JP2509602Y2 - 二重オ―バ―ヘッドドア - Google Patents

二重オ―バ―ヘッドドア

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JP2509602Y2 JP6991292U JP6991292U JP2509602Y2 JP 2509602 Y2 JP2509602 Y2 JP 2509602Y2 JP 6991292 U JP6991292 U JP 6991292U JP 6991292 U JP6991292 U JP 6991292U JP 2509602 Y2 JP2509602 Y2 JP 2509602Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天井に沿って格納され
たドアを開閉して建屋の側方などに設けた開口部を開閉
するオーバーヘッドドアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】建屋などのドアとして天井に沿って格納
したドアを開閉し、建屋の側方に設けた開口部を閉鎖ま
たは解放するオーバーヘッドドアが知られている。建屋
に設けた開口部を夜間は閉鎖する一方、昼間は網戸など
で換気をするとともに虫等の侵入を防ぐ場合には、図8
に示すようにガイドレール93で摺動自由に支持されて
建屋60の開口部6を開閉する外側ドア91と、ガイド
レール93と平行して建屋60の内部に設けられたガイ
ドレール94で摺動自由に支持された網戸で形成された
内側ドア92を備えたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオーバーヘッドドアでは、内側ドア92だけで開口
部6を閉鎖しようとすると開口部6の上部と内側ドア9
2の前面上端との間に隙間Cが生じてしまい、内側ドア
92の閉鎖時のみ締め切り部材が必要になるという問題
が発生した。
【0004】そこで本考案は、上記問題点に着目してな
されたもので、交互に開閉する2つのドアと一つの開口
部との間に生ずる隙間を減少させて気密性を向上させた
2重オーバーヘッドドアを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、開口部の上方
に格納される2つのドアを備えて1つの開口部を交互に
開閉するオーバーヘッドドアにおいて、複数のパネルを
互いに連結して形成した第1及び第2のドアと、前記開
口部に備えられて略立設されたガイドレールと、前記ガ
イドレールの上方に配設されて前記第1のドアを格納す
る第1の格納レールと、同じくガイドレールの上方で第
1の格納レールの下方に配設されて第2のドアを格納す
る第2の格納レールと、前記第1及び第2のドアの各パ
ネルに設けられて前記第1または第2の格納レールある
いはガイドレールに案内されるガイドローラと、前記ガ
イドレールの上端と第1及び第2の格納レールの一端と
をそれぞれ接続する分岐部と、前記第1のドアの上方に
配置される第1引き上げ手段と、前記第2のドアの上方
で、かつ後方に配置される第2引き上げ手段と、前記第
1のドアを形成するパネルに設けられたガイドローラの
うち第1のドアの閉鎖状態において上端に位置するガイ
ドローラを前記第1のガイドレールに常時係合する位置
へ配設する。
【0006】また、前記第1引き上げ手段は、ガイドレ
ールの上方の建屋に固設されるとともに巻取方向に付勢
された第1のドラムと、この第1ドラムに基端を結合す
る一方、他端を閉鎖状態における第1ドアの下端のパネ
ルに結合した第1ワイヤとから構成される一方、前記第
2引き上げ手段は、分岐部より奥の建屋に固設されると
ともに巻取方向に付勢された第2のドラムと、この第2
ドラムに基端を結合する一方、他端を閉鎖状態における
第2ドアの下端のパネルに結合した第2ワイヤとから構
成されて、この第2ワイヤは第2ドアの各ガイドローラ
の軸と開口部側で当接する。
【0007】また、前記第1のドアの閉鎖状態におい
て、上端から2番目のパネルの側方には、ガイドレール
分岐部付近の室外側の面に当接する変位規制手段を設け
る。
【0008】
【作用】したがって、開口部を閉鎖中の第1のドアを持
ち上げて格納する場合、上端に位置するガイドローラが
常時第1の格納レールと係合しているため、第1のドア
を構成するパネルが順次第1の格納レールに案内され
て、第1のドアは上方に配置された第1の引き上げ手段
によって、上方へ付勢されながら所定の格納位置である
