JPH0544800A - 遊星歯車式変速機の変速段数増加方法 - Google Patents
遊星歯車式変速機の変速段数増加方法Info
- Publication number
- JPH0544800A JPH0544800A JP3224912A JP22491291A JPH0544800A JP H0544800 A JPH0544800 A JP H0544800A JP 3224912 A JP3224912 A JP 3224912A JP 22491291 A JP22491291 A JP 22491291A JP H0544800 A JPH0544800 A JP H0544800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- clutch
- speed
- planetary gear
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/04—Combinations of toothed gearings only
Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遊星歯車式変速機の軸方向の長さを長くしな
いで変速段数を高段数化するとともに必要とする減速比
を容易に得ることを目的とする。 【構成】 複数の遊星歯車装置のＦクラツチ３２と１ｓ
ｔクラツチ３５を作動させて１速、Ｆクラツチ３２と２
ｎｄクラツチ４３を作動させて２速、Ｆクラツチ３２と
３ｒｄクラツチ３９を作動させて３速とし、Ｒクラツチ
２６と１ｓｔクラツチ３５を作動させて後進１速、Ｒク
ラツチ２６と２ｎｄクラツチ４３を作動させて後進２
速、Ｒクラツチ２６と３ｒｄクラツチ３９を作動させて
後進３速としとする遊星歯車式変速機のＲキヤリア２５
を平歯車３と平歯車４又は平歯車３と平歯車５が噛み合
うことにより各々異なった減速比が得られるギヤパツク
１により回転させることにより変速段数を増加させる。
いで変速段数を高段数化するとともに必要とする減速比
を容易に得ることを目的とする。 【構成】 複数の遊星歯車装置のＦクラツチ３２と１ｓ
ｔクラツチ３５を作動させて１速、Ｆクラツチ３２と２
ｎｄクラツチ４３を作動させて２速、Ｆクラツチ３２と
３ｒｄクラツチ３９を作動させて３速とし、Ｒクラツチ
２６と１ｓｔクラツチ３５を作動させて後進１速、Ｒク
ラツチ２６と２ｎｄクラツチ４３を作動させて後進２
速、Ｒクラツチ２６と３ｒｄクラツチ３９を作動させて
後進３速としとする遊星歯車式変速機のＲキヤリア２５
を平歯車３と平歯車４又は平歯車３と平歯車５が噛み合
うことにより各々異なった減速比が得られるギヤパツク
１により回転させることにより変速段数を増加させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の遊星歯車装置の
サンギヤ、キヤリア、リングギヤを選択的にクラツチに
より固定することにより前後進の切換及び変速を行う遊
星歯車式変速機の速度段数増加方法に関し、更に詳しく
は後進キヤリアの回転数を複数段に回転させることによ
り遊星歯車式変速機の変速段数を増加する方法に関す
る。
サンギヤ、キヤリア、リングギヤを選択的にクラツチに
より固定することにより前後進の切換及び変速を行う遊
星歯車式変速機の速度段数増加方法に関し、更に詳しく
は後進キヤリアの回転数を複数段に回転させることによ
り遊星歯車式変速機の変速段数を増加する方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の前進９速、後進３速の遊星歯車式
変速機５１は図３に示す様に、入力軸５２に連結したＨ
ｉクラツチ５３とＬｏサンギヤ５４、該Ｈｉクラツチ５
３に連結しているリングギヤ５５、該リングギヤ５５と
噛み合うキヤリア５６に担持されているプラネタリギヤ
５７、該プラネタリギヤ５７と噛み合うサンギヤ５８、
