JPH054543Y2 - - Google Patents

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JPH054543Y2
JPH054543Y2 JP14308787U JP14308787U JPH054543Y2 JP H054543 Y2 JPH054543 Y2 JP H054543Y2 JP 14308787 U JP14308787 U JP 14308787U JP 14308787 U JP14308787 U JP 14308787U JP H054543 Y2 JPH054543 Y2 JP H054543Y2
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JP
Japan
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shoji
opening
ventilation windows
connecting rope
ventilation
Prior art date
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JP14308787U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は、鶏舎等における複数の換気窓の開閉装
置に関する。
(従来の技術) 従来、鶏舎内の空調システムの一環として、鶏
舎の側壁に多数の入気用換気窓を開設し、各換気
窓の障子に連結した1本の開閉操作ワイヤを電動
ウインチにより駆動することにより全換気窓の入
気口を所望開口面積に同期的に開くようにした構
造の多数換気窓の開閉装置が広く知られている。
しかし、一般に多数換気窓の場合、1つ1つの
換気窓の開口面積のわずかな変更が換気窓全体と
しては大きな入気量の変更となるため、全換気窓
の総入気量の調整特に少量入気の場合に微調整が
要求されるが、上記の従来装置では電動ウインチ
の駆動によるワイヤの微小巻取り巻戻しが困難で
あるため、その要求に応えることは容易でない。
(考案が解決しようとする問題点) 本案は、複数換気窓において全体として入気量
の微調整を行うことができる開閉装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本案は、 閉成方向に常時弾発された開閉自在の障子を有
する複数の換気窓に沿つて、障子開閉操作線を往
復移動自在に配設すると共に、上記各換気窓の障
子を連結ロープにより上記操作線に連結した構成
において、 上記複数の換気窓のうちの一部における連結ロ
ープは、その一端を障子に、他端を上記操作線に
それぞれ連結すると共に、上記操作線の障子開放
方向への移動開始後該連結ロープが適宜長の遅れ
をおいてけん引されて障子開放を開始するように
開放遅延機構を備え、 残りの換気窓における連結ロープは、その一端
を定位置に固定すると共に他端を障子に設けた動
滑車を経て上記操作線に連結した、 構造としてある。以下鶏舎の多数入気用換気窓の
開閉装置に実施した図面を参照して本案の実施例
を説明する。
第1図において、鶏舎Hの側壁に、窓枠2に障
子3を開閉自在に嵌めた内倒し窓からなる開放遅
延型換気窓1a…及びそれと同数の同じく内倒し
窓からなる正常型換気窓1b…を適宜間隔をあけ
て交互に横一列に多数配設し、これら各換気窓1
a,1b,…の下枠に沿つて鋼線等のロツド線か
らなる障子開閉操作線4を側壁寄りに水平に配置
し、該操作線4は、その一端をリターンスプリン
グ5を介して側壁一側端に連結すると共にその他
端に動滑車6を連結し、該動滑車6に掛けた一端
固定のワイヤロープ7をウインチ8に接続してあ
り、この操作線4に上記各換気窓1a,1b,…
の障子3…を連結ロープによりそれぞれ連結して
ある。
上記換気窓1a,1bは同一構造のもので、そ
の窓枠2に、第4図示のように上枠9の室内側端
部から左右枠10,11を斜めに延長して下枠1
2の室外側端部に至る枠形の傾斜障子受け13を
形成すると共に、下枠12の障子受けに断面コ字
状の障子回転支承部14を形成し、この障子受け
13に障子3の四周部を当接すると共に、該障子
3の室外側面と窓枠2の室外側部との間に連結し
た閉成スプリング15,15,16…により障子
3を当接閉成状態に弾発し、これらスプリング1
5,15,16…に抗して障子3を室内がわに引
くと支承部14を支点に内倒し状態に開くことと
なる。
上記開放遅延型換気窓1aの連結ロープの配置
構造は次のようである。障子3の室内側面上部に
取付けたアイボルト18にワイヤロープからなる
連結ロープ17の一端を連結すると共に、該連結
ロープ17を、下枠12の室内側面に取付けられ
た室内滑車19を介して上記操作線4の障子開放
移動方向(第1,2図左方)に引き出し、そして
開放遅延機構40を介して該操作線4に連結して
ある。
開放遅延機構40は一例として次のような構造
のものが使用される。操作線4に第5図示のよう
に案内環21を有する止め環20及びそれよりも
さらに障子開放移動方向がわにリング23つき止
め環22をそれぞれ止着し、そして上記連結ロー
プ17を上記案内環21に摺動自在に挿通して上
記両止め環20,22の中程まで延長し、該延長
先端に上記案内環21に挿通不能のストツパーリ
ング24を取付けると共に該ストツパーリング2
4と上記リング23とを、上記障子3の閉成スプ
リング15,15,16…よりも弱い遅延スプリ
ング25により連結してある。この場合本例では
他の正常型換気窓1b…が閉成した時ストツパー
リング24と案内環21との間隔即ち開放遅延長
lが120mmになるように設計されている。従つて、
今、第1,2図の状態から操作線4を左方へ引く
と、遅延スプリング25が伸長を開始し、そのた
め連結ロープ17が元位置に留まつて障子3が閉
成状態を維持するが、遅延スプリング25が120
mm伸長してストツパーリング24が案内環21に
当接した後は、操作線4の左方移動に伴つて連結
ロープ17が引かれ、障子3が内倒し開放を開始
することとなる。
他方の正常型換気窓1bの連結ロープ配置構造
は次のようである。下枠12の室内側面に取付け
たアイボルト26にワイヤロープからなる連結ロ
ープ27の一端を連結し、該連結ロープ27を、
障子3の室内側面上部に取付けられたアイボルト
28を動滑車としてこれに摺動自在に挿通して下
方に引き出し、ついで下枠12の室内側面に取付
けられた案内滑車29を介して上記操作線4の障
