す構成説明図
であつて、1はウオータジヤケツト2を備えた内
燃機関、3は気相冷媒を凝縮するためのコンデン
サ、4は電動式の冷媒供給ポンプ、5は車室6内
に設けられたヒータコア夫々示している。
上記ウオータジヤケツト2は、シリンダブロツ
ク7およびシリンダヘツド8の両者に亘つて形成
され、その上部の適宜な位置に蒸気出口9が設け
られている。このウオータジヤケツト2内には、
通常第1液面センサ10により規定される設定レ
ベルまで液相冷媒が貯留されるようになつてお
り、かつ上記設定レベルより下方位置に温度セン
サ11が装着されている。また上記ウオータジヤ
ケツト2には、上記設定レベルの下方でかつ燃焼
室12近傍の位置に第1ヒータ用冷媒ポート13
が、設定レベルの上方の位置に第2ヒータ用冷媒
ポート14が夫々開口形成されており、両者間に
ヒータ用冷媒通路15を介してヒータコア5が接
続されている。そして、上記ヒータ用冷媒通路1
5に、正方向(第1ヒータ用冷媒ポート13から
第2ヒータ用冷媒ポート14へ向かう方向)およ
び逆方向(第2ヒータ用冷媒ポート14から第1
ヒータ用冷媒ポート13へ向かう方向)の双方に
駆動可能なヒータ用ポンプ16が介装されてい
る。尚、上記第1、第2ヒータ用冷媒ポート1
3,14は、ウオータジヤケツト2の異なる側面
に夫々形成され、各ポート13,14を出入りす
る冷媒の干渉を回避している。また17は車室内
への送風用ブロワを示し、ヒータスイツチ18に
連動して作動するように構成されている。
コンデンサ3は、上記蒸気出口9に接続管21
および蒸気通路22を介して連通したアツパタン
ク23と、上下方向に沿つた微細なチユーブを主
体としたコア部24と、このコア部24で凝縮さ
れた液化冷媒を一時貯留するロアタンク25とか
ら構成されたもので、例えば車両前部など車両走
行風を受け得る位置に設置され、更にその前面あ
るいは背面に、強制冷却用の電動式冷却フアン2
6を備えている。また、上記ロアタンク25は、
所定レベルに第2液面センサ27を有し、かつ底
部に冷媒循環通路28の一端が接続されていると
ともに、上記所定レベルより若干下方に第1補助
冷媒通路29の一端が接続されている。上記冷媒
循環通路28は、その他端が上記ウオータジヤケ
ツト2の下部の冷媒入口2aに接続されており、
かつ中間部に上記冷媒供給ポンプ4が介装されて
いる。
また上記接続管21には、系内が負圧であるか
否かを検出するダイヤフラム式負圧スイツチ30
が装着されている。
次に、31は冷媒循環系の系外に設けられたリ
ザーバタンクを示している。これは、通気機能を
有するキヤツプ32を介して大気に開放されてい
るとともに、車両の比較的高所に設置され、かつ
その底部に、上述した第1補助冷媒通路29と第
2補助冷媒通路33とが接続されている。そし
て、上記第1補助冷媒通路29の通路中には常閉
型の第3電磁弁34が介装されている。また、上
記第2補助冷媒通路33は三方弁である第2電磁
弁35を介して上述した冷媒循環通路28の冷媒
供給ポンプ4上流側(吸入側)に接続されてい
る。上記第2電磁弁35は、非通電時には冷媒循
環通路28を遮断して上記第2補助冷媒通路33
と冷媒供給ポンプ4とを連通し(流路A)、通電
時には上記第2補助冷媒通路33を遮断して冷媒
循環通路28を連通状態(流路B)に維持するも
のである。
一方、冷媒循環系の最上部である接続管21に
は、系内の空気を排出するための空気排出通路3
6が接続されており、かつ空気排出時に同時に溢
れ出た液相冷媒を回収するために、上記空気排出
通路36の先端部がリザーバタンク31内に挿入
され、その比較的上部に開口している。そして、
その上記空気排出通路36に、常閉型の第1電磁
弁37が介装されている。
上記の各電磁弁37,35,34や冷媒供給ポ
ンプ4等は、所謂マイクロコンピユータシステム
を用いた制御装置38によつて所定のプログラム
に従つて制御されるものであり、またヒータスイ
ツチ18に基づきヒータ使用時に駆動されるヒー
タ用ポンプ16の駆動方向も、上記制御装置38
によつて選択される。
第2図〜第13図は、上記制御装置38におい
て実行される制御の内容を示すフローチヤートで
あつて、以下、機関の始動から停止までの流れに
沿つて概略を説明する。尚、図中第1、第2、第
3電磁弁37,35,34を夫々「電解弁」…
のように略記し、ウオータジヤケツト2内の冷媒
液面を「C/H液面」と略記する。また「KP」
は冷却供給ポンプ4を、「HP」はヒータ用ポン
プ16を夫々示している。
第2図は制御の概要を示すフローチヤートであ
つて、機関の始動(イグニツシヨンキーON)に
