JP2000310300A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JP2000310300A
JP2000310300A JP11109704A JP10970499A JP2000310300A JP 2000310300 A JP2000310300 A JP 2000310300A JP 11109704 A JP11109704 A JP 11109704A JP 10970499 A JP10970499 A JP 10970499A JP 2000310300 A JP2000310300 A JP 2000310300A
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gear
pinion planetary
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Kiyoharu Takagi
清春 高木
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義幸 鬼丸
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/2097Transmissions using gears with orbital motion comprising an orbital gear set member permanently connected to the housing, e.g. a sun wheel permanently connected to the housing

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  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラネタリギヤのピニオン回転数を可及的に
低減することが可能な変速装置を提供すること。 【解決手段】 リングギヤR1が入力軸11と選択的に
連結した第1プラネタリギヤG1と、第2プラネタリギ
ヤG2のリングギヤR2及びキャリヤPC2を第3プラ
ネタリギヤG3のキャリヤPC3及びリングギヤR3に
それぞれ連結して軸要素J1〜J4を具備させ且つ第1
の軸要素J1をキャリヤPC1に連結するとともに第3
の軸要素J3を出力軸12に連結してなるプラネタリギ
ヤユニットG23と、入力軸11と第2の軸要素J2と
を連結する第1の摩擦クラッチ要素C1と、入力軸11
と第1の軸要素J1とを連結する第2の摩擦クラッチ要
素C2と、入力軸11とリングギヤR1とを連結可能な
第3の摩擦クラッチ要素C0と、第2の軸要素J2を固
定する第1の摩擦ブレーキ要素B1と、第4の軸要素J
4を固定する第2の摩擦ブレーキ要素B2と、第1プラ
ネタリギヤG1のサンギヤS1を固定する第3の摩擦ブ
レーキ要素B3と、を備える変速装置20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変速装置に関するも
のであり、例えば自動車の自動変速装置に用いられる変
速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の変速装置として、U.S.Pat
ent Number 5,599,251に開示され
る技術がある。この公報には、3つのプラネタリギヤユ
ニットが直列に配置され、各プラネタリギヤユニットは
それぞれ1つのリングギヤ、キャリヤ、サンギヤを用い
ている。これらのギヤを使用して、外力で係合・非係合
が切換えられる6つの摩擦係合要素(2つのクラッチ要
素と4つのブレーキ要素)を介して6速の前進ギヤ段と
2速の後進ギヤ段を切換え可能な変速装置が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術に示す変速装置では、変速段が前進6速時に入力軸
の回転が1列目のプラネタリギヤのリングギヤに入力さ
れるとともにキャリヤが固定されるため、1列目のプラ
ネタリギヤのピニオン回転数が大きくなって、サンギヤ
及びリングギヤとの噛み合い時のギヤノイズが大きくな
るとともにプラネタリギヤの耐久性の点からも好ましく
ない。また、ピニオン回転数が小さくなるように設定す
ると前進1速時のギヤ比が小さくなってしまい、適切な
ギヤ比を得ることができない、という問題がある。更
に、この変速装置に前進1速から2速の切換え時に作用
するワンウェイクラッチを設けると、1列目のプラネタ
リギヤのサンギヤを逆回転させようとするためにワンウ
ェイクラッチがロックしてしまうため、ワンウェイクラ
ッチを選択的に固定するブレーキ要素、或いはワンウェ
イクラッチとリングギヤのそれぞれを入力軸とを選択的
に連結する2つのクラッチ要素が必要となり、いずれの
場合にも摩擦係合要素数が増加してしまう。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、3列のプラネタリギヤと複数の摩擦係合要素を用い
て、プラネタリギヤのピニオン回転数を可及的に低減す
ることが可能な変速装置を提供することを技術的課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、入力軸と、出力軸と、リングギヤ
が入力軸と選択的に連結される第1列のシングルピニオ
ンプラネタリギヤと、第2列のシングルピニオンプラネ
タリギヤのキャリヤ及びリングギヤと第3列のシングル
ピニオンプラネタリギヤのリングギヤ及びキャリヤとを
それぞれ連結し、第2列のシングルピニオンプラネタリ
ギヤのサンギヤに連結される第1の軸要素と、第2列の
シングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤに連結され
る第2の軸要素と、第3列のシングルピニオンプラネタ
リギヤのキャリヤに連結される第3の軸要素と、第3列
のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結さ
