JPH0544423A - 内燃機関のブローバイガス処理装置 - Google Patents
内燃機関のブローバイガス処理装置Info
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- JPH0544423A JPH0544423A JP20673291A JP20673291A JPH0544423A JP H0544423 A JPH0544423 A JP H0544423A JP 20673291 A JP20673291 A JP 20673291A JP 20673291 A JP20673291 A JP 20673291A JP H0544423 A JPH0544423 A JP H0544423A
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- oil separator
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/02—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure
- F01M13/021—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure
- F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
- F01M13/023—Control valves in suction conduit
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
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- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0065—Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
- F02F7/0073—Adaptations for fitting the engine, e.g. front-plates or bell-housings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流量制御バルブ２２を高位置に配して潤滑油
の持ち出しを抑制すると同時に、流量制御バルブ２２の
氷結やブローバイガスの結露を防止する。 【構成】 シリンダブロック１前端部に取り付けられる
フロントカバー３の裏面にオイルセパレータ１２が形成
され、その出口からシリンダブロック１およびシリンダ
ヘッド２内部にブローバイガス通路２０，２１が形成さ
れる。シリンダヘッド２上部のガス通路出口部に流量制
御バルブ２２が取り付けられ、ブローバイガスホース２
３を介して吸気コレクタ７に接続されている。
の持ち出しを抑制すると同時に、流量制御バルブ２２の
氷結やブローバイガスの結露を防止する。 【構成】 シリンダブロック１前端部に取り付けられる
フロントカバー３の裏面にオイルセパレータ１２が形成
され、その出口からシリンダブロック１およびシリンダ
ヘッド２内部にブローバイガス通路２０，２１が形成さ
れる。シリンダヘッド２上部のガス通路出口部に流量制
御バルブ２２が取り付けられ、ブローバイガスホース２
３を介して吸気コレクタ７に接続されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関のクランク
ケース内のブローバイガスを機関吸気系に戻すように構
成したブローバイガス処理装置に関する。
ケース内のブローバイガスを機関吸気系に戻すように構
成したブローバイガス処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関のクランクケース内に新気を導
入し、この新気により押し出されたブローバイガスを機
関吸気系に戻して燃焼させるようにしたブローバイガス
処理装置が従来から広く用いられているが、この種の装
置では、クランクケース内からブローバイガスとともに
潤滑油が持ち出されるのを防止するために、クランクケ
ースからのブローバイガス出口にオイルセパレータを設
けてある。また、低負荷時に多量のブローバイガスが吸
気系に流入して機関が不調になることを防ぐために、吸
気系の負圧に応じて開度が変化するようにした流量制御
バルブ（いわゆるＰＣＶバルブ）がブローバイガス通路
に介装されている（例えば特開昭５９−３９９１４号公
報等参照）。
入し、この新気により押し出されたブローバイガスを機
関吸気系に戻して燃焼させるようにしたブローバイガス
処理装置が従来から広く用いられているが、この種の装
置では、クランクケース内からブローバイガスとともに
潤滑油が持ち出されるのを防止するために、クランクケ
ースからのブローバイガス出口にオイルセパレータを設
けてある。また、低負荷時に多量のブローバイガスが吸
気系に流入して機関が不調になることを防ぐために、吸
気系の負圧に応じて開度が変化するようにした流量制御
バルブ（いわゆるＰＣＶバルブ）がブローバイガス通路
に介装されている（例えば特開昭５９−３９９１４号公
