JPH0544312Y2 - - Google Patents

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JPH0544312Y2
JPH0544312Y2 JP1986191184U JP19118486U JPH0544312Y2 JP H0544312 Y2 JPH0544312 Y2 JP H0544312Y2 JP 1986191184 U JP1986191184 U JP 1986191184U JP 19118486 U JP19118486 U JP 19118486U JP H0544312 Y2 JPH0544312 Y2 JP H0544312Y2
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wall
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powder
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container
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は内容物の取出し量を変更することがで
きる可変定量振出し容器に関するものであり、調
味料、洗剤、薬品などの粉粒体の容器に利用され
る。
従来の技術 粉粒体を収容した容器体の頂部に上方へ延びる
取出し通路およびこの取出し通路を囲んだ定量室
を設けるとともに、取出し通路の上方に下向きの
計量室を設け、更に計量室の周囲に定量室と連続
する振出し通路を設けた定量振出し容器は実開昭
60−65247号、同60−182354号公報などによつて
広く知られている。
そして、容器体を倒立させてその中の粉粒体を
取出し通路を経て計量室に流入させ、次に容器体
を正立に戻して計量室の粉粒体を定量室に落下さ
せ、再び容器体を倒立させて定量室の粉粒体を振
出し通路を経て取出すものである。即ち、最初の
倒立によつて取出し通路の上端縁の高さまで粉粒
体が計量室に流入し、次の正立によつて計量室の
中央部の粉粒体が振出し通路を通つて容器体に戻
るとともに周縁部の粉粒体が定量室に入ることに
よつて常にほぼ一定量の粉粒体が取出されるもの
である。
考案が解決しようとする問題点 前記構成の定量振出し容器によると、計量室お
よび定量室の容積、取出し通路の寸法および計量
室との位置関係によつて粉粒体の取出し量は一定
となる。従つて、例えば家庭において家族の人数
によつて調味料や洗剤の使用量を変える必要があ
る場合や一回当りの使用量を変更したい場合であ
つても取出し量を変更することができないという
不便がある。
そのために計量室の位置を取出し通路に対して
可変とすることにより容器体から計量室に流入す
る粉粒体の量を変え、従つて振出し通路から外部
に取出される量を変更できるようにしたものが実
願昭54−123252号公報、実願昭62−11752号公報
で提案されている。これらの公報に開示されてい
る技術によると、計量室を定量室に対して螺旋動
させて上下位置を無段階に変える構成であり、取
出し量を無段階に変更することができるが、容器
体口部に設けられる定量室の内側に配置される計
量室は殊に小形容器の場合著しく小形なものとな
る。従つて、計量室を指でつまんで回転させ上下
位置を変更する前記公報開示の構成では、取扱い
にくいばかりか内容物である粉粒体が指に付着し
て汚れる心配がある、という難点がある。
本考案はこのような問題点を解決し、小形容器
であつても操作が容易でしかも粉粒体が指に付着
する心配なく取扱える取出し量が無段階に可変の
定量振出し容器を提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、容器体の口部に粉粒体を所定量ずつ
計量して取出す栓体が装着されている容器におい
て;前記栓体は外壁および底壁を有し、底壁に設
けられ前記容器体の内部と連通して上方へ延びる
取出し通路と、この取出し通路と前記外壁とに囲
まれた上向きの定量室と、前記外壁に沿つて上方
へ延び前記定量室と連続した振出し通路とを具え
ており;前記栓体には前記取出し通路の上方に位
置させて下向きの計量筒その周側壁の外側でねじ
嵌合によりが螺旋動可能に取付けられており;前
記口部には前記振出し通路に連通した振出し口を
有し前記栓体の上面を覆つた頂壁および前記口部
の外側周面に沿う裾壁を具えた調整体が回転可能
に取付けられており;前記計量筒は前記調整体に
上下可動且つ一体に回転可能に結合されている構
成としたことによつて前記問題点を解決するため
の手段とした。
作 用 容器体を倒立すると粉粒体が取出し通路から計
量筒に入り、正立に戻すと一部は取出し通路から
