JPH0545368Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545368Y2
JPH0545368Y2 JP13303089U JP13303089U JPH0545368Y2 JP H0545368 Y2 JPH0545368 Y2 JP H0545368Y2 JP 13303089 U JP13303089 U JP 13303089U JP 13303089 U JP13303089 U JP 13303089U JP H0545368 Y2 JPH0545368 Y2 JP H0545368Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
layer
gas treatment
paper
performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13303089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0370711U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13303089U priority Critical patent/JPH0545368Y2/ja
Publication of JPH0370711U publication Critical patent/JPH0370711U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545368Y2 publication Critical patent/JPH0545368Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ハードデイスク装置等、密閉箱に使
用する小型フイルターに関するものである。
[従来の技術] 従来、ハードデイスク装置等に使用されている
小型フイルターは、第5図に示すものが知られて
いる。
高性能濾紙21とガス処理用濾材22のいずれ
かの内側面外方縁部の少なくとも2個所に接着材
23を点状に塗布し、これにより前記高性能濾紙
21とガス処理用濾材22とを重合接着して2層
フイルター部材24を形成し、通気部分となる開
口部25を穿設すると共に、2層フイルター部材
24よりも稍大きな粘着層26を備えて形成され
たフイルム27を、前記2層フイルター部材24
のガス処理用濾材22の下面に前記粘着層26を
介して接着し、更に前記フイルム27の下面に粘
着層28を設けて、該粘着層28の下面に離型紙
29を接着すると共に、前記2層フイルター部材
24の外側縁部と前記フイルム27上の粘着層2
6間にシーリング材30を塗布して形成してあ
る。
そして、ハードデイスク装置等に、前記構成よ
り成る小型フイルターを取付けるには、離型紙2
9を剥離して粘着層28を介して取付けていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来の小型フイルターにお
いては、高性能濾紙21とガス処理用濾材22と
を重合接着する場合、高性能濾紙21またはガス
処理用濾材22のいずれかの内側面の外方縁部の
少なくとも2個所に接着材23を点状に塗布し
て、手で高性能濾紙21とガス処理用濾材22を
貼り合せているので、非常に時間と手間がかか
り、コスト高になるという問題点があり、更に高
性能濾紙21とガス処理用濾材22は点接着で貼
り合わされているため、シーリング材30を塗布
した場合、前記点接着した部分以外の隙間からシ
ーリング材30が吸い込まれて濾過面積がその分
少なくなり、更にまた高性能濾紙21とガス処理
用濾材22を点接着すると外側部の厚みが均一で
なくなり、シーリング加工がしにくいという問題
点があつた。
本考案はかかる従来の問題点を解決することを
目的とする小型フイルターを提供しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記問題点を解決するため、高性能
濾紙とガス処理用濾材とを、その間に介在せしめ
た、前記高性能濾紙およびガス処理用濾材より融
点の低い素材よりなる不織布の外側縁部を超音波
溶融して、前記濾紙と濾材とを接合固着するとい
う手段を採用した。
[作用] 上記構成より成る本考案によれば、不織布の外
側縁部が超音波溶融されて、高性能濾紙とガス処
理用濾材が外側縁部に隙間を存することなく、ま
た厚みを均一にして接合固定される。
[実施例] 本考案の実施例を図に就いて詳細に説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示すものであつ