第1の格納レールに格納される一方、開口部を閉鎖中の
第2のドアを持ち上げて格納する場合では、第2ドアの
上方かつ後方(室内側)に配置された第2引き上げ手段
によって、第2ドアは建屋の奥行き方向へ向けた上方へ
付勢されるため、第2ドアの各ガイドローラは、分岐部
から第1格納レールの下方に配設された第2の格納レー
ルに必ず係合することができ、第1及び第2のドアは所
定の格納位置である第1及び第2の格納レールへそれぞ
れ確実に格納され、1つのガイドレールを共有しながら
第1のドアまたは第2のドアによって交互に開口部を開
閉することができる。
【0009】また、第1のドアを格納する際には、第1
ドラムが第1ワイヤを介して第1ドア下端のパネルを
方へ付勢するため、分岐部を通過して第1格納レールと
係合した上部のパネルの自重が分岐部を通過中のパネル
に加わり、さらに、第1ドアの下端のパネルが第1ワイ
ヤによって上方へ付勢されるため、分岐部を通過中のパ
ネルは開口部側に付勢され、第1ドアの各パネルは確実
に第1格納レールへ案内される。一方、第2ドアを格納
する際には、第2ドラムが分岐部より奥の建屋に固設さ
れるため、第2ドアの下端のパネルは第2ワイヤを介し
て建屋の奥行き方向へ所定の角度の上方に付勢され、第
2ドアの各ガイドローラが分岐部を通過する際には、建
屋の奥行き方向の上方へ所定の角度で付勢された第2ワ
イヤの水平方向の分力によって第2格納レールへ向けて
各軸が付勢され、第2のドアを分岐部から第2の格納レ
ールに確実に案内することが可能となり、第2ドアが第
1格納レールへ侵入するのを防止することができ、第2
ワイヤの端部と結合した第2ドアの下端のパネルには第
2ワイヤの上方への分力が加わって、第2ドアの格納時
に要する力を低減することができる。
【0010】また、第1のドアを構成する上端から2番
目のパネルは、建屋の室外側に面した分岐部と当接可能
な変位規制手段を設けたため、この2番目のパネルが建
屋の奥行き方向へ変位するのを防止して、2番目以降の
パネルのガイドローラを確実に第1格納レールへ案内す
る一方、第1ドアのガイドローラが第2格納レールへ侵
入するのを確実に防止することができる。
【0011】
【実施例】図1〜5に本考案の実施例を示す。
【0012】図1において、1は長方形の板状部材で形
成されたパネル10の長辺を互いに連結した第1のドア
としての外側ドア、2は同じく長方形の網戸で形成され
たパネル20の長辺を互いに連結した第2のドアとして
の内側ドアである。
【0013】3は建屋60の開口部6の両側に沿って立
設された「コ」の字状断面を備えた一対のガイドレール
で、ガイドレール3は開口部を相互に対向するよう配設
され、このガイドレール3の上方には建屋60の天井6
1に略平行して配設された第1の格納レールとしての格
納レール4と、格納レール4の下方で同じく天井61と
略平行して配設された第2の格納レールとしての格納レ
ール5が配設され、これら格納レール4、5の開口部6
側の端部とガイドレール3の上端とが略「Y」字状の分
岐部30を介して接続される。なお、格納レール3、4
及び分岐部30はガイドレール3と同様の「コ」の字状
断面を備える。
【0014】外側ドア1を構成するパネル10及び内側
ドア2を構成するパネル20の両端には図3、5に
示すようにそれぞれブラケット13、23が建屋60
の内部へ向けて突設され、これらブラケット13、23
からガイドレール3へ向けてそれぞれ突設された軸1
4、24には、ガイドレール3の内周と係合するガイド
ローラ11、21が回動自由に軸支される。
【0015】これら外側ドア1の側方に設けられたガイ
ドローラ11は分岐部30、ガイドレール3及び格納レ
ール4に案内されて外側ドア1を摺動自由に支持する一
方、内側ドア2の側方に設けられたガイドローラ21は
分岐部30、ガイドレール3及び格納レール5に案内さ
れて内側ドア2を摺動自由に支持する。なお、図2に示
すように閉鎖状態における外側ドア1の最上部を構成す
るパネル10aに設けられるガイドローラ11aは、外
側ドア1の閉鎖状態において分岐部30より上方で格納
レール4に係合する位置にブラケット13aを介して
持されて、外側ドア1のガイドローラ11aは、閉鎖状
態においても分岐部30より下方に移動することなく常
時格納レール4に係合する。
【0016】ガイドレール3のほぼ軸線上の天井61の
下方には円筒状部材で形成されたドラム8がワイヤ80
の一端を固着して巻き取り自由に支持される。ドラム8
の図示しない内部にはコイル状のスプリングが収装され
