JPH0544266A - ユニツト住宅用セツテイングプレート - Google Patents
ユニツト住宅用セツテイングプレートInfo
- Publication number
- JPH0544266A JPH0544266A JP22514791A JP22514791A JPH0544266A JP H0544266 A JPH0544266 A JP H0544266A JP 22514791 A JP22514791 A JP 22514791A JP 22514791 A JP22514791 A JP 22514791A JP H0544266 A JPH0544266 A JP H0544266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- setting plate
- housing
- corner
- beams
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 住宅ユニットの歪みが大きい場合でも、確実
に連結が行え、かつ操作が容易で精度を高められるユニ
ット住宅用セッティングプレートの提供。 【構成】 複数の箱状住宅ユニット10のコーナー部11を
一箇所に集合させて箱状住宅ユニット10を基礎等の上に
水平配列させ、この状態で各コーナー部11を相互連結す
るユニット住宅用セッティングプレート20であって、集
合されたコーナー部11にまたがって配置される本体部21
と、この本体部21から各コーナー部11に連なる梁13に沿
って延びる延長部22に形成され、かつ隣接する住宅ユニ
ット10の梁13を両側から一括して挟持する挟持部23とを
設けてユニット住宅用セッティングプレート20を構成す
る。
に連結が行え、かつ操作が容易で精度を高められるユニ
ット住宅用セッティングプレートの提供。 【構成】 複数の箱状住宅ユニット10のコーナー部11を
一箇所に集合させて箱状住宅ユニット10を基礎等の上に
水平配列させ、この状態で各コーナー部11を相互連結す
るユニット住宅用セッティングプレート20であって、集
合されたコーナー部11にまたがって配置される本体部21
と、この本体部21から各コーナー部11に連なる梁13に沿
って延びる延長部22に形成され、かつ隣接する住宅ユニ
ット10の梁13を両側から一括して挟持する挟持部23とを
設けてユニット住宅用セッティングプレート20を構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はユニット住宅用セッティ
ングプレートに関し、ユニット住宅を構成する箱状の住
宅ユニットの接合に利用できる。
ングプレートに関し、ユニット住宅を構成する箱状の住
宅ユニットの接合に利用できる。
【０００２】
【背景技術】近年、プレハブ式の住宅として、箱状住宅
ユニットを用いたユニット住宅が利用されている。この
ようなユニット住宅は、予め工場で居室ユニットや屋根
ユニット等の住宅ユニットを製造しておき、これらの住
宅ユニットを建築現場で接合して建築される。
ユニットを用いたユニット住宅が利用されている。この
ようなユニット住宅は、予め工場で居室ユニットや屋根
ユニット等の住宅ユニットを製造しておき、これらの住
宅ユニットを建築現場で接合して建築される。
【０００３】このうち、住宅の居室部分を形成する箱状
の住宅ユニットは、各々のコーナー部が集合された状態
で各階毎に水平配列され、互いに接合固定される。この
ような住宅ユニットの接合にあたっては、下面側を基礎
や下階のユニットに接合することにより固定および水平
位置決めを行う。ここで、住宅ユニットでは、フレーム
の歪み等により、下面側の位置出しだけでは上面側が正
確な位置とならない場合がある。このような場合には、
フレームの歪み等の矯正を行って上面側も水平位置決め
する必要がある。
の住宅ユニットは、各々のコーナー部が集合された状態
で各階毎に水平配列され、互いに接合固定される。この
ような住宅ユニットの接合にあたっては、下面側を基礎
