JP4392526B2 - 多段変速装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多段変速装置に関し、特に、車両に搭載される自動変速機のギヤトレインを構成する変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載させる自動変速機は、ドライバビリティの確保と、省エネルギに不可欠な燃費向上の要請から多段化の傾向にある。従来、多段化の手法としては、変速機構を構成するプラネタリギヤセット自体を多要素化する方法と、在来の変速機構の前段又は後段にオーバドライブ又はアンダドライブ構成の副変速機構を設ける方法があり、前者の例として、特公平7−65651号公報に開示の技術がある。この技術は、5要素のプラネタリギヤセットを用いて前進6段を達成するものである。また、後者の例としては、特開2000−65168号公報に開示の技術があり、この技術では、主変速機構に副変速機構を直列に連結した構成が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両に搭載される自動変速機における変速機構は、スペースの制約が厳しいことから、コンパクトなものであることが要求され、この面からみると、前者は、変速段数当りの要素数の少ないプラネタリギヤで前進6速を達成している点で有効なものではあるが、更なる多段化への対応の発展性には乏しい。他方、後者のように単純に2つの変速機構を直列に組み合わせる構成では、コンパクト化と両立する多段化は困難である。
【0004】
そこで、多段化の他の手法について考察するに、在来の方法として、入力回転と、その回転に対する逆回転を入力とすることで変速段を付加する技術が米国特許第5261862号明細書にみられる。この技術では、2つのシンプルプラネタリギヤのうちの1つの要素(各要素の挙動を端的に表す後に詳記する速度線図上で、前進の入力クラッチが設けられる線の反対側の線)に逆回転を入力することにより減速段を付加させる点で特異な技術である。
【0005】
そこで、本発明は、上記の技術に着目し、多要素のプラネタリギヤセットに逆回転を入力させることで、装置の大型化を避けながら、可及的に多くの変速段を達成可能な多段変速装置を提供することを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、入力回転を変速して多段を達成する変速装置であって、入力回転を逆回転にして出力可能な逆転プラネタリギヤと、前記入力回転と前記逆転プラネタリギヤが出力する逆回転を選択的な入力として変速回転を出力する5要素のプラネタリギヤセットと、前記逆転プラネタリギヤとプラネタリギヤセットの各要素を制御する係合手段とからなり、前記プラネタリギヤセットは、速度線図上で表される並び順に従う5要素について、第1の要素(S1)は入力回転を伝達する第1のクラッチ(C−1)に連結され、第2の要素(R2)は出力部材に連結され、第3の要素(C)は、入力回転を伝達する第2のクラッチ(C−2)と、第1の係止手段(B−3,F−1)とに連結され、第4の要素(R1)は第2の係止手段(B−2)に連結され、第5の要素(S2)は、第3の係止手段(B−1)と、入力回転を伝達する第3のクラッチ(C−3)とに連結されるとともに、逆転プラネタリギヤの逆回転の出力が、伝達手段(B−4又はC−4)により伝達されることを特徴とする。
【0007】
上記の構成において、前記プラネタリギヤセットが出力する変速回転は、逆回転の伝達手段(B−4又はC−4)の係合と、他の係合手段(B−3,C−1,C−3)の係合により達成する変速段(1st、2.5th、6.5th)を含む構成とするのが有効である。
【0008】
上記の構成において、前記逆転プラネタリギヤは、3要素からなるシンプルプラネタリギヤであり、逆回転の伝達手段は、シンプルプラネタリギヤの反力要素を係止するブレーキ(B−4)である構成を採るのが有効である。
【0009】
あるいは、上記の構成において、前記逆転プラネタリギヤは、3要素からなるシンプルプラネタリギヤであり、逆回転の伝達手段は、シンプルプラネタリギヤの出力要素をプラネタリギヤセットの第5の要素に連結する第4のクラッチ(C−4)である構成とするのも有効である。