れる第4の軸要素と、を具備させ且つ第1の軸要素を第
1列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤに連
結するとともに第3の軸要素を出力軸に連結してなるプ
ラネタリギヤユニットと、入力軸とプラネタリギヤユニ
ットの第2の軸要素とを選択的に連結するための第1の
摩擦クラッチ要素C1と、第1列のシングルピニオンプ
ラネタリギヤのキャリヤをサンギヤ或いはリングギヤの
いずれか一方と選択的に一体回転可能に連結するための
第2の摩擦クラッチ要素C2と、入力軸と第1列のシン
グルピニオンプラネタリギヤのリングギヤとを選択的に
連結する第3の摩擦クラッチ要素C0と、プラネタリギ
ヤユニットの第2の軸要素を選択的に固定するための第
1の摩擦ブレーキ要素B1と、プラネタリギヤユニット
の第4の軸要素を選択的に固定するための第2の摩擦ブ
レーキ要素B2と、第1列のシングルピニオンプラネタ
リギヤのサンギヤを選択的に固定するための第3の摩擦
ブレーキ要素B3と、を備える変速装置とした。
【0006】請求項1の変速装置によると、3列のプラ
ネタリギヤで6つの摩擦係合要素(摩擦クラッチ要素C
1、C2、C0、摩擦ブレーキ要素B1、B2、B3)
を切換えて、前進6段、後進2段の変速装置が構成さ
れ、前進6速時に第1列のシングルピニオンプラネタリ
ギヤのピニオン回転が抑えられサンギヤ及びリングギヤ
との噛み合い時のギヤノイズが低減し、第1列のシング
ルピニオンプラネタリギヤの耐久性の低下を抑えること
ができる。更に、後進2段としたことで変速装置の使用
状況に応じて適切な後進動作を行なうことができる。
【0007】上記課題を解決するために請求項2の発明
は、入力軸と、出力軸と、キャリヤが入力軸と選択的に
連結される第1列のダブルピニオンプラネタリギヤと、
第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ及
びリングギヤと第3列のシングルピニオンプラネタリギ
ヤのリングギヤ及びキャリヤとをそれぞれ連結し、第2
列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結
される第1の軸要素と、第2列のシングルピニオンプラ
ネタリギヤのキャリヤに連結される第2の軸要素と、第
3列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤに連
結される第3の軸要素と、第3列のシングルピニオンプ
ラネタリギヤのサンギヤに連結される第4の軸要素と、
を具備させ且つ第1の軸要素を第1列のダブルピニオン
プラネタリギヤのリングギヤに連結するとともに第3の
軸要素を出力軸に連結してなるプラネタリギヤユニット
と、入力軸とプラネタリギヤユニットの第2の軸要素と
を選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ要素C1
と、第1列のダブルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ
をサンギヤ或いはリングギヤのいずれか一方と選択的に
一体回転可能に連結するための第2の摩擦クラッチ要素
C2と、入力軸と第1列のダブルピニオンプラネタリギ
ヤのキャリヤとを選択的に連結する第3の摩擦クラッチ
要素C0と、プラネタリギヤユニットの第2の軸要素を
選択的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1
と、プラネタリギヤユニットの第4の軸要素を選択的に
固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、第1列
のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤを選択的
に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B3と、を備
える変速装置とした。
【0008】請求項2に示す変速装置によると、3列の
プラネタリギヤで6つの摩擦係合要素(摩擦クラッチ要
素C1、C2、C0、摩擦ブレーキ要素B1、B2、B
3)を切換えて、前進6段、後進2段の変速装置が構成
され、前進6速時に第1列のダブルピニオンプラネタリ
ギヤのピニオン回転が抑えられサンギヤ及びリングギヤ
との噛み合い時のギヤノイズが低減し、第1列のダブル
ピニオンプラネタリギヤの耐久性の低下を抑えることが
できる。更に、後進2段としたことで変速装置の使用状
況に応じて適切な後進動作を行なうことができる。ま
た、第1列のダブルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ
を介して入力軸の回転トルクを取り出すことが可能にな
り、ダンプカー、ミキサー車、消防車等の走行目的以外
に動力を必要とする車両のパワーテークオフ装置を備え
た変速装置を提供することができる。更に、第1列のプ
ラネタリギヤがダブルピニオンプラネタリギヤであるの
で、サンギヤおよびリングギヤの歯数の設定の自由度が
向上し、これに伴ってギヤ比の設定の自由度が向上す
る。
【0009】上記課題を解決するために請求項3の発明
は、入力軸と、出力軸と、リングギヤを入力軸と連結し
且つサンギヤを固定した第1列のシングルピニオンプラ
ネタリギヤと、第2列のシングルピニオンプラネタリギ
ヤのキャリヤ及びリングギヤと第3列のシングルピニオ
ンプラネタリギヤのリングギヤ及びキャリヤとをそれぞ
れ連結し、第2列のシングルピニオンプラネタリギヤの
サンギヤに連結される第1の軸要素と、第2列のシング
ルピニオンプラネタリギヤのキャリヤに連結される第2
の軸要素と、第3列のシングルピニオンプラネタリギヤ
のキャリヤに連結される第3の軸要素と、第3列のシン
グルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結される第
4の軸要素と、を具備させ且つ第3の軸要素を出力軸と
連結してなるプラネタリギヤユニットと、入力軸とプラ
ネタリギヤユニットの第2の軸要素とを選択的に連結す