報等参照）。
【０００３】そして、上記のオイルセパレータや流量制
御バルブのレイアウトとしては、通常、図１０に示す構
成のものと、図１１に示す構成のものとに大別される。
前者は、シリンダブロック４１の前端部に設けたオイル
セパレータ４２の出口に、外部配管からなるブローバイ
ガス通路４３の一端を接続し、かつ他端を吸気コレクタ
４４に接続するとともに、該吸気コレクタ４４との接続
部に流量制御バルブ４５を配設した構成である。また後
者は、やはり外部配管からなるブローバイガス通路４３
とオイルセパレータ４２との接続部に流量制御バルブ４
５を配設した構成となっている。
御バルブのレイアウトとしては、通常、図１０に示す構
成のものと、図１１に示す構成のものとに大別される。
前者は、シリンダブロック４１の前端部に設けたオイル
セパレータ４２の出口に、外部配管からなるブローバイ
ガス通路４３の一端を接続し、かつ他端を吸気コレクタ
４４に接続するとともに、該吸気コレクタ４４との接続
部に流量制御バルブ４５を配設した構成である。また後
者は、やはり外部配管からなるブローバイガス通路４３
とオイルセパレータ４２との接続部に流量制御バルブ４
５を配設した構成となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ように流量制御バルブ４５を吸気コレクタ４４側に配設
した構成では、流量制御バルブ４５が機関の熱を受けに
くいので、その氷結を防止するために温水加熱機構が必
要であり、図示するように、例えば吸気コレクタ４４に
温水通路４６を形成するなど構成が複雑化してしまう。
ように流量制御バルブ４５を吸気コレクタ４４側に配設
した構成では、流量制御バルブ４５が機関の熱を受けに
くいので、その氷結を防止するために温水加熱機構が必
要であり、図示するように、例えば吸気コレクタ４４に
温水通路４６を形成するなど構成が複雑化してしまう。
【０００５】また後者の構成では、機関の熱によって流
量制御バルブ４５が氷結しにくくなるものの、流量制御
バルブ４５の位置が低くなるため、オイルセパレータ４
２を通過してしまった潤滑油が吸気コレクタ４４に容易
に流入する。つまり、オイル分離性能が低下し易い。
量制御バルブ４５が氷結しにくくなるものの、流量制御
バルブ４５の位置が低くなるため、オイルセパレータ４
２を通過してしまった潤滑油が吸気コレクタ４４に容易
に流入する。つまり、オイル分離性能が低下し易い。
【０００６】そして、いずれの構成でも、ブローバイガ
ス通路４３が外部配管として長く形成されているため、
ブローバイガスが外気により冷却されて結露し易く、結
露した水分がブローバイガス中のＮＯｘと反応した後
に、ブローバイガス通路４３を逆流して潤滑油中に混入
し、その劣化を促進する、という不具合があった。
ス通路４３が外部配管として長く形成されているため、
ブローバイガスが外気により冷却されて結露し易く、結
露した水分がブローバイガス中のＮＯｘと反応した後
に、ブローバイガス通路４３を逆流して潤滑油中に混入
し、その劣化を促進する、という不具合があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、内
燃機関のクランクケース内に新気を導入するとともに、
クランクケース内からオイルセパレータおよび流量制御
バルブを介して機関吸気系にブローバイガスを導くよう
に構成した内燃機関のブローバイガス処理装置におい
て、シリンダブロック前端部に取り付けられるフロント
カバーの裏面にオイルセパレータを形成するとともに、
該オイルセパレータの出口からシリンダブロック内部お
よびシリンダヘッド内部を通る内部通路としてブローバ
イガス通路を形成し、かつ外部配管の一端が接続される
シリンダヘッド上部の通路端部に流量制御バルブを取り
付けたことを特徴としている。
燃機関のクランクケース内に新気を導入するとともに、
クランクケース内からオイルセパレータおよび流量制御
バルブを介して機関吸気系にブローバイガスを導くよう
に構成した内燃機関のブローバイガス処理装置におい
て、シリンダブロック前端部に取り付けられるフロント
カバーの裏面にオイルセパレータを形成するとともに、
該オイルセパレータの出口からシリンダブロック内部お
よびシリンダヘッド内部を通る内部通路としてブローバ
イガス通路を形成し、かつ外部配管の一端が接続される
シリンダヘッド上部の通路端部に流量制御バルブを取り
付けたことを特徴としている。
【０００８】
【作用】新気の導入に伴ってクランクケース内から押し
出されたブローバイガスは、フロントカバー裏面のオイ
ルセパレータを通り、ここで潤滑油成分が除去された後
に、シリンダブロック内部およびシリンダヘッド内部の
ブローバイガス通路を経て、シリンダヘッド上部に至
り、流量制御バルブを通過する。そして、外部配管を通
して機関吸気系に戻される。つまりブローバイガス通路
の外部配管部分が短くなり、外気による冷却作用を受け
にくくなる。また流量制御バルブがオイルセパレータに
比して上方に位置するとともに、該流量制御バルブにシ
リンダヘッドから機関の熱が直接に伝達され、氷結が防
止される。
出されたブローバイガスは、フロントカバー裏面のオイ
ルセパレータを通り、ここで潤滑油成分が除去された後