【0010】
また、上記の構成において、前記プラネタリギヤセットは、対を成すシンプルプラネタリギヤの一方のピニオンをロングピニオンとして他方のピニオンに噛合させ、両ピニオンを共通のキャリアに支持し、一方のピニオンに噛合するサンギヤ(S1)を第1の要素とし、他方のピニオンに噛合するリングギヤ(R2)を第2の要素とし、キャリア(C)を第3の要素とし、一方のピニオンに噛合するリングギヤ(R1)を第4の要素とし、他方のピニオンに噛合するサンギヤ(S2)を第5の要素とする構成とするのも有効である。
【0011】
また、上記の構成において、前記プラネタリギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要素とし、第3の要素(C)を反力要素として多数の変速段のうちの最低変速段の変速回転を出力する構成とするのも有効である。
【0012】
また、上記の構成において、前記プラネタリギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要素とし、第1の要素(S1)を入力回転の入力要素として減速回転を出力する構成とするのも有効である。
【0013】
また、上記の構成において、前記プラネタリギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要素とし、第3の要素(C)を入力回転の入力要素として増速回転を出力する構成とするのも有効である。
【0014】
【発明の作用及び効果】
上記請求項1記載の構成では、5要素のプラネタリギヤセットに逆転プラネタリギヤと逆転回転の伝達手段を付加するだけで複数の変速段を追加することができるので、オーバドライブギヤやアンダドライブギヤを付加した場合のように、2つの係合手段の追加を必要としないため、少ない係合手段数で多段化が可能となる。
【0015】
次に、請求項2記載の構成では、逆回転の入力により構成される変速段の達成に、入力回転により構成される変速段達成のため本来必要とされる係合手段を共用することができるので、必要とする係合手段の数を減らすことができ、装置のコンパクト化に有利である。
【0016】
また、請求項3記載の構成では、逆回転の伝達手段がブレーキで構成されるため、伝達手段の制御がクラッチの場合に比べて容易となる。
【0017】
次に、請求項4記載の構成では、逆転プラネタリギヤの反力要素を常時固定とすることができるため、逆転プラネタリギヤの支持構造が単純化される。
【0018】
次に、請求項5記載の構成では、5要素のプラネタリギヤセットがシンプルプラネタリ構成の組合せとなるため、いずれか一方の噛合部がダブルピニオン構成となる5要素のプラネタリギヤセットに比べて、プラネタリギヤセットのコンパクト化が可能となる。加えて、プラネタリギヤ相互の連結も必要としないため、一層コンパクトな構成での多段化が可能となる。
【0019】
次に、請求項6記載の構成では、最低変速段を逆転入力で構成することにより、大きな減速比を得ることができる。また、これにより5要素のプラネタリギヤセット側で大きな減速比を構成しなくてもよいので、減速段を構成する側のプラネタリギヤを小きくできる。
【0020】
次に、請求項7記載の構成では、プタネタリギヤセットへの入力回転とその逆回転の入力により、入力回転のみの入力により達成される複数の変速段に対して減速回転の変速段を付加することができる。
【0021】
次に、請求項8記載の構成では、プタネタリギヤセットへの入力回転とその逆回転の入力により、入力回転のみの入力により達成される複数の変速段に対して、増速回転の変速段を付加することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿い、本発明の実施形態を説明する。図1〜図3は本発明を車両用自動変速機に具体化した第1実施形態を示す。図1にそのギヤトレイン構成をスケルトンで示すように、この実施形態は、エンジン軸と同軸配置とされる主軸側の出力を、図示しないカウンタ軸を介してディファレンシャル装置に伝達する横置式のトランスアクスル用の形態とされている。
【0023】