や下階のユニットに接合することにより固定および水平
位置決めを行う。ここで、住宅ユニットでは、フレーム
の歪み等により、下面側の位置出しだけでは上面側が正
確な位置とならない場合がある。このような場合には、
フレームの歪み等の矯正を行って上面側も水平位置決め
する必要がある。
【０００４】具体的には、各住宅ユニットのコーナー部
にまたがるシアプレートが用いられている。ここで、シ
アプレートには複数の挿通孔が形成されており、各住宅
ユニットのコーナー部の上面には位置決めピンが立設さ
れている。そして、シアプレートの挿通孔に位置決めピ
ンを挿通させたうえ、シアプレートをコーナー部に載置
することにより、住宅ユニットが相互に連結されるとと
もに、各々のコーナー部の水平位置出しが行われる。
にまたがるシアプレートが用いられている。ここで、シ
アプレートには複数の挿通孔が形成されており、各住宅
ユニットのコーナー部の上面には位置決めピンが立設さ
れている。そして、シアプレートの挿通孔に位置決めピ
ンを挿通させたうえ、シアプレートをコーナー部に載置
することにより、住宅ユニットが相互に連結されるとと
もに、各々のコーナー部の水平位置出しが行われる。
【０００５】また、住宅ユニットの位置決めピンは、住
宅ユニットの歪みをより正確に矯正するなどのために、
各コーナー部毎に大小一個ずつ設けられている。そし
て、大きい位置決めピンをシアプレートに挿通させるこ
とにより、基本的な位置出しを行い、かつ、小さい位置
決めピンをシアプレートに挿通させることにより、前記
大きい位置決めピンと協動して廻り止めを行い、各コー
ナー部の角度を規制して正確な位置出しを実現すること
がなされている。
宅ユニットの歪みをより正確に矯正するなどのために、
各コーナー部毎に大小一個ずつ設けられている。そし
て、大きい位置決めピンをシアプレートに挿通させるこ
とにより、基本的な位置出しを行い、かつ、小さい位置
決めピンをシアプレートに挿通させることにより、前記
大きい位置決めピンと協動して廻り止めを行い、各コー
ナー部の角度を規制して正確な位置出しを実現すること
がなされている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような住宅ユニッ
トの接合では、住宅ユニットの歪みが大きい場合などに
は、住宅ユニットの位置決めピンがシアプレートの挿通
孔に挿通できなくなり、住宅ユニットの矯正ができな
い。そして、位置決めピンの先端を先細りとして挿通孔
への挿通を容易にしても、住宅ユニットの矯正可能な許
容歪み寸法は、挿通孔の直径以下と小さなものにすぎな
い。従って、従来のピン式シアプレートでは、住宅ユニ
ットの歪みが大きいと、その歪みの矯正ができないばか
りか、コーナー部の連結すらできなくなる。
トの接合では、住宅ユニットの歪みが大きい場合などに
は、住宅ユニットの位置決めピンがシアプレートの挿通
孔に挿通できなくなり、住宅ユニットの矯正ができな
い。そして、位置決めピンの先端を先細りとして挿通孔
への挿通を容易にしても、住宅ユニットの矯正可能な許
容歪み寸法は、挿通孔の直径以下と小さなものにすぎな
い。従って、従来のピン式シアプレートでは、住宅ユニ
ットの歪みが大きいと、その歪みの矯正ができないばか
りか、コーナー部の連結すらできなくなる。
【０００７】また、矯正のために過大な力を加えた場
合、位置決めピンが変形することがあり、このような場
合、連結ができても位置決めピンの変形により住宅ユニ
ットの連結精度が低下してしまうという問題がある。
合、位置決めピンが変形することがあり、このような場
合、連結ができても位置決めピンの変形により住宅ユニ
ットの連結精度が低下してしまうという問題がある。
【０００８】本発明の目的は、住宅ユニットの歪みが大
きい場合でも、確実に連結が行え、かつ操作が容易で精
度を高められるユニット住宅用セッティングプレートを
提供することにある。
きい場合でも、確実に連結が行え、かつ操作が容易で精
度を高められるユニット住宅用セッティングプレートを