に、シリンダブロック内部およびシリンダヘッド内部の
ブローバイガス通路を経て、シリンダヘッド上部に至
り、流量制御バルブを通過する。そして、外部配管を通
して機関吸気系に戻される。つまりブローバイガス通路
の外部配管部分が短くなり、外気による冷却作用を受け
にくくなる。また流量制御バルブがオイルセパレータに
比して上方に位置するとともに、該流量制御バルブにシ
リンダヘッドから機関の熱が直接に伝達され、氷結が防
止される。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１０】図１は、この発明に係るブローバイガス処
理装置を適用したＶ型内燃機関の正面図であって、この
Ｖ型内燃機関は、シリンダブロック１の左右バンク上面
にシリンダヘッド２がそれぞれ固定されているととも
に、シリンダブロック１前端面および各シリンダヘッド
２前端面に、チェーン室を画成するためのフロントカバ
ー３，４がそれぞれ取り付けられている。また各シリン
ダヘッド２の上面開口は、シリンダヘッドカバー５によ
って覆われており、かつシリンダブロック１下面にオイ
ルパン６が取り付けられている。
理装置を適用したＶ型内燃機関の正面図であって、この
Ｖ型内燃機関は、シリンダブロック１の左右バンク上面
にシリンダヘッド２がそれぞれ固定されているととも
に、シリンダブロック１前端面および各シリンダヘッド
２前端面に、チェーン室を画成するためのフロントカバ
ー３，４がそれぞれ取り付けられている。また各シリン
ダヘッド２の上面開口は、シリンダヘッドカバー５によ
って覆われており、かつシリンダブロック１下面にオイ
ルパン６が取り付けられている。
【００１１】そして、一方のバンクのシリンダヘッド２
上方に吸気コレクタ７が配設されており、バンク間を通
る吸気マニホルド８によって各気筒の吸気ポートに接続
されている。また、バンク間の上部には、吸気系の絞弁
上流側に連通した新気導入パイプ９が位置しており、該
新気導入パイプ９から分岐した一対の分岐通路１０の先
端が各シリンダヘッドカバー５に接続されている。
上方に吸気コレクタ７が配設されており、バンク間を通
る吸気マニホルド８によって各気筒の吸気ポートに接続
されている。また、バンク間の上部には、吸気系の絞弁
上流側に連通した新気導入パイプ９が位置しており、該
新気導入パイプ９から分岐した一対の分岐通路１０の先
端が各シリンダヘッドカバー５に接続されている。
【００１２】図２は、シリンダブロック１の前端面を覆
うフロントカバー３の裏面側を示したもので、このフロ
ントカバー３は、アルミダイキャストからなり、中央部
にウォータポンプ取付部１１が形成されているととも
に、一方のバンクの前方部分にオイルセパレータ１２が
設けられている。このオイルセパレータ１２は、フロン
トカバー３を部分的に前方に膨出形成して裏面側に略矩
形の凹部１３を形成するとともに、この凹部１３の開口
の上部を覆うように金属板からなるセパレータカバー１
４を取り付けたものであって、凹部１３側に形成した邪
魔板１５とセパレータカバー１４側に設けた一対の邪魔
板１６，１７とによって、図２に示すように、下方の入
口部１２ａから上方へ向かう屈曲した流路が形成されて
いる。そして、上記セパレータ１２上部のブローバイガ
ス出口１８が、図３に示すように、フロントカバー３に
形成したブローバイガス通路１９を介してシリンダブロ
ック１側のブローバイガス通路２０に連通している。
うフロントカバー３の裏面側を示したもので、このフロ
ントカバー３は、アルミダイキャストからなり、中央部
にウォータポンプ取付部１１が形成されているととも
に、一方のバンクの前方部分にオイルセパレータ１２が
設けられている。このオイルセパレータ１２は、フロン
トカバー３を部分的に前方に膨出形成して裏面側に略矩
形の凹部１３を形成するとともに、この凹部１３の開口
の上部を覆うように金属板からなるセパレータカバー１
４を取り付けたものであって、凹部１３側に形成した邪
魔板１５とセパレータカバー１４側に設けた一対の邪魔
板１６，１７とによって、図２に示すように、下方の入
口部１２ａから上方へ向かう屈曲した流路が形成されて
いる。そして、上記セパレータ１２上部のブローバイガ
ス出口１８が、図３に示すように、フロントカバー３に
形成したブローバイガス通路１９を介してシリンダブロ
ック１側のブローバイガス通路２０に連通している。
【００１３】上記のシリンダブロック１側のブローバイ
ガス通路２０は、図４，図５に示すように、フロントカ
バー３に向かうシリンダブロック１前面に入口部２０ａ
を有するとともに、シリンダブロック１上面に出口部２
０ｂを有する略Ｌ字形に形成されており、シリンダブロ
ック１の内部、詳しくはバンク外側の前端部に形成され
ている。そして、上記の出口部２０ｂは、シリンダブロ
ック１上面に載置されるシリンダヘッド２内部のブロー
バイガス通路２１に連通している。
ガス通路２０は、図４，図５に示すように、フロントカ
バー３に向かうシリンダブロック１前面に入口部２０ａ
を有するとともに、シリンダブロック１上面に出口部２
０ｂを有する略Ｌ字形に形成されており、シリンダブロ
ック１の内部、詳しくはバンク外側の前端部に形成され
ている。そして、上記の出口部２０ｂは、シリンダブロ
ック１上面に載置されるシリンダヘッド２内部のブロー
