JPH0544366U - スライドバルブ装置のシール構造 - Google Patents

スライドバルブ装置のシール構造

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JPH0544366U
JPH0544366U JP9517091U JP9517091U JPH0544366U JP H0544366 U JPH0544366 U JP H0544366U JP 9517091 U JP9517091 U JP 9517091U JP 9517091 U JP9517091 U JP 9517091U JP H0544366 U JPH0544366 U JP H0544366U
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JP
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groove
plate
nozzle
slide valve
valve device
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JP9517091U
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勝 寺尾
堅二 山本
基嗣 長田
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 真空吸引又はガス吹き出しにより、溶鋼への
空気の巻き込みを防止するシール構造の提供。 【構成】 スライドバルブ装置の各プレート11,1
2,13及び/又は上、下ノズル18,14、浸漬ノズ
ル15の外周保持バンド1,2,3,6,4,5に、真
空吸引又はガス吸出し用溝、穴又は切り欠き部21,2
2,23,26,24,25を設け、該溝、穴、切り欠
き部の開口部が前記プレート及び/又は各ノズルの摺動
面又は接触面方向にのみ開口し、前記溝、穴、切り欠き
部が真空ポンプ又はガス供給源に連通管31,32,3
3,34で連通していることを特徴とするスライドバル
ブ装置のシール構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスライドバルブ(以下SVと言う)装置のシール構造に係り、真空吸 引又はガス吹き出しにより、溶鋼への空気の巻き込みを防止するシール構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
スライドプレート煉瓦の外周に配管等を設け、プレート煉瓦の周囲を不活性ガ ス等でガスシールし、プレート煉瓦の酸化防止と溶鋼への大気の巻き込みを防止 する手段が知られている(例えば特公平1−20953号公報参照)。また、プ レート煉瓦自体の摺動面に溝等を設け、この溝を介して摺動面にガスを吹き込み 又は真空吸引するシール手段が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の如き従来技術のうち、前者の方法は完全なシールが不可能であり、大気 の巻き込みが生じ、従って溶鋼中への大気の巻き込みに基づくピンホール発生が 生起することが知られており、また、後者の方法はプレート煉瓦自体に溝を切る ために、プレート煉瓦の強度上好ましくなく、亀裂の発生、助長等につながり、 安全性に問題があり、このような亀裂の発生はシール性が保持できない結果とも なる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者等は前述の如き従来方式の欠陥を解決するため、種々検討、実験の結 果本考案機構を開発したものであり、本考案の技術的構成はスライドバルブ装置 の各プレート及び/又は上、下ノズル、浸漬ノズルの外周保持バンドに、真空吸 引又はガス吹出し用溝、穴又は切り欠き部を設け、該溝、穴又は切り欠き部の開 口部が前記プレート及び/又は各ノズルの摺動面又は接触面方向にのみ開口し、 前記溝、穴又は切り欠き部が真空ポンプ又はガス供給源に連通していることを特 徴とするスライドバルブ装置のシール構造にあり、SV装置のプレート煉瓦の溶 鋼への空気の巻き込みを防止する効果を達成する機構を提供するものである。
【0005】 本考案機構の具体例を示す添付図に基いて詳細に説明する。
【0006】 図1は本考案機構を三層式SV装置に適用した例を示す縦断面図であり、図中 、11は上プレート、12はスライドプレート、13は下プレート、14は下ノ ズル、15は浸漬ノズル、18は上ノズルをそれぞれ示す。
【0007】 前記各プレート及びノズル群はそれぞれ保持バンド1、2、3、4、5及び6 がプレート及びノズルの外周に囲繞、装着されている。
【0008】 前記保持バンド1、2、3、4、5及び6にはそれぞれ溝21、22、23、 24、25及び26の開口部が各プレートの摺動面及び各ノズルの接触面方向に 向けて設けてある。これら溝は図2の断面形状であるが、溝形のみに限らず図3 に示す如く切り欠き状でもよく、更に図示していないが保持バンド内に設けた通 路より多数分岐した穴としてもよい。尚、図2及び3において、保持バンド及び 溝等は説明のために誇張して図示してある。
【0009】 図4は図1のA矢視図であり、溝21はスライドプレート12の摺動時にも溝 21及び22が常時閉回路となる如く、ほゞ溶鋼流通孔16を超える範囲まで保 持バンドを設けてあればよい。