るための第1の摩擦クラッチ要素C1と、入力軸とプラ
ネタリギヤユニットの第1の軸要素とを選択的に連結す
るための第2の摩擦クラッチ要素C2と、第1列のシン
グルピニオンプラネタリギヤのキャリヤとプラネタリギ
ヤユニットの第1の軸要素とを選択的に連結するための
第3の摩擦クラッチ要素C3と、プラネタリギヤユニッ
トの第2の軸要素を選択的に固定するための第1の摩擦
ブレーキ要素B1と、プラネタリギヤユニットの第4の
軸要素を選択的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要
素B2と、プラネタリギヤユニットの第1の軸要素を選
択的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B4と、
を備える変速装置とした。
【0010】請求項3によると、3列のプラネタリギヤ
で6つの摩擦係合要素(摩擦クラッチ要素C1、C2、
C3、摩擦ブレーキ要素B1、B2、B4)を切換え
て、前進6段、後進2段の変速装置が構成され、前進6
速時に第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのピニ
オン回転が抑えられサンギヤ及びリングギヤとの噛み合
い時のギヤノイズが低減し、第1列のシングルピニオン
プラネタリギヤの耐久性の低下を抑えることができる。
更に、前進段のギヤ比を適切に設定し且つ後進段のギヤ
比を適切に設定することも可能になるとともに、後進2
段としたことで変速装置の使用状況に応じて適切な後進
動作を行なうことができる。また、第3の摩擦クラッチ
要素C3を切換えることによってプラネタリギヤユニッ
トの第1の軸要素が無負荷で高速回転するのを抑えるこ
とが可能になり、プラネタリギヤユニット内におけるギ
ヤノイズを低減するとともにプラネタリギヤユニットの
耐久性を向上することができる。
【0011】上記課題を解決するために請求項4の発明
は、入力軸と、出力軸と、キャリヤが入力軸と連結され
るとともにサンギヤが固定される第1列のダブルピニオ
ンプラネタリギヤと、第2列のシングルピニオンプラネ
タリギヤのキャリヤ及びリングギヤと第3列のシングル
ピニオンプラネタリギヤのリングギヤ及びキャリヤとを
それぞれ連結し、第2列のシングルピニオンプラネタリ
ギヤのサンギヤに連結される第1の軸要素と、第2列の
シングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤに連結され
る第2の軸要素と、第3列のシングルピニオンプラネタ
リギヤのキャリヤに連結される第3の軸要素と、第3列
のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結さ
れる第4の軸要素と、を具備させ且つ第3の軸要素を出
力軸に連結してなるプラネタリギヤユニットと、入力軸
とプラネタリギヤユニットの第2の軸要素とを選択的に
連結するための第1の摩擦クラッチ要素C1と、入力軸
とプラネタリギヤユニットの第1の軸要素とを選択的に
連結するための第2の摩擦クラッチ要素C2と、第1列
のダブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤとプラネ
タリギヤユニットの第1の軸要素とを選択的に連結する
ための第3の摩擦クラッチ要素C3と、プラネタリギヤ
ユニットの第2の軸要素を選択的に固定するための第1
の摩擦ブレーキ要素B1と、プラネタリギヤユニットの
第4の軸要素を選択的に固定するための第2の摩擦ブレ
ーキ要素B2と、プラネタリギヤユニットの第1の軸要
素を選択的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B
4と、を備える変速装置とした。
【0012】請求項4によると、3列のプラネタリギヤ
で6つの摩擦係合要素(摩擦クラッチ要素C1、C2、
C3、摩擦ブレーキ要素B1、B2、B4)を切換え
て、前進6段、後進2段の変速装置が構成され、第1列
のダブルピニオンプラネタリギヤのピニオン回転が抑え
られサンギヤ及びリングギヤとの噛み合い時のギヤノイ
ズが低減し、第1列のシングルピニオンプラネタリギヤ
の耐久性の低下を抑えることができる。更に、前進段の
ギヤ比を適切に設定し且つ後進段のギヤ比を適切に設定
することも可能になるとともに、後進2段としたことで
変速装置の使用状況に応じて適切な後進動作を行なうこ
とができる。また、第3の摩擦クラッチ要素C3を切換
えることによってプラネタリギヤユニットの第1の軸要
素が無負荷で高速回転するのを抑えることが可能にな
り、プラネタリギヤユニット内におけるギヤノイズを低
減するとともにプラネタリギヤユニットの耐久性を向上
することができる。更に、第1列のダブルピニオンプラ
ネタリギヤのキャリヤを介して入力軸の回転トルクを取
り出すことが可能になり、ダンプカー、ミキサー車、消
防車等の走行目的以外に動力を必要とする車両のパワー
テークオフ装置を備えた変速装置を提供することができ
る。更に、第1列のプラネタリギヤがダブルピニオンプ
ラネタリギヤであるので、サンギヤおよびリングギヤの
歯数の設定の自由度が向上し、これに伴ってギヤ比の設
定の自由度が向上する。
【0013】
【実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照して説
明する。本実施の形態では、大型トラック等の商用車用
の自動変速装置に用いた場合について説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施の形態における
自動変速装置20のギヤトレーンを示す概略図である。
自動変速装置20はハウジング1内に配設され、図示し
ないエンジンの出力を粘性媒体の剪断力を介して変速装
置20に出力するトルクコンバータ2からの出力を摩擦
係合要素の切換えに応じて前進6段、後進2段に増減速
切換えして、図示しない車軸に出力する。
【0015】変速装置20は、トルクコンバータ2の出
力軸である入力軸11と、図示しない差動装置を介して
車軸に連結される出力軸12と、入力軸11と選択的に
