JP2002188694A - 多段変速装置 - Google Patents

多段変速装置

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多要素のプラネタリギヤセットに逆回転を入
力させることで、コンパクトな装置で多段変速を達成す
る。 【解決手段】 多段変速装置は、5要素プラネタリギヤ
セットGと、逆転プラネタリギヤG3とそれらの制御用
の係合手段とからなる。5要素に、速度線図上で表され
る並び順に従い、第2要素R2を出力部材とし、第1要
素S1に第1クラッチ(C−1)経由の入力回転、第3
要素Cに第2クラッチ(C−2)経由の入力回転、第5
要素S2に第3クラッチ(C−3)経由の入力回転と逆
転プラネタリギヤ経由の逆回転を入力可能とし、第3要
素を第1係止手段(B−3,F−1)、第4要素R1は
第2係止手段(B−2)、第5要素S2は第3係止手段
(B−1)によりそれぞれ固定可能として、それら各係
合手段と逆回転の伝達手段(B−4)の組合係合によ
り、コンパクトなプラネタリギヤセットで前進9段の達
成を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段変速装置に関
し、特に、車両に搭載される自動変速機のギヤトレイン
を構成する変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載させる自動変速機は、ドライ
バビリティの確保と、省エネルギに不可欠な燃費向上の
要請から多段化の傾向にある。従来、多段化の手法とし
ては、変速機構を構成するプラネタリギヤセット自体を
多要素化する方法と、在来の変速機構の前段又は後段に
オーバドライブ又はアンダドライブ構成の副変速機構を
設ける方法があり、前者の例として、特公平7−656
51号公報に開示の技術がある。この技術は、5要素の
プラネタリギヤセットを用いて前進6段を達成するもの
である。また、後者の例としては、特開2000−65
168号公報に開示の技術があり、この技術では、主変
速機構に副変速機構を直列に連結した構成が採られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両に搭載
される自動変速機における変速機構は、スペースの制約
が厳しいことから、コンパクトなものであることが要求
され、この面からみると、前者は、変速段数当りの要素
数の少ないプラネタリギヤで前進6速を達成している点
で有効なものではあるが、更なる多段化への対応の発展
性には乏しい。他方、後者のように単純に2つの変速機
構を直列に組み合わせる構成では、コンパクト化と両立
する多段化は困難である。
【0004】そこで、多段化の他の手法について考察す
るに、在来の方法として、入力回転と、その回転に対す
る逆回転を入力とすることで変速段を付加する技術が米
国特許第5261862号明細書にみられる。この技術
では、2つのシンプルプラネタリギヤのうちの1つの要
素(各要素の挙動を端的に表す後に詳記する速度線図上
で、前進の入力クラッチが設けられる線の反対側の線)
に逆回転を入力することにより減速段を付加させる点で
特異な技術である。
【0005】そこで、本発明は、上記の技術に着目し、
多要素のプラネタリギヤセットに逆回転を入力させるこ
とで、装置の大型化を避けながら、可及的に多くの変速
段を達成可能な多段変速装置を提供することを主たる目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、入力回転を変速して多段を達成する変速
装置であって、入力回転を逆回転にして出力可能な逆転
プラネタリギヤと、前記入力回転と前記逆転プラネタリ
ギヤが出力する逆回転を選択的な入力として変速回転を
出力する5要素のプラネタリギヤセットと、前記逆転プ
ラネタリギヤとプラネタリギヤセットの各要素を制御す
る係合手段とからなり、前記プラネタリギヤセットは、
速度線図上で表される並び順に従う5要素について、第
1の要素(S1)は入力回転を伝達する第1のクラッチ
(C−1)に連結され、第2の要素(R2)は出力部材
に連結され、第3の要素(C)は、入力回転を伝達する
第2のクラッチ(C−2)と、第1の係止手段(B−
3,F−1)とに連結され、第4の要素(R1)は第2
の係止手段(B−2)に連結され、第5の要素(S2)
は、第3の係止手段(B−1)と、入力回転を伝達する
