JPS63264255A - 連続鋳造用流量制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、外気の巻き込みを防止して正確な流量制御
ができる連続鋳造用流量制御装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、連続鋳造用流量制御装置には、■ビレット連鋳機
に多く使われている型でノズルの口径のみで流量制御す
るオープンノズル方式のもの、■ノズルの上端にストッ
パーを備え、ノズルストッパーの嵌合間開による流量制
御をするノズルストッパ一方式の、もの■固定プレート
とスライドプレートとの各流出口の開閉によって流量を
制御するスライドバルブ方式のものがあり、それぞれの
利点を生かして採用されている。

しかしこれらの方式のものには、それぞれ次のような欠
点があった。

すなわち■のオープンノズル方式のものは、ノズルの口
径が溶損により拡大したり、鋼中の非金属介在物で閉塞
したりすると初期の流量が得られない。また■のノズル
ストッパ一方式のものでは。

ノズルストッパーの嵌合面が溶損すると正確な流量制御
が困難となるし、非金属介在物の閉塞現象によって流量
の制御不能に至る場合がある。

次に■のスライドプレート方式では、耐火物の溶損によ
る口径拡大にも開閉操作によって正確な流量が制御でき
るが、装置がタンディツシュの外側にあり、しかも耐火
物の摺動面あるいは継ぎ刊が多い構造のため、外気の巻
き込みが発生しやすく鋼の清浄化は劣っていた。

そこでこれらの方式のものの欠点を補うための、つまり
外気の巻き込みを防止して正確な流量制御ができる連続
鋳造用制御装置の開発が待たれていた。従来この主旨で
特開昭６１−１８２８５７号公報が提案されている。し
かしてこの方式は、ノズルの上部にタンディツシュ内に
突出する延長部を有し、この延長部の側壁に流量制御口
を開口させ、そしてこの開口を上下移動によって開閉す
る摺動制御具との組み合わせで流量制御するものである
。

またこの他同様な主旨で、上端面を凸状球内面にし、そ
の面にノズルの流通孔と連通した開口を設けたドームノ
ズルと、下端面に、ドームノズル上端面の凸状球内面に
対応する凹状球面を持ち、この面と側壁まで貫通する開
口を有したローターとでなり、このローターの回転、つ
まり凸凹面の摺動によりローターの開口部とノズルの開
口部との開閉によって流量を制御するロータリーバルブ
方式が知られている。

（発明が解決しようとする問題点） これら従来の方式で、まず特開昭６１−１８２８５７号
公報による流量制御装置は、ノズル上部の延長部開口の
開閉において、ノズル溶湯流通孔内を摺動する棒状体あ
るいはノズル延長部を囲繞し、かつ摺動する外筒体の上
下動によって行われるわけであるが、いずれもノズルと
摺動制御具である棒状体あるいは外筒体の摺動面のほと
んどが溶鋼との接触にさらされておる。それだけに溶鋼
あるいは非金属介在物が付着しやすく、一旦付着すると
、摺動不能の事態に陥ることがあった。一方ロータリー
バルブ方式による流量制御装置は。

ローターとドームノズルとの摺動面において、ローター
の抑圧支持を徹底しないと、つまり、ローターの上への
移動が少しでもあると、たちまち摺動面全体への溶鋼の
浸入が起こり、摺動不能に至ることになった。

この発明は、従来の以上のような問題点を解消させ、外
気の巻き込みを防止して正確な流量制御ができる連続鋳
造用流量制御装置を提供することを目的としたものであ
る。

（問題点を解決するための手段） この発明はこの目的を達成させるためになされたもので
、次のような構成となっている。

この発明装置を図面実施例について説明すると。

先ず１０は、肩部１１上面の水平摺動面１２及び延長立
ちあがり個所に少なくとも１０ｍｍ長さの垂直摺動面１
３を有した延長部１４を夫々設け、この延長部１４の側
壁に溶鋼流通孔１６に連通した流入口１５を備えてなる
鋳型浸漬ノズルである。（なお図面実施例では鋳型浸漬
ノズルが例示しであるが、下部に浸漬ノズルを従えたタ
ンディツシュノズルの場合もこの発明に該当するもので
ある。）また１８は、前記水平摺動面１２．延長部１４
及び延長部１４の垂直慴動面１３とそれぞれ対応する水
平摺動面２０．くぼみ部２２及びくぼみ部２２内壁の垂
直摺動面２１をそれぞれ有する嵌合部１９が先端に設け
られた流量制御ロッドであり、上記嵌合部１９の側壁に
は流量制御口２３が設けられている。なお１７はノズル
１０下端の吐出口である。

