JPH0544891B2 - - Google Patents

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JPH0544891B2
JPH0544891B2 JP21070989A JP21070989A JPH0544891B2 JP H0544891 B2 JPH0544891 B2 JP H0544891B2 JP 21070989 A JP21070989 A JP 21070989A JP 21070989 A JP21070989 A JP 21070989A JP H0544891 B2 JPH0544891 B2 JP H0544891B2
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JP
Japan
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tip
torpedo
hole
seal
large diameter
Prior art date
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Mitsuaki Yamachika
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Priority to JP21070989A priority Critical patent/JPH0375114A/ja
Publication of JPH0375114A publication Critical patent/JPH0375114A/ja
Publication of JPH0544891B2 publication Critical patent/JPH0544891B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1603Multi-way nozzles specially adapted therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2台の射出ユニツトに結合される一
つの射出ヘツドを備えたサンドウイツチ成形用射
出成形機のシヤツトオフ機構に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のサンドウイツチ成形用射出成形機の射出
ヘツドのノズル先端部におけるシヤツトオフ機構
としては、次に説明する本出願人の出願に係る特
願昭63−295985号のものがある。
第8図に示すように、ノズル本体7′内のノズ
ルチツプ1′の後方に外側トーピード2′を設ける
とともに、その後端側に前記ノズル本体7′内に
配設された円筒状のバルブハウジング6′を接続
して、ノズル本体7′の内周面とバルブハウジン
グ6′の外周面との間に外側通路8′を形成する。
そして、前記バルブハウジング6′内に油圧シリ
ンダ4′およびピストン4a′等の往復駆動手段に
より往復動されるシヤフト5′を挿入して両者間
に内側通路9′を形成させ、シヤフト5′の前端部
に前記外側トーピード2′の内周面に摺動自在に
案内される内側トーピード3′を固着し、該内側
トーピード3′のボス部3′の先端部と後端部にそ
れぞれ先端シール面3a′とシール部3b′とを設け
たものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記特願昭63−295985号の発明は、外側通路に
スキン層形成用の第1射出ユニツトを、内側通路
にコア層形成用の第2射出ユニツトをそれぞれ連
通させ、内側トーピードを前進または後退させて
内側通路の開閉を行い、この内側通路の開閉に合
わせて、第1射出ユニツト、第2射出ユニツトに
よつて異種の溶融樹脂を射出するものであるが、
射出時においては、内側通路のみの開閉を行うだ
けであつて、外側通路の閉鎖を単独で行うことが
できなかつた。すなわち、内側通路のコア層形成
用材料のみを射出する場合には、両通路を開とし
た状態で、外側通路に連通する第1射出ユニツト
の射出動作を停止し、内側通路に連通する第2射
出ユニツトのみを射出動作させるものである。そ
のため、高圧の内側通路中のコア層形成用材料が
外側通路へ逆流し、かつその逆流量も一定ではな
いので、外側通路よりスキン層形成用材料のみを