第3のクラッチ(C−3)とに連結されるとともに、逆
転プラネタリギヤの逆回転の出力が、伝達手段(B−4
又はC−4)により伝達されることを特徴とする。
【0007】上記の構成において、前記プラネタリギヤ
セットが出力する変速回転は、逆回転の伝達手段(B−
4又はC−4)の係合と、他の係合手段(B−3,C−
1,C−3)の係合により達成する変速段(1st、
2.5th、6.5th)を含む構成とするのが有効で
ある。
【0008】上記の構成において、前記逆転プラネタリ
ギヤは、3要素からなるシンプルプラネタリギヤであ
り、逆回転の伝達手段は、シンプルプラネタリギヤの反
力要素を係止するブレーキ(B−4)である構成を採る
のが有効である。
【0009】あるいは、上記の構成において、前記逆転
プラネタリギヤは、3要素からなるシンプルプラネタリ
ギヤであり、逆回転の伝達手段は、シンプルプラネタリ
ギヤの出力要素をプラネタリギヤセットの第5の要素に
連結する第4のクラッチ(C−4)である構成とするの
も有効である。
【0010】また、上記の構成において、前記プラネタ
リギヤセットは、対を成すシンプルプラネタリギヤの一
方のピニオンをロングピニオンとして他方のピニオンに
噛合させ、両ピニオンを共通のキャリアに支持し、一方
のピニオンに噛合するサンギヤ(S1)を第1の要素と
し、他方のピニオンに噛合するリングギヤ(R2)を第
2の要素とし、キャリア(C)を第3の要素とし、一方
のピニオンに噛合するリングギヤ(R1)を第4の要素
とし、他方のピニオンに噛合するサンギヤ(S2)を第
5の要素とする構成とするのも有効である。
【0011】また、上記の構成において、前記プラネタ
リギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要
素とし、第3の要素(C)を反力要素として多数の変速
段のうちの最低変速段の変速回転を出力する構成とする
のも有効である。
【0012】また、上記の構成において、前記プラネタ
リギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要
素とし、第1の要素(S1)を入力回転の入力要素とし
て減速回転を出力する構成とするのも有効である。
【0013】また、上記の構成において、前記プラネタ
リギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要
素とし、第3の要素(C)を入力回転の入力要素として
増速回転を出力する構成とするのも有効である。
【0014】
【発明の作用及び効果】上記請求項1記載の構成では、
5要素のプラネタリギヤセットに逆転プラネタリギヤと
逆転回転の伝達手段を付加するだけで複数の変速段を追
加することができるので、オーバドライブギヤやアンダ
ドライブギヤを付加した場合のように、2つの係合手段
の追加を必要としないため、少ない係合手段数で多段化
が可能となる。
【0015】次に、請求項2記載の構成では、逆回転の
入力により構成される変速段の達成に、入力回転により
構成される変速段達成のため本来必要とされる係合手段
を共用することができるので、必要とする係合手段の数
を減らすことができ、装置のコンパクト化に有利であ
る。
【0016】また、請求項3記載の構成では、逆回転の
伝達手段がブレーキで構成されるため、伝達手段の制御
がクラッチの場合に比べて容易となる。
【0017】次に、請求項4記載の構成では、逆転プラ
ネタリギヤの反力要素を常時固定とすることができるた
め、逆転プラネタリギヤの支持構造が単純化される。
【0018】次に、請求項5記載の構成では、5要素の
プラネタリギヤセットがシンプルプラネタリ構成の組合
せとなるため、いずれか一方の噛合部がダブルピニオン
構成となる5要素のプラネタリギヤセットに比べて、プ
ラネタリギヤセットのコンパクト化が可能となる。加え
て、プラネタリギヤ相互の連結も必要としないため、一
層コンパクトな構成での多段化が可能となる。
【0019】次に、請求項6記載の構成では、最低変速
段を逆転入力で構成することにより、大きな減速比を得
ることができる。また、これにより5要素のプラネタリ
ギヤセット側で大きな減速比を構成しなくてもよいの
で、減速段を構成する側のプラネタリギヤを小きくでき
る。
【0020】次に、請求項7記載の構成では、プタネタ
リギヤセットへの入力回転とその逆回転の入力により、
入力回転のみの入力により達成される複数の変速段に対