そしてこの発明は、上記ノズル１０と、流量制御ロッド
１８とで構成されたもので、前記延長部１４とくぼみ部
２２とを嵌合させ、流量制御ロッド１８の回転によって
各水平摺動面１２，２０及び各垂直摺動面１３，２１で
回転摺動し、流量制御口２３と流入口１５との開閉にて
タンディツシュ２４内の溶鋼を流量制御ロ２３．流入口
１５゜溶鋼流通孔１６から吐出口１７を通して鋳型２５
へ供給するようにしたことを特徴とするものである。

この発明における特徴部の一つである垂直慴動面１３，
２１は１０ＩＩＩ１１１以上を必須要件とする。これは
流量制御ロッド１８は、本来鋳型浸漬ノズル１０を押圧
して設置されているが、操業条件によっては押圧力の低
下によって）・≠き上がり、水平摺動面１２．２０に溶
鋼が浸入しても正常な回転摺動を保証するためである。

（作用） 全流量制御ロッド１８を回転操作して第１図の状態に保
持されると、流入口１５は流量制御口２３と連通して開
の状態となるため、タンディツシュ２４内の溶鋼は流量
制御ロタ３．流入口１５を経て溶鋼流通孔１６内に流入
し、下端の吐出口１７を通じて鋳型２５内へ供給される
。また第１図の状態から流量制御ロッド１８を回転操作
して第２図の状態にすると、流入口１５が閉の状態とな
り、タンディツシュ２４内溶鋼の鋳型２５への供給は断
たれる。

（発明の効果） この発明は以上のような構成のため、次のような効果が
もたらされる。

（１）　　流量制御ロッドがノズルの延長部をおおって
いるため、両者の摺動に関わる面において直接溶鋼など
に接触する面はきわめて小さい。

そのため溶鋼あるいは非金属介在物の付着による摺動不
能というトラブルが解消できる。

（２）　　　ｉｏａｍ以上の垂直摺動面が設けられてい
るので、万一、流量制御ロッドの浮き上がりによって溶
鋼の水平摺動面への浸入を許しても垂直面の健全性が良
好な回転摺動を維持し、確実に流量制御ができる。

（３）　　外気巻き込みの機会が多い耐火物間の目地が
少なく、特に摺動面部はタンディツシュ内のため外気巻
き込みの防止ができる。

（４）　　流量制御口と流入口の口径を自由に選択でき
る。また流入口あるいは流量制御口が溶損により口径拡
大があっても両者の重ね合わせによって任意の流入面積
が確保でき、正確な流量制御ができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案装置の実施例を示すもので、第１図は流
入口が開の状態の縦断面図、第２図は流入口が閉の状態
の要部縦断面図である。 １０・・・ノズル、１１・・・肩部、１２・・・水平摺
動面、１３・・・垂直摺動面、１４・・・延長部、１５
・・・流入口、１６・・・溶鋼流通孔、１７・・・吐出
口、１８・・・流量制御ロッド、１９・・・嵌合部、２
０・・・水平摺動面、２１・・・垂直摺動面、２２・・
・くぼみ部、２３・・・流量制御口、２４・・・タンデ
ィツシュ、２５・・・鋳型、特許出願人　　東京窯業株
式会社 シ、・ 代理人　弁理士　　大　矢　　須和夫：、：、１．：・
つこ・ 第２図 ２５０．鋳型

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 肩部１１上面の水平摺動面１２及び延長立ちあがり個所
   に少なくとも１０ｍｍ長さの垂直摺動面１３を有した延
   長部１４を夫々設け、この延長部１４の側壁に溶鋼流通
   孔１６に連通した流入口１５を備えてなるノズル１０と
   、先端嵌合部１９として水平摺動面２０とくぼみ部２２
   とくぼみ部２２内壁の垂直摺動面２１とを有し、この嵌
   合部１９側壁に流量制御口２３を備えてなる流量制御ロ
   ッド１８とで前記延長部１４とくぼみ部２２とを嵌め合
   わせ、流量制御ロッド１８の回転で前記流量制御口２３
   と流入口１５とを開閉させてタンディッシュ２４から下
   方の鋳型２５へ溶鋼を供給するようにしたことを特徴と
   する連続鋳造用流量制御装置。