提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平配列され
る複数の箱状住宅ユニットの上面側コーナー部を一箇所
に集合させた状態で相互連結する住宅ユニット用セッテ
ィングプレートであって、集合された前記コーナー部に
またがって配置される本体部と、隣接する住宅ユニット
の梁を両側から一括して挟持する挟持部とを設けてユニ
ット住宅用セッティングプレートを構成するものであ
る。
る複数の箱状住宅ユニットの上面側コーナー部を一箇所
に集合させた状態で相互連結する住宅ユニット用セッテ
ィングプレートであって、集合された前記コーナー部に
またがって配置される本体部と、隣接する住宅ユニット
の梁を両側から一括して挟持する挟持部とを設けてユニ
ット住宅用セッティングプレートを構成するものであ
る。
【００１０】ここで、挟持部としてはセッティングプレ
ートの本体部から梁側に延びた部分の両側に互いに対向
して設けられた一対の突片等が採用でき、これらの突片
はその先端を互いに反対側に曲げるなどにより、挟持部
に対する梁の導入範囲を拡大しておくことが好ましい。
ートの本体部から梁側に延びた部分の両側に互いに対向
して設けられた一対の突片等が採用でき、これらの突片
はその先端を互いに反対側に曲げるなどにより、挟持部
に対する梁の導入範囲を拡大しておくことが好ましい。
【００１１】また、住宅ユニットのコーナー部を相互に
連結する構造としては、各住宅ユニットのコーナー部に
位置決めピンが立設されるとともに、この位置決めピン
用の挿通孔をセッティングプレートに複数形成し、これ
らの挿通孔の各々に位置決めピンを挿通させて連結する
構造等が採用できる。
連結する構造としては、各住宅ユニットのコーナー部に
位置決めピンが立設されるとともに、この位置決めピン
用の挿通孔をセッティングプレートに複数形成し、これ
らの挿通孔の各々に位置決めピンを挿通させて連結する
構造等が採用できる。
【００１２】
【作用】このような本発明では、挟持部で隣接する住宅
ユニットの梁に挟持させながら、本体部を集合されたコ
ーナー部に向かってハンマー等で打ち込み、セッティン
グプレートをコーナー部の集合する部分に設置し、これ
により、住宅ユニットの歪みを矯正しつつ連結を行う。
ユニットの梁に挟持させながら、本体部を集合されたコ
ーナー部に向かってハンマー等で打ち込み、セッティン
グプレートをコーナー部の集合する部分に設置し、これ
により、住宅ユニットの歪みを矯正しつつ連結を行う。
【００１３】ここで、挟持部の梁導入範囲を拡大するこ
とにより、隣接する住宅ユニットの梁が大きく離れてい
る場合などでも、これらの梁を打ち込みにより容易に挟
持でき、矯正可能な住宅ユニットの許容歪み寸法を拡大
することが可能となる。
とにより、隣接する住宅ユニットの梁が大きく離れてい
る場合などでも、これらの梁を打ち込みにより容易に挟
持でき、矯正可能な住宅ユニットの許容歪み寸法を拡大
することが可能となる。
【００１４】また、セッティングプレートの挟持部は従
来の矯正用のピンよりも変形しにくくでき、矯正のため
に大きな力を加えても挟持部は不必要に変形せず、住宅
ユニットの連結精度は向上され、これらにより前記目的
が達成される。
来の矯正用のピンよりも変形しにくくでき、矯正のため
に大きな力を加えても挟持部は不必要に変形せず、住宅
ユニットの連結精度は向上され、これらにより前記目的
が達成される。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１および図２には、本発明の第１実施例が示さ
れ、本実施例は４個の住宅ユニット10の上面側コーナー
部11の連結に適用されるものである。
する。図１および図２には、本発明の第１実施例が示さ
れ、本実施例は４個の住宅ユニット10の上面側コーナー
部11の連結に適用されるものである。
【００１６】住宅ユニット10は、上側のコーナー部11の
みが示されており、住宅ユニット10全体はユニット住宅