該サンギヤ５８を固定又は解放するＭクラツチ５９、前
記キヤリア５６は前記Ｈｉクラツチ５３により前記入力
軸５２に連結又は解放される。
変速機５１は図３に示す様に、入力軸５２に連結したＨ
ｉクラツチ５３とＬｏサンギヤ５４、該Ｈｉクラツチ５
３に連結しているリングギヤ５５、該リングギヤ５５と
噛み合うキヤリア５６に担持されているプラネタリギヤ
５７、該プラネタリギヤ５７と噛み合うサンギヤ５８、
該サンギヤ５８を固定又は解放するＭクラツチ５９、前
記キヤリア５６は前記Ｈｉクラツチ５３により前記入力
軸５２に連結又は解放される。
【０００３】前記キヤリア５６に担持され前記Ｌｏサン
ギヤ５４と噛み合うＬｏプラネタリギヤ６０、該Ｌｏプ
ラネタリギヤ６０と噛み合いＬｏクラツチ６１により固
定又は解放されるリングギヤ６２、前記キヤリア５６に
連結している中間軸６３、該中間軸６３に連結している
２ｎｄサンギヤ６４と１ｓｔサンギヤ６５とＲサンギヤ
６６と３ｒｄクラツチ６７、前記２ｎｄサンギヤ６４と
２ｎｄリングギヤ６８と噛み合う２ｎｄプラネタリギヤ
６９、前記２ｎｄプラネタリギヤ６９はキヤリア７１に
担持されている。
ギヤ５４と噛み合うＬｏプラネタリギヤ６０、該Ｌｏプ
ラネタリギヤ６０と噛み合いＬｏクラツチ６１により固
定又は解放されるリングギヤ６２、前記キヤリア５６に
連結している中間軸６３、該中間軸６３に連結している
２ｎｄサンギヤ６４と１ｓｔサンギヤ６５とＲサンギヤ
６６と３ｒｄクラツチ６７、前記２ｎｄサンギヤ６４と
２ｎｄリングギヤ６８と噛み合う２ｎｄプラネタリギヤ
６９、前記２ｎｄプラネタリギヤ６９はキヤリア７１に
担持されている。
【０００４】前記１ｓｔサンギヤ６５と前記１ｓｔリン
グギヤ７２と噛み合う１ｓｔプラネタリギヤ７３、１ｓ
ｔリングギヤ７２を固定又は解放する１ｓｔクラツチ７
４、前記Ｒサンギヤ６６とＲリングギヤ７５と噛み合う
Ｒプラネタリギヤ７６、前記Ｒリングギヤ７５を固定又
は解放するＲクラツチ７７、１ｓｔプラネタリギヤ７３
とＲプラネタリギヤ７６はキヤリア７８に担持されい
る、キヤリア７８は３ｒｄクラツチにより中間軸６３に
固定又は解放される、前記キヤリア７６に出力軸７９は
連結している。
グギヤ７２と噛み合う１ｓｔプラネタリギヤ７３、１ｓ
ｔリングギヤ７２を固定又は解放する１ｓｔクラツチ７
４、前記Ｒサンギヤ６６とＲリングギヤ７５と噛み合う
Ｒプラネタリギヤ７６、前記Ｒリングギヤ７５を固定又
は解放するＲクラツチ７７、１ｓｔプラネタリギヤ７３
とＲプラネタリギヤ７６はキヤリア７８に担持されい
る、キヤリア７８は３ｒｄクラツチにより中間軸６３に
固定又は解放される、前記キヤリア７６に出力軸７９は
連結している。
【０００５】以上の様な構成で各速度段の選択は表１に
示す様に前進１速はＬｏクラツチ５１と１ｓｔクラツチ
７４を作動させ、前進２速はＬｏクラツチ６１と２ｎｄ
クラツチ７０を作動させ、前進３速はＬｏクラツチ６１
と３ｒｄクラツチ６７を作動させ、前進４速はＭクラツ
チ５９と１ｓｔクラツチ７４を作動させ、前進５速はＭ
クラツチ５９と２ｎｄクラツチ７０を作動させ、前進６
速はＭクラツチ５９と３ｒｄクラツチ６７を作動させ、
前進７速はＨｉクラツチ５３と１ｓｔクラツチ７４を作
動させ、前進８速はＨｉクラツチ５３と２ｎｄクラツチ
７０を作動させ、前進９速はＨｉクラツチ５３と３ｒｄ
クラツチ６７を作動させる。
示す様に前進１速はＬｏクラツチ５１と１ｓｔクラツチ
７４を作動させ、前進２速はＬｏクラツチ６１と２ｎｄ
クラツチ７０を作動させ、前進３速はＬｏクラツチ６１
と３ｒｄクラツチ６７を作動させ、前進４速はＭクラツ
チ５９と１ｓｔクラツチ７４を作動させ、前進５速はＭ
クラツチ５９と２ｎｄクラツチ７０を作動させ、前進６
速はＭクラツチ５９と３ｒｄクラツチ６７を作動させ、
前進７速はＨｉクラツチ５３と１ｓｔクラツチ７４を作
動させ、前進８速はＨｉクラツチ５３と２ｎｄクラツチ
７０を作動させ、前進９速はＨｉクラツチ５３と３ｒｄ
クラツチ６７を作動させる。
