JPH0544856U - 液体塗布具 - Google Patents

液体塗布具

Info

Publication number
JPH0544856U
JPH0544856U JP10245891U JP10245891U JPH0544856U JP H0544856 U JPH0544856 U JP H0544856U JP 10245891 U JP10245891 U JP 10245891U JP 10245891 U JP10245891 U JP 10245891U JP H0544856 U JPH0544856 U JP H0544856U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
main body
liquid
cap
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10245891U
Other languages
English (en)
Inventor
安雄 内山
Original Assignee
タケミ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タケミ株式会社 filed Critical タケミ株式会社
Priority to JP10245891U priority Critical patent/JPH0544856U/ja
Publication of JPH0544856U publication Critical patent/JPH0544856U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 揮発性の高い液体を塗布する。 【構成】 本体3内のタンク11に貯蔵された目的液体
が、本体上部のボール支持部16底部に穿設された孔2
0を経て、当該ボール支持部16が回転自在に保持しそ
の一部が露出しているボール19に供給される如く構成
され、孔20はボール19の底部方向への押圧により閉
塞される形状とし、本体3上部に被せるキャップ2の内
側には、キャップ2を本体3に被冠させた際にボール1
9を押圧する押圧突起25を設けた。 【効果】キャップを本体に被せると、目的液体及びその
蒸発気の漏出は完全に防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、所謂ロールオンタイプの塗布具に関するものであり、特に化粧水 を始めとして各種揮発性の液体を塗布するのに適した液体塗布具を提供するもの である。
【0002】
【従来の技術】
例えば化粧水についていえば、顔に化粧水を塗る場合にはまず掌に適宜量をと り、これを適当に掌上で広げてそのまま膚を軽くたたくようにして、顔につけて いた。 しかしながらそのように手で直接つけていると、手が汚れてしまう。従って直 接手が触れないように塗布具と液体容器が一体となったものが望ましい。しかも その際、化粧水が膚に程良く浸透するように適宜の圧の下で塗布できることが必 要である。
【0003】 これらの点を満たす従来の技術としては、例えばかゆみどめや虫刺されの際に 使用する液体薬剤の塗布容器がある。これは略半球状のスポンジを容器の口に有 し、容器内の液体薬剤を該スポンジに浸透させてスポンジ面を膚に圧接、摺動さ せることによって容器内の液体薬剤を膚に塗布するようになっている。
【0004】 その他、制汗剤の塗布容器においてみられる、ボールを容器出口に回転自在に 保持した所謂ロールオンタイプの塗布容器もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のスポンジを有する塗布容器は、スポンジの表面がすぐに 汚れてしまい、化粧水用とするには抵抗がある。しかも不要の際は蓋を締め付け て容器の口に単に螺着させるだけなので、化粧水、あるいはその蒸発気が漏れ出 やすい。
【0006】 また後者の従来型のロールオンタイプも、こと液体を適当な圧の下で膚の表面 に塗布するには都合が良いが、ボール部分と容器内のタンクの部分が常時直接連 なり、ボールとボール支持部との隙間から目的液体が漏れ出ている。また蓋も単 に容器の口に螺着させるだけの構造になっているため、前者と同じく中身が直接 漏れたり、あるいはその蒸発気が漏出する虞れがある。 化粧水などは揮発性が高いので、不使用時の際は化粧水自体はもちろんのこと 、その蒸発気の漏出をも完全に遮断しなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、蓋をしめた際に容器のタン ク内の液体、その蒸発気の漏出を完全に防止できる塗布具を提供して上述の問題 点を解決するものである。
【0008】 そのためこの考案では、次のような構成を採った。 即ち、本体内のタンクに貯蔵された目的液体が、本体上部のボール支持部底部 に穿設された孔を経て、当該ボール支持部が回転自在に保持しその一部が露出し ているボールに供給される如く構成されている液体の塗布具であって、ボール支 持部底部に穿設された前記孔はボールの底部方向への押圧により閉塞される形状 とし、本体上部に被せるキャップの内側には、キャップを本体に被冠させた際に 前記ボールを押圧する押圧突起を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
キャップを外した状態では、ボールの押圧は解除されているので、本体内のタ ンクに貯蔵された目的液体が、本体上部のボール支持部底部に穿設された孔から 、当該ボール支持部が回転自在に保持しその一部が露出しているボールに供給さ れる。 キャップを本体に被冠させると、キャップに設けた押圧突起によりボールがボ ール支持部底部に押圧されるので、ボールが底部の孔を固く閉塞し、目的液体の 供給は完全に遮断される。
【0010】
【実施例】
以下この考案の実施例を各図に基づき説明すると、まず図1は実施例にかかる 液体塗布具1においてキャップ2を外した状態の平面図、図2はキャップ2を嵌 めた状態の正面断面図である。
【0011】 本実施例における液体塗布具1の本体3は全体として略筒状であり、内側に入 り込んだ補充孔4が本体3の底部に形成され、当該補充孔4には栓蓋5が螺着さ れている。 本体3の上部内周には図3に示したようにネジが切られ、支持体6が螺着され ている。この支持体6はその外周略中央にフランジ部7が形成され、さらに該フ ランジ部7の上方における支持体6の外周にもネジが切られ、他方内周には環状 の凹部8が形成されている。そして底部が閉口している略短筒形状の中栓9外周 の環状突起10が、当該凹部8に嵌着されて中栓9は支持体6の内部に固定され ている。而してこの中栓9と本体3の内壁とによって囲まれた空間が化粧水等、 目的の揮発性液体を蓄えるタンク11を形成している。