バイガス通路２１に連通している。
【００１４】このシリンダヘッド２側のブローバイガス
通路２１は、図６，図７に示すように、シリンダヘッド
２側部に沿って上下方向に貫通形成されているもので、
下端の入口部２１ａがシリンダブロック１側のブローバ
イガス通路２０に接続されている。そして、上端の出口
部２１ｂには、上下圧力差によって通路面積が変化する
公知の流量制御バルブ２２が螺着しており、該流量制御
バルブ２２の出口側コネクタ部２２ａに、外部配管とし
てゴムホース等からなるブローバイガスホース２３の一
端が接続されている。このブローバイガスホース２３の
他端は、図１に示すように、吸気コレクタ７に接続され
ている。
通路２１は、図６，図７に示すように、シリンダヘッド
２側部に沿って上下方向に貫通形成されているもので、
下端の入口部２１ａがシリンダブロック１側のブローバ
イガス通路２０に接続されている。そして、上端の出口
部２１ｂには、上下圧力差によって通路面積が変化する
公知の流量制御バルブ２２が螺着しており、該流量制御
バルブ２２の出口側コネクタ部２２ａに、外部配管とし
てゴムホース等からなるブローバイガスホース２３の一
端が接続されている。このブローバイガスホース２３の
他端は、図１に示すように、吸気コレクタ７に接続され
ている。
【００１５】図８および図９は、この実施例のブローバ
イガス処理装置においけるガスの流れを示す説明図であ
って、白矢印で示す新気は、新気導入パイプ９および分
岐通路１０を通して左右のシリンダヘッドカバー５前端
部に流入し、該シリンダヘッドカバー５内部の新気通路
２４を通ってシリンダヘッド２内部に流入する。そし
て、シリンダヘッド２内部を掃気した後に、シリンダヘ
ッド２からクランクケース２５へ至るオイル戻し通路２
６やチェーン室２７を通ってクランクケース２５内に流
入し、該クランクケース２５内を掃気する。一方、黒矢
印で示すブローバイガスは、新気の流入に伴ってクラン
クケース２５内から押し出され、シリンダブロック１前
端のオイルセパレータ１２に流入する。そして、ここで
潤滑油成分が分離除去された後に、シリンダブロック１
およびシリンダヘッド２のブローバイガス通路１９，２
０，２１を通って流量制御バルブ２２に至り、かつブロ
ーバイガスホース２３を通して吸気コレクタ７に流入す
るのである。
イガス処理装置においけるガスの流れを示す説明図であ
って、白矢印で示す新気は、新気導入パイプ９および分
岐通路１０を通して左右のシリンダヘッドカバー５前端
部に流入し、該シリンダヘッドカバー５内部の新気通路
２４を通ってシリンダヘッド２内部に流入する。そし
て、シリンダヘッド２内部を掃気した後に、シリンダヘ
ッド２からクランクケース２５へ至るオイル戻し通路２
６やチェーン室２７を通ってクランクケース２５内に流
入し、該クランクケース２５内を掃気する。一方、黒矢
印で示すブローバイガスは、新気の流入に伴ってクラン
クケース２５内から押し出され、シリンダブロック１前
端のオイルセパレータ１２に流入する。そして、ここで
潤滑油成分が分離除去された後に、シリンダブロック１
およびシリンダヘッド２のブローバイガス通路１９，２
０，２１を通って流量制御バルブ２２に至り、かつブロ
ーバイガスホース２３を通して吸気コレクタ７に流入す
るのである。
【００１６】ここで上記実施例の構成では、流量制御バ
ルブ２２がシリンダヘッド２に直接螺着しており、該シ
リンダヘッド２から熱を受けるため、寒冷時においても
流量制御バルブ２２の氷結が防止され、格別な加熱機構
が不要である。そして、流量制御バルブ２２がオイルセ
パレータ１２の位置に比して十分に高い位置に設けられ
ているため、流量制御バルブ２２の下流側に潤滑油が持
ち出されにくく、つまりオイルセパレータ１２によるオ
イル分離性能が良好なものとなる。
ルブ２２がシリンダヘッド２に直接螺着しており、該シ
リンダヘッド２から熱を受けるため、寒冷時においても
流量制御バルブ２２の氷結が防止され、格別な加熱機構
が不要である。そして、流量制御バルブ２２がオイルセ
パレータ１２の位置に比して十分に高い位置に設けられ
ているため、流量制御バルブ２２の下流側に潤滑油が持
ち出されにくく、つまりオイルセパレータ１２によるオ
イル分離性能が良好なものとなる。
【００１７】またシリンダヘッド２上部までのブローバ
イガス通路１９〜２０が内部通路となっており、外部配
管つまりブローバイガスホース２３が短くなるととも
に、該外部配管がブローバイガス経路の下流側部分のみ
となるため、ブローバイガスホース２３内で結露が生じ
にくくなる。従って、この結露成分の混入による潤滑油
の劣化が防止される。
イガス通路１９〜２０が内部通路となっており、外部配
管つまりブローバイガスホース２３が短くなるととも
に、該外部配管がブローバイガス経路の下流側部分のみ
となるため、ブローバイガスホース２３内で結露が生じ
にくくなる。従って、この結露成分の混入による潤滑油
の劣化が防止される。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る内燃機関のブローバイガス処理装置によれば、流
量制御バルブがシリンダヘッドに直接取り付けられるた
め、機関の熱を受け易く、格別な加熱機構を要さずに氷