【０００６】後進１速はＲクラツチ７７と１ｓｔクラツ
チ７４を係合させ、後進２速はＲクラツチ７７と２ｎｄ
クラツチ７０を作動させ、後進３速はＲクラツチ７７と
３ｒｄクラツチ５７を作動させる。
チ７４を係合させ、後進２速はＲクラツチ７７と２ｎｄ
クラツチ７０を作動させ、後進３速はＲクラツチ７７と
３ｒｄクラツチ５７を作動させる。
【表１】
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし係る従来の遊星
歯車式変速機は速度段を増加しようとすると次の様な難
しさがある。
歯車式変速機は速度段を増加しようとすると次の様な難
しさがある。
【０００８】（１）遊星歯車機構上の制約すなわち、リ
ングギヤの歯数＋サンギヤの歯数をプラネタリギヤの個
数で割った値が整数でなければならないため、要求され
る減速比、段間比とするためにかなりの労力が必要であ
る。 （２）そのため、一度決めた減速比を簡単に変更するこ
とは難しく、その遊星歯車式変速機を部分的に改造して
多種類の車両に使用することは困難である即ち汎用性が
少ない。 （３）ギヤパツクを取り付けて速度段を増加しようとす
るとギヤパツクを取り付けた数だけ軸方向の長さが長く
ななつてしまう。
ングギヤの歯数＋サンギヤの歯数をプラネタリギヤの個
数で割った値が整数でなければならないため、要求され
る減速比、段間比とするためにかなりの労力が必要であ
る。 （２）そのため、一度決めた減速比を簡単に変更するこ
とは難しく、その遊星歯車式変速機を部分的に改造して
多種類の車両に使用することは困難である即ち汎用性が
少ない。 （３）ギヤパツクを取り付けて速度段を増加しようとす
るとギヤパツクを取り付けた数だけ軸方向の長さが長く
ななつてしまう。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は係る従来技術の
課題を解決するために複数の遊星歯車装置のサンギヤ、
キヤリア、リングギヤを選択的にクラツチにより固定す
ることにより前後進の切換及び変速を行う遊星歯車式変
速機の後進キヤリアの回転速度を複数段に回転させるこ
とを特徴とする遊星歯車式変速機の変速段数増加方法に
して更に、多軸ギヤパツクにより後進キヤリアを回転さ
せることを特徴とする遊星歯車式変速機の変速段数増加
方法とした。
課題を解決するために複数の遊星歯車装置のサンギヤ、
キヤリア、リングギヤを選択的にクラツチにより固定す
ることにより前後進の切換及び変速を行う遊星歯車式変
速機の後進キヤリアの回転速度を複数段に回転させるこ
とを特徴とする遊星歯車式変速機の変速段数増加方法に
して更に、多軸ギヤパツクにより後進キヤリアを回転さ
せることを特徴とする遊星歯車式変速機の変速段数増加
方法とした。
【００１０】
【作用】遊星歯車式変速機に軸数Ｎ本の多軸式ギヤパツ
クを組み合わせることにより変速段数は遊星歯車式変速
機の変速段×（Ｎ＋１）倍となると共に、ギヤパツクの
歯車の歯数を容易に変えることが出来るので減速比を容
易に変えることが可能となる。
クを組み合わせることにより変速段数は遊星歯車式変速
機の変速段×（Ｎ＋１）倍となると共に、ギヤパツクの
歯車の歯数を容易に変えることが出来るので減速比を容
易に変えることが可能となる。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明の遊星歯車式減速機の速度段
数増加方法を実施するための装置の概略図で、本装置は
多軸ギヤパツク１と前進３速後進３速の遊星歯車式変速
機２１により構成されている。
数増加方法を実施するための装置の概略図で、本装置は
多軸ギヤパツク１と前進３速後進３速の遊星歯車式変速
機２１により構成されている。
【００１２】多軸ギヤパツク１はエンジン又はトルクコ
ンバータ等により駆動される入力軸２、該入力軸２に連
結しているギヤ３と噛み合うＬｏギヤ４及びＨｉギヤ
５、該Ｌｏギヤ４と軸６との連結又は解放を行うＬｏク