して減速回転の変速段を付加することができる。
【0021】次に、請求項8記載の構成では、プタネタ
リギヤセットへの入力回転とその逆回転の入力により、
入力回転のみの入力により達成される複数の変速段に対
して、増速回転の変速段を付加することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図1〜図3は本発明を車両用自動変速
機に具体化した第1実施形態を示す。図1にそのギヤト
レイン構成をスケルトンで示すように、この実施形態
は、エンジン軸と同軸配置とされる主軸側の出力を、図
示しないカウンタ軸を介してディファレンシャル装置に
伝達する横置式のトランスアクスル用の形態とされてい
る。
【0023】このギヤトレインは、主軸上にエンジンか
らの入力手段を構成するロックアップクラッチ付のトル
クコンバータTと、そのタービン出力を入力として多段
の変速段を達成する2組のプラネタリギヤセットG,G
3からなる変速機構とを配した構成とされている。これ
ら相互の連結関係は、トルクコンバータTのタービンラ
ンナが変速機構の入力軸11に連結され、変速機構の出
力部材を構成するカウンタドライブギヤ19が、2組の
プラネタリギヤセットG,G3の間で、図示しないカウ
ンタ軸上のカウンタドリブンギヤに連結された構成とさ
れている。
【0024】変速機構は、5要素のラビニョタイプのプ
ラネタリギヤセットGを主体とし、それに逆回転を入力
可能な逆転プラネタリギヤG3を組み合わせた構成とさ
れている。詳しくは、プラネタリギヤセットGは、軸方
向に並ぶ大径のリヤサンギヤ(便宜上、以下エンジン側
を前とした部材名で説明する)S1と小径のフロントサ
ンギヤS2、リヤサンギヤS1の外径側に位置する小径
のリヤリングギヤR1とフロントサンギヤS2の外径側
に位置する大径のフロントリングギヤR2、互いに噛合
し、かつリヤサンギヤS1とリヤリングギヤR1とに噛
合するロングピニオンP1と、フロントサンギヤS2と
フロントリングギヤR2とに噛合するショートピニオン
P2’と、両ピニオンを支持するキャリアCから構成さ
れている。要すれば、このプラネタリギヤセットGは、
対を成すシンプルプラネタリギヤの一方のピニオンをロ
ングピニオンP1,P2として他方のピニオンP2’に
噛合させ、両ピニオンを共通のキャリアCに支持したシ
ンプルプラネタリギヤの組合せとされている。そして、
この形態では、ロングピニオンは、リヤサンギヤS1及
びリヤリングギヤR1との噛合部P1の噛合径よりもシ
ョートピニオンP2’との噛合部P2の噛合径の方が大
径である段付ピニオンとされている。また、逆転プラネ
タリギヤG3は、サンギヤS3と、リングギヤR3と、
それらに噛合するピニオンP3を支持するキャリアC3
の3要素からなるシンプルプラネタリギヤで構成されて
いる。
【0025】こうした構成からなる変速機構は、図2に
示すように、逆転プラネタリギヤG3とプラネタリギヤ
セットGを構成する各要素を横軸方向にギヤ比に対応さ
せた間隔で配した縦軸として表し、縦軸方向にそれらの
速度比を取った速度線図として表現すると、各要素の配
列が次のような位置関係となる。すなわち、逆転プラネ
タリギヤG3については、左端にサンギヤS3、右端に
リングギヤR3を表す縦軸を配したときに、ギヤ噛み合
いの関係から、キャリアC3を表す縦軸はそれらの間に
位置し、プラネタリギヤセットG1については、左端に
リヤサンギヤS1、右端にフロントサンギヤS2を表す
縦軸を配したときに、同様にギヤ噛み合いの関係から、
キャリアCを表す縦軸はそれらの間に位置し、リヤリン
グギヤR1とフロントリングギヤR2を表す縦軸は、キ
ャリアCを表す縦軸を挟んでそれぞれリヤサンギヤS1
とフロントサンギヤS2を表す縦軸に対して逆側に位置
することになる。
【0026】この形態では、プラネタリギヤセットG
は、速度線図上で表される並び順に従う5要素につい
て、第1の要素としてのリヤサンギヤS1に入力回転を
伝達すべく、リヤサンギヤS1は入力回転を伝達する第
1のクラッチ(C−1)(以下の説明において、各クラ
ッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチ等の係合手段につ
いては、それらを表す略号を部材名の前に記す)に連結
され、第2の要素としてのフロントリングギヤR2は出
力部材としてのカウンタギヤ19に連結され、第3の要
素としてのキャリアCは、入力回転を伝達する第2のク