連結するキャリヤPC1を有する第1列のシングルピニ
オンプラネタリギヤG1(以下、第1プラネタリギヤG
1と称す)と、第2列のシングルピニオンプラネタリギ
ヤG2(以下、第2プラネタリギヤG2と称す)及び第
3列のシングルピニオンプラネタリギヤG3(以下、第
3プラネタリギヤG3と称す)を備え、第2プラネタリ
ギヤG2のキャリヤPC2を第3プラネタリギヤG3の
リングギヤR3に連結するとともに第2プラネタリギヤ
G2のリングギヤR2を第3プラネタリギヤG3のキャ
リヤPC3に連結し、第2プラネタリギヤG2のサンギ
ヤS2に連結される第1の軸要素J1と、第2プラネタ
リギヤG2のキャリヤPC2に連結される第2の軸要素
J2と、第3プラネタリギヤG3のキャリヤPC3に連
結される第3の軸要素J3と、第3プラネタリギヤG3
のサンギヤS3に連結される第4の軸要素J4とを具備
し、第1の軸要素J1を第1プラネタリギヤG1のキャ
リヤPC1に連結するとともに第3の軸要素J3を出力
軸12に連結してなるプラネタリギヤユニットG23
と、入力軸11と第2の軸要素J2とを選択的に連結す
るための第1の摩擦クラッチ要素C1と、第1プラネタ
リギヤG1のキャリヤPC1をサンギヤS1と選択的に
一体回転可能に連結するための第2の摩擦クラッチ要素
C2と、入力軸11と第1プラネタリギヤG1のリング
ギヤR1とを選択的に連結するための第3の摩擦クラッ
チ要素C0と、第2の軸要素J2を選択的に固定するた
めの第1の摩擦ブレーキ要素B1と、第4の軸要素J4
を選択的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2
と、第1プラネタリギヤG1のサンギヤS1を選択的に
固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B3とを備え
る。また、変速装置20内での円滑な変速を行なうべ
く、サンギヤS1と固定軸の間にはワンウェイクラッチ
F1が配設されており、第1プラネタリギヤG1の回転
トルクを検知している。
【0016】第1プラネタリギヤG1では、ρ1=サン
ギヤS1の歯数/リングギヤR1の歯数=0.6、第2
プラネタリギヤG2では、ρ2=サンギヤS2の歯数/
リングギヤR2の歯数=0.6、第3プラネタリギヤG
3では、ρ3=サンギヤS3の歯数/リングギヤR3の
歯数=0.4である。
【0017】表1に第1の実施の形態における各係合要
素の組み合せ及びギヤ比を示す。
【0018】
【表1】
【0019】尚、表1において○は係合状態を、空欄は
開放状態を、●はトルク伝達のない状態を、(○)は車
両のエンジンブレーキ時を示している。
【0020】表1における変速段の切換えについて説明
する。1速では、第3の摩擦クラッチ要素C0を係合し
て入力軸11のトルクをリングギヤR1に入力する一
方、第3の摩擦ブレーキ要素B3を係止してワンウェイ
クラッチF1が作動するとともにエンジンブレーキが作
動する。そして入力軸11のトルクを増大したキャリヤ
PC1の出力を第1の軸要素J1に入力する。また、第
4の軸要素J4が第2の摩擦ブレーキ要素B2にて係止
されて第3の軸要素J3が減速回転し、1速を形成す
る。
【0021】2速では、第3の摩擦クラッチ要素C0を
係合して入力軸11のトルクをリングギヤR1に入力す
る一方、第2の摩擦クラッチ要素C2を係合してキャリ
ヤPC1とサンギヤS1を連結して第1プラネタリギヤ
ユニットG1を一体回転させ、入力軸11と同回転方向
のトルクを第1の軸要素J1に伝達するとともに、第4
の軸要素J4を第2の摩擦ブレーキ要素B2で固定する
ことで第3の軸要素J3が減速回転され、2速を形成す
る。
【0022】3速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合して入力軸11のトルクを第2の軸要素J2に伝達
する一方、第4の軸要素J4を第2の摩擦ブレーキ要素
B2で固定することで第3の軸要素J3が減速回転さ
れ、3速を形成する。尚、本実施の形態では変速時の切
換えを簡素化するために第3の摩擦クラッチ要素C0は
係合している。
【0023】4速では、第3の摩擦クラッチ要素C0を
係合して入力軸11のトルクをリングギヤR1に入力す
る一方、第2の摩擦クラッチ要素C2を係合してキャリ
ヤPC1とサンギヤS1を連結して第1プラネタリギヤ
ユニットG1を一体回転させ、入力軸11と同回転方向
のトルクを第1の軸要素J1に伝達するとともに、第1
の摩擦クラッチ要素C1を係合して入力軸11のトルク
を第2の軸要素J2に入力することでプラネタリギヤユ
ニットG23が入力軸11と一体回転し、4速を形成す
る。
【0024】5速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合して入力軸11の回転トルクを第2の軸要素J2に
伝達する一方、第3の摩擦クラッチ要素C0を係合する
とともに第3の摩擦ブレーキ要素B3を係止して入力軸
11のトルクを増大させてプラネタリギヤユニットG2
3の第1の軸要素J1に伝達することで第3の軸要素J
3が増速回転され、オーバードライブである5速を形成
する。
【0025】6速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合して入力軸11のトルクを第2の軸要素J2に入力
する一方、第2の摩擦クラッチ要素C2にてサンギヤS
1とキャリヤPC1とを連結し、第3の摩擦ブレーキ要
素B3にてサンギヤS1を係止することで結果的に第1
の軸要素J1を係止して第3の軸要素J3が増速回転
し、6速を形成する。
【0026】後進(Rev1)では、第3の摩擦クラッ
チ要素C0を係合してリングギヤR1を介して入力軸1
1のトルクを増大させる一方、第3の摩擦ブレーキ要素
B3を係止してワンウェイクラッチF1が作動するとと
もにエンジンブレーキが作動する。そして入力軸11の
トルクを増大したキャリヤPC1の出力を第1の軸要素
J1に入力するとともに、第1の摩擦ブレーキ要素B1
にて第2の軸要素J2を係止することで第3の軸要素J