ラツチ７、軸６と連結しているギヤ８、該ギヤ８と噛み
合うギヤ９、前記Ｈｉギヤ５と軸１０との連結又は解放
を行うＨｉクラツチ１１、前記軸１０と連結しているギ
ヤ１２、該ギヤ１２と噛み合う前記ギヤ９、前記ギヤ９
と連結している出力ギヤ１３から構成されている。
ンバータ等により駆動される入力軸２、該入力軸２に連
結しているギヤ３と噛み合うＬｏギヤ４及びＨｉギヤ
５、該Ｌｏギヤ４と軸６との連結又は解放を行うＬｏク
ラツチ７、軸６と連結しているギヤ８、該ギヤ８と噛み
合うギヤ９、前記Ｈｉギヤ５と軸１０との連結又は解放
を行うＨｉクラツチ１１、前記軸１０と連結しているギ
ヤ１２、該ギヤ１２と噛み合う前記ギヤ９、前記ギヤ９
と連結している出力ギヤ１３から構成されている。
【００１３】遊星歯車式減速機２１は、多軸ギヤパツク
１の入力軸２と連結している入力軸２２、該入力軸２２
に連結しているＲサンギヤ２３とＦサンギヤ２４、前記
多軸ギヤパツク１の出力ギヤ１３と連結しているＲキヤ
リア２５、該Ｒキヤリア２５を固定又は解放するＲクラ
ツチ２６、前記Ｒキヤリア２５に担持され前記Ｒサンギ
ヤ２３と噛み合うＲプラネタリギヤ２７、プラネタリギ
ヤ２７と噛合うキヤリア２８と連結しているＲリングギ
ヤ２９、キヤリア２８に担持され前記Ｆサンギヤ２４と
Ｆリングギヤ３１と噛み合うプラネタリギヤ３０、Ｆリ
ングギヤ３１を固定又は解放するＦクラツチ３２、３ｒ
ｄサンギヤ３３と２ｎｄサンギヤ３４及び１ｓｔクラツ
チ３５と連結している出力軸３６、前記３ｒｄサンギヤ
３３と噛み合いキヤリア２８に担持されている３ｒｄプ
ラネタリギヤ３７、該３ｒｄプラネタリギヤ３７と噛合
う３ｒｄリングギヤ３８、該３ｒｄリングギヤ３８を固
定又は解放する３ｒｄクラツチ３９、該３ｒｄリングギ
ヤ３８に連結しているキヤリア４０、該キヤリア４０に
担持され２ｎｄサンギヤ３４と２ｎｄリングギヤ４２と
噛合う２ｎｄプラネタリギヤ４１、該２ｎｄリングギヤ
４２を固定又は解放する２ｎｄクラツチ４３より構成さ
れている。
１の入力軸２と連結している入力軸２２、該入力軸２２
に連結しているＲサンギヤ２３とＦサンギヤ２４、前記
多軸ギヤパツク１の出力ギヤ１３と連結しているＲキヤ
リア２５、該Ｒキヤリア２５を固定又は解放するＲクラ
ツチ２６、前記Ｒキヤリア２５に担持され前記Ｒサンギ
ヤ２３と噛み合うＲプラネタリギヤ２７、プラネタリギ
ヤ２７と噛合うキヤリア２８と連結しているＲリングギ
ヤ２９、キヤリア２８に担持され前記Ｆサンギヤ２４と
Ｆリングギヤ３１と噛み合うプラネタリギヤ３０、Ｆリ
ングギヤ３１を固定又は解放するＦクラツチ３２、３ｒ
ｄサンギヤ３３と２ｎｄサンギヤ３４及び１ｓｔクラツ
チ３５と連結している出力軸３６、前記３ｒｄサンギヤ
３３と噛み合いキヤリア２８に担持されている３ｒｄプ
ラネタリギヤ３７、該３ｒｄプラネタリギヤ３７と噛合
う３ｒｄリングギヤ３８、該３ｒｄリングギヤ３８を固
定又は解放する３ｒｄクラツチ３９、該３ｒｄリングギ
ヤ３８に連結しているキヤリア４０、該キヤリア４０に
担持され２ｎｄサンギヤ３４と２ｎｄリングギヤ４２と
噛合う２ｎｄプラネタリギヤ４１、該２ｎｄリングギヤ
４２を固定又は解放する２ｎｄクラツチ４３より構成さ
れている。
【００１４】次に図２を用いて多軸ギヤパツク１を追加
することにより得られる減速比について説明する。図
中、図１に使われている符号と同じ符号は同じ部材を示
すので説明を省略する。ｅ1 はギヤ３の歯数、ｅ2 はギ
ヤ９の歯数、ｇ1 はＨｉギヤ５の歯数、ｇ2 はギヤ１２
の歯数、ａR はＲサンギヤ２３の歯数、ｂR はＲリング
ギヤ２９の歯数、ａF はＦサンギヤ２４の歯数、ｂF は
Ｆリングギヤ３１の歯数とする。
することにより得られる減速比について説明する。図
中、図１に使われている符号と同じ符号は同じ部材を示
すので説明を省略する。ｅ1 はギヤ３の歯数、ｅ2 はギ
ヤ９の歯数、ｇ1 はＨｉギヤ５の歯数、ｇ2 はギヤ１２
の歯数、ａR はＲサンギヤ２３の歯数、ｂR はＲリング