ラッチとしてのC−2クラッチと、第1の係止手段とし
てのB−3ブレーキ及びF−1ワンウェイクラッチとに
連結され、第4の要素としてのリヤリングギヤR1は第
2の係止手段としてのB−2ブレーキに連結され、第5
の要素としてのフロントサンギヤS2は、第3の係止手
段としてのB−1ブレーキと、入力回転を伝達する第3
のクラッチとしてのC−3クラッチと、逆転プラネタリ
ギヤG3の逆回転の伝達手段としてのB−4ブレーキと
に連結されている。
【0027】この速度線図において、各クラッチ及びブ
レーキの係合(●印でそれらの係合を表す)により達成
される変速段(○印でそれらの速度比を表す)と、その
ときの各要素の速度比との関係は、次のようになる。例
えば、逆転プラネタリギヤG3のサンギヤS3入力(速
度比1)で、キャリアC3をB−4ブレーキの係合によ
る固定(速度比0)とすることで、リングギヤR3に逆
転プラネタリギヤG3のギヤ比に応じた逆回転(速度比
負)が出力される。この逆回転は、そのままプラネタリ
ギヤセトGのフロントサンギヤS2に伝達される(図上
で点線を結んで同じ速度比であることを示す)ので、B
−3ブレーキを係合させてキャリアCを固定(速度比
0)することで、フロントリングギヤR2に第1速(1
ST)の正転(フロントサンギヤS2を表す縦軸上のB
−4で示す点とキャリアCを表す縦軸上のB−3で示す
点とを結ぶ直線がフロントリングギヤR2を表す縦軸と
交わる点に相当する正の速度比)の減速回転が出力され
る。なお、この状態で、動力伝達に直接関与しないリヤ
サンギヤS1は、上記2点間を結ぶ直線の延長がリヤサ
ンギヤS1を表す縦軸と交わる点に相当する速度比(減
速回転)で正転方向に空転し、リヤリングギヤR1は、
同様に上記2点を結ぶ直線とリヤリングギヤR1を表す
縦軸とが交わる点に相当する速度比(減速回転)で逆転
方向に空転する。
【0028】この連結関係を図1のスケルトンに戻って
更に詳しく説明すると、リヤサンギヤS1は、多板構成
のC−1クラッチのハブ側に連結され、ドラム側を入力
軸11に連結されたC−1クラッチのハブ−ドラム間の
摩擦材の係合により入力軸11に連結可能とされてい
る。フロントリングギヤR2は、リングギヤフランジ等
の適宜の連結部材を介してカウンタギヤ19に連結され
ている。キャリアCは、C−2クラッチのハブ側に連結
され、ドラム側を入力軸11に連結されたC−2クラッ
チのハブ−ドラム間の摩擦材の係合により入力軸11に
連結可能とされている。また、キャリアCは、多板構成
のB−3ブレーキのハブとF−1ワンウェイクラッチの
インナレースにも連結され、B−3ブレーキのハブ−ケ
ース間の摩擦材の係合又はインナレースのアウタレース
対するロックにより並列的にケース10に係止可能とさ
れている。リヤリングギヤR1は、同じく多板構成のB
−2ブレーキのハブに連結され、B−2ブレーキのハブ
−ケース間の摩擦材の係合によりケース10に係止可能
とされている。フロントサンギヤS2は、逆転プラネタ
リギヤG3のリングギヤR3と一体回転するバンド−ド
ラム構成のB−1ブレーキのドラムに連結され、ケース
側に支持したバンドの締結でケース10に係止可能とさ
れるとともに、C−3クラッチのハブ側にも連結され、
ドラム側を入力軸11に連結したC−3クラッチのハブ
−ドラム間の摩擦材の係合により入力軸に連結可能とさ
れている。更に、フロントサンギヤS2は、逆転プラネ
タリギヤG3のリングギヤR3とキャリアC3を介し、
更にバンド−ドラム構成のB−4ブレーキを介してケー
ス10に間接的に連結されている。
【0029】一方、逆転プラネタリギヤG3は、そのサ
ンギヤS3をそれへの入力回転の伝達のために入力軸1
1に連結され、リングギヤR3を逆回転の伝達のために
プラネタリギヤセットGのフロントサンギヤS2に連結
され、逆回転達成のために反力支持を可能とすべく前記
B−4ブレーキのドラムに連結され、ケース側に支持し
たバンドの締結でケース10に係止可能とされている。
【0030】なお、図に示すギヤトレインにおいて、B
−3ブレーキに並列させてF−1ワンウェイクラッチを
配しているのは、2→3変速時のB−3ブレーキとB−
2ブレーキの掴み替えのための複雑な油圧制御を避け、
B−3ブレーキの解放制御を単純化するためであり、そ
の趣旨からB−2ブレーキの係合に伴って自ずと係合力
を解放する回転方向に対して係合・解放に方向性を持つ