て、ガラス繊維または合成繊維よりなる上層に配
設した高性能濾紙1と、ガス処理可能な濾材、ま
たは活性炭含有濾紙よりなる下層に配設したガス
処理用濾材2との間に、前記高性能濾紙1および
ガス処理用濾材2より融点が低い、例えばポリプ
ロピレンまたはポリエチレン等により、特に限定
する必要はないが、好ましくは厚さが0.1〜0.2mm
程度に形成された不織布3を挟持し、前記高性能
濾紙1面上より、例えば円形や方形等の所要形状
になるよう、その外縁部に沿つて、例えば超音波
溶接機等の超音波作用によつて溶断加工を施す
と、前記不織布3の外側縁部が溶融して、前記高
性能濾紙1およびガス処理用濾材2をその外側縁
部において、前記溶融した不織布3により溶着固
定せしめて所要形状の2層フイルター部材4を形
成する。前記溶融しない外側縁部以外の不織布3
は、高性能濾紙1およびガス処理用濾材2間に残
留するが、非常に薄いので前記高性能濾紙1およ
びガス処理用濾材2の濾過能力には影響はない。
そして、通気部分となる開口部5を穿設すると
共に、前記2層フイルター部材4よりも稍大なる
粘着層6を備えて形成されたフイルム7を前記2
層フイルター部材4のガス処理用濾材2の下面に
前記粘着層6を介して接着し、更に前記フイルム
7の下面に粘着層8を設けて、該粘着層8の下面
に離型紙9を接着すると共に、前記2層フイルタ
ー部材4の外側縁部と前記フイルム7上の粘着層
6間にシーリング材10を塗布して形成してあ
る。
前記構成の小型フイルターは、離型紙9を剥離
して粘着層8を介して、ハードデイスク装置等に
固着するものである。
また、第2図は本考案の第2実施例を示すもの
であつて、2層フイルター部材4の構成は第1実
施例と同一であるので説明を省略する。
通気部分となる開口部5を穿設した前記構成よ
りなる2層フイルター部材4よりも稍大なるフイ
ルム7を、前記2層フイルター部材4のガス処理
用濾材2の下面に当接して、前記2層フイルター
部材4の外側縁部とフイルム7間にシーリング材
10を塗布すると共に、前記フイルム7の下面に
粘着層8を設けて、該粘着層8の下面に離型紙9
を接着して形成してある。
前記構成の小型フイルターは、離型紙9を剥離
して粘着層8を介してハードデイスク装置等に固
着するのである。
更に、第3図は本考案の第3実施例を示すもの
であつて、2層フイルター部材4の構成は第1実
施例と同一であるので説明を省略する。
通気部分となる開口部5を設けた前記構成より
なる2層フイルター部材4よりも大なる粘着層6
を備えて形成された離型紙9を、前記2層フイル
ター部材4のガス処理用濾材2の下面に前記粘着
層6を介して接着すると共に、前記2層フイルタ
ー部材4の外側縁部と前記離型紙9上の粘着層6
間にシーリング材10を塗布して形成してある。
前記構成の小型フイルターは、離型紙9を剥離
して粘着層6を介してハードデイスク装置等に固
着するのである。
なお、前記各実施例においては、高性能濾紙1
とガス処理用濾材2間に不織布3を挟持して溶着
固定するという手段を開示したが、高性能濾紙1
かガス処理用濾材2の内側面のいずれかに、不織
布3をラミネートしたものを使用して、高周波溶
着しても前記と同一効果が得られる。
第4図はフイルター部材の他の実施例を示し、
前記第1〜第3実施例におけるフイルター部材
が、1枚の高性能濾紙と1枚のガス処理用濾材と
を接合固定した2層フイルター部材を用いるのに
対し、本実施例では1枚の高性能濾紙と複数枚の
ガス処理用濾材とを、または複数枚の高性能濾紙
と1枚のガス処理用濾材とを接合固定した多層フ
イルター部材を用いるもので、便宜上高性能濾紙
を2枚、ガス処理用濾材を1枚用いたものを代表
的な実施例として説明する。
最上層に配設した2枚の高性能濾紙1a,1b
および最下層に配設したガス処理用濾材2との間
に、前記第1〜第3実施例と同一構成の不織布3
a,3bを挟持し、前記最上層の高性能濾紙1a
面上より、所要形状になるよう、その外縁部に沿
つて超音波作用によつて溶断加工して、前記各不
織布3a,3bの外側縁部を溶融し、前記各高性
能濾紙1a,1bおよびガス処理用濾材2をその
外側縁部において、前記溶融した各不織布3a,
3bにより溶着固定せしめて所要形状の多層フイ
ルター部材4aを形成する。本実施例において
は、前記各不織布3a,3bは、各高性能濾紙1
a,1bおよびガス処理用濾材2との間に挟持さ
れているが、高性能濾紙1a,1bおよびガス処
理用濾材2の各対面する内側面のいずれかに、不
織布3a,3bをラミネートしたものを使用し
て、高周波溶着してもよい。
そして、その他の構成については、第1〜第3