子開放移動方向に延長し、延長先端を上記操作線
4に止着されたリング31つき止め環30の該リ
ング31に連結してある。従つて、操作線4を第
1,2図左方へ移動させると、アイボルト28
(動滑車)の作用により該アイボルト28が操作
線4の移動速度の約2分の1の速度で障子3をゆ
つくりと開放していくことになる。
なお、本例ではアイボルト28は開放遅延型換
気窓1a…におけるアイボルト18…と同じ位置
にある。
本例の作用は次のようである。第1図の全換気
窓閉成の状態において、ウインチ8の駆動により
操作線4を左方へ移動させると、まず正常型換気
窓1b…の各障子3…が連結ロープ27…に引張
られて直ちに内倒し開放を開始するが、開放遅延
型換気窓1a…の各障子3…は開放遅延機構40
の作用により開放を遅らされており、この段階で
は全換気窓1a…,1b…が同一開口面積に開い
た場合の総入気量の2分の1の入気量となり、し
かも正常型換気窓1b…の障子3…は操作線4の
移動速度の約2分の1の速度でゆつくり開くか
ら、入気量を僅少に微調整することが容易であ
る。操作線4が左方へ120mm移動した後の移動で
は開放遅延型換気窓1a…の各障子3…も開放を
開始する。この開放遅延型換気窓1aと正常型換
気窓1bとの障子開放態様をワイヤロープ7をウ
インチ8で480,520,560,600…(mm)と巻き取
つていつた場合について比較すると第6図の表の
ようである。ここでDa,Dbは、開放遅延型換気
窓1a及び正常型換気窓1bの障子におけるアイ
ボルト18,28の垂直移動距離で、障子の開放
度を示す。表にみられるように、遅れて開放を開
始した開放遅延型換気窓1a…の各障子は正常型
換気窓1b…の各障子の約2倍の開放速度で開放
していき、そして両換気窓1a…,1b…が同時
に全開放(Da=Db=185mm)に達する。上記の
全開放に至る段階では、本例ではワイヤロープ7
の巻取速度に対し、換気窓1a…は約2分の1の
開放速度で、換気窓1b…は4分の1の開放速度
でそれぞれゆつくり開くから、ウインチ8による
開放の微調整操作が容易である。
ウインチ8を逆回転してワイヤロープ7を巻き
戻せば、上記と反対の作用により両換気窓1a
…,1b…が閉成する。
本案における開放遅延機構は、上例のものに限
らず、例えば上例における連結ロープ17に開放
遅延長lを相当するたるみをもたせる等、各種の
構造のものを使用することができる。
(考案の効果) 本案の複数換気窓の開閉装置によれば、複数の
換気窓のうちの一部が開放遅延機構により適宜長
の遅れをおいて障子の開放を開始し、残りの換気
窓は動滑車により障子開閉操作線の移動速度より
遅い速度で障子を開放するから、上記一部換気窓
の開放遅延の段階では、残りの換気窓のみの開放
を遅い開放速度で行うことにより全換気窓におけ
る少量入気を、しかも微調整で行うことができる
ようになり、又開放の遅れた一部の換気窓も開放
する段階では、残りの換気窓が変らず遅い開放速
度で開放するから、全換気窓の総入気量の微調整
を同様に行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は鶏舎内か
らみた多数換気窓の正面図、第2図は開放遅延型
換気窓の拡大正面図、第3図は正常型換気窓の拡
大正面図、第4図は第2図の−線拡大断面
図、第5図は開放遅延機構の拡大図、第6図は開
放遅延型換気窓と正常型換気窓の障子開放態様の
比較表である。 1a……開放遅延型換気窓、1b……正常型換
気窓、3……障子、4……障子開閉操作線、1
7,27……連結ロープ、28……アイボルト、
40……開放遅延機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 閉成方向に常時弾発された開閉自在の障子を有
    する複数の換気窓に沿つて、障子開閉操作線を往
    復移動自在に配設すると共に、上記各換気窓の障
    子を連結ロープにより上記操作線に連結した構成
    において、 上記複数の換気窓のうちの一部における連結ロ
    ープは、その一端を障子に、他端を上記操作線に
    それぞれ連結すると共に、上記操作線の障子開放
    方向への移動開始後該連結ロープが適宜長の遅れ
    をおいてけん引されて障子開放を開始するように
    開放遅延機構を備え、 残りの換気窓における連結ロープは、その一端
    を定位置に固定すると共に他端を障子に設けた動
    滑車を経て上記操作線に連結した、 ことを特徴とする複数換気窓の開閉装置。
JP14308787U 1987-09-21 1987-09-21 Expired - Lifetime JPH054543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14308787U JPH054543Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21

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JP14308787U JPH054543Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21

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JPS6449571U JPS6449571U (ja) 1989-03-28
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JP14308787U Expired - Lifetime JPH054543Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245283A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Toyo System Co Ltd 複数の開閉条件が設定できる畜舎用入気開閉窓システム
US7568256B1 (en) * 2007-01-02 2009-08-04 Dennis Addison Heated Windshield Wiper Apparatus

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JPS6449571U (ja) 1989-03-28

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