の居室を構成する箱状のものである。コーナー部11は、
四角柱状の柱12の上端近傍の側面に水平方向に連なる梁
13が接合されて形成されたものである。コーナー部11に
は柱12の上面から突出する位置決めピン14が備えられて
いる。
みが示されており、住宅ユニット10全体はユニット住宅
の居室を構成する箱状のものである。コーナー部11は、
四角柱状の柱12の上端近傍の側面に水平方向に連なる梁
13が接合されて形成されたものである。コーナー部11に
は柱12の上面から突出する位置決めピン14が備えられて
いる。
【００１７】これらのコーナー部11はユニット住宅内の
一箇所に隣合う２〜４個ずつが集合するように配置さ
れ、この状態で住宅ユニット10が基礎上に水平配列され
る。これにより、コーナー部11が集合した部分から隣接
する一対の梁13が四方に延びるように配置される。な
お、梁13は、断面コ字形状に形成されたもので、各々の
端部にはコ字形の開口を塞ぐように側板15が溶接されて
いる。
一箇所に隣合う２〜４個ずつが集合するように配置さ
れ、この状態で住宅ユニット10が基礎上に水平配列され
る。これにより、コーナー部11が集合した部分から隣接
する一対の梁13が四方に延びるように配置される。な
お、梁13は、断面コ字形状に形成されたもので、各々の
端部にはコ字形の開口を塞ぐように側板15が溶接されて
いる。
【００１８】このような住宅ユニット10のコーナー部11
を相互連結するために、本発明に基づくユニット住宅用
セッティングプレート20が用いられている。セッティン
グプレート20は、鋼板等の折り曲げなどにより、コーナ
ー部11の集合部分から四方に延びる梁13に対応して形成
された平面十字形状のものである。このセッティングプ
レート20には、集合配置したコーナー部11の上端部にま
たがって配置される本体部21と、この本体部21から梁13
に沿って延びる延長部22と、この延長部22に形成される
とともに、隣接する一対の梁13を両側から一括して挟持
する挟持部23とが設けられている。
を相互連結するために、本発明に基づくユニット住宅用
セッティングプレート20が用いられている。セッティン
グプレート20は、鋼板等の折り曲げなどにより、コーナ
ー部11の集合部分から四方に延びる梁13に対応して形成
された平面十字形状のものである。このセッティングプ
レート20には、集合配置したコーナー部11の上端部にま
たがって配置される本体部21と、この本体部21から梁13
に沿って延びる延長部22と、この延長部22に形成される
とともに、隣接する一対の梁13を両側から一括して挟持
する挟持部23とが設けられている。
【００１９】本体部21には、集合配置した各コーナ部11
の位置決めピン14に応じて複数の挿通孔24が設けられて
いる。延長部22は、基部が本体部21に連続するととも
に、先端部が平面Ｔ字形となるように両側に一対の突片
23A が設けられたものである。挟持部23は、延長部22の
一対の突片23A を断面コ字形となるように同方向に折り
曲げて形成されたものである。一対の突片23A の先端部
分は互いに外側に曲げられている。
の位置決めピン14に応じて複数の挿通孔24が設けられて
いる。延長部22は、基部が本体部21に連続するととも
に、先端部が平面Ｔ字形となるように両側に一対の突片
23A が設けられたものである。挟持部23は、延長部22の
一対の突片23A を断面コ字形となるように同方向に折り
曲げて形成されたものである。一対の突片23A の先端部
分は互いに外側に曲げられている。
【００２０】ここで、挟持部23の高さ寸法H1はコーナー
部11の位置決めるピン14の高さ寸法H2より大きくされ、
セッティングプレート20を設置するにあたって、挟持部
23と梁13とが最初に接触するようになっている。また、
挟持部23の開口部分の幅寸法W1は延長部22の幅寸法W2よ
り大きくされ、挟持部23に対する梁13の導入可能な範囲
が拡大されている。
部11の位置決めるピン14の高さ寸法H2より大きくされ、