このギヤトレインは、主軸上にエンジンからの入力手段を構成するロックアップクラッチ付のトルクコンバータTと、そのタービン出力を入力として多段の変速段を達成する2組のプラネタリギヤセットG,G3からなる変速機構とを配した構成とされている。これら相互の連結関係は、トルクコンバータTのタービンランナが変速機構の入力軸11に連結され、変速機構の出力部材を構成するカウンタドライブギヤ19が、2組のプラネタリギヤセットG,G3の間で、図示しないカウンタ軸上のカウンタドリブンギヤに連結された構成とされている。
【0024】
変速機構は、5要素のラビニョタイプのプラネタリギヤセットGを主体とし、それに逆回転を入力可能な逆転プラネタリギヤG3を組み合わせた構成とされている。詳しくは、プラネタリギヤセットGは、軸方向に並ぶ大径のリヤサンギヤ(便宜上、以下エンジン側を前とした部材名で説明する)S1と小径のフロントサンギヤS2、リヤサンギヤS1の外径側に位置する小径のリヤリングギヤR1とフロントサンギヤS2の外径側に位置する大径のフロントリングギヤR2、互いに噛合し、かつリヤサンギヤS1とリヤリングギヤR1とに噛合するロングピニオンP1と、フロントサンギヤS2とフロントリングギヤR2とに噛合するショートピニオンP2’と、両ピニオンを支持するキャリアCから構成されている。要すれば、このプラネタリギヤセットGは、対を成すシンプルプラネタリギヤの一方のピニオンをロングピニオンP1,P2として他方のピニオンP2’に噛合させ、両ピニオンを共通のキャリアCに支持したシンプルプラネタリギヤの組合せとされている。そして、この形態では、ロングピニオンは、リヤサンギヤS1及びリヤリングギヤR1との噛合部P1の噛合径よりもショートピニオンP2’との噛合部P2の噛合径の方が大径である段付ピニオンとされている。また、逆転プラネタリギヤG3は、サンギヤS3と、リングギヤR3と、それらに噛合するピニオンP3を支持するキャリアC3の3要素からなるシンプルプラネタリギヤで構成されている。
【0025】
こうした構成からなる変速機構は、図2に示すように、逆転プラネタリギヤG3とプラネタリギヤセットGを構成する各要素を横軸方向にギヤ比に対応させた間隔で配した縦軸として表し、縦軸方向にそれらの速度比を取った速度線図として表現すると、各要素の配列が次のような位置関係となる。すなわち、逆転プラネタリギヤG3については、左端にサンギヤS3、右端にリングギヤR3を表す縦軸を配したときに、ギヤ噛み合いの関係から、キャリアC3を表す縦軸はそれらの間に位置し、プラネタリギヤセットG1については、左端にリヤサンギヤS1、右端にフロントサンギヤS2を表す縦軸を配したときに、同様にギヤ噛み合いの関係から、キャリアCを表す縦軸はそれらの間に位置し、リヤリングギヤR1とフロントリングギヤR2を表す縦軸は、キャリアCを表す縦軸を挟んでそれぞれリヤサンギヤS1とフロントサンギヤS2を表す縦軸に対して逆側に位置することになる。
【0026】
この形態では、プラネタリギヤセットGは、速度線図上で表される並び順に従う5要素について、第1の要素としてのリヤサンギヤS1に入力回転を伝達すべく、リヤサンギヤS1は入力回転を伝達する第1のクラッチ(C−1)(以下の説明において、各クラッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチ等の係合手段については、それらを表す略号を部材名の前に記す)に連結され、第2の要素としてのフロントリングギヤR2は出力部材としてのカウンタギヤ19に連結され、第3の要素としてのキャリアCは、入力回転を伝達する第2のクラッチとしてのC−2クラッチと、第1の係止手段としてのB−3ブレーキ及びF−1ワンウェイクラッチとに連結され、第4の要素としてのリヤリングギヤR1は第2の係止手段としてのB−2ブレーキに連結され、第5の要素としてのフロントサンギヤS2は、第3の係止手段としてのB−1ブレーキと、入力回転を伝達する第3のクラッチとしてのC−3クラッチと、逆転プラネタリギヤG3の逆回転の伝達手段としてのB−4ブレーキとに連結されている。
【0027】
