JPH0544626U - ガラス一体射出成形モール - Google Patents

ガラス一体射出成形モール

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JPH0544626U
JPH0544626U JP10275091U JP10275091U JPH0544626U JP H0544626 U JPH0544626 U JP H0544626U JP 10275091 U JP10275091 U JP 10275091U JP 10275091 U JP10275091 U JP 10275091U JP H0544626 U JPH0544626 U JP H0544626U
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JP
Japan
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molding
glass
integrated injection
injection molding
molded
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Application number
JP10275091U
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English (en)
Inventor
建明 丹羽
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Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の窓部への取付け性に優れ,製造容易
で安価な,ガラス一体射出成形モールを提供すること。 【構成】 ガラス一体射出成形モールは,自動車の窓部
分に取付けるガラス2の周縁部21にモール部3を一体
的にインサート形成したものである。モール部3には,
ガラス一体射出成形モールを,接着剤5によりボディー
4に接着する間,ボディー4の貫通穴40に貫通して係
止するためのモールツメ部1を一体的に射出成形してな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,取付け性に優れ,製造容易で安価な,ガラス一体射出成形モールに 関する。
【0002】
【従来技術】
図10に示すごとく,ガラス一体射出成形モール9は,自動車8のクオータウ インド80又はバックウインド82の窓部分83に取付けられている。そして, 該ガラス一体射出成形モール9は,図9に示すごとく,ガラス91の周縁部91 1にモール部92を射出成形により一体的に形成したものである。 上記ガラス一体射出成形モール9を自動車8のボディー81に取付けるに当た っては,次の三つの方法が行われている。 まず,第1の方法は,図6に示すごとく,ガラス一体射出成形モール9におけ るモール部92を,接着剤5を介してボディー81の取付部811に接着して取 付ける方法である。
【0003】 次に,第2の方法は,図7に示すごとく,ガラス一体射出成形モール9におけ るガラス91上に,ボルト61をリテーナ62により固定し,該ボルト61を取 付部811の取付穴812内に嵌挿して,ナット63により締結して取付ける方 法である。 そして,第3の方法は,図8に示すごとく,ガラス一体射出成形モール9にお けるガラス91上に,クリップ71を両面テープ72を介して接着し,該クリッ プ71を取付部811の取付穴812内に嵌挿して,ガラス一体射出成形モール 9を取付部811に取付ける方法である。また,この方法においては,接着剤5 を併用する。なお,図中の符号921は,シールリップを示す。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術には,次の問題点がある。 即ち,上記第1の方法においては,上記接着剤5が固化するまで2〜3日を要 するため,その間にガラス一体射出成形モール9が自重により動いてしまい,取 付け精度が悪くなる。 また,上記第2の方法においては,ボルト61,リテーナ62,ナット63な どの取付け具を必要とし,コスト高となる。また,取付け作業が煩雑であり,取 付け性に優れない。 そして,上記第3の方法においては,クリップ71,両面テープ72などの取 付け具を必要とし,上記第2の方法と同様にコスト高となる。
【0005】
【課題の解決手段】