より制御が開始すると、空気排出制御(ステツプ
3)、液相冷媒排出制御(ステツプ4)により系
内の所定量の冷媒を封入した状態とした後、ステ
ツプ5〜ステツプ7の制御ループに移行する。ま
たキーOFF信号が入力されると、第3図に示す
割込み制御ルーチンが実行され、一定の処理を経
た後に電源がOFFとなる。尚、始動が再始動で
ある場合(ステツプ2)には、空気排出制御は省
略する。
空気排出制御は第4図に示すように、系外のリ
ザーバタンク31から冷媒供給ポンプ4によつて
系内に強制的に液相冷媒を導入し、系最上部の空
気排出通路36を通して空気を排出するものであ
る。このとき同時にヒータ用ポンプ16も駆動さ
れ、ヒータコア5内の空気の確実な排出を図つて
いる。
空気排出後、第5図、第6図に示す液相冷媒排
出制御が行われ、系内の発生蒸気圧を利用して余
剰の冷媒をリザーバタンク31へ戻される。この
とき、種々の条件によりロアタンク25内の冷媒
液面が先に設定レベルにまで低下する場合(冷間
始動時には通常この状態になる)と、ウオータジ
ヤケツト2内の冷媒液面が先に設定レベルにまで
低下する場合(再始動時に起り易い状態である)
とがある。前者の場合には、主にステツプ21〜ス
テツプ35に示すように、ウオータジヤケツト2内
の液相冷媒を沸騰→凝縮の形でコンデンサ3側へ
徐々に移動させ、第3電磁弁34の開閉の繰り返
しにより余剰冷媒を排出し、同時に冷却フアン2
6のON・OFFによる温度制御(ステツプ27〜
29)を開始する。また後者の場合には、主に第6
図に示すように、冷媒供給ポンプ4のON・OFF
制御(ステツプ48〜50)によりウオータジヤケツ
ト2内の冷媒液面を設定レベルに維持しつつロア
タンク25内から余剰の液相冷媒を系外に排出す
る。
一方、ヒータスイツチ18がON操作されてい
る場合(ステツプ22)には、ヒータ用ポンプ16
が作動し、ヒータコア5に熱源となる冷媒が送ら
れる(ステツプ36〜46)。このとき、冷媒温度の
高(95℃以上)、低(95℃以下)に応じて、ヒー
タ用ポンプ16の駆動方向が切換えられる。すな
わち始動直後の低温時には、ヒータ用ポンプ16
の正転により第1ヒータ用冷媒ポート13から燃
焼室12近傍の局部的に高温となつた液相冷媒が
ヒータコア5に送り込まれる。従つて、立ち上が
りの早い暖房効果が得られる。尚、冷媒出口とな
る第2ヒータ用冷媒ポート14は第1ヒータ用冷
媒ポート13から離間した位置にあるので、第1
ヒータ用冷媒ポート13近傍で局部的に生じる高
温冷媒を拡散させることがない。また、暖機が進
行してウオータジヤケツト2内の液相冷媒が高温
となると、ヒータ用ポンプ16の逆転により第2
ヒータ用冷媒ポート14からヒータコア5に冷媒
が送り込まれる。この場合に、ウオータジヤケツ
ト2内の冷媒液面が未だ設定レベル以上にあれば
高温液相冷媒が送られるが設定レベルに維持され
た状態では、気相冷媒が導入されることになり、
気化潜熱による強力な暖房が開始される。
以上の液相冷媒排出制御により、ウオータジヤ
ケツト2内およびロアタンク25内の夫々で冷媒
液面が設定レベルに調節され、この結果系内に所
定量の冷媒が封入されたことになる。以後は前述
のように通常運転制御等の制御ループへ進む。
この制御ループにおいては、先ず冷却フアン2
6のON・OFF(ステツプ63、64)による温度制
御が行われる。尚、目標温度は機関運転条件に応
じて設定される。
またウオータジヤケツト2内の冷媒液面は、冷
媒供給ポンプ4による液相冷媒の循環供給によつ
て設定レベルに常に維持され(ステツプ66〜69)。
このとき、冷媒供給ポンプ4のON継続時間が過
度に長い場合(ステツプ67)には、何らかの原因
でロアタンク25内の液相冷媒が不足している虞
れがあるので、第9図の液相冷媒量過少回避制御
により、系外のリザーバタンク31から液相冷媒
を補結する。一方、液相冷媒中の蒸気泡の割合が
沸騰により増大してコンデンサ3側の冷媒液面が
高くなり、放熱能力不足を来たしたときには、コ
ンデンサ3側からウオータジヤケツト2側に更に
液相冷媒を送つて放熱面積の拡張を行う(ステツ
プ74、75)このとき、移動させる冷媒量が過度に
多いとき(ステツプ78)には、やはり何らかの原
因で系内に異常に多量の液相冷媒が封入されてい
る虞れがあるので、第8図の液相冷媒量過多回避
制御により、再度液相冷媒排出制御(第5,6
図)へ進み、封入冷媒量の調整を行う。
またヒータ用ポンプ16の正逆制御は、ステツ
プ79〜89において行われ、前述した液相冷媒排出
制御の場合と同様に、冷媒低温時には第1ヒータ
用冷媒ポート13を入口として、冷媒高温時には
第2ヒータ用冷媒ポート14を入口として、夫々