F−1ワンウェイクラッチを用いたものである。したが
って、キャリアCにかかる反力が上記と異なる回転方向
となるエンジンブレーキ時は、B−3ブレーキの係合を
必要とする。
【0031】こうした連結関係を採ることで、このギヤ
トレインは、図3の係合図表に示すように、3つのクラ
ッチと4つのブレーキ(制御性の関係から、作動上でB
−3ブレーキと重複するF−1ワンウェイクラッチを含
む)を係合手段として、9段の前進段を達成することが
できる。なお、この係合図表上に非整数で示す2つの変
速段(2.5速、6.5速)は、図2の速度線図を参照
して解かるように、2−3速間と6−7速間で達成可能
な変速段であって、この実施形態においては、ギヤ比ス
テップの関係から実際の使用を控えた変速段を表す。
【0032】ここで、ギヤ比の設定について説明する
と、プラネタリギヤセットGの各要素について、 リヤサンギヤS1の歯数=ZS 1 リヤリングギヤR1の歯数=ZR 1 フロントサンギヤS2の歯数=ZS 2 フロントリングギヤR2の歯数=ZR 2 ロングピニオンのサンギヤリングギヤ噛合部P1側の歯
数=ZP 1 ショートピニオンとの噛合部P2側の歯数=ZP 2 とし、逆転プラネタリギヤG3の各要素について、 サンギヤS3の歯数=ZS 3 リングギヤR3の歯数=ZR 3 とし、 ZS 1 /ZR 1 =λ1S 2 /ZR 2 =λ2S 3 /ZR 3 =λ3 (ZP 1 /ZP 2 )*(ZS 2 /ZR 1 )=λ4 としたとき、速度線図上に示すA〜Dは、 A=λ1 *λ2 /(λ4 −λ1 *λ2 ) B=λ1 *λ4 /(λ4 −λ1 *λ2 ) C=λ1 *(1−λ1 )/(λ4 −λ1 *λ2 ) D=λ3 で表される。これを用いた各変速段のギヤ比の計算式を
係合図表の最右欄の示す。ちなみに、係合図表に例示す
るギヤ比及びギヤ比ステップは、ZS 1 =39、ZR 1
=91、ZS 2 =36、ZR 2 =94、ZS 3 =50、
R 3 =98、Z P 1 =26、ZP 2 =20としたとき
の値である。
【0033】次に、図3に略号で示す各クラッチ(C−
1〜C−3)、ブレーキ(B−1〜B−4)及びワンウ
ェイクラッチ(F−1)の係合及び解放(○印で係合、
無印で解放を表す)と達成される変速段との関係を説明
する。
【0034】図3を参照して解かるように、第1速(1
st)は、B−4ブレーキの係合とB−3ブレーキの係
合に代えるF−1ワンウェイクラッチの自動係合により
達成される。この場合、図1及び図2を参照して、入力
軸11から逆転プラネタリギヤG3に入る入力回転(以
下、この方向の回転を正転という)がB−4ブレーキの
係合によるキャリアC3の固定で反力を取って、リング
ギヤR3の逆回転(同じく、逆転という)となってプラ
ネタリギヤセットGのフロントサンギヤS2に入力さ
れ、F−1ワンウェイクラッチの係合により係止された
キャリアCに反力を取って、フロントリングギヤR2の
最大減速比の正転がカウンタドライブギヤ19に出力さ
れる。
【0035】次の第2速(2nd)は、C−1クラッチ
とB−3ブレーキの係合に代えるF−1ワンウェイクラ
ッチの自動係合により達成される。この場合、入力軸1
1からの正転がC−1クラッチ経由でリヤサンギヤS1
に入力され、F−1ワンウェイクラッチの係合により係
止されたキャリアCに反力を取って、フロントリングギ
ヤR2の減速正転がカウンタドライブギヤ19に出力さ
れる。
【0036】次に、第3速(3rd)は、C−1クラッ
チとB−2ブレーキの係合により達成される。この場
合、入力軸11からの正転がC−1クラッチ経由でリヤ
サンギヤS1に入力され、B−2ブレーキの係合により
係止されたリヤリングギヤR1に反力を取って、フロン
トリングギヤR2の減速正転がカウンタドライブギヤ1
9に出力される。
【0037】次の第4速(4th)は、C−1クラッチ
とB−1ブレーキの係合により達成される。この場合、
入力軸11からの正転がC−1クラッチ経由でリヤサン
ギヤS1に入力され、B−1ブレーキの係合により係止
されたフロントサンギヤS2に反力を取って、フロント
リングギヤR2の減速正転がカウンタドライブギヤ19
に出力される。
【0038】次に、第5速(5th)は、C−1クラッ
チとC−2クラッチの同時係合により達成される。この
場合、入力軸11からの正転がC−1クラッチ経由でリ
ヤサンギヤS1に入力され、同時にC−3クラッチ経由