射出するとき、これら二種の材料の混合による材
料不良が発生したり、スキン層形成用材料の射出
量が一定しない。その結果、不良品が発生した
り、スキン層が極端に厚くなつたり薄くなつたり
するとともに、場合によつては、コア層が成形品
表面に露出する。また、外側通路のスキン層形成
用材料の射出開始および停止を、ノズルチツプか
ら離れた射出ユニツトで行うので、シヤツトオフ
装置と第1射出ユニツトとの動作時期の調整が非
常に困難であるという問題点があつた。
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑
みてなされたものであり、外側通路および内側通
路の閉鎖をそれぞれ単独で行うことができ、外側
通路または内側通路への溶融材料の逆流が生じな
いサンドウイツチ成形用射出ヘツドのシヤツトオ
フ装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明のサンドウイ
ツチ成形用射出ヘツドのシヤツトオフ装置は、 ノズルチツプを先端部に有する射出ヘツド本体
の孔内に、ノズルチツプの後方に外側トーピード
が嵌挿されており、その後端部に前記孔内に挿入
された筒状のバルブハウジングを結合して、前記
孔の内周面とバルブハウジング外周面との間に外
側通路が形成され、また、バルブハウジング内に
往復駆動手段によつて往復動されるセンターシヤ
フトが挿入され、その外周面とバルブハウジング
の内周面との間に内側通路が形成されており、前
記外側通路および内側通路にはそれぞれ別個の射
出ユニツトが連通されたサンドウイツチ成形用射
出ヘツドにおいて、 前記ノズルチツプには、ノズル孔に続いて後方
へ拡大する円錐孔、該円錐孔に続いて軸方向に同
一径を有する孔からなる内面シール部および内面
シール部に続いて後方へ拡大する円錐孔が形成さ
れており、 外側トーピードの内孔には、前方から順次大径
部および小径部を形成し、センターシヤフトの先
端に固着された内側トーピードの中間大径部が外
側トーピードの大径部に摺動自在に案内され、さ
らに内側トーピードには、その中間大径部から前
方へ突出する先端シール面および後方へ突出する
シール部がそれぞれ設けられており、前記中間大
径部は外側トーピードの先端とノズルチツプの内
面シール部後端との距離よりも長尺で、前記先端
シール面の突出長さは、内側トーピードの前進時
において、中間大径部の先端が内面シール部に嵌
入し始めたときにはノズル孔を閉鎖するに至らな
い長さであり、前記シール部の突出長さは、シー
ル部の後端が小径部の先端部から離反して内側通
路がおよそ半開になつてとき、中間大径部の先端
が内面シール部に嵌入し始める長さとしたもので
ある。
また、外側トーピードの内孔に、大径部および
小径部を設ける代わりに、大径部のみを形成し、
バルブハウジング先端部にシール部が嵌入するシ
ール孔を形成してもよい。
さらに、内側トーピードに、その中間大径部か
ら後方へ突出するシール部を設ける代わりに、セ
ンターシヤフトの先端部にシール部を形成するこ
ともできる。
その他、射出ヘツド本体を複数に分解可能に構
成すると効果的である。
[作 用] 内側トーピードの前進および後退は、往復駆動
手段によりセンターシヤフトを介して行う。
内側トーピードを最前進位置へ前進させると、
内側トーピードの先端シール面がノズル孔の後端
開口部に当接してノズル孔が閉鎖される。この状
態では、内側トーピードの中間大径部がノズルチ
ツプの内側シール部に嵌入して外側通路および内
側通路が閉鎖される。また、内側トーピードのシ
ール部後端と外側トーピードの小径部またはシー
ル孔先端とは最大距離離反している。しかし、上
述のようにノズル孔は閉鎖されているので、溶融
材料の漏れが発生しない。
一方、内側トーピードを最後退位置へ後退させ
ると、シール部後端は外側トーピードの小径部ま
たはシール孔に嵌入して内側通路が閉鎖され、内
側トーピードの中間大径部は、外側トーピードの
大径部内に完全に引込められて外側通路は全開と
なり、また、先端シール面もノズル孔の後端開口
部から後方へ最大距離離反する。この状態では、
第1射出ユニツトからの材料(スキン層材料)の
射出が可能である。
内側トーピードを上述の最後退位置より前進さ
せて行くと、シール部後端が外側トーピードの小
径部またはシール孔から抜け切るときまでの間は