容器体に戻るがそれ以外は定量室に落下し、再び
倒立させると定量室の粉粒体は一部が再度計量筒
に戻るがそれ以外は振出し通路を通り振出し口か
ら外部へ取出される。以後の使用にあたつては二
回目の倒立と正立とによつて定量室に粉粒体が入
つているので、一回目の倒立で取出される。調整
体の裾壁を指でつまんで回転させると計量筒が一
体に回転して螺旋方向へ動き栓体内を上下動し、
取出し通路の上端縁と計量筒の底との間隔によつ
て定まる有効容積が無段階に変化し、このため粉
粒体の取出し量が無段階に変更される。
考案の効果 本考案の構成によると、倒立と正立とを繰返す
ことにより従来の定量振出し容器と全く同じ取扱
いで粉粒体を一定量ずつ取出すことができるもの
である。そして、栓体の上面を覆つた調整体を回
転して計量筒を回転させながら上下動させること
によつて容器体からの粉粒体を入れる有効容積、
従つて取出し量が無段階に変更でき、その際に計
量筒は外側壁の外側で栓体とねじ嵌合して全開状
態の取出し通路に接近し或いは遠ざかるので、湿
気を帯びた粉体や大粒の粒体であつてもさまざま
な要求の使用量に対応して適正な量を取出せるの
である。また、栓体を容器体に装着したまま分解
することなく且つ調整体を外部から指先でつまみ
回転するだけで計量筒の位置が変更されるので、
きわめて簡単な操作で粉粒体をこぼすことなく、
しかも使用中でも任意の時期に取出し量を変更す
ることができるものである。殊に本考案によると
口部外側周面に沿う裾壁をつまんで調整体を回転
させるようになつているので、小形容器であつて
もつまみやすく操作が容易であるばかりか、裾壁
は粉粒物が付着する心配がないので指を汚す心配
もなく取扱うことができるものである。
実施例 (1) 第1,2,3図は本考案の第一実施例を示すも
のであつて、栓体1は円筒状の外壁2およびその
内側に放射状の結合片3によつて同心に固定支持
された内壁4と、中心に上方へ向つて小径となる
錐状壁5を有する底壁6とを有し、外壁2と底壁
6とが嵌合結合されている。錐状壁5の内部は上
下に貫通した取出し通路7を形成し、外壁2と錐
状壁5とに囲まれた環状の空間は上向きの定量室
8を形成し、その上方に連続して外壁2と内壁4
とに囲まれた環状の空間は振出し通路9を形成し
ていて、容器体51の上方へ突出した円筒状の口
部52に外壁2が密に嵌込まれることによつて栓
体1が装着されている。また、上下を開放した円
筒状の内壁4の内側周面には螺旋溝10が設けら
れている。
内壁4に嵌込まれた計量筒11は周側壁12と
上部の底壁13とを有し、これらに囲まれて下方
へ開放した計量室14が取出し通路7の上方に向
い合つているとともに、周側壁12の外側周面に
設けた複数条の螺旋突条15が螺旋溝10と係合
することによつて螺旋方向へ可動に取付けられて
おり、更に周側壁12の上端には内壁4の頂端縁
に衝るフランジ状のストツパ16が設けられてい
る。また、底壁13は上面に開放した直径方向へ
延びる平溝17を有している。
栓体1の上面を覆う調整体18は頂壁19およ
び内裾壁20、外裾壁21を有し、頂壁19の下
面に突設した環状の案内壁22が外壁2の上端部
に嵌合しているとともに平突起23が平溝17に
嵌込まれ更に内裾壁20と口部52とが互いに嵌
合した環状の凹凸条からなる抜止め24によつて
口部52の下端部において回転可能に結合されて
いる。また、頂壁19は振出し通路9に連通する
複数個の振出し口25を有し、更にこの振出し口
25を閉じる蝶番式のふた体26を有している。
ふた体26を回動して開き、容器体51を倒立
させると粉粒体が取出し通路7を通つて計量室1
4に取出し通路7の上端縁の高さまで入り、正立
に戻すと錐状壁5の外側を伝わつた粉粒体が定量
室8に入る。再び倒立させると定量室8の粉粒体
は振出し通路9を通り振出口25から外部に取出
される。
外裾壁21を指で挟みつまんで回転すると、平
溝17に嵌込まれている平突起23が計量筒11
を回転させ、螺旋突条15が螺旋溝10に係合し
ている計量筒11は回転数と螺旋溝10のピツチ
とに応じた距離だけ上下方向へ移動させられ、取
出し通路7を通つて計量室14に入る粉粒体の量
が無段階に変えられる。
第1図はストツパ16が内壁4に衝つて計量筒
11が最も下降しており、従つて有効容積が最小
の状態を示している。第3図はストツパ16が頂
壁19に衝つて計量筒11が最も上昇しており、
従つて有効容積が最大の状態を示している。
実施例 (2) 第4図は本考案の第二実施例を示すものであつ
て、栓体1は円筒状の外壁31と中心に上方へ向
かつて小径となる錐状壁32が形成された底壁3
3とを有し、これらは一体成形されている。錐状
壁32の内部は上下に貫通した取出し通路7を形
成し、外壁31と錐状壁32とに囲まれた環状の
空間は上向きの定量室8を形成していて、容器体