熱源となる液相もしくは気相の冷媒がヒータコア
5に導入される。
一方、低負荷時や車両走行風が強過ぎるような
場合に系内温度が異常低下すると、第10図に示
す負圧防止制御が行われ、過冷却が防止される。
これは、系内をリザーバタンク31と連通状態に
保つてコンデンサ3内に液相冷媒を導入し、コン
デンサ3の放熱能力を抑制するものであり、系内
が略大気圧での沸点に維持される。従つて、ヒー
タコア5に導入される冷媒温度が過度に低下する
ことはなく、安定した暖房性能が確保される。
また、コンデンサ3内に空気が残存していたな
どの原因で高負荷時に系内が異常に高温高圧化し
たとすると第11図、第12図に示す異常高圧回
避制御が行われる。これは異常高圧下にある冷媒
循環系を第3電磁弁34により開放し(ステツプ
113)、高圧蒸気を排出して温度・圧力の低下を促
すもので、更に必要な場合には第1電磁弁37を
通して蒸気排出が行われる(ステツプ121)。ま
た、この間もウオータジヤケツト2内の冷媒液面
は設定レベルに維持される(ステツプ115、119)。
そして、温度低下後再び冷媒封入量の調整を行つ
て系を密閉する(ステツプ126〜130)。
機関運転中は以上のような制御が繰り返される
が、キーOFF信号が入力されると、第13図に
示すキーOFF制御が割込処理される。これによ
り冷却フアン26が一定時間駆動され(ステツプ
136〜138)、系内が低温、負圧状態になつた時点
で電源がOFFとなる。尚、電源OFFによつて、
常閉型電磁弁である第1電磁弁37は「閉」に、
常閉型電磁弁である第3電磁弁34は「開」にな
るため、温度低下に伴つて系内にリザーバタンク
31から液相冷媒が導入され、最終的には系全体
が液相冷媒で満たされた状態となる。
以上、この発明の一実施例を詳細に説明した
が、沸騰冷却式内燃機関としては必ずしも上記の
制御方式のものに限定されることはなく、種々の
ものに適用することができる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る
沸騰冷却式内燃機関の車室暖房装置においては、
冷間始動後、早期に暖房効果が得られるととも
に、暖機後は気化潜熱を利用した強力な暖房が可
能となる。しかも、下り坂走行時など機関発熱量
が低下した場合でも、十分な暖房効果を維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成説明
図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、
第7図、第8図、第9図、第10図、第11図、
第12図および第13図はこの実施例における制
御の内容を示すフローチヤートである。 1……内燃機関、2……ウオータジヤケツト、
3……コンデンサ、4……冷媒供給ポンプ、5…
…ヒータコア、10……第1液面センサ、11…
…温度センサ、13……第1ヒータ用冷媒ポー
ト、14……第2ヒータ用冷媒ポート、15……
ヒータ用冷媒通路、16……ヒータ用ポンプ、2
5……ロアタンク、26……冷却フアン、27…
…第2液面センサ、31……リザーバタンク、3
4……第3電磁弁、35……第2電磁弁、37…
…第1電磁弁、38……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液面センサにより規定される設定レベルまで
    液相冷媒が貯留されるウオータジヤケツトと、こ
    こで発生した冷媒蒸気を外気により凝縮するコン
    デンサと、冷媒液面を上記設定レベルに維持する
    ように、上記コンデンサで凝縮された液相冷媒を
    ウオータジヤケツトに循環供給する冷媒供給ポン
    プとを備えてなる沸騰冷却式内燃機関において、
    上記設定レベルの下方でかつ燃焼室近傍に位置す
    る第1ヒータ用冷媒ポートと上記設定レベルの上
    方に位置する第2ヒータ用冷媒ポートとをウオー
    タジヤケツトに設けるとともに、両ポートの間に
    冷媒通路を介してヒータコアを接続し、かつ上記
    冷媒通路に正逆両方向に駆動可能なヒータ用ポン
    プを介装し、冷媒低温時には第1ヒータ用冷媒ポ
    ートから第2ヒータ用冷媒ポートへ向けて、また
    冷媒高温時には逆方向に、上記ヒータ用ポンプに
    より冷媒を送給することを特徴とする沸騰冷却式
    内燃機関の車室暖房装置。