この速度線図において、各クラッチ及びブレーキの係合(●印でそれらの係合を表す)により達成される変速段(○印でそれらの速度比を表す)と、そのときの各要素の速度比との関係は、次のようになる。例えば、逆転プラネタリギヤG3のサンギヤS3入力(速度比1)で、キャリアC3をB−4ブレーキの係合による固定(速度比0)とすることで、リングギヤR3に逆転プラネタリギヤG3のギヤ比に応じた逆回転(速度比負)が出力される。この逆回転は、そのままプラネタリギヤセトGのフロントサンギヤS2に伝達される(図上で点線を結んで同じ速度比であることを示す)ので、B−3ブレーキを係合させてキャリアCを固定(速度比0)することで、フロントリングギヤR2に第1速(1ST)の正転(フロントサンギヤS2を表す縦軸上のB−4で示す点とキャリアCを表す縦軸上のB−3で示す点とを結ぶ直線がフロントリングギヤR2を表す縦軸と交わる点に相当する正の速度比)の減速回転が出力される。なお、この状態で、動力伝達に直接関与しないリヤサンギヤS1は、上記2点間を結ぶ直線の延長がリヤサンギヤS1を表す縦軸と交わる点に相当する速度比(減速回転)で正転方向に空転し、リヤリングギヤR1は、同様に上記2点を結ぶ直線とリヤリングギヤR1を表す縦軸とが交わる点に相当する速度比(減速回転)で逆転方向に空転する。
【0028】
この連結関係を図1のスケルトンに戻って更に詳しく説明すると、リヤサンギヤS1は、多板構成のC−1クラッチのハブ側に連結され、ドラム側を入力軸11に連結されたC−1クラッチのハブ−ドラム間の摩擦材の係合により入力軸11に連結可能とされている。フロントリングギヤR2は、リングギヤフランジ等の適宜の連結部材を介してカウンタギヤ19に連結されている。キャリアCは、C−2クラッチのハブ側に連結され、ドラム側を入力軸11に連結されたC−2クラッチのハブ−ドラム間の摩擦材の係合により入力軸11に連結可能とされている。また、キャリアCは、多板構成のB−3ブレーキのハブとF−1ワンウェイクラッチのインナレースにも連結され、B−3ブレーキのハブ−ケース間の摩擦材の係合又はインナレースのアウタレース対するロックにより並列的にケース10に係止可能とされている。リヤリングギヤR1は、同じく多板構成のB−2ブレーキのハブに連結され、B−2ブレーキのハブ−ケース間の摩擦材の係合によりケース10に係止可能とされている。フロントサンギヤS2は、逆転プラネタリギヤG3のリングギヤR3と一体回転するバンド−ドラム構成のB−1ブレーキのドラムに連結され、ケース側に支持したバンドの締結でケース10に係止可能とされるとともに、C−3クラッチのハブ側にも連結され、ドラム側を入力軸11に連結したC−3クラッチのハブ−ドラム間の摩擦材の係合により入力軸に連結可能とされている。更に、フロントサンギヤS2は、逆転プラネタリギヤG3のリングギヤR3とキャリアC3を介し、更にバンド−ドラム構成のB−4ブレーキを介してケース10に間接的に連結されている。
【0029】
一方、逆転プラネタリギヤG3は、そのサンギヤS3をそれへの入力回転の伝達のために入力軸11に連結され、リングギヤR3を逆回転の伝達のためにプラネタリギヤセットGのフロントサンギヤS2に連結され、逆回転達成のために反力支持を可能とすべく前記B−4ブレーキのドラムに連結され、ケース側に支持したバンドの締結でケース10に係止可能とされている。
【0030】
なお、図に示すギヤトレインにおいて、B−3ブレーキに並列させてF−1ワンウェイクラッチを配しているのは、2→3変速時のB−3ブレーキとB−2ブレーキの掴み替えのための複雑な油圧制御を避け、B−3ブレーキの解放制御を単純化するためであり、その趣旨からB−2ブレーキの係合に伴って自ずと係合力を解放する回転方向に対して係合・解放に方向性を持つF−1ワンウェイクラッチを用いたものである。したがって、キャリアCにかかる反力が上記と異なる回転方向となるエンジンブレーキ時は、B−3ブレーキの係合を必要とする。
【0031】
こうした連結関係を採ることで、このギヤトレインは、図3の係合図表に示すように、3つのクラッチと4つのブレーキ(制御性の関係から、作動上でB−3ブレーキと重複するF−1ワンウェイクラッチを含む)を係合手段として、9段の前進段を達成することができる。なお、この係合図表上に非整数で示す2つの変速段(2.5速、6.5速)は、図2の速度線図を参照して解かるように、2−3速間と6−7速間で達成可能な変速段であって、この実施形態においては、ギヤ比ステップの関係から実際の使用を控えた変速段を表す。