ギヤ２９の歯数、ａF はＦサンギヤ２４の歯数、ｂF は
Ｆリングギヤ３１の歯数とする。
【００１５】Ｒクラツチ２６が解放しＦクラツチ３２が
作動している場合でクラツチ１１が解放している場合の
回転速度はそれぞれ、ｎａF はＦサンギヤ２４の回転速
度、ｎO はキヤリア２８の回転速度とし入力軸２の回転
速度ｎi とすれば次の式が成り立つ。
作動している場合でクラツチ１１が解放している場合の
回転速度はそれぞれ、ｎａF はＦサンギヤ２４の回転速
度、ｎO はキヤリア２８の回転速度とし入力軸２の回転
速度ｎi とすれば次の式が成り立つ。
【００１６】ａF ×ｎａF ＋ｂF ×０＝（ａF ＋ｂF ）
×ｎ0 、ｎａF = ｎi となり減速比ρ＝ｎi ／ｎ0 ＝
（ａF ＋ｂF ）／ａF ここでａF ＝３５、ｂF ＝７６と
すれば減速比ρ＝（３５＋７６）／３５＝３，１７とな
る。
×ｎ0 、ｎａF = ｎi となり減速比ρ＝ｎi ／ｎ0 ＝
（ａF ＋ｂF ）／ａF ここでａF ＝３５、ｂF ＝７６と
すれば減速比ρ＝（３５＋７６）／３５＝３，１７とな
る。
【００１７】Ｒクラツチ２６が解放しＦクラツチ３２が
作動している場合でクラツチ１１が作動している場合の
回転速度はそれぞれ、ｎａR はＲサンギヤ２３の回転速
度、ｎｂR はリングギヤ２９の回転速度、ｎｃR はＲキ
ヤリア２５の回転速度とｎｃF はＦキヤリアの回転速度
すなわちｎｃR と同じとして入力軸２の回転速度ｎi と
すれば次の式が成り立つ。
作動している場合でクラツチ１１が作動している場合の
回転速度はそれぞれ、ｎａR はＲサンギヤ２３の回転速
度、ｎｂR はリングギヤ２９の回転速度、ｎｃR はＲキ
ヤリア２５の回転速度とｎｃF はＦキヤリアの回転速度
すなわちｎｃR と同じとして入力軸２の回転速度ｎi と
すれば次の式が成り立つ。
【００１８】ａR ×ｎａR ＋ｂ R×ｎｂ R＝（ａR ＋ｂ
R ）×ｎｃR 、ｎａR＝ｎi
R ）×ｎｃR 、ｎａR＝ｎi
【００１９】ｎｃR ＝（ｅ1 ×ｇ2 ）×ｎi ／（ｇ1 ×
ｅ2 ）
ｅ2 ）
【００２０】故に、ｎｂR ＝〔（ａR ＋ｂ R）ｎｃR −
ａR ×ｎａR 〕／ｂR ＝ｎi ／ｂR ×〔（ａR ＋ｂR ）
×（ｅ1 ×ｇ2 ）／（ｇ1 ×ｅ2 ）−ａR 〕
ａR ×ｎａR 〕／ｂR ＝ｎi ／ｂR ×〔（ａR ＋ｂR ）
×（ｅ1 ×ｇ2 ）／（ｇ1 ×ｅ2 ）−ａR 〕
【００２１】となり減速比ρH ＝ｎi ／ｎｃF ＝ｎ1 ／
ｎｂR
ｎｂR
【００２２】＝ｂR ／〔（ａR ＋ｂr ）×ｅ1 ×ｇ2 ／
（ｇ1 ×ｅ2 ）−ａR〕
（ｇ1 ×ｅ2 ）−ａR〕
【００２３】ここでｂR ＝７１、ａR ＝２８、ｅ1 ＝４
３、ｅ2 ＝５３、ｇ1 ＝６８、ｇ2 ＝５３とすると
３、ｅ2 ＝５３、ｇ1 ＝６８、ｇ2 ＝５３とすると
【００２４】減速比ρH ＝７１／〔（２８＋７１）×
（４３×５３）／（６８×５８）−２８〕＝２，４３
（４３×５３）／（６８×５８）−２８〕＝２，４３
【００２５】以上説明した様にキヤパックを設置するこ
とによりもとの減速比３，１７加えて新たな減速比２，
４３が得られることができ、軸数を増やすことにより新
たに減速比を増やすことができる。
とによりもとの減速比３，１７加えて新たな減速比２，
４３が得られることができ、軸数を増やすことにより新
たに減速比を増やすことができる。
【００２６】次に、図１に示す遊星歯車式減速機２１に
多軸式ギヤパツク１を追加した減速機において、各歯車
の歯数を次の様に設定した場合のについて説明する。
多軸式ギヤパツク１を追加した減速機において、各歯車
の歯数を次の様に設定した場合のについて説明する。
【００２７】Ｒサンギヤ２３の歯数ａR ＝２８、Ｆサン
ギヤ２４の歯数ａF ＝３５、３ｒｄサンギヤ３３の歯数
ａ3 ＝３５、２ｎｄサンギヤ３４の歯数ａ2 ＝４１、ギ
ヤ３の歯数ｅ1 ＝４３、ギヤ４の歯数ｆ1 ＝４４、Ｈｉ
ギヤ５の歯数ｇ1 ＝６８、Ｒリングギヤ２９の歯数ｂR