51の上方へ突出した円筒状の口部52に外壁3
1が密に嵌込まれることによつて栓体1が装着さ
れている。また、外壁31の内側周面上半部には
螺旋溝34が設けられている。
外壁31に嵌込まれた計量筒11は周側壁36
と上部の底壁37とを有し、これらに囲まれて下
方へ開放した計量室14が取出し通路7の上方に
向い合つているとともに、周側壁36の外側に放
射状の結合片38によつて同心に固定支持された
案内周壁39の外側周面に設けた複数条の螺旋突
条40が螺旋溝34と係合することによつて螺旋
方向へ可動に取付けられている。案内周壁39は
外壁31に重なつており、周側壁36とに囲まれ
た環状の空間は振出し通路9を形成している。更
に、底壁37は上面に開放した円形のくぼみを有
しその周面に上下方向へ延びるローレツト状の凹
凸条41が形成されている。
栓体1の上面を覆う調整体18は頂壁43およ
び裾壁44を有し、頂壁43の下面に突設した環
状の案内壁45が外壁31の上端部に嵌合してい
るとともに外側周面に上下方向へ延びるローレツ
ト状の凹凸条46を有する筒突起47が前記くぼ
みに嵌入して互いの凹凸条41,46が噛合い係
合し、更に裾壁44と口部52とが互いに嵌合し
た環状の凹凸条からなる抜止め48によつて口部
52の上端部において回転可能に結合されてい
る。また、頂壁43は振出し通路9に連通する複
数個の振出し口25を有し、更にこの振出し口2
5を閉じるねじ込み式のふた体49が口部52に
装着されている。
ふた体49を回動して口部52から外し、容器
体51を倒立させると粉粒体が取出し通路7を通
つて計量室14に取出し通路7の上端縁の高さま
で入り、正立に戻すと錐状壁32の外側を伝わつ
た粉粒体が定量室8に入る。再び倒立させると定
量室8の粉粒体は振出し通路9を通り振出し口2
5から外部に取出される。
裾壁44を指で挟みつまんで回転すると、凹凸
条41,46によつて係合している計量筒11が
回転し、螺旋突条40が螺旋溝34に係合してい
る計量筒11は回転数と螺旋溝34のピツチとに
応じた距離だけ上下方向へ移動させられ、取出し
通路7を通つて計量室14に入る粉粒体の量が無
段階に変えられる。
第4図は案内周壁39の下端が底壁33に接し
て計量筒11が最も下降しており、従つて有効容
積が最小の状態を示している。また、周側壁3
6、案内周壁39の上端が頂壁43に衝つたとき
有効容積が最大となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の縦断面図、第2
図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は異
なる状態を示す縦断面図、第4図は本考案の第二
実施例の縦断面図である。 1……栓体、2,31……外壁、6,33……
底壁、7……取出し通路、8……定量室、9……
振出し通路、10,34……螺旋溝、11……計
量筒、14……計量室、15,40……螺旋突
条、18……調整体、25……振出し口、51…
…容器体、52……口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器体51の口部52に粉粒体を所定量ずつ計
    量して取出す栓体1が装着されている容器におい
    て;前記栓体1は外壁2,31および底壁6,3
    3を有し、底壁6,33に設けられ前記容器体5
    1の内部と連通して上方へ延びる取出し通路7
    と、この取出し通路7と前記外壁2,31とに囲
    まれた上向きの定量室8と、前記外壁2,31に
    沿つて上方へ延び前記定量室8と連続した振出し
    通路9とを具えており;前記栓体1には前記取出
    し通路7の上方に位置させて下向きの計量筒11
    がその周側壁12,36の外側でねじ嵌合により
    螺旋動可能に取付けられており;前記口部52に
    は前記振出し通路9に連通した振出し口25を有
    し前記栓体1の上面を覆つた頂壁19,43およ
    び前記口部52の外側周面に沿う裾壁21,44
    を具えた調整体18が回転可能に取付けられてお
    り;前記計量筒11は前記調整体18に上下可動
    且つ一体に回転可能に結合されている可変定量振
    出し容器。
JP1986191184U 1986-12-12 1986-12-12 Expired - Lifetime JPH0544312Y2 (ja)

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JPS6397660U JPS6397660U (ja) 1988-06-24
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