【0032】
ここで、ギヤ比の設定について説明すると、プラネタリギヤセットGの各要素について、
リヤサンギヤS1の歯数=ZS 1
リヤリングギヤR1の歯数=ZR 1
フロントサンギヤS2の歯数=ZS 2
フロントリングギヤR2の歯数=ZR 2
ロングピニオンのサンギヤリングギヤ噛合部P1側の歯数=ZP 1
ショートピニオンとの噛合部P2側の歯数=ZP 2
とし、逆転プラネタリギヤG3の各要素について、
サンギヤS3の歯数=ZS 3
リングギヤR3の歯数=ZR 3
とし、
ZS 1 /ZR 1 =λ1
ZS 2 /ZR 2 =λ2
ZS 3 /ZR 3 =λ3
(ZP 1 /ZP 2 )*(ZS 2 /ZR 1 )=λ4
としたとき、速度線図上に示すA〜Dは、
A=λ1 *λ2 /(λ4 −λ1 *λ2 )
B=λ1 *λ4 /(λ4 −λ1 *λ2 )
C=λ1 *(1−λ1 )/(λ4 −λ1 *λ2 )
D=λ3
で表される。これを用いた各変速段のギヤ比の計算式を係合図表の最右欄の示す。ちなみに、係合図表に例示するギヤ比及びギヤ比ステップは、ZS 1 =39、ZR 1 =91、ZS 2 =36、ZR 2 =94、ZS 3 =50、ZR 3 =98、ZP 1 =26、ZP 2 =20としたときの値である。
【0033】
次に、図3に略号で示す各クラッチ(C−1〜C−3)、ブレーキ(B−1〜B−4)及びワンウェイクラッチ(F−1)の係合及び解放(○印で係合、無印で解放を表す)と達成される変速段との関係を説明する。
【0034】
図3を参照して解かるように、第1速(1st)は、B−4ブレーキの係合とB−3ブレーキの係合に代えるF−1ワンウェイクラッチの自動係合により達成される。この場合、図1及び図2を参照して、入力軸11から逆転プラネタリギヤG3に入る入力回転(以下、この方向の回転を正転という)がB−4ブレーキの係合によるキャリアC3の固定で反力を取って、リングギヤR3の逆回転(同じく、逆転という)となってプラネタリギヤセットGのフロントサンギヤS2に入力され、F−1ワンウェイクラッチの係合により係止されたキャリアCに反力を取って、フロントリングギヤR2の最大減速比の正転がカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0035】
次の第2速(2nd)は、C−1クラッチとB−3ブレーキの係合に代えるF−1ワンウェイクラッチの自動係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−1クラッチ経由でリヤサンギヤS1に入力され、F−1ワンウェイクラッチの係合により係止されたキャリアCに反力を取って、フロントリングギヤR2の減速正転がカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0036】
次に、第3速(3rd)は、C−1クラッチとB−2ブレーキの係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−1クラッチ経由でリヤサンギヤS1に入力され、B−2ブレーキの係合により係止されたリヤリングギヤR1に反力を取って、フロントリングギヤR2の減速正転がカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0037】
次の第4速(4th)は、C−1クラッチとB−1ブレーキの係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−1クラッチ経由でリヤサンギヤS1に入力され、B−1ブレーキの係合により係止されたフロントサンギヤS2に反力を取って、フロントリングギヤR2の減速正転がカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0038】