でキャリアCにも入力されるため、プラネタリギヤセッ
トGは直結状態となり、入力正転がそのままフロントリ
ングギヤR2の正転としてカウンタドライブギヤ19に
出力される。
【0039】そして、第6速(6th)は、C−2クラ
ッチとB−1ブレーキの係合により達成される。この場
合、入力軸11からの正転がC−2クラッチ経由でキャ
リアCに入力され、B−1ブレーキの係合でフロントサ
ンギヤS2が係止されるため、フロントサンギヤS2を
反力要素とする増速正転がフロントリングギヤR2から
カウンタドライブギヤ19に出力される。
【0040】次の第7速(7th)は、C−2クラッチ
とB−2ブレーキの係合により達成される。この場合、
入力軸11からの正転がC−2クラッチ経由でキャリア
Cに入力され、B−2ブレーキの係合でリヤリングギヤ
R1が係止されるため、それを反力要素とする増速正転
がフロントリングギヤR2からカウンタドライブギヤ1
9に出力される。
【0041】途中の第2.5速(2.5th)は、C−
1クラッチとB−4ブレーキの係合により達成される。
この場合、入力軸11から逆転プラネタリギヤG3に入
る正転が逆転となってプラネタリギヤセットGのフロン
トサンギヤS2に入力され、C−1クラッチ経由の正転
がリヤサンギヤS1に入力されるため、リヤサンギヤS
1の正転とフロントサンギヤS2の逆転との兼ね合いで
正転となる減速回転がフロントリングギヤR2からカウ
ンタドライブギヤ19に出力される。
【0042】また、第6.5速(6.5th)は、C−
2クラッチとB−4ブレーキの係合により達成される。
この場合、入力軸11からの正転がC−2クラッチ経由
でキャリアCに入力され、入力軸11から逆転プラネタ
リギヤG3に入る正転が逆転となってプラネタリギヤセ
ットGのフロントサンギヤS2に入力されるため、フロ
ントサンギヤS2の逆転とキャリアCの正転との兼ね合
いで正転となる増速回転がフロントリングギヤR2から
カウンタドライブギヤ19に出力される。
【0043】なお、後進(R)は、C−3クラッチとB
−3ブレーキの係合により達成される。この場合、入力
軸11からの正転がC−2クラッチ経由でフロントサン
ギヤS2に入力され、B−3ブレーキの係合により係止
されたキャリアCを反力要素としてフロントリングギヤ
R2の逆転がカウンタドライブギヤ19に出力され、リ
バースが達成される。
【0044】かくして、上記第1実施形態のギヤトレイ
ンによれば、5要素のプラネタリギヤセットGと逆転プ
ラネタリギヤG3の組合せで前進9段を得ることができ
る。したがって、従来の5要素のプラネタリギヤセット
を用いて前進6段を達成するものに対して、逆転プラネ
タリギヤと、その逆転の伝達手段の付加で変速段を3段
増加させることができるため、オーバドライブやアンダ
ドライブ用のプラネタリギヤと、その専用の係合手段を
前段又は後段に付加する構成に比べて、少ない係合要素
数でより多くの変速段を達成することができる。
【0045】また、プラネタリギヤセットGに逆転を入
力とする構成とすることで、正転を入力とする各変速段
において使用するプラネタリギヤセットGの各係合手段
を、逆転の入力による変速段の達成においてもそのまま
用いることができるので、係合手段の共用によるコンパ
クト化も達成できる。
【0046】更に、5要素のプラネタリギヤセットGが
ロングピニオンでつながるシンプルプラネタリギヤの組
合で構成されるラビニョタイプとされているので、一方
がダブルピニオンとなる構成のラビニョタイプより要素
数に対してプラネタリギヤセットをコンパクトなものと
することができる。
【0047】しかも、最低変速段(1st)を逆転入力
で達成しているので、大きな減速比を得ることができ
る。その結果、最低変速段達成のために5要素のプラネ
タリギヤセットG側で大きな減速比を構成しなくてもよ
くなり、特に前進減速段の達成に関与するリヤ側のプラ
ネタリギヤ部分を小さくすることができ、それによりプ
ラネタリギヤセット全体の小型化の利点も得られる。
【0048】ところで、上記第1実施形態では、逆転プ
ラネタリギヤG3をシンプルプラネタリタイプとした
が、それをダブルピニオンタイプとするのも有効であ
る。図4はこのように逆転プラネタリギヤG3を相互に
噛合するピニオンP3及びピニオンP3’がそれぞれサ
ンギヤS3とリングギヤR3に個々に噛合するダブルピ
ニオンタイプに置き替えた第2実施形態を示す。この場
合の第1実施形態に対する相違点のみ説明すると、図4