【0010】 図5は図1のB矢視図であり、保持バンド2及び3に溝22及び23が摺動時 も常時閉回路となる如く、前記溝21の反対方向より設けてある。三層式SV装 置においては、図1に示す如く、保持バンド2の上下面に設けた連通孔22′( 図5)を設けることにより、吸引及びガス吹き出しの際に溝21、22及び23 が連通するよう構成することにより、図5の如く真空吸引機構又はガス供給源( 何れも図示せず)への連通管を各溝に付設しなくともよい。
【0011】 下プレート13の保持バンド3にも溝23が設けてあり、この溝23の配設位 置も下プレート13の図1において左方からほゞ溶鋼流通孔16を超える範囲と し、かつスライドプレート側に開口して設ける。この溝23への吸引又はガス吹 き出し経路は三層式SV装置の場合、前述したように溝23→溝22→連通孔2 2′→溝22→溝21→連通管31及び溝23←溝22←連通孔22′←溝22 ←溝21←連通管31とすることができる。
【0012】 下ノズル14、浸漬ノズル15及び上ノズル18の保持バンド4、5及び6に も溝24、25及び26を設け、これら溝24、25及び26は全周に亘って配 設し、その開口部はそれぞれの上部又は下部のプレート又は保持バンドに密封状 に接触してあり、吸引及びガス吹き出しは連通管32、33、34等を通して行 われる。
【0013】 三層式SV装置においては前述の如き機構としてあり、それぞれの連通管を通 して真空吸引するか又は不活性ガスを吹き出すことにより、各プレート及びノズ ル間の接合部が真空吸引又はガスの吹き出しにより、溶鋼流への大気の侵入を完 全に遮断することができ、溶鋼への空気の巻き込みがなく、更にプレート又はノ ズルの酸化による劣化が防止し得る。また、真空吸引することによりガス巻き込 みがなく鋼塊のピンホールの発生を防止できる。
【0014】 図6は二層式SV装置に本考案機構を適用した縦断面図であり、図1と同一符 号は同一部材を示している。二層式SV装置においても三層式SV装置と同様の 作用、効果を達成し得るものであることは前述の説明から当業者に明白なところ である。
【0015】
【考案の効果】
前述の如き特段の技術的構成により次の如き効果が達成される; (1)SV装置のプレート及びノズルの接触面を大気から完全に遮断できる。
【0016】 (2)保持バンドに溝を設け、耐火物に溝を設けてないので、プレート及びノズ ルの強度低下がない。
【0017】 (3)大気からの遮断が完全であるので、酸化に基因する耐火物の亀裂の発生が ない。
【0018】 (4)真空吸引を行なった場合、鋼へのガス巻き込みがなく、鋼塊のピンホール の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案機構を三層式SV装置に適用した例を示
す縦断面図、
【図2】本考案機構の保持バンドに設ける溝の断面図、
【図3】本考案機構の保持バンドに設ける溝を切り欠き
状とした例の断面図、
【図4】図1のA矢視図、
【図5】図1のB矢視図、
【図6】本考案機構を二層式SV装置に適用した例を示
す縦断面図
【符号の説明】
1、2、3、4、5及び6 外周保持バンド 11 上プレート 12 スライドプレート 13 下プレート 14 下ノズル 15 浸漬ノズル 18 上ノズル 21、22、23、24、25及び26 開口部 31、32、33及び34 連通管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドバルブ装置の各プレート及び/
    又は上、下ノズル、浸漬ノズルの外周保持バンドに、真
    空吸引又はガス吹出し用溝、穴又は切り欠き部を設け、
    該溝、穴又は切り欠き部の開口部が前記プレート及び/
    又は各ノズルの摺動面又は接触面方向にのみ開口し、前
    記溝、穴又は切り欠き部が真空ポンプ又はガス供給源に
    連通していることを特徴とするスライドバルブ装置のシ
    ール構造。
JP1991095170U 1991-11-20 1991-11-20 スライドバルブ装置のシール構造 Expired - Lifetime JP2581167Y2 (ja)

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JPH0544366U true JPH0544366U (ja) 1993-06-15
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57141859U (ja) * 1981-02-27 1982-09-06
JPH01309768A (ja) * 1988-06-09 1989-12-14 Kawasaki Steel Corp 溶鋼の無酸化連続鋳造方法および無酸化鋳込装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57141859U (ja) * 1981-02-27 1982-09-06
JPH01309768A (ja) * 1988-06-09 1989-12-14 Kawasaki Steel Corp 溶鋼の無酸化連続鋳造方法および無酸化鋳込装置

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