セッティングプレート20を設置するにあたって、挟持部
23と梁13とが最初に接触するようになっている。また、
挟持部23の開口部分の幅寸法W1は延長部22の幅寸法W2よ
り大きくされ、挟持部23に対する梁13の導入可能な範囲
が拡大されている。
【００２１】このような本実施例では、次のような手順
で住宅ユニット10のコーナー部11を相互連結する。ま
ず、各住宅ユニット10のコーナー部11を一箇所に集合さ
せて突き合わせ、この状態で住宅ユニット10を基礎上に
水平配列する。次いで、セッティングプレート20の各挟
持部23を四方に延びる梁13の各々にそれぞれあてがって
セッティングプレート20を配置し、セッティングプレー
ト20をコーナー部11に向かってハンマー等で打ち込む。
これにより、セッティングプレート20の各挿通孔24に柱
12の位置決めピン14が挿通され、位置決めピン14および
挿通孔24により最終的な位置出しが行われ、高い精度で
住宅ユニット10が連結される。
で住宅ユニット10のコーナー部11を相互連結する。ま
ず、各住宅ユニット10のコーナー部11を一箇所に集合さ
せて突き合わせ、この状態で住宅ユニット10を基礎上に
水平配列する。次いで、セッティングプレート20の各挟
持部23を四方に延びる梁13の各々にそれぞれあてがって
セッティングプレート20を配置し、セッティングプレー
ト20をコーナー部11に向かってハンマー等で打ち込む。
これにより、セッティングプレート20の各挿通孔24に柱
12の位置決めピン14が挿通され、位置決めピン14および
挿通孔24により最終的な位置出しが行われ、高い精度で
住宅ユニット10が連結される。
【００２２】ここで、セッティングプレート20の設置に
より、梁13は挟持部23に挟持されて強制的に所定角度に
保持される。このため、住宅ユニット10のコーナー部11
は自動的に直角となるように矯正される。
より、梁13は挟持部23に挟持されて強制的に所定角度に
保持される。このため、住宅ユニット10のコーナー部11
は自動的に直角となるように矯正される。
【００２３】この際、セッティングプレート20の挟持部
23で矯正した角度が不足する場合や矯正角度を正確に合
わせたい場合等には、挟持部23と梁13の側板15との間に
楔25を打ち込んで梁13を左右方向に少しずつ回転させ、
これによりコーナー部11の角度の調整を行う（図２参
照）。
23で矯正した角度が不足する場合や矯正角度を正確に合
わせたい場合等には、挟持部23と梁13の側板15との間に
楔25を打ち込んで梁13を左右方向に少しずつ回転させ、
これによりコーナー部11の角度の調整を行う（図２参
照）。
【００２４】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、挟持部23を対向する一対の突
片23A で断面コ字形状に形成し、これらの突片23A の先
端を互いに反対側に曲げてコ字形の開口を拡げることに
より、梁13を挟持できる範囲を拡大できるようにしたの
で、矯正可能な住宅ユニット10の許容歪み寸法を拡大で
き、住宅ユニット10の歪みが大きくともセッティングプ
レート20をコーナー部11に容易に打ち込むことができ
る。従って、住宅ユニット10の歪みが大きい場合でも、
セッティングプレート20で確実かつ容易にコーナー部11
の連結を行うことができる。
な効果がある。すなわち、挟持部23を対向する一対の突
片23A で断面コ字形状に形成し、これらの突片23A の先
端を互いに反対側に曲げてコ字形の開口を拡げることに
より、梁13を挟持できる範囲を拡大できるようにしたの
で、矯正可能な住宅ユニット10の許容歪み寸法を拡大で
き、住宅ユニット10の歪みが大きくともセッティングプ
レート20をコーナー部11に容易に打ち込むことができ
る。従って、住宅ユニット10の歪みが大きい場合でも、
セッティングプレート20で確実かつ容易にコーナー部11
の連結を行うことができる。
【００２５】また、セッティングプレート20の挟持部23
は細長い位置決めピンと異なり変形しにくいため、矯正