次に、第5速(5th)は、C−1クラッチとC−2クラッチの同時係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−1クラッチ経由でリヤサンギヤS1に入力され、同時にC−3クラッチ経由でキャリアCにも入力されるため、プラネタリギヤセットGは直結状態となり、入力正転がそのままフロントリングギヤR2の正転としてカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0039】
そして、第6速(6th)は、C−2クラッチとB−1ブレーキの係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−2クラッチ経由でキャリアCに入力され、B−1ブレーキの係合でフロントサンギヤS2が係止されるため、フロントサンギヤS2を反力要素とする増速正転がフロントリングギヤR2からカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0040】
次の第7速(7th)は、C−2クラッチとB−2ブレーキの係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−2クラッチ経由でキャリアCに入力され、B−2ブレーキの係合でリヤリングギヤR1が係止されるため、それを反力要素とする増速正転がフロントリングギヤR2からカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0041】
途中の第2.5速(2.5th)は、C−1クラッチとB−4ブレーキの係合により達成される。この場合、入力軸11から逆転プラネタリギヤG3に入る正転が逆転となってプラネタリギヤセットGのフロントサンギヤS2に入力され、C−1クラッチ経由の正転がリヤサンギヤS1に入力されるため、リヤサンギヤS1の正転とフロントサンギヤS2の逆転との兼ね合いで正転となる減速回転がフロントリングギヤR2からカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0042】
また、第6.5速(6.5th)は、C−2クラッチとB−4ブレーキの係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−2クラッチ経由でキャリアCに入力され、入力軸11から逆転プラネタリギヤG3に入る正転が逆転となってプラネタリギヤセットGのフロントサンギヤS2に入力されるため、フロントサンギヤS2の逆転とキャリアCの正転との兼ね合いで正転となる増速回転がフロントリングギヤR2からカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0043】
なお、後進(R)は、C−3クラッチとB−3ブレーキの係合により達成される。この場合、入力軸11からの正転がC−2クラッチ経由でフロントサンギヤS2に入力され、B−3ブレーキの係合により係止されたキャリアCを反力要素としてフロントリングギヤR2の逆転がカウンタドライブギヤ19に出力され、リバースが達成される。
【0044】
かくして、上記第1実施形態のギヤトレインによれば、5要素のプラネタリギヤセットGと逆転プラネタリギヤG3の組合せで前進9段を得ることができる。したがって、従来の5要素のプラネタリギヤセットを用いて前進6段を達成するものに対して、逆転プラネタリギヤと、その逆転の伝達手段の付加で変速段を3段増加させることができるため、オーバドライブやアンダドライブ用のプラネタリギヤと、その専用の係合手段を前段又は後段に付加する構成に比べて、少ない係合要素数でより多くの変速段を達成することができる。
【0045】
また、プラネタリギヤセットGに逆転を入力とする構成とすることで、正転を入力とする各変速段において使用するプラネタリギヤセットGの各係合手段を、逆転の入力による変速段の達成においてもそのまま用いることができるので、係合手段の共用によるコンパクト化も達成できる。
【0046】
更に、5要素のプラネタリギヤセットGがロングピニオンでつながるシンプルプラネタリギヤの組合で構成されるラビニョタイプとされているので、一方がダブルピニオンとなる構成のラビニョタイプより要素数に対してプラネタリギヤセットをコンパクトなものとすることができる。
【0047】