内側通路が閉鎖され、外側通路のみが開かれてお
り、第1射出ユニツトからの材料の射出が可能で
ある。
さらに前進させて行くと、内側トーピードのシ
ール部後端が外側トーピードの小径部またはシー
ル孔先端から抜け切つて離反することにより内側
通路が開かれ、前進に伴つて、内側トーピードの
シール部後端と外側トーピードの小径部またはシ
ール孔先端との離反距離が増大して行き内側通路
の開度が増加して行く。これと同時に内側トーピ
ードの中間大径部の先端が外側トーピードの大径
部先端部から前方へ突出して行き、外側通路の開
度が減少して行く。この状態では、内側通路およ
び外側通路が共に開いているので、第1射出ユニ
ツトおよび第2射出ユニツトからの材料がそれぞ
れ各通路を通じて射出可能である。この間におい
ては、内側トーピードのシール部後端と外側トー
ピードの小径部またはシール孔先端部との離反距
離並びにノズルチツプの内面シール部後端と内側
トーピードの中間大径部先端との接近距離は、そ
れぞれ内側通路および外側通路の絞り効果を生じ
るので、内側トーピードの前進位置を選択するこ
とによつて、両通路からそれぞれ金型内へ供給さ
れる各材料割合を調節することができる。
やがて、内側トーピードの中間大径部先端がノ
ズルチツプの内面シール部に嵌入し始めるが、こ
のときには先端シール面とノズル孔の後端開口部
とは所定距離離反しており、ノズル孔は開いてい
る。その結果、外側通路は閉鎖されるが内側通路
は全開となつており、第2射出ユニツトからの材
料(コア層材料)のみの射出が可能である。
[実施例] 本発明の実施例を図面に基いて説明する。各実
施例において、同一の構造を有する部分には同一
符号を用いた。
第1図および第2図は、第1実施例を示し、射
出ヘツド本体7は、先端部にノズルチツプ1を螺
着したノズル部7bを、図示しないボルト等によ
り基部7aに分解可能に固着し、複数の部分に分
解可能に構成されている。そして前記基部7aの
後方側には2個の管路13,14が両側へそれぞ
れ突設されており、一方の管路13は接続部10
aを介して第1射出ユニツト15に接続され、他
方の管路14は接続部10bを介して第2射出ユ
ニツト16に接続されている。
ノズルチツプ1には、ノズル孔1a、ノズル孔
1aに続いて後方へ拡大する円錐孔、該円錐孔に
続いて軸方向に同一径を有する孔からなる内面シ
ール部1bおよび内面シール部1bに続いて後方
へ拡大する円錐孔が形成されている。ノズル部7
b内には、ノズルチツプ1の後方に、外周部に沿
つて複数の貫通孔2aが軸方向に形成された外側
トーピード2が嵌挿されており、その後端部に筒
状のバルブハウジング6の先端部が接続され、バ
ルブハウジング6の外周面とノズル部7bおよび
基部7aからなる射出ヘツド本体7の孔の内周面
との間に外側通路8が形成されている。外側通路
8の後端は軸方向には閉鎖されているが、管路1
3とは連通され、該管路13は樹脂通路11aを
有する接続部10aを介して第1射出ユニツト1
5に連通されており、外側通路8の先端は、前記
外側トーピード2の複数の貫通2aによりノズル
孔1aと連通されている。
外側トーピード2の内孔は、前半部に大径部2
b、後半側に小径部2cが形成されており、大径
部2bには、後述する内側トーピード3の中間大
径部3cが軸方向に摺動自在に嵌挿されている。
一方、内側トーピード3は、その外周部に沿つ
て複数の貫通孔3dが軸方向に形成された中間大
径部3cを有し、これら貫通孔3dによつて内側
通路9とノズル孔1aとが連通されている。前記
中間大径部3cから前方へ突出した突出部先端に
は先端シール面3aが、後方へ突出した突出部の
後端部周面にはシール部3bがそれぞれ設けられ
ている。さらに、後方突出部後端には、バルブハ
ウジング6に挿入された小径のセンターシヤフト
5が固着され、その外周面とバルブハウジング6
の内周面との間に内側通路9が形成されている。
内側通路9の後端は軸方向には閉鎖されているが
管路14とは連通されており、該管路14は樹脂
通路11bを有する接続部10bを介して第2射
出ユニツト16に連通されている。
さらに、前記中間大径部3cは、外側トーピー
ド2の先端とノズルチツプ1の内面シール部、1
bの後端との距離よりも長尺で、先端シール面3
aの突出長さ(突出部の長さに相当する)は、前
記中間大径部3の先端が前記内面シール面1bに