実施例の2層フイルター部材4の代りに、前記多
層フイルター部材4aを使用するだけであるので
説明は省略する。
次に、実施例の作用に就いて説明する。
不織布3を高性能濾紙1とガス処理用濾材2間
に挟持して超音波溶着することにより、前記高性
能濾紙1およびガス処理用濾材2の外側縁部が、
前記不織布3により連続的に溶着して固定され、
隙間が生ずることがないので、シーリング材10
が吸い込まれることがなく、濾過面積が狭くなる
こともなく、且つ外側縁部の厚みが均一となるた
め、シーリング加工がし易いのである。
[考案の効果] 本考案は上述のようであるから、高性能濾紙と
ガス処理用濾材の接合固定が、超音波作用により
迅速に、且つ連続的に行なうことができるので、
作業工程が低減し、更にシーリング材の吸い込み
もなく、またシーリング加工が容易である等、そ
の利とする処大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、
第2図は同第2実施例を示す縦断面図、第3図は
同第3実施例を示す縦断面図、第4図はフイルタ
ー部材の他の実施例を示す縦断面図、第5図は従
来の小型フイルターの縦断面図である。 図中1,1a,1bは高性能濾紙、2はガス処
理用濾材、3,3a,3bは不織布、4は2層フ
イルター部材、4aは多層フイルター部材、5は
開口部、6,8は粘着層、7はフイルム、9は離
型紙、10はシーリング材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 高性能濾紙とガス処理用濾材間に、これらよ
    り融点の低い素材よりなる不織布を挟持して、
    前記高性能濾紙面上より、所要形状になるよ
    う、その外側縁に沿つて超音波による溶断加工
    を施して、前記不織布を溶融せしめて、前記高
    性能濾紙とガス処理用濾材とをその外側縁部に
    おいて溶着固定して2層フイルター部材を形成
    し、且つ開口部を穿設すると共に、2層フイル
    ター部材よりも大なる粘着層を備えて形成され
    たフイルムを、前記2層フイルター部材のガス
    処理用濾材の下面に前記粘着層を介して接着
    し、更に前記フイルムの下面に粘着層を設けて
    離型紙を接着し、且つ前記2層フイルター部材
    の外側縁部とフイルム上の粘着層間にシーリン
    グ材を塗布してなる小型フイルター。 2 高性能濾紙とガス処理用濾材間に、これらよ
    り融点の低い素材よりなり不織布を挟持して、
    前記高性能濾紙面上より、所要形状になるよ
    う、その外側縁に沿つて超音波による溶断加工
    を施して、前記不織布を溶融せしめて、前記高
    性能濾紙とガス処理用濾材とをその外側縁部に
    おいて溶着固定して2層フイルター部材を形成
    し、且つ開口部を穿設すると共に、2層フイル
    ター部材よりも大なるフイルムを、前記2層フ
    イルター部材のガス処理用濾材の下面に当接し
    て、前記2層フイルター部材の外側縁部とフイ
    ルム間にシーリング材を塗布すると共に、前記
    フイルムの下面に粘着層を設けて離型紙を接着
    してなる小型フイルター。 3 高性能濾紙とガス処理用濾材間に、これらよ
    り融点の低い素材よりなる不織布を挟持して、
    前記高性能濾紙面上より、所要形状になるよ
    う、その外側縁に沿つて超音波による溶断加工
    を施して、前記不織布を溶融せしめて、前記高
    性能濾紙とガス処理用濾材とをその外側縁部に
    おいて溶着固定して2層フイルター部材を形成
    し、且つ開口部を穿設すると共に、2層フイル
    ター部材よりも大なる粘着層を備えて形成され
    た離型紙を、前記2層フイルター部材のガス処
    理用濾材の下面に前記粘着層を介して接着し、
    且つ前記2層フイルター部材の外側縁部と離型
    紙上の粘着層間にシーリング材を塗布してなる
    小型フイルター。 4 請求項1〜3記載の小型フイルターにおい
    て、高性能濾紙とガス処理用濾材間に挟持され
    た不織布に代えて、高性能濾紙またはガス処理
    用濾材のいずれかの内側面にラミネートされた
    不織布を用いた小型フイルター。 5 請求項1〜3記載の小型フイルターにおい
    て、2層フイルター部材に代えて、1枚の高性
    能濾紙と複数枚のガス処理用濾材間、または複
    数枚の高性能濾紙と1枚のガス処理用濾材間
    に、これらより融点の低い素材よりなる不織布
    を挟持して、最上層高性能濾紙面上より、所要
    形状になるよう、その外側縁に沿つて超音波に
