JPH054506Y2 - - Google Patents

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JPH054506Y2
JPH054506Y2 JP18029186U JP18029186U JPH054506Y2 JP H054506 Y2 JPH054506 Y2 JP H054506Y2 JP 18029186 U JP18029186 U JP 18029186U JP 18029186 U JP18029186 U JP 18029186U JP H054506 Y2 JPH054506 Y2 JP H054506Y2
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decorative board
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structural frame
fixing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンクリート建造物等の構造躯体
の表面に対して一定の間隔を保つて平行配設され
る陶磁器質化粧板の取付構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
コンクリート建造物等については、その外壁面
にタイル等の陶磁器質化粧板(以下「化粧板」と
略す)を配設して美観を高めることが行われてい
る。そして、その化粧板の取り付けは、エポキシ
系接着剤等を用いたり、セメントモルタルを用い
たりして行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者によれば、構造躯体表面と
化粧板との接着が弱く剥離しやすいという難点が
あり、後者によれば、化粧板の固定は強固に行う
ことができるものの、作業が煩雑になるという難
点がある。しかも、上記両取付構造とも単に美観
を高めるだけであり、室内と室外との温度差によ
つて室内側に結露を生じるというコンクリート建
造物特有の問題については何ら改善をしていな
い。そこで、最近では化粧板を構造躯体から一定
の間隔を保つて配設し、この空隙を断熱空間とし
て結露防止を図る構造が提案され、一部で実施さ
れている。すなわち、この構造は第7図に示すよ
うに、構造躯体2の表面2aから一定の間隔31
を保つて、レール状のガイド部材32を水平方向
(紙面に対して垂直方向)に延ばし、このガイド
部材32のスライド頭部32aを利用して化粧板
33をスライド装着することにより構成されてい
る。34は後端が構造躯体2に埋設され上記ガイ
ド部材32を支持するボルト、35はスライド溝
である。
しかしながら、この取付構造では、化粧板33
の取り付けに際し、化粧板33のスライド溝35
をガイド部材32の端からスライド頭部32aに
合わせて嵌合し、化粧板33をスライド移動させ
ながら取り付けるものであり、複数の化粧板33
をこのようにして順次取り付けるようになつてい
るため、取付け作業に手間がかかるという問題点
がある。特に、構造躯体表面2aが広く、そのた
め、ガイド部材32の長さが長い場合は化粧板3
3の取付け枚数が多くなり不具合である。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、取付け作業が容易で、しかも、従来のよう
な化粧板の剥離や結露の発生のない化粧板の取付
構造の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この化粧板の取付
構造は、構造躯体の表面に、固定板を備えた固定
具が所定間隔で分布固定され、リブ部が裏面に突
設されている陶磁器質化粧板が、上記固定具によ
つて、上記構造躯体の表面から一定の間隔を保つ
て支持され上記リブ部を利用して固定されている
陶磁器質化粧板の取付構造であつて、上記固定具
の固定板が上記構造躯体の表面から延び、この固
定板の先端側にボルト取付孔が形成され、このボ
ルト取付孔にボルトが取り付けられ、断面略コ字
状であつてそのコ字状の横辺にボルト取付孔が形
成されている取付具がそのボルト取付孔に上記ボ
ルトの先端側を通しコ字状の開口を上記構造躯体