本考案は,自動車の窓部分に取付けるガラスの周縁部にモール部を一体的に形 成したガラス一体射出成形モールであって,上記モール部には,ガラス一体射出 成形モールをボディーに完全に接着する間,ボディーに貫通して係止するための モールツメ部を一体的に射出成形してなることを特徴とするガラス一体射出成形 モールにある。 本考案において最も注目すべきことは,上記モール部には,ガラス一体射出成 形モールをボディーに接着する間,ボディーに貫通して係止するためのモールツ メ部を一体的に射出成形してなることである。
【0006】 上記モールツメ部は,例えば実施例1に示すごとく,頭部に円柱状の突起物を 有するクリップ状のツバ部を有する樹脂成形物よりなる。また,モールツメ部は ,例えば実施例2に示すごとく,円筒状の本体に2〜4本の縦スリットを有し, ピン挿入穴にピンを嵌入するよう構成する。 また,上記モールツメ部は,上記モール部と射出成形により一体的に形成する 。そして,モールツメ部は,ガラス一体射出成形モールをボディーに接着した後 においても,そのままボディーに貫通した状態で残しておいても良い。
【0007】 また,ガラス一体射出成形モールをボディーに接着,固定した後は,モールツ メ部を切り取っても良い。 上記ガラス一体射出成形モールは,例えば自動車のクオータウインド,バック ウインドの窓部分に取付ける。ガラス一体射出成形モールをボディーに取付ける に当たっては,例えばウレタン樹脂,エポキシ樹脂などの接着剤を用いて,ガラ ス一体射出成形モールをボディーに接着する。
【0008】
【作用及び効果】
本考案において,ガラス一体射出成形モールをボディーに取付けるに当たって は,まずモールツメ部をボディーの貫通穴より突出させた状態で,係止,保持さ せる。そのため,ガラス一体射出成形モールはボディーへの組付けが容易で,取 付け性に優れる。 また,上記と並行して,ガラス一体射出成形モールのガラスとボディーとの間 に,接着剤を配置して両者を接着する。そして,ガラス一体射出成形モールをボ ディーに接着する間,上記のごとくモールツメ部によりガラス一体射出成形モー ルをボディーに係止しておく。これにより,ガラス一体射出成形モールは,位置 決め精度良く,ボディーに確実に取付けることができる。
【0009】 また,上記モールツメ部は,モール部に一体的に射出成形されているため,製 造容易で比較的安価である。 以上のごとく,本考案によれば,取付けに優れ,製造容易で安価な,ガラス一 体射出成形モールを提供することができる。
【0010】
【実施例】
実施例1 本考案の実施例にかかるガラス一体射出成形モールにつき,図1〜図3を用い て説明する。 本例のガラス一体射出成形モールは,自動車のクオータウインド(前記図10 参照)に取付けるもので,ガラス2の周縁部21にモール部3を一体的に形成し たものである。 図1,図3に示すごとく,上記モール部3には,ガラス一体射出成形モールを ボディー4に接着する間,ボディー4に貫通して係止するためのモールツメ部1 を一体的に射出成形してなる。
【0011】 上記モールツメ部1は,図1,図2に示すごとく,頭部に円柱状の突起物11 を有する。また,モールツメ部1は,中央部に略円錐台状のツバ部12を有する 。そして,モールツメ部1は,該ツバ部より延在する脚部13を有する。モール 部3及びモールツメ部1は,軟質塩化ビニル樹脂又はゴムよりなる。 ここで注目すべきことは,上記モールツメ部1は,上記モール部3と射出成形 により一体的に形成してなることである。また,該モール部3は,ガラス2をイ ンサート成形することにより,一体的に射出成形されている。
【0012】 そして,ガラス一体射出成形モールは,図1に示すごとく,自動車の後方両サ イドのクオータウインド(図10参照)のボディー4に,接着剤5及びモールツ メ部1により取付ける。 上記接着剤5としては,ウレタン樹脂系接着剤を使用する。そして,上記モー ルツメ部1は,ガラス一体射出成形モールをボディー4に接着した後においても ,そのままボディー4に貫通した状態で,モールツメ部1をボディー4に係止し ておく。
【0013】 次に,作用効果につき説明する。 本例において,ガラス一体射出成形モールをボディー4に取付けるに当たって は,まずモールツメ部1のツバ部12をボディー4の貫通穴40内に挿入する。 次いで,図3に示すごとく,突起部11を,例えばペンチ19のごとき挟着具に より挟着して,ボディー4の室内側へ引っ張る。これにより,モールツメ部1は 突起部11を貫通穴40より突出させた状態で,ガラス一体射出成形モールをボ ディー4に係止して保持することができる(図1)。そのため,本例のガラス一 体射出成形モールは,ボディー4への組付けが容易で,取付け性に優れる。