て、ドラム8をワイヤ80の巻き取り方向に常時付勢
し、ワイヤ80の他端は図2に示す外側ドア1の閉鎖状
態において下端に位置するパネル10に突設されたブラ
ケット13に固着され、ワイヤ80が付与する上方への
力によって、外側ドア1の格納時に要する力を低減する
ようにプリロードが与えられる。なお、請求項との対応
では、ドラム8が第1ドラムに、ワイヤ80が第1ワイ
ヤに対応し、これらが外側ドア1の上方に配置される
1引き上げ手段を構成する。
【0017】内側ドア2を格納レール5へ案内する第2
引き上げ手段として、円筒状部材で形成された第2ドラ
ムとしてのドラム9は、図4に示すように、分岐部30
より建屋60の奥(図4の右側方向)で格納レール4と
格納レール5との間に配設され、すなわち、内側ドア2
の後方かつ上方に配置される。そして、ドラム9は、
取方向に付勢された第2ワイヤとしてのワイヤ81を介
して分岐部30を通過する内側ドア2の各パネル20
を、ガイドレール3の軸線に対して所定の角度θで建屋
60の奥行き方向の斜め上方へ付勢するもので、ワイヤ
81の基端を固着したドラム9の図示しない内部にはコ
イル状のスプリングが収装されて、ドラム9をワイヤ8
1の巻き取り方向に常時付勢し、ワイヤ81の他端は内
側ドア2の閉鎖状態において下端に位置するパネル20
に突設されたブラケット23に結合される。
【0018】分岐部30を通過する内側ドア2を角度θ
の斜め上方へ付勢するワイヤ81は図5に示すように、
ブラケット23とガイドローラ21との間で軸24の開
口部6側と当接し、所定の角度θで巻取方向に付勢され
たワイヤ81は、その水平方向の分力で分岐部30を通
過する各パネル20の軸24を、分岐部30の奥行き側
の内周に付勢することで、内側ドア2のガイドローラ2
1のガイドレール3の沿った上昇を阻止する一方、格納
レール5へ向けて確実に案内し、ワイヤ81が付与する
上方への分力は、下端のパネル20に上昇方向のプリロ
ードを与えて内側ドア2の格納時に要する力を低減し、
操作性を向上させる。
【0019】図2及び図3に示すように、開口部6の室
外側に面した分岐部30付近の所定の位置には所定の厚
さの板状部材で形成されるガイド板31が固着され、図
2に示す外側ドア1の閉鎖状態において、上端から2番
目のパネル10bの両側面から図2及び図3に示すよう
に変位規制手段としてのローラ12がガイド板31の室
外側と当接可能な位置に突設される。ガイド板31はパ
ネル10bが上昇して分岐部30を通過する際に、ロー
ラ12が室外側からこのガイド板31に当接すること
で、ガイドローラ11bが外力などによって格納レール
5側(室内側)へ変位するのを防止して、ガイドローラ
11bを格納レール4へ確実に案内するものである。な
お、図3において、ガイド板31とローラ12の隙間D
は、ローラ12がガイド板31に当接した場合に、ガイ
ドローラ11bが分岐部30で格納レール5に係合しな
い所定値に設定される。
【0020】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0021】建屋60の開口部6を閉鎖した外側ドア1
を開くには、閉鎖状態の外側ドア1の下端を構成するパ
ネル10をガイドレール3に沿って上方に持ち上げる。
【0022】図2において外側ドア1の上端を形成する
パネル10aに設けられたガイドローラ11aは閉鎖状
態から常時格納レール4と係合しているため、外側ドア
1を持ち上げると図6に示すように分岐部30を通過し
たパネル10aは格納レール4に沿って移動する。この
とき、外側ドア1の上端から2番目を形成するパネル1
0bが分岐部30に差しかかり、両側面に突設したロー
ラ12が分岐部30のガイド板31と当接すると、この
パネル10bのガイドローラ11bは分岐部30におい
て格納レール5方向への変位を規制されるため、ガイド
レール3の軸線に沿って上方に移動し、パネル10bは
分岐部30から格納レール4に案内される。
【0023】さらに外側ドア1を持ち上げると、図7に
示すようにパネル10aは格納レール4に案内されて略
平行な位置に到達し、このとき外側ドア1の閉鎖状態に
おいて上から3番目のパネル10cが分岐部30に差し
かかるが、既に分岐部30を通過したパネル10a、1
0bの自重によって図中矢印方向の荷重が加わる一方、
ドラム8のワイヤ80及び手動によって外側ドア1の下
端からはガイドレール3に沿った上方へ向けて付勢され
るため、パネル10cには開口部6方向に向かう合力が