3が逆転回転し、後進(Rev1)を形成する。
【0027】後進(Rev2)では、第3の摩擦クラッ
チ要素C0を係合してリングギヤR1を介して入力軸1
1のトルクを入力する一方、第2の摩擦クラッチ要素C
2を係合してキャリヤPC1とサンギヤS1を連結して
一体回転させ、入力軸11と同方向回転を第1の軸要素
J1に入力するとともに、第1の摩擦ブレーキ要素B1
にて第2の軸要素J2の回転を係止することで、第3の
軸要素J3が逆転回転し、後進(Rev2)を形成す
る。
【0028】尚、3速時において、表1に示す組み合せ
以外に、第3の摩擦クラッチ要素C0を非係合にすると
ともに第2の摩擦クラッチ要素C2を係合することで、
第1プラネタリギヤG1を一体回転させて第1プラネタ
リギヤG1のピニオン回転を0にすることも可能であ
る。
【0029】上述したように各摩擦係合要素を切換える
ことで、3列のプラネタリギヤG1、G2、G3と6つ
の摩擦係合要素C0、C1、C2、B1、B2、B3で
1速から4速がアンダードライブ、5速と6速がオーバ
ードライブの前進6段、後進2段の変速装置20を構成
することができ、第1プラネタリギヤG1のピニオン回
転を抑えながら各変速段におけるギヤ比を適切に設定す
ることが可能になる。また、変速装置20の構成ではワ
ンウェイクラッチF1がロックすることがないので、ワ
ンウェイクラッチF1を設けたことによる摩擦係合要素
の追加がなく、摩擦係合要素数の増加を抑えることがで
きる。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態における
変速装置30について説明する。図2は第2の実施の形
態における自動変速装置30のギヤトレーンを示す概略
図である。
【0031】第2の実施の形態の変速装置30は、上述
した第1の実施の形態の変速装置20に対し、第1プラ
ネタリギヤG1をダブルピニオンプラネタリギヤとして
入力軸を第1プラネタリギヤG1のキャリヤPC1と選
択的に連結するとともに、プラネタリギヤユニットG2
3の第1の軸要素J1並びに第2の軸要素J2を第1の
摩擦クラッチ要素C1および第2の摩擦クラッチ要素C
2を介して第1プラネタリギヤG1のキャリヤPC1と
選択的に連結可能とし、且つ第1の軸要素J1をリング
ギヤR1と連結したことが異なる。これ以外の構成、お
よび各係合要素の組み合せについては第1の実施の形態
と同一であるので説明を省略する。尚、変速装置20は
第1プラネタリギヤG1がダブルピニオンプラネタリギ
ヤであるので、ρ1=サンギヤS1の歯数/リングギヤ
R1の歯数=0.375となるが、ρ2およびρ3につ
いては変速装置20におけるρ2およびρ3と同一であ
る。
【0032】第2の実施の形態の変速装置30による
と、第1の実施の形態における変速装置20の作用に加
え、第1プラネタリギヤG1のキャリヤPC1を介して
入力軸11の回転トルクを取り出すことが可能になり、
ダンプカー、ミキサー車、消防車等の走行目的以外に動
力を必要とする車両のパワーテークオフ装置を備えた変
速装置を提供することができる。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態における
変速装置40について説明する。図3は第3の実施の形
態における自動変速装置40のギヤトレーンを示す概略
図である。自動変速装置40はハウジング1内に配設さ
れ、図示しないエンジンの出力を粘性媒体の剪断力を介
して変速装置40に出力するトルクコンバータ2からの
出力を摩擦係合要素の切換えに応じて前進6段、後進2
段に増減速切換えして、図示しない車軸に出力する。
【0034】第3の実施の形態の変速装置40は、入力
軸11と、 出力軸12と、リングギヤを入力軸と連結
し且つサンギヤを固定した第1列のシングルピニオンプ
ラネタリギヤ(以下、第1プラネタリギヤと称す)G1
と、第2列のシングルピニオンプラネタリギヤ(以下、
第2プラネタリギヤと称す)G2のキャリヤPC2及び
リングギヤR2と第3列のシングルピニオンプラネタリ
ギヤ(以下、第3プラネタリギヤと称す)G3のリング
ギヤR3及びキャリヤPC3とをそれぞれ連結し、第2
プラネタリギヤG2のサンギヤS2に連結される第1の
軸要素J1と、第2プラネタリギヤG2のキャリヤPC
2に連結される第2の軸要素J2と、第3プラネタリギ
ヤG3のキャリヤPC3に連結される第3の軸要素J3
と、第3プラネタリギヤG3のサンギヤS3に連結され
る第4の軸要素J4と、を具備させ且つ第3の軸要素J
3を出力軸12と連結してなるプラネタリギヤユニット
G23と、入力軸11と第2の軸要素J2とを選択的に
連結するための第1の摩擦クラッチ要素C1と、入力軸
11と第1の軸要素J1とを選択的に連結するための第
2の摩擦クラッチ要素C2と、第1プラネタリギヤG1
のキャリヤPC1と第1の軸要素J1とを選択的に連結
するための第3の摩擦クラッチ要素C3と、第2の軸要
素J2を選択的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要
素B1と、第4の軸要素J4を選択的に固定するための
第2の摩擦ブレーキ要素B2と、第1の軸要素J1を選
択的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B4と、
を備える。
【0035】第1プラネタリギヤG1では、ρ1=サン
ギヤS1の歯数/リングギヤR1の歯数=0.6、第2
プラネタリギヤG2では、ρ2=サンギヤS2の歯数/
リングギヤR2の歯数=0.6、第3プラネタリギヤG
3では、ρ3=サンギヤS3の歯数/リングギヤR3の
歯数=0.4である。
【0036】表2に第3の実施の形態における各係合要
素の組み合せ及びギヤ比を示す。
【0037】
【表2】
【0038】尚、表2において○は係合状態を、空欄は
開放状態を示している。
【0039】表2における変速段の切換えについて説明
する。1速では、第3の摩擦クラッチ要素C3を係合し
てキャリヤPC1を介して入力軸11のトルクを増大さ
せて第1の軸要素J1に伝達するとともに、第2の摩擦