結が防止される。そして、流量制御バルブの取付位置が
オイルセパレータに比して十分に高い位置となるため、
オイル分離性能が向上し、吸気系への潤滑油の持ち出し
が抑制される。また外部配管を短くできることからブロ
ーバイガス通路内での結露が生じにくくなり、この結露
成分の混入による潤滑油の劣化が防止される。
に係る内燃機関のブローバイガス処理装置によれば、流
量制御バルブがシリンダヘッドに直接取り付けられるた
め、機関の熱を受け易く、格別な加熱機構を要さずに氷
結が防止される。そして、流量制御バルブの取付位置が
オイルセパレータに比して十分に高い位置となるため、
オイル分離性能が向上し、吸気系への潤滑油の持ち出し
が抑制される。また外部配管を短くできることからブロ
ーバイガス通路内での結露が生じにくくなり、この結露
成分の混入による潤滑油の劣化が防止される。
【図１】この発明に係るブローバイガス処理装置を備え
たＶ型内燃機関の正面図。
たＶ型内燃機関の正面図。
【図２】フロントカバーの裏面図。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿った断面図。
【図４】フロントカバーを取り外したシリンダブロック
の正面図。
の正面図。
【図５】図４のＢ−Ｂ線に沿った断面図。
【図６】シリンダヘッドの側面図。
【図７】図６のＣ−Ｃ線に沿った断面図。
【図８】この実施例のブローバイガス処理装置における
ガスの流れを示す正面側からの説明図。
ガスの流れを示す正面側からの説明図。
【図９】同じく側面側からの説明図。
【図１０】従来のブローバイガス処理装置の一例を示す
構成説明図。
構成説明図。
【図１１】従来のブローバイガス処理装置の他の例を示
す構成説明図。
す構成説明図。
【符号の説明】 １…シリンダブロック ２…シリンダヘッド ３…フロントカバー ７…吸気コレクタ １２…オイルセパレータ ２０，２１…ブローバイガス通路 ２２…流量制御バルブ
Claims (1)
- 【請求項１】 内燃機関のクランクケース内に新気を導
入するとともに、クランクケース内からオイルセパレー
タおよび流量制御バルブを介して機関吸気系にブローバ
イガスを導くように構成した内燃機関のブローバイガス
処理装置において、シリンダブロック前端部に取り付け
られるフロントカバーの裏面にオイルセパレータを形成
するとともに、該オイルセパレータの出口からシリンダ
ブロック内部およびシリンダヘッド内部を通る内部通路
としてブローバイガス通路を形成し、かつ外部配管の一
端が接続されるシリンダヘッド上部の通路端部に流量制
御バルブを取り付けたことを特徴とする内燃機関のブロ
ーバイガス処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206732A JP2848042B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 内燃機関のブローバイガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206732A JP2848042B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 内燃機関のブローバイガス処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544423A true JPH0544423A (ja) | 1993-02-23 |
| JP2848042B2 JP2848042B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=16528191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3206732A Expired - Lifetime JP2848042B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 内燃機関のブローバイガス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2848042B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050047218A (ko) * | 2003-11-17 | 2005-05-20 | 현대자동차주식회사 | 내연기관 엔진의 포지티브 크랭크케이스 벤틸레이션 시스템 |
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| JPS63158515U (ja) * | 1987-04-06 | 1988-10-18 |
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1991
- 1991-08-19 JP JP3206732A patent/JP2848042B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2848042B2 (ja) | 1999-01-20 |
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