JPS6340297Y2 - - Google Patents

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JPS6340297Y2
JPS6340297Y2 JP920081U JP920081U JPS6340297Y2 JP S6340297 Y2 JPS6340297 Y2 JP S6340297Y2 JP 920081 U JP920081 U JP 920081U JP 920081 U JP920081 U JP 920081U JP S6340297 Y2 JPS6340297 Y2 JP S6340297Y2
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JP
Japan
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inert gas
valve device
slide valve
mortar
joint
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JP920081U
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JPS57122764U (ja
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  • Continuous Casting (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンデイツシユおよび取鍋等の溶融金
属容器の排出口に取付け溶鋼の流量制御を行なう
スライドバルブ装置において、スライドバルブ装
置を構成する各耐火物のモルタル目地部を通り外
部の空気が溶鋼流の中へ吸入されることを防止す
るため、モルタル目地部の周囲に不活性ガスを吹
き込む構造にしたスライドバルブ装置に関する。
従来、第1図に示すように特開昭49−84924号
公報に開示されているものに、スライドバルブ装
置1の摺動面8から空気が吸入されることによる
溶鋼の酸化を防止するため、固定プレート3また
はスライドプレート4の注入孔13の周辺にガス
溝11を設け、そのガス溝11にガス供給孔12
を通じて外部から不活性ガスを導入するようにし
た構造があるが、実際にスライドバルブ装置1に
よる鋳込作業中、空気が吸入され問題となつてい
るのは、上ノズル2と固定プレート3のモルタル
目地部7およびスライドプレート4と下ノズル5
のモルタル目地部9および下ノズル5と浸漬ノズ
ル6のモルタル目地部10に生じたピンホールま
たは目地切れによる溝等から吸入される空気であ
り、摺動面8はスライドプレート4が摺動し、注
入孔13を開閉するために高精度に研磨され圧接
されており、そのため、この摺動面8より吸入さ
れる空気は微々たるもので、モルタル目地部7,
9,10に比べればほとんど問題にならない。こ
のように前記公報に開示されているものでは、ス
ライドバルブ装置1による溶鋼の鋳込み作業中に
モルタル目地部7,9,10から空気が吸入され
るのは防げず、空気が吸入された所を中心として
モルタル目地部7,9,10および上ノズル2、
固定プレート3、スライドプレート4、下ノズル
5、浸漬ノズル6が異常に激しく溶損され、寿命
が短かくなる。さらに溶損が進むと漏鋼事故が起
こることになる。また、注入孔13内の溶鋼流に
空気中の酸素が作用すると、溶鋼は酸化され酸化
物系介在物が生じ介在物欠陥となり、鋼の品質に
悪影響を及ぼすことになる。従つて鋳込作業中に
モルタル目地部7,9,10を通じて外部の空気
が注入孔13内部に吸入されることを防ぐ必要が
ある。
本考案は前記の問題を解決すべくなされたもの
であり、スライドバルブ装置の各モルタル目地部
の周囲に空間を設け、これら各空間に不活性ガス
を充満させるようにした構造のスライドバルブ装
置を提供することを目的とする。
以下、本考案の一具体例を示す図面に基づいて
説明する。
第2図は本考案によるタンデイツシユ用スライ
ドバルブ装置の縦断面図である。上ノズル2と固
定プレート3のモルタル目地部7およびスライド
プレート4と下ノズル5のモルタル目地部9およ
び下ノズル5と浸漬ノズル6のモルタル目地部1
0の周囲に、環状の密閉空間14,15及び開放
空間16を設け、前記空間14,15,16が不
活性ガスで充満されるよう固定ケース17に不活
性ガス吹出口(以下、単に吹出口と呼ぶ)19を
設け、スライドケース18に吹出口20,21を
設け空間14,15,16に連絡してある。吹出
口19はモルタル目地部7の周囲の空間14が固
定プレート3と固定ケース17とクツシヨン材2
3および上ノズル2と溶鋼金属容器25のモルタ
ル目地部26で密閉されているため、固定ケース
17に1個所または数個所設けてある。吹出口2
0はモルタル目地部9の周囲の空間15がスライ
ドプレート4とクツシヨン材24および下ノズル
5で密閉されているため、スライドケース18に
1個所または数個所設けてある。また、吹出口2
1はモルタル目地部10の周囲の空間16が大気
に開放されているため、スライドケース18に多
数設けて、不活性ガスを空間16に均一に吹出
し、充満させるようにしている。そして、これら
の吹出口19,20,21は不活性ガス導入管2
2を経て非酸化性不活性ガス供給源(図示せず)
に接続され、不活性ガスをモルタル目地部7,
9,10の周囲の空間14,15,16に充満さ
せる。
尚、不活性ガスを充満させるのは空間14,1
5,16の全てに限らず、特にシール性の悪いモ
ルタル目地部の空間のみに不活性ガスを充満させ
てもよい。
不活性ガスの圧力は2Kg/cm2以下の低圧でよ
く、流量は吹出口19,20,21の合計で
40Nl/min以下でよい。
本考案は以上述べたように、鋳込作業中、モル
タル目地部7,9,10の周囲の空間14,1
5,16は不活性ガスで充満されているため、モ
ルタル目地部7,9,10に生じたピンホールま
たは目地切れによる構等から、空間14,15,
16のガスが注入孔13内に吸入された場合で
も、不活性ガスが注入孔13に吸入されることに
なり、空気は吸入されない。
従つて、モルタル目地部7,9,10および上
ノズル2、固定プレート3、スライドプレート
4、下ノズル5、浸漬ノズル6の溶損量は少な
く、かつ溶鋼の品質に悪影響を及ぼすことはな
い。
尚、本考案はタンデイツシユ用のスライドバル
ブ装置について説明したが、浸漬ノズルを必要と
しない取鍋等の溶融金属容器に用いるスライドバ
ルブ装置に本考案を採用できることはいうまでも
ない。
また、本考案は図面に示すようなレシプロ2層
式のスライドバルブ装置に限定されるものではな
く、ロータリー式、3層式等全てのスライドバル
ブ装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタンデイツシユ用スライドバル
ブ装置の縦断面図、第2図は本考案によるタンデ
イツシユ用スライドバルブ装置の縦断面図であ
り、図中、7,9,10……モルタル目地部、8
……摺動面、13……注入孔、14,15……密
閉空間、16……開放空間、19,20,21…
…不活性ガス吹出口、22……不活性ガス導入管
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンデイツシユおよび取鍋等の溶融金属容器に
    用いるスライドバルブ装置において、スライドプ
    レート4と下ノズル5の接合部のモルタル目地部
    の周囲に密閉空間15および下ノズル5と浸漬ノ
    ズル6の接合部のモルタル目地部の周囲に開放空
    間16を設けると共に、前記各空間15および1
    6に不活性ガス吹出口20および21をそれぞれ
    連通してなるスライドバルブ装置。
JP920081U 1981-01-27 1981-01-27 Expired JPS6340297Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP920081U JPS6340297Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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JP920081U JPS6340297Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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Publication Number Publication Date
JPS57122764U JPS57122764U (ja) 1982-07-30
JPS6340297Y2 true JPS6340297Y2 (ja) 1988-10-21

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ID=29807334

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JPS57122764U (ja) 1982-07-30

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