加わり、ガイドローラ11cが分岐部30の開口部6側
の端面に押圧されて、格納レール5と係合することなく
上方に移動して格納レール4へ確実に案内される。さら
に、ドラム8の付勢力によって外側ドア1は上方へ向け
てプリロードが付与されるため、外側ドア1の格納に要
する力を低減して操作を容易にすることがでできる。
【0024】同様にしてパネル10cより下方のパネル
10も順次分岐部30から格納レール4へ案内されて外
側ドア1は所定の格納位置である格納レール4に格納さ
れて建屋60の開口部6が開口する。
【0025】この開口部6の開口状態から図示しない網
戸を備えた内側ドア2で換気自在な状態に閉鎖するに
は、図2に示すように格納レール5に格納された内側ド
ア2のパネル20をドラム9の付勢力に抗して開口部6
側へ向けて引き出す。
【0026】ガイドローラ21は格納レール5から分岐
部30を通過してガイドレール3に係合し、これに伴っ
てパネル20が順次ガイドレール3に沿って下方へ移動
して図4に示すように内側ドア2は開口部6を閉鎖す
る。図示しない網戸を備えた内側ドア2は開口部6の内
側を換気自在にする一方、網戸によって虫などの侵入を
防ぐことができる。そして、内側ドア2は外側ドア1と
同一のガイドレール3によって開口部6を閉鎖するた
め、前記従来例のように、パネル20と開口部6との間
の隙間が拡大することはなく、開口部6の閉鎖を確実に
行うことができる。
【0027】一方、開口部6を閉鎖した内側ドア2を開
くには、閉鎖状態の内側ドア2の下端を構成するパネル
20をガイドレール3に沿って上方に持ち上げる。
【0028】内側ドア2の上端を形成するパネル20に
設けられたガイドローラ21は分岐部30に差しかかる
と、図4、5に示すように、ドラム9が分岐部30より
建屋60の奥に配設されて、ワイヤ81が所定の角度θ
で建屋60の奥行き方向の上方へ向けて付勢される。ワ
イヤ81と開口部6側で当接する軸24は、ワイヤ81
の水平方向の分力によって建屋60の奥行き方向に付勢
され、ガイドローラ21は分岐部30の建屋60の奥行
き側内周に押圧されながら斜め上方へ移動して格納レー
ル5へ確実に案内され、格納レール4と係合することは
ない。なお、ワイヤ81が付与する上方への分力は下端
のパネル20に作用し、内側ドア2の格納に要する操作
力を低減して、操作性を向上させることができる。
【0029】持ち上げられた内側ドア2の各パネル20
は、所定の角度θでドラム9に巻き取られるワイヤ81
の付勢力によって格納レール4に侵入することなく順次
分岐部30から格納レール5へ案内され、内側ドア2は
常時格納レール5に沿って格納される。
【0030】夜間などは再び外側ドア1を引き下げるこ
とで開口部6を閉鎖することができ、昼間は網戸を備え
た内側ドア2で開口部6を閉鎖すれば建屋60の内部を
換気する一方、虫などの侵入を防ぐことができる。
【0031】このようにして、外側ドア1に上端から2
番目のパネル10bの内側への変位を規制するローラ1
2を設けるとともに、1番目のパネル10aのガイドロ
ーラ11aを分岐部30より上方で常時格納レール4に
係合させる一方、内側ドア2の各ガイドローラ21を支
持する軸24を、開口部6の奥行き方向の上方へ所定の
角度θで付勢するワイヤ81の水平方向の分力によって
付勢して、格納レール5へ確実に案内することができ、
外側ドア1及び内側ドア2を1つのガイドレール3で共
用することが可能となって、前記従来例のように開口部
6とパネル20との隙間に変化を生ずることなく外側ド
ア1及び内側ドア2で交互に閉鎖しながら建屋60の内
部の気密性を保持することができ、外側ドア1は天井に
面した格納レール4に、内側ドア2は格納レール4の下
側に配設された格納レール5にそれぞれ確実に格納する
ことができ、分岐部30には切換手段などの可動部分が
不必要なため簡易な構造でありながら耐久性の高いもの
となり、さらに、ワイヤ80、81を介して外側ドア1
または内側ドア2には上方への分力が付与されるため、
格納に要する力を低減して操作性を向上させることがで
きる。
【0032】なお、上記実施例において外側ドア1を平
板、内側ドア2を網戸により構成したが硝子などの部材
で構成しても良い。
【0033】また、ワイヤ80、81を巻き取り方向に
付勢するドラム8、9を備えたが、図示はしないが、こ
れらドラム及びワイヤに代わって、外側ドア1の下端を
上方に、内側ドア2の各パネル20に設けた軸24を、
所定の角度θで上方に付勢するスプリングをそれぞれ設