のスケルトンを参照して、第1実施形態におけるキャリ
アC3とリングギヤR3の他の要素との連結関係を入れ
替えたものとなっている。すなわち、キャリアC3が逆
転の出力要素としてプラネタリギヤセットGのフロント
サンギヤS2に連結され、リングギヤR3が反力要素と
してB−4ブレーキのドラム側に連結されている。
【0049】この第2実施形態において達成される各変
速段と係合手段の関係は、先の第1実施形態の場合と同
様であり、またギヤ比についても、同様の設定を用いる
限り第1実施形態の場合と同様となる。なお、この形態
の場合、スケルトン上では明確ではないが、外周側のリ
ングギヤR3がブレーキにつながり、それより内周側の
キャリアが軸を経てフロントサンギヤS2につながる自
然な連結構成となるため、構造上は連結部材のコンパク
ト化が容易となる利点が得られる。
【0050】前記両実施形態では、プラネタリギヤセッ
トGへの逆転の入力の際に、逆転プラネタリギヤG3の
反力要素を逆回転の伝達手段としてのB−4ブレーキで
係止する構成とし、これにより逆回転の出力要素として
のリングギヤR3又はキャリアC3を直接サンギヤS2
に連結した構成としているが、反力要素を常時固定とす
る場合、逆回転の伝達手段はクラッチに置き替わる。次
の図5及び図6に示す実施形態は、こうした構成を用い
た第3実施形態を示す。
【0051】この第3実施形態においては、逆転プラネ
タリギヤG3のキャリアC3を反力要素としてケース1
0に固定し、サンギヤS3を入力軸11に連結した入力
要素、リングギヤR3を出力要素として、これを逆回転
の伝達手段としてC−4クラッチを介してフロントサン
ギヤS2に連結している。当然に、先の2つの実施形態
におけるB−4ブレーキはなくされている。その余の構
成については、先の2つの実施形態の場合と同様である
ので、対応する部材に同様の参照符号を付して説明に代
える。
【0052】この第3実施形態における各係合手段と達
成される変速段との関係を図6の係合図表に示す。この
場合、第1実施形態における逆回転の伝達手段(B−4
ブレーキ)がC−4クラッチに置き替わることになるの
で、図を参照して解かるように、C−4クラッチが第1
速、第2.5速及び第6.5速において係合する係合手
段となる。他の係合手段の各変速段に対する係合関係は
変わらない。
【0053】以上、本発明を横置き式のトランスアクス
ルに適用して例示したが、本発明は、FR車用の縦置き
式の変速機にも当然に適用可能なものである。また、構
成要素や連結関係の変更については、逆転プラネタリギ
ヤ関連の部分のみ挙げたが、5要素のプラネタリギヤセ
ット側についても種々の変更が可能なものであり、本発
明は、例示の実施形態に限定されるものではなく、特許
請求の範囲の個々の請求項に記載の事項の範囲内で種々
に具体的な構成を変更して実施することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態の車両用自動変
速機のギヤトレインを示すスケルトン図である。
【図2】第1実施形態のギヤトレインの速度線図であ
る。
【図3】第1実施形態のギヤトレインの作動及び達成さ
れるギヤ比を示す図表である。
【図4】第2実施形態のギヤトレインのスケルトン図で
ある。
【図5】第3実施形態のギヤトレインのスケルトン図で
ある。
【図6】第3実施形態のギヤトレインの作動及び達成さ
れるギヤ比を示す図表である。
【符号の説明】
G プラネタリギヤセット G3 逆転プラネタリギヤ S1 リヤサンギヤ(第1の要素) R2 フロントリングギヤ(第2の要素) C キャリア(第3の要素) R1 フロントリングギヤ(第4の要素) S2 フロントサンギヤ(第5の要素) P1,P2 ロングピニオン(一方のピニオン) P2’ ショートピニオン(他方のピニオン) C−1 第1のクラッチ(係合手段) C−2 第2のクラッチ(係合手段) C−3 第3のクラッチ(係合手段) B−3 ブレーキ(第1の係止手段、係合手段) F−1 ワンウェイクラッチ(第1の係止手段、係合手
段) B−2 ブレーキ(第2の係止手段、係合手段) B−1 ブレーキ(第3の係止手段、係合手段) B−4 ブレーキ(逆回転の伝達手段、係合手段) C−4 第4のクラッチ(逆回転の伝達手段、係合手