しかも、最低変速段(1st)を逆転入力で達成しているので、大きな減速比を得ることができる。その結果、最低変速段達成のために5要素のプラネタリギヤセットG側で大きな減速比を構成しなくてもよくなり、特に前進減速段の達成に関与するリヤ側のプラネタリギヤ部分を小さくすることができ、それによりプラネタリギヤセット全体の小型化の利点も得られる。
【0048】
ところで、上記第1実施形態では、逆転プラネタリギヤG3をシンプルプラネタリタイプとしたが、それをダブルピニオンタイプとするのも有効である。図4はこのように逆転プラネタリギヤG3を相互に噛合するピニオンP3及びピニオンP3’がそれぞれサンギヤS3とリングギヤR3に個々に噛合するダブルピニオンタイプに置き替えた第2実施形態を示す。この場合の第1実施形態に対する相違点のみ説明すると、図4のスケルトンを参照して、第1実施形態におけるキャリアC3とリングギヤR3の他の要素との連結関係を入れ替えたものとなっている。すなわち、キャリアC3が逆転の出力要素としてプラネタリギヤセットGのフロントサンギヤS2に連結され、リングギヤR3が反力要素としてB−4ブレーキのドラム側に連結されている。
【0049】
この第2実施形態において達成される各変速段と係合手段の関係は、先の第1実施形態の場合と同様であり、またギヤ比についても、同様の設定を用いる限り第1実施形態の場合と同様となる。なお、この形態の場合、スケルトン上では明確ではないが、外周側のリングギヤR3がブレーキにつながり、それより内周側のキャリアが軸を経てフロントサンギヤS2につながる自然な連結構成となるため、構造上は連結部材のコンパクト化が容易となる利点が得られる。
【0050】
前記両実施形態では、プラネタリギヤセットGへの逆転の入力の際に、逆転プラネタリギヤG3の反力要素を逆回転の伝達手段としてのB−4ブレーキで係止する構成とし、これにより逆回転の出力要素としてのリングギヤR3又はキャリアC3を直接サンギヤS2に連結した構成としているが、反力要素を常時固定とする場合、逆回転の伝達手段はクラッチに置き替わる。次の図5及び図6に示す実施形態は、こうした構成を用いた第3実施形態を示す。
【0051】
この第3実施形態においては、逆転プラネタリギヤG3のキャリアC3を反力要素としてケース10に固定し、サンギヤS3を入力軸11に連結した入力要素、リングギヤR3を出力要素として、これを逆回転の伝達手段としてC−4クラッチを介してフロントサンギヤS2に連結している。当然に、先の2つの実施形態におけるB−4ブレーキはなくされている。その余の構成については、先の2つの実施形態の場合と同様であるので、対応する部材に同様の参照符号を付して説明に代える。
【0052】
この第3実施形態における各係合手段と達成される変速段との関係を図6の係合図表に示す。この場合、第1実施形態における逆回転の伝達手段(B−4ブレーキ)がC−4クラッチに置き替わることになるので、図を参照して解かるように、C−4クラッチが第1速、第2.5速及び第6.5速において係合する係合手段となる。他の係合手段の各変速段に対する係合関係は変わらない。
【0053】
以上、本発明を横置き式のトランスアクスルに適用して例示したが、本発明は、FR車用の縦置き式の変速機にも当然に適用可能なものである。また、構成要素や連結関係の変更については、逆転プラネタリギヤ関連の部分のみ挙げたが、5要素のプラネタリギヤセット側についても種々の変更が可能なものであり、本発明は、例示の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の個々の請求項に記載の事項の範囲内で種々に具体的な構成を変更して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態の車両用自動変速機のギヤトレインを示すスケルトン図である。
【図2】第1実施形態のギヤトレインの速度線図である。
【図3】第1実施形態のギヤトレインの作動及び達成されるギヤ比を示す図表である。
【図4】第2実施形態のギヤトレインのスケルトン図である。
【図5】第3実施形態のギヤトレインのスケルトン図である。
【図6】第3実施形態のギヤトレインの作動及び達成されるギヤ比を示す図表である。
【符号の説明】
G プラネタリギヤセット