    よる溶断加工を施して、前記各不織布を溶融せ
    しめて、前記高性能濾紙とガス処理用濾材とを
    その外側縁部において溶着固定して形成された
    多層フイルター部材を用いた小型フイルター。 6 請求項5記載の小型フイルターにおいて、各
    高性能濾紙とガス処理用濾材間に挟持された不
    織布に代えて、各高性能濾紙およびガス処理用
    濾材の体面する、いずれかの内側面にラミネー
    トされた不織布を用いた小型フイルター。
JP13303089U 1989-11-17 1989-11-17 Expired - Lifetime JPH0545368Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13303089U JPH0545368Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13303089U JPH0545368Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370711U JPH0370711U (ja) 1991-07-16
JPH0545368Y2 true JPH0545368Y2 (ja) 1993-11-19

Family

ID=31680450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13303089U Expired - Lifetime JPH0545368Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545368Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1110610A1 (en) * 1999-12-23 2001-06-27 3M Innovative Properties Company Micro-titer plate with filter inserts and method of making same
JP4825571B2 (ja) * 2006-04-17 2011-11-30 神鋼建材工業株式会社 溝蓋及び溝蓋の製造方法
JP6267595B2 (ja) * 2014-07-04 2018-01-24 Nok株式会社 ベントフィルター一体シール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0370711U (ja) 1991-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5370721A (en) Ceiling fan filter
KR900700069A (ko) 패드 또는 기타물품의 제조방법
US5980616A (en) Filter media for preventing carbon migration
GB1371019A (en) Medium for heat bonding
JPS63224927A (ja) 熱可塑性樹脂部材の積層方法
JPH0545368Y2 (ja)
JPH0363049A (ja) 一体吸収構造体とその製作方法
CA2343892A1 (en) Component for multilayer printed circuit board, method of production thereof and associated multilayer printed circuit board
US6596109B2 (en) Unitary multi-component filter media
JPS64973Y2 (ja)
JP2653121B2 (ja) フィルターパッケージの製造方法
JPH0213892B2 (ja)
JPH0734498Y2 (ja) スペーサー
JP2681404B2 (ja) ハニカム状ガスフイルター
JPH1043534A (ja) エアフィルターおよびその製造方法
JPS6123283B2 (ja)
JP3033946U (ja) デスクマット
KR200322853Y1 (ko) 제진 플레이트
JP2001287729A (ja) 紙製容器
JPH048962Y2 (ja)
JPS639044A (ja) 光学式情報記録担体
JPH0655438B2 (ja) 情報記録基板の製造方法
JP3048887U (ja) 透湿・防水性の機能性不織布の接着構造
JPH0441466Y2 (ja)
JPH0975438A (ja) ガス透過性膜を有する芳香剤容器