JP2648266B2 - スライドバルブ装置の摺動面潤滑機構 - Google Patents

スライドバルブ装置の摺動面潤滑機構

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JP2648266B2
JP2648266B2 JP4045595A JP4559592A JP2648266B2 JP 2648266 B2 JP2648266 B2 JP 2648266B2 JP 4045595 A JP4045595 A JP 4045595A JP 4559592 A JP4559592 A JP 4559592A JP 2648266 B2 JP2648266 B2 JP 2648266B2
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JP
Japan
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sliding surface
lubricant supply
valve device
slide valve
lubricant
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光邦 佐藤
堅二 山本
滋 安藤
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Shinagawa Shiro Renga KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドバルブ(以下
SVと略記する)装置の摺動面の潤滑機構に関する。
【0002】
【従来の技術】 SV装置の摺動面の潤滑手段として
は、プレート煉瓦を組み込む前に摺動面に潤滑剤をスプ
レーするか又は刷毛塗りする、 1チャージの鋳込み終了後スライドプレートを摺動
させながら、下ノズル穴より潤滑剤を吹きつける、又は
鋳込み操作を中断した時にSV装置を開いて、摺動面
に潤滑剤をスプレー塗布するか又は刷毛塗り等により塗
布している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来方式
では以下に記述するような欠点がある: のように組み立て前に塗布するのみでは、使用中に潤
滑性がなくなり、プレート煉瓦摺動面の面荒れを助長す
ることになり、プレート煉瓦の寿命低下の要因となり、
更にその寿命も不安定でその寿命の予測ができない。
の如く1チャージ毎の潤滑剤補給で、しかもノズル穴の
摺動する範囲内に限られるため潤滑不足となり、プレー
ト煉瓦の寿命低下の要因となる。また、の場合は、使
用寿命が8チャージの場合、4チャージ後にSV装置を
開いて潤滑剤を塗布することになるが、4チャージの間
は潤滑剤が供給できず、寿命低下の要因となり、更に使
用途中の塗布作業は熱間作業であり、危険を伴うことに
なる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な従来方式の諸欠陥を解決するために種々検討、実験の
結果、本発明を開発したものであり、本発明の技術的構
成はスライドバルブ装置のプレート煉瓦組立体用ハウジ
ング又はカートリッジ型のプレート煉瓦ホルダーに、潤
滑剤供給溝を設け、該供給溝に連通する少なくとも1個
の潤滑剤供給孔を、ボトムプレート及び/又はシールプ
レートの摺動面に開口し前記潤滑剤供給溝を外部潤滑剤
供給源に連通したことを特徴とする2層式又は3層式ス
ライドバルブ装置の摺動面潤滑機構にあり、その結果、
プレート煉瓦の寿命向上、安定使用ができ、更に熱間に
おける危険な作業が解消される。
【0005】以下、本発明の具体的数例を示す添付図面
に基いて詳述する。尚、これら添付図面の例は2層式S
V装置について説明するが、3層式SV装置にもシール
プレート側をボトムプレートと略同様の機構とすること
により、本発明を適用しうることは当業者に容易に理解
しうるところである。
【0006】図1は本発明機構を全体的に示す部分的に
縦断面で示した概略図である。1はボトムプレートハウ
ジング12に設けた潤滑剤供給溝であり、該供給溝1は
上ノズルを囲繞するように、該ハウジング12内に又は
ボトムプレートとの接触面(下面)に穿設してある。こ
の供給溝1は潤滑剤供給パイプ3及び同接続ホース4を
介して、潤滑剤供給ユニット5に接続してあり、該潤滑
剤供給ユニット5は粉体、液体又はこれらの混合物等か
らなる潤滑剤を前記供給溝1に圧入し得る機構を有して
いる。
【0007】2は潤滑剤供給孔であり、、ボトムプレー
ト10を貫通してプレート煉瓦群の摺動面に少なくとも
一個開孔し、他方端は前記供給溝1に連通した構造とし
てあり、該供給孔2は図示の如く分岐した形状としても