G3 逆転プラネタリギヤ
S1 リヤサンギヤ(第1の要素)
R2 フロントリングギヤ(第2の要素)
C キャリア(第3の要素)
R1 フロントリングギヤ(第4の要素)
S2 フロントサンギヤ(第5の要素)
P1,P2 ロングピニオン(一方のピニオン)
P2’ ショートピニオン(他方のピニオン)
C−1 第1のクラッチ(係合手段)
C−2 第2のクラッチ(係合手段)
C−3 第3のクラッチ(係合手段)
B−3 ブレーキ(第1の係止手段、係合手段)
F−1 ワンウェイクラッチ(第1の係止手段、係合手段)
B−2 ブレーキ(第2の係止手段、係合手段)
B−1 ブレーキ(第3の係止手段、係合手段)
B−4 ブレーキ(逆回転の伝達手段、係合手段)
C−4 第4のクラッチ(逆回転の伝達手段、係合手段)
19 カウンタドライブギヤ(出力部材)
Claims (8)
- 入力回転を変速して多段を達成する変速装置であって、入力回転を逆回転にして出力可能な逆転プラネタリギヤと、前記入力回転と前記逆転プラネタリギヤが出力する逆回転を選択的な入力として変速回転を出力する5要素のプラネタリギヤセットと、前記逆転プラネタリギヤとプラネタリギヤセットの各要素を制御する係合手段とからなり、
前記プラネタリギヤセットは、速度線図上で表される並び順に従う5要素について、
第1の要素(S1)は入力回転を伝達する第1のクラッチ(C−1)に連結され、
第2の要素(R2)は出力部材に連結され、
第3の要素(C)は、入力回転を伝達する第2のクラッチ(C−2)と、第1の係止手段(B−3,F−1)とに連結され、
第4の要素(R1)は第2の係止手段(B−2)に連結され、
第5の要素(S2)は、第3の係止手段(B−1)と、入力回転を伝達する第3のクラッチ(C−3)とに連結されるとともに、逆転プラネタリギヤの逆回転の出力が、伝達手段(B−4又はC−4)により伝達されることを特徴とする多段変速装置。 - 前記プラネタリギヤセットが出力する変速回転は、逆回転の伝達手段(B−4又はC−4)の係合と、他の係合手段(B−3,C−1,C−3)の係合により達成する変速段(1st、2.5th、6.5th)を含む、請求項1記載の多段変速装置。
- 前記逆転プラネタリギヤは、3要素からなるシンプルプラネタリギヤであり、逆回転の伝達手段は、シンプルプラネタリギヤの反力要素を係止するブレーキ(B−4)である、請求項1又は2記載の多段変速装置。
- 前記逆転プラネタリギヤは、3要素からなるシンプルプラネタリギヤであり、逆回転の伝達手段は、シンプルプラネタリギヤの出力要素をプラネタリギヤセットの第5の要素に連結する第4のクラッチ(C−4)である、請求項1又は2記載の多段変速装置。
- 前記プラネタリギヤセットは、対を成すシンプルプラネタリギヤの一方のピニオンをロングピニオンとして他方のピニオンに噛合させ、両ピニオンを共通のキャリアに支持し、一方のピニオンに噛合するサンギヤ(S1)を第1の要素とし、他方のピニオンに噛合するリングギヤ(R2)を第2の要素とし、キャリア(C)を第3の要素とし、一方のピニオンに噛合するリングギヤ(R1)を第4の要素とし、他方のピニオンに噛合するサンギヤ(S2)を第5の要素とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の多段変速装置。
- 前記プラネタリギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要素とし、第3の要素(C)を反力要素として多数の変速段のうちの最低変速段の変速回転を出力する、請求項1〜5のいずれか1項記載の多段変速装置。
- 前記プラネタリギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要素とし、第1の要素(S1)を入力回転の入力要素として減速回転を出力する、請求項1〜6のいずれか1項記載の多段変速装置。
- 前記プラネタリギヤセットは、第5の要素(S2)を逆回転の入力要素とし、第3の要素(C)を入力回転の入力要素として増速回転を出力する、請求項1〜7のいずれか1項記載の多段変速装置。
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