＝７１、Ｆリングギヤ３１の歯数ｂF ＝７６、３ｒｄリ
ングギヤ３８の歯数ｂ3 ＝７６、２ｎｄリングギヤ４２
の歯数ｂ2 ＝７６、ギヤ９の歯数ｅ2 ＝５８、ギヤ８の
歯数ｆ2 ＝２９、ギヤ１２の歯数ｇ2 ＝５３と設定した
場合、多軸ギヤパツク１を追加しない時の作動クラツチ
と速度段の関係は表２に示す様に前進３速、後進３速で
あるが多軸ギヤパツク１を追加した場合は表３に示す様
に前進９速、後進３速（後進の場合ギヤパツクを使用し
ない）
ギヤ２４の歯数ａF ＝３５、３ｒｄサンギヤ３３の歯数
ａ3 ＝３５、２ｎｄサンギヤ３４の歯数ａ2 ＝４１、ギ
ヤ３の歯数ｅ1 ＝４３、ギヤ４の歯数ｆ1 ＝４４、Ｈｉ
ギヤ５の歯数ｇ1 ＝６８、Ｒリングギヤ２９の歯数ｂR
＝７１、Ｆリングギヤ３１の歯数ｂF ＝７６、３ｒｄリ
ングギヤ３８の歯数ｂ3 ＝７６、２ｎｄリングギヤ４２
の歯数ｂ2 ＝７６、ギヤ９の歯数ｅ2 ＝５８、ギヤ８の
歯数ｆ2 ＝２９、ギヤ１２の歯数ｇ2 ＝５３と設定した
場合、多軸ギヤパツク１を追加しない時の作動クラツチ
と速度段の関係は表２に示す様に前進３速、後進３速で
あるが多軸ギヤパツク１を追加した場合は表３に示す様
に前進９速、後進３速（後進の場合ギヤパツクを使用し
ない）
【表２】
【表３】
【００２８】
【発明の効果】以上説明したようにギヤパツクを付加す
ることにより新たな減速比を得ることができる。
ることにより新たな減速比を得ることができる。
【図１】本発明の遊星歯車式減速機の速度段数増加方法
を実施するための装置の概略図である。
を実施するための装置の概略図である。
【図２】多軸ギヤパツク１をを追加することにより得ら
れる減速比について説明するための図である。
れる減速比について説明するための図である。
【図３】従来技術の前進９速、後進３速の遊星歯車式変
速機を示す図である。
速機を示す図である。
１ 多軸ギヤパツク ２ 入力軸 ３ ギヤ ４ ギヤ ５ Ｈｉギヤ ６ 軸 ７ Ｌｏクラツチ ８ ギヤ ９ ギヤ １０ 軸 １１ Ｈｉクラツチ １２ ギヤ １３ 出力ギヤ ２１ 遊星歯車式減速機 ２２ 入力軸 ２３ Ｒサンギヤ ２４ Ｆサンギヤ ２５ Ｒキヤリア ２６ Ｒクラツチ ２７ Ｒプラネタリギヤ ２８ キヤリア ２９ Ｒリングギヤ ３０ プラネタリギヤ ３１ Ｆリングギヤ ３２ Ｆクラツチ ３３ ３ｒｄサンギヤ ３４ ２ｎｄサンギヤ ３５ １ｓｔクラツチ ３６ 出力軸 ３７ ３ｒｄプラネタリギヤ ３８ ３ｒｄリングギヤ ３９ ３ｒｄクラツチ ４０ キヤリア ４１ ２ｎｄプラネタリギヤ ４２ ２ｎｄリングギヤ ４３ ２ｎｄクラツチ
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の遊星歯車装置のサンギヤ、キヤリ
ア、リングギヤを選択的にクラツチにより固定すること
により前後進の切換及び変速を行う遊星歯車式変速機の
後進キヤリアの回転速度を複数段に回転させることを特
徴とする遊星歯車式変速機の変速段数増加方法。 - 【請求項２】 多軸ギヤパツクにより後進キヤリアを回
転させることを特徴とする請求項１記載の求項１記載の
遊星歯車式変速機の変速段数増加方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224912A JPH0544800A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 遊星歯車式変速機の変速段数増加方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224912A JPH0544800A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 遊星歯車式変速機の変速段数増加方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544800A true