【0012】 中栓9の中心には中心孔12が穿設され、さらに中栓9の底面外側で中心孔1 2周囲には、挿入パイプ13が垂下して設けられており、この挿入パイプ13内 に吸上げ芯14の上端部が挿入され、他方当該吸上げ芯14の下端部は図2に示 したように、補充孔4をかわして本体3の内部底面隅部に達している。即ち吸上 げ芯14の全長はタンク11の高さよりも長いものを使用しており、下端部がタ ンク11内の隅部に達するようにしてタンク11内の目的液体を最後まで使いき るようになっている。この吸上げ芯14は細径の繊維を束ね、束ねた外周表面を 接着剤によって固定した構成を有している。 中栓9には、スポンジ等の発泡体からなる貯留体15が納置されており、孔1 2から侵入した液体はこの貯留体15に浸透する。
【0013】 支持体6の上部には図1、図3に示したように、上方に向けて突出しているボ ール支持部16、17、18が支持体6における同心円上に設けられている。各 ボール支持部16、17、18は同一構成であり、合成樹脂等、適宜の弾性を有 する材質からなっている。 いま図2、図3に現われたボール支持部16について説明すると、ボール支持 部16はその上端部に硬質のボール19を回転自在に保持しつつ当該ボール19 の一部を露出させ、一方ボール支持部16の底部中心には孔20が穿たれている 。そしてこの孔20の外側周縁には筒状の垂下部21が設けられており、この垂 下部21内にフェルト等の材質からなる中継芯22が嵌入され、さらに該中継芯 22の下端部は前記貯留体15の中に挿入されている。中継芯22も前出吸上げ 芯14と同様、細径の繊維を束ね、束ねた外周表面を接着剤によって固定した構 成を有している。また支持体6の上面中心には、支持体6の内部に向けてその先 端が先細りとなる空気孔23が穿設されている。従って各ボール19、19、1 9はこの空気孔23を中心とした同心円上に位置していることになる。
【0014】 而してキャップ2の天板内側面中心には、支持体6に穿設された前記空気孔2 3の内部に嵌入される嵌入栓24が垂下して設けられ、さらにこの嵌入栓24を 中心とする同心円上に、ボール支持部16、17、18の露出頂部を押圧する環 状の押圧突起25が設けられている。
【0015】 本実施例は以上のように構成されており、図2、図3のように、キャップ2を 本体3に螺着した状態では、キャップ2の内側の嵌入栓24が支持体6上面中心 の空気孔23の中に嵌入されるとともに、押圧突起25が各ボール19、19、 19を押圧する。 而して各ボール19、19、19がそのように押圧されると、適度の弾性をも ったボール支持部16はその分多少変形し、各ボール19、19、19は各ボー ル支持部16、17、18底部の孔20に押し付けられ、孔20を固く閉塞する 。従って、中継芯22から孔20を経て目的液体が支持体6の外側に漏れ出るこ とはない。もちろん嵌入栓24が支持体6上面中心の空気孔23の中に嵌入され ているから、空気孔23を経て貯留体15から目的液体の蒸発気が漏出するもな い。即ち、目的液体、並びにその蒸発気は、全て支持体6の地点で外部に漏れ出 ることはないのである。
【0016】 そして使用する際にキャップ2を外せば、押圧突起25による各ボール19、 19、19への押圧は解除されるので、毛細管現象等により該貯留体15から中 継芯22へと目的液体が浸透し、ボール支持部16、17、18の各ボール19 、19、19に液体が接触し、膚にボールを適当に押しつけながらこれを回転さ せることにより液体が膚の表面に適宜の圧の下で塗布されるのである。押圧が解 除されたときのボール19の状態を図3における破線で示した。
【0017】 また本実施例では支持体6に空気孔23が穿設されているので、一旦キャップ 2を外して空気孔23から嵌入栓24を抜けば、空気の流入が良好となり、タン ク11内の目的液体のボール19への供給がよりスムーズに行なわれる。
【0018】 なお上記実施例は液体を直接塗布するボールを3つ備えたタイプであったが、 用途や液体の種類などに応じてボール及びボール支持部の数は任意に選べるもの である。
【0019】
【考案の効果】
キャップを外せば、従来のロールオンタイプの液体塗布具と同様、ボールを膚 表面適当に押しつけながらこれを回転させることにより、目的液体を適当な圧の 下で膚や対象物の表面に塗布することができる。 而してキャップを本体に被せると、キャップ内の押圧突起がボールを押圧し、 当該押圧されたボールはボール支持部内底部の孔を固く閉塞するので、目的液体 の供給は完全に遮断され、目的液体が漏れ出たり、その蒸発気が漏出することは ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例にかかる液体塗布具のキャッ
プを外した際の平面図である。
【図2】この考案の実施例にかかる液体塗布具の一部断
面正面図である。
【図3】この考案の実施例にかかる液体塗布具の一部断
面正面図である。
【符号の説明】
1 液体塗布具 2 キャップ 3 本体 6 支持体 11 タンク 12 中心孔 14 吸上げ芯 15 貯留体 16 ボール支持部 17 ボール支持部 18 ボール支持部 19 ボール 20 孔 22 中継芯 25 押圧突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内のタンクに貯蔵された目的液体が、
    本体上部のボール支持部底部に穿設された孔を経て、当
    該ボール支持部が回転自在に保持しその一部が露出して
    いるボールに供給される如く構成されている液体の塗布
    具であって、ボール支持部底部に穿設された前記孔はボ
    ールの底部方向への押圧により閉塞される形状とし、本
    体上部に被せるキャップの内側には、キャップを本体に
    被冠させた際に前記ボールを押圧する押圧突起を設けた
    ことを特徴とする、液体塗布具。
JP10245891U 1991-11-18 1991-11-18 液体塗布具 Pending JPH0544856U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245891U JPH0544856U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 液体塗布具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245891U JPH0544856U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 液体塗布具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544856U true JPH0544856U (ja) 1993-06-15