JP59204584A 1984-09-29 1984-09-29 沸騰冷却式内燃機関の車室暖房装置 Granted JPS6181219A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59204584A JPS6181219A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 沸騰冷却式内燃機関の車室暖房装置
US06/777,019 US4605164A (en) 1984-09-29 1985-09-17 Cabin heating arrangement for vehicle having evaporative cooled engine
DE8585112296T DE3571785D1 (en) 1984-09-29 1985-09-27 Cabin heating arrangement for vehicle having evaporative cooled engine
EP85112296A EP0176985B1 (en) 1984-09-29 1985-09-27 Cabin heating arrangement for vehicle having evaporative cooled engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59204584A JPS6181219A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 沸騰冷却式内燃機関の車室暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6181219A JPS6181219A (ja) 1986-04-24
JPH0545446B2 true JPH0545446B2 (ja) 1993-07-09

Family

ID=16492883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59204584A Granted JPS6181219A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 沸騰冷却式内燃機関の車室暖房装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4605164A (ja)
EP (1) EP0176985B1 (ja)
JP (1) JPS6181219A (ja)
DE (1) DE3571785D1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6866092B1 (en) * 1981-02-19 2005-03-15 Stephen Molivadas Two-phase heat-transfer systems
US4667626A (en) * 1985-02-08 1987-05-26 Nissan Motor Co., Ltd. Cooling system for automotive engine or the like
JPS62223439A (ja) * 1986-03-22 1987-10-01 Nissan Motor Co Ltd 沸騰冷却式内燃機関のノツキング制御装置
JPH043191Y2 (ja) * 1986-09-22 1992-01-31
DE3809136C2 (de) * 1987-04-02 2001-07-26 Volkswagen Ag Einrichtung zur Verdampfungskühlung einer Brennkraftmaschine und zum Betreiben eines Heizungswärmetauschers durch das Kühlmittel
KR100309839B1 (ko) * 1999-07-15 2001-11-01 이계안 차량용 배기가스의 후처리 장치
US6616059B2 (en) 2002-01-04 2003-09-09 Visteon Global Technologies, Inc. Hybrid vehicle powertrain thermal management system and method for cabin heating and engine warm up
US7367291B2 (en) * 2004-07-23 2008-05-06 General Electric Co. Locomotive apparatus
WO2011042942A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 トヨタ自動車 株式会社 車両の冷却装置