よく、好適には溶鋼流通孔を囲繞して多数個穿設してあ
ることが効率的である。
【0008】図2、3及4には前記例の要部のみが示し
てあり、図3は図2のボトムプレートのみのA矢視図、
図4は図2のB矢視図である。これら図面に示す如く、
潤滑剤供給溝1と同供給孔2との接続部周囲には耐熱性
シールパッキン14が配設してあり、潤滑剤供給孔2の
摺動面側の開孔位置は溶鋼流通孔の中心から半径方向に
分岐部開口と共に併設してあるのが好ましい。また、該
供給孔(2)の開口はスライドプレートの溶鋼流通孔が
ボトムプレートの溶鋼流通孔と連通する範囲外とするこ
とは勿論である。
【0009】図5は潤滑剤供給孔の摺動面側端面にポー
ラス耐火物6を配設した例であり、該ポーラス耐火物を
介して摺動面に潤滑剤を供給する機構としてある。この
機構の場合潤滑剤は液状のものとなる。またポーラス耐
火物6の摺動面への配置は溶鋼流通孔を囲繞して円形と
するかまた断続的に配設するかの何れの方式でもよい。
【0010】本発明は前述の如き技術的構成としてあ
り、SV装置の使用に当り潤滑剤供給ユニット5を作動
して、潤滑剤を潤滑剤供給溝1及び同供給孔2を経てプ
レート煉瓦摺動面に圧入、分配させ、摺動面の潤滑性を
好適な条件に保持する作用をする。
【0011】
【発明の効果】(1)鋳造中でも強制的に連続的又は断
続的に潤滑剤を摺動面に供給可能であり、潤滑不良によ
るプレート煉瓦の面荒れが防止でき、プレート煉瓦の寿
命向上と安定使用が可能となる。 (2)潤滑剤供給孔の適切な配置により摺動面全面に潤
滑剤の供給ができる。 (3)従来の如く、SV装置の休止、開放による潤滑剤
の補給の必要がなく、熱間における重筋作業が解消され
る。 (4)プレート耐火物に複雑な形状の潤滑剤供給溝を構
成する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法及び装置を全体的に示す部分縦断面
図、
【図2】図1の要部のみを示す縦断面図、
【図3】図2のA矢視図、
【図4】図2のB矢視図、
【図5】摺動面にポーラス耐火物を配設した本発明の一
例を示す部分縦断面図
【符号の説明】
1 潤滑剤供給溝 2 潤滑剤供給孔 3 潤滑剤供給パイプ 4 接続ホース 5 潤滑剤供給ユニット 6 ポーラス耐火物 10 ボトムプレート 11 スライドプレート 12 ハウジング 13 溶融金属容器 14 シールパッキン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドバルブ装置のプレート煉瓦組立
    体用ハウジング又はカートリッジ型のプレート煉瓦ホル
    ダーに潤滑剤供給溝を設け、該供給溝に連通する少なく
    とも1個の潤滑剤供給孔をボトムプレート及び/又はシ
    ールプレートの摺動面に開口し、前記潤滑剤供給溝を外
    部潤滑剤供給源に連通したことを特徴とする2層式又は
    3層式スライドバルブ装置の摺動面潤滑機構。
  2. 【請求項2】 前記潤滑剤供給孔の摺動面側端面にポー
    ラス耐火物を配設してなる請求項1に記載の2層式又は
    3層式スライドバルブ装置の摺動面潤滑機構。
  3. 【請求項3】 前記潤滑剤供給孔の摺動面側端面で、か
    つ溶鋼流通孔を囲繞して潤滑剤分配溝を設けた請求項1
    に記載の2層式又は3層式スライドバルブ装置の摺動面
    潤滑機構。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載したスライドバルブ
    装置に使用するプレート煉瓦。
JP4045595A 1992-03-03 1992-03-03 スライドバルブ装置の摺動面潤滑機構 Expired - Lifetime JP2648266B2 (ja)

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JPS5514127A (en) * 1978-07-12 1980-01-31 Kurosaki Refract Co Ltd Repair material supply method in sliding nozzle device
JPS57152366A (en) * 1980-10-09 1982-09-20 Kurosaki Refract Co Ltd Method for performing prevention of damaging, repairing and other necessary treatments of plate slideway in sliding nozzle device

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