ブレーキ要素B2にて第4の軸要素J4を固定すること
で第3の軸要素J3が減速回転され、1速を形成する。
【0040】2速では、第2の摩擦クラッチ要素C2を
係合して入力軸11のトルクを第1の軸要素J1に伝達
するとともに、第4の軸要素J4を第2の摩擦ブレーキ
要素B2で固定することで第3の軸要素J3が減速回転
され、2速を形成する。
【0041】3速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合して入力軸11のトルクを第2の軸要素J2に伝達
するとともに、第4の軸要素J4を第2の摩擦ブレーキ
要素B2で固定することで第3の軸要素J3が減速回転
され、3速を形成する。
【0042】4速では、第1の摩擦クラッチ要素C1及
び第2の摩擦クラッチ要素C2を係合して入力軸11の
トルクをプラネタリギヤユニットG23の第1の軸要素
J1および第2の軸要素J2に伝達することで、プラネ
タリギヤユニットG23が入力軸11と一体回転し、4
速を形成する。
【0043】5速では、第3の摩擦クラッチ要素C3を
係合してキャリヤPC1を介して入力軸11の増大した
回転トルクを第1の軸要素J1に伝達するとともに、第
1の摩擦クラッチ要素C1を係合して入力軸11のトル
クをプラネタリギヤユニットG23の第2の軸要素J2
に伝達することで第3の軸要素J3が増速回転され、オ
ーバードライブである5速を形成する。
【0044】6速では、第3の摩擦ブレーキ要素B4に
て第1の軸要素J1を係止するとともに、第1の摩擦ク
ラッチ要素C1を係合して入力軸11のトルクをプラネ
タリギヤユニットG23の第2の軸要素J2に伝達する
ことで第3の軸要素J3が増速回転され、オーバードラ
イブである6速を形成する。
【0045】後進(Rev1)では、第3の摩擦クラッ
チ要素C3を係合して入力軸11の増大したトルクを第
1の軸要素J1に伝達するとともに、第1の摩擦ブレー
キ要素B1にて第2の軸要素J2を固定することで第3
の軸要素J3が逆回転され、後進(Rev1)を形成す
る。
【0046】後進(Rev2)では、第2の摩擦クラッ
チ要素C2を係合してキャリヤPC1を介して入力軸1
1のトルクを第1の軸要素J1に伝達するとともに、第
1の摩擦ブレーキ要素B1にて第2の軸要素J2を固定
することで第3の軸要素J3が逆回転され、後進(Re
v2)を形成する。
【0047】上述したように各摩擦係合要素を切換える
ことで、3列のプラネタリギヤG1、G2、G3と5つ
の摩擦係合要素C1、C2、C3、B1、B2、B4で
1速から4速がアンダードライブ、5速と6速がオーバ
ードライブの前進6段、後進2段の変速装置40を構成
することができ、前進6速時に更に、第3の摩擦クラッ
チ要素C3を用いたことによって、第1の軸要素J1に
負荷がかからない状態ではキャリヤPC1と第1の軸要
素J1とを切り離すことが可能になり、2速、3速及び
後進(Rev2)時にプラネタリギヤユニットG23内
のピニオンギヤが高速無負荷回転することがなくなり、
2速、3速及び後進(Rev1)時のギヤノイズを低減
するとともにプラネタリギヤユニットG23の耐久性を
向上することができる。
【0048】次に、本発明の第4の実施の形態ににおけ
る変速装置50について説明する。図4は第4の実施の
形態における自動変速装置50のギヤトレーンを示す概
略図である。
【0049】第4の実施の形態の変速装置50は、上述
した第3の実施の形態の変速装置40に対し、第1プラ
ネタリギヤG1をダブルピニオンプラネタリギヤとして
入力軸11を第1プラネタリギヤG1のキャリヤPC1
に連結するとともに、プラネタリギヤユニットG23の
第1の軸要素J1並びに第2の軸要素J2を第1の摩擦
クラッチ要素C1および第2の摩擦クラッチ要素C2を
介して第1プラネタリギヤG1のキャリヤPC1と選択
的に連結可能とし、且つ第1の軸要素J1を第3の摩擦
クラッチ要素C3を介してリングギヤR1と選択的に連
結している。これ以外の構成、および各係合要素の組み
合せについては第3の実施の形態と同一であるので説明
を省略する。尚、変速装置50は第1プラネタリギヤG
1がダブルピニオンプラネタリギヤであるので、ρ1=
サンギヤS1の歯数/リングギヤR1の歯数=0.37
5となるが、ρ2およびρ3については変速装置40に
おけるρ2およびρ3と同一である。
【0050】上述したように各摩擦係合要素を切換える
ことで、3列のプラネタリギヤG1、G2、G3と6つ
の摩擦係合要素C1、C2、C3、B1、B2、B4で
1速から4速がアンダードライブ、5速と6速がオーバ
ードライブの前進6段、後進2段の変速装置50を構成
することができる。また、第1プラネタリギヤG1のキ
ャリヤPC1を介して入力軸11の回転トルクを取り出
すことが可能になり、ダンプカー、ミキサー車、消防車
等の走行目的以外に動力を必要とする車両のパワーテー
クオフ装置を備えた変速装置を提供することができる。
【0051】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定される意図は
なく、本発明の主旨に沿った形態の変速装置であればど
のような形態であってもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1の変速装置によると、3列のプ
ラネタリギヤで6つの摩擦係合要素(摩擦クラッチ要素
C1、C2、C0、摩擦ブレーキ要素B1、B2、B
3)を切換えて、前進6段、後進2段の変速装置が構成
され、前進6速時に第1列のシングルピニオンプラネタ
リギヤのピニオン回転が抑えられサンギヤ及びリングギ
ヤとの噛み合い時のギヤノイズが低減し、第1列のシン
グルピニオンプラネタリギヤの耐久性の低下を抑えるこ
とができる。更に、後進2段としたことで変速装置の使
用状況に応じて適切な後進動作を行なうことができる。
【0053】請求項2の変速装置によると、請求項1の
効果に加えて、第1列のダブルピニオンプラネタリギヤ
のキャリヤを介して入力軸の回転トルクを取り出すこと
が可能になり、ダンプカー、ミキサー車、消防車等の走