と逆向きにした状態で上記固定板の先端に取り付
けられ、上記取付具のコ字状の開口に陶磁器質化
粧板の裏面の突設リブ部が嵌合され上記ボルトの
締付力により固定されているという構成をとる。
すなわち、この考案は、上記特殊な固定具を用
い、その固定板の先端に断面略コ字状の取付具を
設け、この略コ字状の取付具内に化粧板の裏面の
リブ部を嵌合しボルトによつて固定するため、従
来のように、いちいち化粧板を横方向からスライ
ド送入させるという煩雑な作業を要することな
く、簡単に化粧板を取付け固定しうる。しかも、
化粧板はリブ部をボルトによつて固定されて取り
付けられるため、強固な取り付けが可能となる。
つぎに、実施例にもとづいてこの考案を詳しく
説明する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示している。図
において、1,1は上下に隣接配設された一対の
表面立体模様付き化粧板、2はコンクリート構造
物等の構造躯体、3は固定具である。
上記化粧板1は、第2図a,bに示すように、
裏面の外周部の全体にリブ部4が突設されている
とともに、上記リブ部4に囲まれた中央部分に所
定間隔で上下方向にリブ部4が突設されている。
そして、この化粧板1を取付け固定する固定具3
は、上記化粧板1の四隅に対応する構造躯体表面
2aにそれぞれ取着され、このような関係を保つ
て構造躯体表面2aに分布配設される。この固定
具3は、構造躯体2の表面2aに取り付けられる
鍵形の固定用アングル5とその固定用アングル5
から前方に延びる固定板6とから構成され、上記
固定用アングル5の板状固定台5aをホールイン
アンカー8によつて構造躯体2に取り付けること
により躯体表面2aに固定される。上記固定板6
は、一端側が、上記固定用アングル5の固定板取
付部5bにボルト7およびナツト9を用いて取り
付けられ、他端側に断面略コ字状の取付具10が
そのコ字状の開口を構造躯体2と逆向きにした状
態で溶接等により一体的に設けられている。この
固定板6の先端側には、内周面にねじを設けてあ
るボルト取付孔11が設けられ、それに対応する
取付具10のコ字状の上部横辺部にも内周面にね
じを有するボルト取付孔12が形成されている。
そして、上記ボルト取付孔11,12にボルト1
3が取り付けられている。上記固定用アングル5
の板状固定台5aにおけるホールインアンカー取
付用孔8aは、ホールインアンカー8の直径より
もやや大径に形成されており、ホールインアンカ
ー8を中心に上下左右に移動可能になつており、
固定用アングル5の取付け位置の調整が可能にな
つている。また、固定板取付部5bにおけるボル
ト取付孔14も上記ボルトの直径よりも大径に形
成されており、固定板6を前後左右に移動させ、
固定板6の取付け位置の調整が可能になつてい
る。
上記固定具3に支受固定される化粧板1は、第
2図a,bに示すように、その裏面の外周部に設
けられれたリブ部4の四隅に、上記ボルト13の
先端を挿入する取付用凹部15が形成されてお
り、リブ部4を取付具10のコ字状の開口内に挿
入してリブ部4に形成された凹部15にボルト1
3の先端をら合させ、ボルト13の先端と取付具
10のコ字状の横辺とでリブ部4を挟持固定する
ことにより取り付けられる。このようにして上下
に隣接配設された一対の化粧板1のうちの上部側
の化粧板1の下部リブ部4が固定具3で取付け固
定されるとともに、下部側の化粧板1の上部リブ
部4が固定具3で取付け固定される。
このように、この実施例によれば、化粧板1の
裏面外周部のリブ部4の四隅を、上記のように、
取付具3のコ字状開口内に嵌合してボルト13で
締め付けることにより化粧板1を取付け固定する
ため、従来例に比べて、取付け作業が極めて容易
になる。そのうえ、ボルト13によつて化粧板1
の四隅が固定されるため、化粧板1の取り付けが
強固に行われ、強風ないしは地震等の悪条件下に
おいても化粧板1の脱落事故等が生じない。その
うえ、化粧板1と構造躯体表面2aとの間に空間
が形成されるため、結露の発生が防止される。
第3図は他の実施例を示している。この実施例
は、固定用アングル5の固定板取付部5bを延長
して、固定板6と一体化している固定具3を用い
て化粧板1を取付け固定している。それ以外は、
第1図の実施例と同じである。この実施例は前記