US9938885B2 (en) * 2015-02-26 2018-04-10 GM Global Technology Operations LLC Manifold for an engine assembly
US9828901B2 (en) 2015-02-27 2017-11-28 GM Global Technology Operations LLC Engine assembly including a coolant gallery

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1424664A (en) * 1917-04-20 1922-08-01 Harry C Mallory Cooling system for internal-combustion engines
GB160795A (en) * 1921-03-24 1922-06-01 Harry Colfax Mallory Improvements in and relating to internal combustion engine cooling systems
US2086441A (en) * 1934-08-25 1937-07-06 Samuel W Rushmore Cooling system for internal combustion engines
US2413770A (en) * 1944-01-24 1947-01-07 Robert T Collier Vapor-liquid cooling cycle for engines
US4367699A (en) * 1981-01-27 1983-01-11 Evc Associates Limited Partnership Boiling liquid engine cooling system
JPS59199314A (ja) * 1983-04-27 1984-11-12 Nissan Motor Co Ltd 自動車用蒸気式暖房装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0176985A3 (en) 1987-01-07
JPS6181219A (ja) 1986-04-24
US4605164A (en) 1986-08-12
DE3571785D1 (en) 1989-08-31
EP0176985A2 (en) 1986-04-09
EP0176985B1 (en) 1989-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2641241B2 (ja) 内燃機関の蒸発冷却および冷却媒体による暖房用熱交換器の運転のための装置
JP2008248715A (ja) 自動車の電動ウォータポンプ制御装置及びこの制御装置を備えた自動車用空調システム
JPH0545446B2 (ja)
US10647177B2 (en) Control apparatus of heat exchanging system
JP6992615B2 (ja) 車両の温度制御装置
US10625570B2 (en) Control apparatus of heat exchanging system
JPS6183424A (ja) 内燃機関の沸騰冷却装置におけるポンプ異常対策装置
JP2012241557A (ja) 内燃機関の冷却装置
US10618378B2 (en) Control apparatus of heat exchanging system
JPH0476009B2 (ja)
JPS60185622A (ja) 車両の暖房装置
JPS6183440A (ja) 内燃機関の沸騰冷却装置
JPS61271114A (ja) 沸騰冷却式内燃機関の車室暖房装置
JP3018170B2 (ja) 車両用燃料ボンベの加温装置
JPS6183415A (ja) 自動車用内燃機関の沸騰冷却装置
JPS62131912A (ja) 内燃機関の沸騰冷却装置
JP2024030227A (ja) ハイブリッド車両の内燃機関の暖機方法および装置
JPH0343366Y2 (ja)
JPS62206219A (ja) 内燃機関の沸謄冷却装置
JPS6183436A (ja) 内燃機関の沸騰冷却装置
JPH0223781Y2 (ja)
JPH09207556A (ja) 車両用空調装置
JPS60248944A (ja) 給湯装置
JPS6183417A (ja) 自動車用内燃機関の沸騰冷却装置
JPS6141619A (ja) 車両の暖房装置