行目的以外に動力を必要とする車両のパワーテークオフ
装置を備えた変速装置を提供することができる。
【0054】請求項3の変速装置によると、請求項1の
効果に加えて、第3の摩擦クラッチ要素C3を切換える
ことによってプラネタリギヤユニットの第1の軸要素が
無負荷で高速回転するのを抑えることが可能になり、プ
ラネタリギヤユニット内におけるギヤノイズを低減する
とともにプラネタリギヤユニットの耐久性を向上するこ
とができる。
【0055】請求項4の変速装置によると、請求項3の
効果に加えて、第1列のダブルピニオンプラネタリギヤ
のキャリヤを介して入力軸の回転トルクを取り出すこと
が可能になり、ダンプカー、ミキサー車、消防車等の走
行目的以外に動力を必要とする車両のパワーテークオフ
装置を備えた変速装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における変速装置の
概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における変速装置の
概略図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における変速装置の
概略図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態における変速装置の
概略図である。
【符号の説明】
1・・・ハウジング 2・・・トルクコンバータ 20、30、40、50・・・変速装置 11・・・入力軸 12・・・出力軸 G1・・・第1列のシングルピニオンプラネタリギヤ G2・・・第2列のシングルピニオンプラネタリギヤ G3・・・第3列のシングルピニオンプラネタリギヤ G23・・・プラネタリギヤユニット S1、S2、S3・・・サンギヤ R1、R2、R3・・・リングギヤ PC1、PC2、PC3・・・キャリヤ C0、C1、C2、C3・・・摩擦クラッチ要素 B1、B2、B3、B4・・・摩擦ブレーキ要素 J1、J2、J3、J4・・・軸要素

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と、 出力軸と、 リングギヤを前記入力軸と選択的に連結される第1列の
    シングルピニオンプラネタリギヤと、 第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ及
    びリングギヤと第3列のシングルピニオンプラネタリギ
    ヤのリングギヤ及びキャリヤとをそれぞれ連結し、前記
    第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに
    連結される第1の軸要素と、前記第2列のシングルピニ
    オンプラネタリギヤのキャリヤに連結される第2の軸要
    素と、前記第3列のシングルピニオンプラネタリギヤの
    キャリヤに連結される第3の軸要素と、前記第3列のシ
    ングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結される
    第4の軸要素と、を具備させ且つ前記第1の軸要素を前
    記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ
    に連結するとともに前記第3の軸要素を前記出力軸に連
    結してなるプラネタリギヤユニットと、 前記入力軸と前記プラネタリギヤユニットの前記第2の
    軸要素とを選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ
    要素C1と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリ
    ヤをサンギヤ或いはリングギヤのいずれか一方と選択的
    に一体回転可能に連結するための第2の摩擦クラッチ要
    素C2と、 前記入力軸と前記第1列のシングルピニオンプラネタリ
    ギヤのリングギヤとを選択的に連結する第3の摩擦クラ
    ッチ要素C0と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第2の軸要素を選択
    的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第4の軸要素を選択
    的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギ
    ヤを選択的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B
    3と、 を備える変速装置。
  2. 【請求項2】 入力軸と、 出力軸と、 キャリヤが前記入力軸と選択的に連結される第1列のダ
    ブルピニオンプラネタリギヤと、 第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ及
    びリングギヤと第3列のシングルピニオンプラネタリギ
    ヤのリングギヤ及びキャリヤとをそれぞれ連結し、前記
    第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに
    連結される第1の軸要素と、前記第2列のシングルピニ
    オンプラネタリギヤのキャリヤに連結される第2の軸要
    素と、前記第3列のシングルピニオンプラネタリギヤの
    キャリヤに連結される第3の軸要素と、前記第3列のシ
    ングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結される
    第4の軸要素と、を具備させ且つ前記第1の軸要素を前
    記第1列のダブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤ
    に連結するとともに前記第3の軸要素を前記出力軸に連
    結してなるプラネタリギヤユニットと、 前記入力軸と前記プラネタリギヤユニットの前記第2の