嵌し始めたときには、ノズル孔1aを閉鎖するに
至らない長さであり、前記シール部3bの突出長
さは、シール部3bの後端が小径部2cの先端部
から離反して内側通路9がおよそ半開になつたと
き、中間大径部2bの先端がノズルチツプ1の内
面シール部1bに嵌入し始める長さであることが
必要である。
一方、センターシヤフト5は、バルブハウジン
グ6後端部において、軸方向に摺動自在であるが
密封状態に支持され、バルブハウジング6から後
方へ突出した後端はコネクタ12を介して往復駆
動手段である油圧シリンダ4内のピストン4aに
結合されたピストン棒と連結されている。これに
より油圧シリンダ4内のピストン4aの後方室ま
たは前方室に圧油をそれぞれ供給することによ
り、センターシヤフト5を介して内側トーピード
3を前進または後退させ、その先端シール面3a
がノズル孔1aを閉鎖する最前進位置と、そのシ
ール部3bが外側トーピード2の小径部2cに嵌
入する最後退位置との間の任意の位置に移動およ
び停止させることができる。
次に、第3図に基いて本実施例の動作を説明す
るが、他の実施例の場合も同様である。
先ず、サンドウイツチ成形の一例について述べ
る。
第3図Aに示すように、内側トーピード3を最
前進位置に前進させて、先端シール面3aをノズ
ル孔1aの後端開口部へ当接させてノズル孔1a
を閉鎖した状態で、第1射出ユニツト15および
第2射出ユニツト16(第1図参照)の可塑化動
作を開始する。
前記可塑化が完了後、第3図Bに示すように、
外側トーピード3の後端のシール部3bが外側ト
ーピード2の小径部2cに嵌入した最後退位置に
後退させ、内側通路9を閉鎖し、外側通路8のみ
を全開とする。この状態で第1射出ユニツト15
(第1図参照)のみを射出動作させて図示しない
金型内へ外側通路8を介してスキン層材料を一部
射出する。続いて内側トーピード3を徐々に前進
させて行くと、第3図Cに示すように、シール部
3b後端が小径部2c先端から抜け切るまでの間
は内側通路9は閉鎖されており、一方、中間小径
部3cの先端は外側トーピード2の大径部2b先
端から突出して行くので、外側通路8の開口面積
が減少して行く。その結果前記スキン層材料の流
量が減少して行く。
さらに、内側トーピード部3bを徐々に前進さ
せて行くと、第3図Dに示すように、シール部3
b後端が外側トーピード2の小径部2c先端から
離反して内側通路9が開き始め、前進に伴つてシ
ール部3b後端と外側トーピード2の小径部2c
先端との離反距離が増大して行く。これと同時
に、中間大径部3cの先端の外側トーピード2の
大径部2b先端からの突出長さが増大して行き、
外側通路8の開度がさらに減少して行く。この間
においては、外側通路8および内側通路9が共に
開かれており、第1射出ユニツト15に加えて第
2射出ユニツト16(第1図参照)も射出動作さ
せると、スキン層材料にコア層材料が包まれた層
状の流れとなつて図示しない金型内へ充填され
る。このとき内側トーピード3の前進位置を両通
路8,9が共に開かれる範囲内で選択することに
よつて、前記スキン層材料およびコア層材料の供
給割合を調節してスキン層の厚さを変化させるこ
とができる。
従つてスキン層材料からコア層材料へ自然と切
り替えた後、さらに内側トーピード3を前進させ
ることにより中間大径部3cはノズルチツプ1の
内面シール部1bに嵌合され外側通路8が閉鎖さ
れ、内側通路9のみが開かれコア層材料のみが図
示しない金型内へ充填される。また必要に応じ前
進を続けることにより、第3図Eに示すノズルチ
ツプ1のノズル孔1aと内側トーピード3の先端
シール面3aとの距離が減少しコア層材料の供給
割合を調節することができる。この過程では、先
に金型内に充填されたスキン層材料は、キヤビテ
イ内に部分的に充填された状態であつて、キヤビ
テイ表面に接した部分は固化を開始しているが、
キヤビテイ中心部にあつては溶融状態にある。そ
して、コア層材料が充填されることによつて、前
記溶融状態にあるスキン層材料はキヤビテイ面全
体にわたつて拡散され、新たにキヤビテイ表面に
接することにより固化してスキン層を形成し、該
形成されたスキン層によつてコア層材料が内包さ
れたサンドウイツチ状となる。そののち、第2射
出ユニツト16を停止し、内側トーピード3を後
退させ、シール部3bが外側トーピード2の小径
部2c先端に嵌入し始める位置[すなわち、上述