の実施例と同様の作用効果を奏する外、固定具が
安価になるという効果を奏する。
第4図はさらに他の実施例を示している。この
実施例は、取付具10に設けたボルト13の先端
に円板16を取り付け、この円板16と取付具1
0のコ字状の横辺とでリブ部4を挟持固定してい
る。それ以外は実施例1と同様である。このよう
にした結果、化粧板1のリブ部4にボルト嵌合用
の孔を形成する作業が不要になり、取付け作業の
容易化が一層向上するようになる。
第5図は他の実施例を示している。この実施例
は、固定板6の一端が、固定用アングル5の固定
板取付部5bの根元に設けられたヒンジ17に取
着され、固定板6がヒンジ17を中心に実線の状
態から鎖線の状態まで回動しうる固定具3を用い
て化粧板1を取付け固定している。それ以外の部
分は第1図と同じである。したがつて、予め鎖線
の状態に固定板6を回動させた状態で固定用アン
グル5を構造躯体表面2aに取り付け、化粧板1
の取り付けに際して、固定板6を実線の位置に回
動させて取り付けることができるようになつてい
る。その結果、固定板6に邪魔されることなく壁
面作業ができるようになり、取付け作業の一層の
容易化が実現されるようになる。
なお、上記の実施例は、いずれもコ字状取付具
10に1枚の化粧板1のリブ部4を嵌装してボル
トで固定するようにしているが、第6図に示すよ
うに、コ字状取付具10を大形化し、上側の化粧
板1の下部リブ部4と、下側の化粧板1の上部の
リブ部4の双方を取付具10のコ字状の開口内に
挿入し、双方をボルト13で締め付けて固定する
ようにしてもよい。このようにすると、1度の取
付け作業で、2枚の化粧板1の取り付けが可能に
なり、取付け作業の一層の効率化を実現しうるよ
うになる。なお、この場合、上記2枚の化粧板1
のリブ部4の間に図示のようにゴム製等の弾性ス
ペーサ18を入れてもよいし、入れなくても差し
支えはない。
〔考案の効果〕
この考案の化粧板の取付構造は、以上のように
構成されているため、化粧板の取付け作業が簡単
で、かつ強固に化粧板を取付け固定できる。しか
も化粧板と構造躯体の間に空間が設けられるた
め、結露を発生させることがない。したがつて、
極めて実用的効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2
図aはそれに用いる化粧板の平面図、第2図bは
その横断面図、第3図は他の実施例の縦断面図、
第4図はさらに他の実施例の縦断面図、第5図は
他の実施例の縦断面図、第6図はさらに他の実施
例の縦断面図、第7図は従来例の縦断面図であ
る。 1……陶磁器質化粧板、2……構造躯体、2a
……構造躯体表面、3……固定具、4……リブ
部、6……固定板、10……取付具、11,12
……ボルト取付孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 構造躯体の表面に、固定板を備えた固定具が
    所定間隔で分布固定され、リブ部が裏面に突設
    されている陶磁器質化粧板が、上記固定具によ
    つて、上記構造躯体の表面から一定の間隔を保
    つて支持され上記リブ部を利用して固定されて
    いる陶磁器質化粧板の取付構造であつて、上記
    固定具の固定板が上記構造躯体の表面から延
    び、この固定板の先端側にボルト取付孔が形成
    され、このボルト取付孔にボルトが取り付けら
    れ、断面略コ字状であつてそのコ字状の横辺に
    ボルト取付孔が形成されている取付具がそのボ
    ルト取付孔に上記ボルトの先端側を通しコ字状
    の開口を上記構造躯体と逆向きにした状態で上
    記固定板の先端に取り付けられ、上記取付具の
    コ字状の開口に陶磁器質化粧板の裏面の突設リ
    ブ部が嵌合され上記ボルトの締付力により固定
    されている陶磁器質化粧板の取付構造。 (2) 固定板が、ヒンジ機構により、その根元部を
    中心に構造躯体表面に対して90度の範囲内で回
    動しうるようになつている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の陶磁器質化粧板の取付構造。
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