    軸要素とを選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ
    要素C1と、 前記第1列のダブルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ
    をサンギヤ或いはリングギヤのいずれか一方と選択的に
    一体回転可能に連結するための第2の摩擦クラッチ要素
    C2と、 前記入力軸と前記第1列のダブルピニオンプラネタリギ
    ヤのキャリヤとを選択的に連結する第3の摩擦クラッチ
    要素C0と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第2の軸要素を選択
    的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第4の軸要素を選択
    的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギ
    ヤを選択的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B
    3と、 を備える変速装置。
  3. 【請求項3】 入力軸と、 出力軸と、 リングギヤを前記入力軸と連結し且つサンギヤを固定し
    た第1列のシングルピニオンプラネタリギヤと、 第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ及
    びリングギヤと第3列のシングルピニオンプラネタリギ
    ヤのリングギヤ及びキャリヤとをそれぞれ連結し、前記
    第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに
    連結される第1の軸要素と、前記第2列のシングルピニ
    オンプラネタリギヤのキャリヤに連結される第2の軸要
    素と、前記第3列のシングルピニオンプラネタリギヤの
    キャリヤに連結される第3の軸要素と、前記第3列のシ
    ングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結される
    第4の軸要素と、を具備させ且つ前記第3の軸要素を前
    記出力軸と連結してなるプラネタリギヤユニットと、 前記入力軸と前記プラネタリギヤユニットの前記第2の
    軸要素とを選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ
    要素C1と、 前記入力軸と前記プラネタリギヤユニットの前記第1の
    軸要素とを選択的に連結するための第2の摩擦クラッチ
    要素C2と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリ
    ヤと前記プラネタリギヤユニットの前記第1の軸要素と
    を選択的に連結するための第3の摩擦クラッチ要素C3
    と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第2の軸要素を選択
    的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第4の軸要素を選択
    的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第1の軸要素を選択
    的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B4と、を
    備える変速装置。
  4. 【請求項4】 入力軸と、 出力軸と、 キャリヤが前記入力軸と連結されるとともにサンギヤが
    固定される第1列のダブルピニオンプラネタリギヤと、 第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤ及
    びリングギヤと第3列のシングルピニオンプラネタリギ
    ヤのリングギヤ及びキャリヤとをそれぞれ連結し、前記
    第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに
    連結される第1の軸要素と、前記第2列のシングルピニ
    オンプラネタリギヤのキャリヤに連結される第2の軸要
    素と、前記第3列のシングルピニオンプラネタリギヤの
    キャリヤに連結される第3の軸要素と、前記第3列のシ
    ングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結される
    第4の軸要素と、を具備させ且つ前記第3の軸要素を前
    記出力軸に連結してなるプラネタリギヤユニットと、 前記入力軸と前記プラネタリギヤユニットの前記第2の
    軸要素とを選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ
    要素C1と、 前記入力軸と前記プラネタリギヤユニットの前記第1の
    軸要素とを選択的に連結するための第2の摩擦クラッチ
    要素C2と、 前記第1列のダブルピニオンプラネタリギヤのリングギ
    ヤと前記プラネタリギヤユニットの前記第1の軸要素と
    を選択的に連結するための第3の摩擦クラッチ要素C3
    と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第2の軸要素を選択
    的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第4の軸要素を選択
    的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、 前記プラネタリギヤユニットの前記第1の軸要素を選択
    的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B4と、 を備える変速装置。
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