【0014】 また,上記と並行して,図1に示すごとく,ガラス一体射出成形モールのガラ ス2とボディー4との間に,接着剤5を配置して両者を接着する。そして,ガラ ス一体射出成形モールをボディー4に接着する間,少なくともモールツメ部1に よりガラス一体射出成形モールをボディー4に係止しておく。これにより,ガラ ス一体射出成形モールは,位置決め精度良く,ボディー4に確実に取付けること ができる。
【0015】 また,上記モールツメ部1は,モール部3に一体的に射出成形されているため ,製造容易で比較的安価である。 また,モールツメ部1は,軟質塩化ビニル樹脂又はゴムにより構成しているた め,柔軟で変形し易い。そのため,モール部3のツバ部12をボディー4の貫通 穴40内に挿入し易い。それ故,ガラス一体射出成形モールのボディー4への取 付けが容易である。なお,モールツメ部1は,ガラス一体射出成形モールをボデ ィー4に接着,固定した後は,その役割を終えているので,切断除去しても良い 。
【0016】 実施例2 本例は,図4,図5に示すごとく,実施例1におけるクリップ状のモールツメ 部1に代えて,円筒状の本体141に4本の縦スリット140を有するモールツ メ部14としたものである。 上記本体141は,図4に示すごとく,先端部にくさび状の係止部143を有 する。また,本体141は,中央部にピン挿入穴142を有する。また,本体1 41は,図5に示すごとく,十文字状の4本の縦スリット140を有する。その 他は従来と同様である。
【0017】 次に,実施例1に示したごとく,モールツメ部14をボディーの貫通穴40( 図1参照)内に挿入した際には,図5に示すごとく,上記本体141が中心部に 向って,矢印方向に変形する。これにより,モールツメ部14は,貫通穴内に容 易に嵌挿される。そのため,ガラス一体射出成形モールは,ボディーに取付け易 くなる。 その後,上記ピン挿入穴142内に,ピン144を挿入する。これにより,本 体141が上記矢印方向とは逆方向に膨張する。その結果,ガラス一体射出成形 モールはボディーに強固に係止される。 それ故,本例によれば,上記実施例1に比して、より一層強固にガラス一体射 出成形モールを,ボディーに取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかるガラス一体射出成形モールを
ボディーに取付けた状態の側面断面図。
【図2】実施例1にかかるガラス一体射出成形モールの
モールツメ部の側面図。
【図3】実施例1にかかるガラス一体射出成形モールを
取付ける状態を示す説明図。
【図4】実施例2にかかるガラス一体射出成形モールの
モールツメ部の断面図。
【図5】実施例2にかかるガラス一体射出成形モールの
モールツメ部の正面図。
【図6】従来のガラス一体射出成形モールをボディーに
取付けた第1の態様の断面図。
【図7】従来のガラス一体射出成形モールをボディーに
取付けた第2の態様の断面図。
【図8】従来のガラス一体射出成形モールをボディーに
取付けた第3の態様の断面図。
【図9】従来のガラス一体射出成形モールの正面図。
【図10】自動車の窓部分に取付けたガラス一体射出成
形モールの一態様を示す側面図。
【符号の説明】
1,14...モールツメ部, 11...突起部, 12...ツバ部, 13...脚部, 140...縦スリット, 2...ガラス, 3...モール部, 4...ボディー, 5...接着剤,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の窓部分に取付けるガラスの周縁
    部にモール部を一体的に形成したガラス一体射出成形モ
    ールであって, 上記モール部には,ガラス一体射出成形モールをボディ
    ーに接着する間,ボディーに貫通して係止するためのモ
    ールツメ部を一体的に射出成形してなることを特徴とす
    るガラス一体射出成形モール。
JP10275091U 1991-11-18 1991-11-18 ガラス一体射出成形モール Pending JPH0544626U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170053679A (ko) * 2014-09-11 2017-05-16 코베스트로 도이칠란트 아게 자동차 글레이징 시스템용 트림
JP2018012438A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 トヨタ車体株式会社 ウインドシールドガラスの取付構造

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