の前進時における第3図Cに示す位置に相当す
る]にすることによつて、内側通路9を閉鎖する
と同時に外側通路8を半開とし、第1射出ユニツ
ト15(第1図参照)のみ射出動作させて残りの
スキン層材料の供給量を少なくして図示しない金
型内へ充填したのち、保圧を行う。
保圧終了後、内側トーピード3を第1図Aに示
す最前進位置へ前進させて先端シール面3aでノ
ズル孔1aを閉鎖し、次のシヨツトの準備として
両射出ユニツト15,16の可塑化動作を開始す
る。この場合ノズル孔1aが閉鎖されているので
溶融材料の洩れは発生しない。
上記サンドウイツチ成形によると、サンドウイ
ツチ成形品の形状に依存することなく、安定した
スキン層を形成できるとともにフローマークが発
生せず、スキン層およびコア層の厚さも任意に変
更できる。
第4図は、第2実施例を示し、外側トーピード
22の内孔には内側トーピード3が軸方向へ摺動
自在に案内される大径部22bのみが形成されて
おり、内側通路9を閉鎖するための内側トーピー
ド3のシール部23bがバルブハウジング26の
先端部に設けられたノズル孔26aに直接嵌入す
るようにしたものである。その他の部分の構成
は、上記第1実施例と同様であるので説明は省略
する。
また、第5図は第3実施例を示し、以下に述べ
る点のみが上記第1実施例と異なる。
外側トーピード32の内孔には内側トーピード
33が軸方向へ摺動自在に案内される大径部32
bのみが形成されている。内側トーピード33の
中間大径部33cから後方へ突出した突出部は上
記各実施例のものよりも突出長さが短く、しかも
シール部33bはセンターシヤフト35の先端部
位に形成したものである。
第6図は第4実施例を示し、以下に述べる点の
みが上記第1、第2または第3実施例と異なる。
外側トーピード42の内孔は大径部42bのみ
からなり、しかもその内径はノズルチツプ1の内
面シール部1bの内径よりも若干大きく形成され
ている。そしてこれに対応して、内側トーピード
43の中間大径部43cは、前半部分が内面シー
ル部1bに嵌入する外径を有し、後半部分が外側
トーピード42の小径部42bに軸方向に摺動自
在に案内される外径を有する。また、バルブハウ
ジング46の先端に内側通路9に連通してシール
孔46aが形成されている。
さらに、第7図は、第5実施例を示し、以下に
述べる点のみが上記第1乃至第4実施例と異な
る。
外側トーピード52の外周面にその軸方向に延
びる溝を複数個形成しておき、これを射出ヘツド
本体7の孔へ嵌挿して射出ヘツド本体7の孔の内
壁面と前記溝とによつて貫通孔52aを形成した
ものである。
上記各実施例においては、製造時の加工や保守
点検作業を容易に行えるようにするため、射出ヘ
ツド本体を複数に分解可能な例を示したが、これ
に限らず一体に構成してもよい。
[発明の効果] 本発明は、上記のとおり構成されているので、
以下に記載するような効果を奏する。
2種類の材料によるサンドウイツチ成形におい
て、射出ヘツド本体内の内側通路または外側通路
をノズルチツプ近傍で単独に閉鎖することが簡単
かつ確実に行えるので、各材料の射出動作の断続
を確実に行うことができる。これにより、サンド
ウイツチ成形における各材料の射出量の過不足に
よる不良品の発生がほとんど無くなり、製品不良
率が大幅に低下する。また、外側通路または内側
通路のいずれか一方のみを開いて単独成形を行う
場合にも、閉鎖された他方の通路に材料が逆流す
ることがない。さらに、射出ヘツドを複数に分解
可能とすると、その加工や保守点検を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の主要部断面図、
第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図
は第1実施例の各成形工程における内側トーピー
ドの位置を示し、Aは最前進位置へ前進させてノ
ズル孔を閉鎖した状態を示す要部断面図、Bは最
後退位置へ後退させて内側通路を閉鎖した状態を
示す要部断面図、Cは前進させて内側トーピード
のシール部後端が外側トーピードの小径部先端か
ら抜け切る直前の状態を示す要部断面図、Dは外
側通路および内側通路をともに開とした要部断面
図、Eは内側トーピードの中間大径部の先端部が
ノズルチツプの内面シール部に挿入されて外側通
路のみを閉鎖した状態を示す要部断面図、第4図
乃至第6図はそれぞれ第2、第3、第4実施例の