Family

ID=14328026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10245891U Pending JPH0544856U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 液体塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544856U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211665A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Daizo:Kk 塗布器具およびそれを用いたエアゾール製品
JP2016069065A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 エム・エフ・ヴィ株式会社 ロールオン容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211665A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Daizo:Kk 塗布器具およびそれを用いたエアゾール製品
JP2016069065A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 エム・エフ・ヴィ株式会社 ロールオン容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5018894A (en) Applicator device for a liquid comprising a dome made of a porous material
US2749566A (en) Dispenser
US4936700A (en) Liquid absorbent cap for delivery system for toiletries
JPH0544856U (ja) 液体塗布具
US4469464A (en) Ink pad applicator
JP2578242Y2 (ja) 揮散装置
JP2016210427A (ja) 塗布栓容器
JPH0625221Y2 (ja) 揮発性高粘度液体用塗布具
JPS624527Y2 (ja)
US2610769A (en) Dispensing container having an absorbing layer for dispensing by capillary action
JP7026377B2 (ja) 化粧液用携帯容器
JPH0212229Y2 (ja)
JP3471429B2 (ja) 液体芳香剤容器
JP2588900Y2 (ja) 芳香剤容器
JPS588690Y2 (ja) 液洩れ防止型塗布栓
JPS5822746Y2 (ja) 液体用芳香剤容器
JP2605873Y2 (ja) 揮発装置
JPS5839895U (ja) 切手等の湿潤装置
JPS6310311Y2 (ja)
JPH11138086A (ja) 液塗布容器
US20220312933A1 (en) Cosmetic container
JPH0534665Y2 (ja)
JPH0331217Y2 (ja)
JPS59174836U (ja) 芳香剤容器
MXPA96003089A (en) Device for the distribution and packaging of a product stored to pres

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950620