けても良い。
【0034】
【考案の効果】以上のように本考案は、第1のドアの上
端から2番目のパネルに分岐部付近で室内側への変位を
規制するローラを設けるとともに、第1のドアの最上段
のパネルのガイドローラを常時第1の格納レールに係合
させる一方、第2引き上げ手段によって第2のドアを
定の角度θで建屋の奥行き方向の上方へ付勢するため、
第1のドア1は建屋の天井に面した第1の格納レール
に、第2のドアは第1の格納レールの下側に配設された
第2の格納レールに、それぞれ分岐部を介して選択的に
格納することができ、第1または第2のドアを1つのガ
イドレールで共用することが可能となって、交互に閉鎖
しても前記従来例のように、開口部と第1または第2の
ドアとの隙間が変化することがなくなって、開口部の閉
鎖を確実に行うことが可能となり、分岐部には切換手段
などの可動部分が不必要なため簡易な構造でありながら
耐久性の高い二重オーバーヘッドドアを構成することが
可能となり、第2のドアは第2引き上げ手段が付与する
第2ドアの上方かつ後方(室内側)への分力によって、
格納に要する力を低減して操作性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概略図である。
【図2】本考案の実施例を示す分岐部の拡大図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】内側ドアの閉鎖状態を示す図である。
【図5】図4のB−B矢視図である。
【図6】外側ドアの格納中を示す図である。
【図7】同じく外側ドアの格納中を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 外側ドア 2 内側ドア 3 ガイドレール 4、5 格納レール 6 開口部 8、9 ドラム 10、20 パネル 11、21 ガイドローラ 12 ローラ 30 分岐部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の上方に格納される2つのドアを
    備えて1つの開口部を交互に開閉する二重オーバーヘッ
    ドドアにおいて、 複数のパネルを互いに連結して形成した第1及び第2の
    ドアと、 前記開口部に備えられて略立設されたガイドレールと、 前記ガイドレールの上方に配設されて前記第1のドアを
    格納する第1の格納レールと、 同じくガイドレールの上方で第1の格納レールの下方に
    配設されて第2のドアを格納する第2の格納レールと、 前記第1及び第2のドアの各パネルに設けられて前記第
    1または第2の格納レールあるいはガイドレールに案内
    されるガイドローラと、 前記ガイドレールの上端と第1及び第2の格納レールの
    一端とをそれぞれ接続する分岐部と、 前記第1のドアの上方に配置される第1引き上げ手段
    と、 前記第2のドアの上方で、かつ後方に配置される第2引
    き上げ手段と、 前記第1のドアを形成するパネルに設けられたガイドロ
    ーラのうち第1のドアの閉鎖状態において上端に位置す
    るガイドローラを前記第1のガイドレールに常時係合す
    る位置へ配設したことを特徴とする二重オーバーヘッド
    ドア。
  2. 【請求項2】 前記第1引き上げ手段は、ガイドレール
    の上方の建屋に固設されるとともに巻取方向に付勢され
    た第1のドラムと、この第1ドラムに基端を結合する一
    方、他端を閉鎖状態における第1ドアの下端のパネルに
    結合した第1ワイヤとから構成される一方、前記第2引
    き上げ手段は、分岐部より奥の建屋に固設されるととも
    に巻取方向に付勢された第2のドラムと、この第2ドラ
    ムに基端を結合する一方、他端を閉鎖状態における第2
    ドアの下端のパネルに結合した第2ワイヤとから構成さ
    れて、この第2ワイヤは第2ドアの各ガイドローラの軸
    と開口部側で当接することを特徴とする請求項1に記載
    の二重オーバーヘッドドア。
  3. 【請求項3】 前記第1のドアの閉鎖状態において、上
    端から2番目のパネルの側方には、ガイドレール分岐部
    付近の室外側の面に当接する変位規制手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の二重オーバーヘッドド
    ア。
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