段) 19 カウンタドライブギヤ(出力部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 文友 愛知県渥美郡田原町緑が浜字2号2番地 アイシン・エィ・ダブリュ精密株式会社内 (72)発明者 坂口 吉一 愛知県渥美郡田原町緑が浜字2号2番地 アイシン・エィ・ダブリュ精密株式会社内 Fターム(参考) 3J028 EA25 EB03 EB09 EB37 EB54 FA06 FB06 FC18 FC24 FC62 GA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力回転を変速して多段を達成する変速
    装置であって、入力回転を逆回転にして出力可能な逆転
    プラネタリギヤと、前記入力回転と前記逆転プラネタリ
    ギヤが出力する逆回転を選択的な入力として変速回転を
    出力する5要素のプラネタリギヤセットと、前記逆転プ
    ラネタリギヤとプラネタリギヤセットの各要素を制御す
    る係合手段とからなり、 前記プラネタリギヤセットは、速度線図上で表される並
    び順に従う5要素について、 第1の要素(S1)は入力回転を伝達する第1のクラッ
    チ(C−1)に連結され、 第2の要素(R2)は出力部材に連結され、 第3の要素(C)は、入力回転を伝達する第2のクラッ
    チ(C−2)と、第1の係止手段(B−3,F−1)と
    に連結され、 第4の要素(R1)は第2の係止手段(B−2)に連結
    され、 第5の要素(S2)は、第3の係止手段(B−1)と、
    入力回転を伝達する第3のクラッチ(C−3)とに連結
    されるとともに、逆転プラネタリギヤの逆回転の出力
    が、伝達手段(B−4又はC−4)により伝達されるこ
    とを特徴とする多段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記プラネタリギヤセットが出力する変
    速回転は、逆回転の伝達手段(B−4又はC−4)の係
    合と、他の係合手段(B−3,C−1,C−3)の係合
    により達成する変速段(1st、2.5th、6.5t
    h)を含む、請求項1記載の多段変速装置。
  3. 【請求項3】 前記逆転プラネタリギヤは、3要素から
    なるシンプルプラネタリギヤであり、逆回転の伝達手段
    は、シンプルプラネタリギヤの反力要素を係止するブレ
    ーキ(B−4)である、請求項1又は2記載の多段変速
    装置。
  4. 【請求項4】 前記逆転プラネタリギヤは、3要素から
    なるシンプルプラネタリギヤであり、逆回転の伝達手段
    は、シンプルプラネタリギヤの出力要素をプラネタリギ
    ヤセットの第5の要素に連結する第4のクラッチ(C−
    4)である、請求項1又は2記載の多段変速装置。
  5. 【請求項5】 前記プラネタリギヤセットは、対を成す
    シンプルプラネタリギヤの一方のピニオンをロングピニ
    オンとして他方のピニオンに噛合させ、両ピニオンを共
    通のキャリアに支持し、一方のピニオンに噛合するサン
    ギヤ(S1)を第1の要素とし、他方のピニオンに噛合
    するリングギヤ(R2)を第2の要素とし、キャリア
    (C)を第3の要素とし、一方のピニオンに噛合するリ
    ングギヤ(R1)を第4の要素とし、他方のピニオンに
    噛合するサンギヤ(S2)を第5の要素とする、請求項
    1〜4のいずれか1項記載の多段変速装置。
  6. 【請求項6】 前記プラネタリギヤセットは、第5の要
    素(S2)を逆回転の入力要素とし、第3の要素(C)
    を反力要素として多数の変速段のうちの最低変速段の変
    速回転を出力する、請求項1〜5のいずれか1項記載の
    多段変速装置。
  7. 【請求項7】 前記プラネタリギヤセットは、第5の要
    素(S2)を逆回転の入力要素とし、第1の要素(S
    1)を入力回転の入力要素として減速回転を出力する、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の多段変速装置。
  8. 【請求項8】 前記プラネタリギヤセットは、第5の要
    素(S2)を逆回転の入力要素とし、第3の要素(C)
    を入力回転の入力要素として増速回転を出力する、請求
    項1〜7のいずれか1項記載の多段変速装置。
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