外側トーピードおよびバルブハウジングを示す要
部断面図、第7図は第5実施例の射出ヘツドを示
す第2図と同様の断面図、第8図は従来のサンド
ウイツチ成形用射出ヘツドのシヤツトオフ装置の
主要部断面図である。 1……ノズルチツプ、1a……ノズル孔、2,
22,32,42,52……外側トーピード、2
a,22a,32a,42a,52a……貫通
孔、2b,22b,32b,42b……大径部、
2c……小径部、3,23,33,43……内側
トーピード、3a……先端シール部、3b,23
b,33b,43b……シール部、3c,23
c,33c,43c……中間大径部、3d……貫
通孔、4……油圧シリンダ、4a……ピストン、
4b……ピストン棒、5……センターシヤフト、
6,26,36,46……バルブハウジング、7
……射出ヘツド、8……外側通路、9……内側通
路、10a,10b……接続部、11a,11b
……樹脂通路、12……コネクタ、13,14…
…管路、15……第1射出ユニツト、16……第
2射出ユニツト、26a,46a……シール孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ノズルチツプ1を先端部に有する射出ヘツド
    本体7の孔内に、ノズルチツプ1の後方に、外側
    トーピード2,52が嵌挿されており、その後端
    部に前記孔内に挿入された筒状のバルブハウジン
    グ6を結合して、前記孔の内周面とバルブハウジ
    ング6の外周面との間に外側通路8が形成され、
    また、バルブハウジング6内に往復駆動手段によ
    つて往復動されるセンターシヤフト5が挿入さ
    れ、その外周面とバルブハウジング6の内周面と
    の間に内側通路9が形成されており、前記外側通
    路8および内側通路9にはそれぞれ別個の射出ユ
    ニツト15,16が連通されたサンドウイツチ成
    形用射出ヘツドにおいて、 前記ノズルチツプ1には、ノズル孔1aに続い
    て後方へ拡大する円錐孔、該円錐孔に続いて軸方
    向に同一径を有する孔から成る内面シール部1b
    および該内面シール部1bに続いて後方へ拡大す
    る円錐孔が形成されており、 外側トーピード2,52の内孔には、前方から
    順次大径部2bおよび小径部2cを形成し、セン
    ターシヤフト5に固着された内側トーピード3の
    中間大径部3cが外側トーピード2,52の内孔
    の大径部2bに摺動自在に案内され、さらに内側
    トーピード3には、その中間大径部3cから前方
    へ突出する先端シール面3aおよび後方へ突出す
    るシール部3bがそれぞれ設けられており、 前記中間大径部3cは外側トーピード2,52
    の先端とノズルチツプ1の内面シール部1b後端
    との距離よりも長尺で、前記先端シール面3aの
    突出長さは、内側トーピード3の前進時におい
    て、中間大径部3cの先端が内面シール部1bに
    嵌入し始めたときにはノズル孔1aを閉鎖するに
    至らない長さであり、前記シール部3bの突出長
    さは、シール部3bの後端が小径部2cの先端部
    から離反して内側通路9がおよそ半開になつたと
    き、中間大径部3cの先端が内面シール部1bに
    嵌入し始める長さであることを特徴とするサンド
    ウイツチ成形用射出ヘツドのシヤツトオフ装置。 2 外側トーピードの内孔に、大径部および小径
    部を設ける代わりに、大径部22b,42bのみ
    を形成し、バルブハウジング26,46の先端部
    にシール部23b,43bが嵌入するシール孔2
    6a,46aを形成した請求項1記載のサンドウ
    イツチ成形用射出ヘツドのシヤツトオフ装置。 3 内側トーピードに、その中間大径部から後方
    へ突出するシール部を設ける代わりに、センター
    シヤフト35の先端部位にシール部33bを形成
    した請求項1または2記載のサンドウイツチ成形
    用射出ヘツドのシヤツトオフ装置。 4 射出ヘツド本体7が複数に分解可能に構成さ
    れた請求項1,2または3記載のサンドウイツチ
    成形用射出ヘツドのシヤツトオフ装置。
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