JPH0544800A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16821109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3224912A Pending JPH0544800A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 遊星歯車式変速機の変速段数増加方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544800A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016021293A1 (ja) * | 2014-08-05 | 2016-02-11 | 株式会社小松製作所 | 遊星歯車式変速機 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3224912A patent/JPH0544800A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016021293A1 (ja) * | 2014-08-05 | 2016-02-11 | 株式会社小松製作所 | 遊星歯車式変速機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100305474B1 (ko) | 차량용5속자동변속기의파워트레인 | |
| EP1236930A2 (en) | Six-speed transmission with three planetary gear sets and five torque transmitting mechanisms | |
| JP2956173B2 (ja) | 自動変速機の遊星歯車列 | |
| JP4386672B2 (ja) | 自動変速機 | |
| JPH0776581B2 (ja) | 自動変速機のギアトレーン | |
| EP1416194B1 (en) | Multi-speed planetary transmission having a clutched input and one stationary member | |
| JPH0544800A (ja) | 遊星歯車式変速機の変速段数増加方法 | |
| KR100305479B1 (ko) | 차량용5속자동변속기의파워트레인 | |
| JP2002188694A (ja) | 多段変速装置 | |
| KR100298737B1 (ko) | 차량용5속자동변속기의파워트레인 | |
| JP2004084774A (ja) | 遊星歯車式変速装置 | |
| JP4254413B2 (ja) | 車両用遊星歯車式多段変速機 | |
| JP2002130398A (ja) | 変速装置 | |
| KR19990031061A (ko) | 차량용 5속 자동변속기의 파워 트레인 | |
| JP2815674B2 (ja) | 遊星歯車変速機 | |
| JP3060769B2 (ja) | 自動変速機用歯車変速装置 | |
| JPS5813771B2 (ja) | ヘンソクソウチ | |
| JP3116630B2 (ja) | 自動変速機用歯車変速装置 | |
| US5112285A (en) | Transmission gear arrangement | |
| JP2851128B2 (ja) | 遊星歯車変速機 | |
| JP2001241519A (ja) | 自動変速機 | |
| JP3521953B2 (ja) | 自動変速機用歯車列 | |
| JPH09112638A (ja) | 遊星歯車変速機 | |
| JPH10220536A (ja) | 遊星歯車式自動変速装置 | |
| JP2000310300A (ja) | 変速装置 |