のために大きな力を加えても挟持部23は変形せず、住宅
ユニット10の連結精度を向上できる。
は細長い位置決めピンと異なり変形しにくいため、矯正
のために大きな力を加えても挟持部23は変形せず、住宅
ユニット10の連結精度を向上できる。
【００２６】さらに、セッティングプレート20の挟持部
23で矯正した角度が不足する場合や矯正角度を正確に合
わせたい場合等には、挟持部23と梁13の側板15との間に
楔25を打ち込んで梁13を左右方向に少しずつ回転させて
角度調整を行えるようにしたので、住宅ユニット10の連
結精度をさらに向上できる。
23で矯正した角度が不足する場合や矯正角度を正確に合
わせたい場合等には、挟持部23と梁13の側板15との間に
楔25を打ち込んで梁13を左右方向に少しずつ回転させて
角度調整を行えるようにしたので、住宅ユニット10の連
結精度をさらに向上できる。
【００２７】また、コーナー部11の連結に位置決めピン
14を併用し、位置決めピン14で最終的な位置出しを行う
ようにしたので、この点からも住宅ユニット10の連結精
度を向上できる。
14を併用し、位置決めピン14で最終的な位置出しを行う
ようにしたので、この点からも住宅ユニット10の連結精
度を向上できる。
【００２８】図３には、本発明の第２実施例が示されて
いる。本実施例は前記第１実施例の挟持部23に角度調整
機構30を追加したものである。すなわち、挟持部23の外
側面には、図４にも示されるように、ナット31が溶接さ
れ、このナット31には挟持部23を貫通するボルト32が螺
合され、ボルト32は押圧片23B を介して梁13を押圧する
ようになっている。セッティングプレート20による矯正
角度が不足する場合や矯正角度を正確に合わせたい場合
等には、ボルト32を回転操作して梁13を左右方向に微小
角度で回転移動させることが可能となっている。
いる。本実施例は前記第１実施例の挟持部23に角度調整
機構30を追加したものである。すなわち、挟持部23の外
側面には、図４にも示されるように、ナット31が溶接さ
れ、このナット31には挟持部23を貫通するボルト32が螺
合され、ボルト32は押圧片23B を介して梁13を押圧する
ようになっている。セッティングプレート20による矯正
角度が不足する場合や矯正角度を正確に合わせたい場合
等には、ボルト32を回転操作して梁13を左右方向に微小
角度で回転移動させることが可能となっている。
【００２９】このような本実施例においても前記第１実
施例と同様な作用、効果を奏することができる他、ボル
ト32の回転操作により梁13を左右方向に微小角度で回転
移動可能としたので、高精度な矯正ないし調整を行うこ
とができるという効果を付加できる。
施例と同様な作用、効果を奏することができる他、ボル
ト32の回転操作により梁13を左右方向に微小角度で回転
移動可能としたので、高精度な矯正ないし調整を行うこ
とができるという効果を付加できる。
【００３０】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形などをも含むもの
である。すなわち、梁は断面コ字形の梁13に限らず、例
えば、断面形状がＨ字形の梁でもよい。また、梁の端部
の側板15はなくてもよいが、前記各実施例のように側板
15を設ければ楔25等で角度調整が行えるという効果があ
る。
るものではなく、次に示すような変形などをも含むもの
である。すなわち、梁は断面コ字形の梁13に限らず、例
えば、断面形状がＨ字形の梁でもよい。また、梁の端部
の側板15はなくてもよいが、前記各実施例のように側板
15を設ければ楔25等で角度調整が行えるという効果があ
る。
【００３１】さらに、連結される住宅ユニットの数は４
個に限らず、例えば、２個あるいは３個でもよい。この
際、セッティングプレートは連結すべき住宅ユニットの
数に応じた形状に設定すればよい。
個に限らず、例えば、２個あるいは３個でもよい。この
際、セッティングプレートは連結すべき住宅ユニットの
数に応じた形状に設定すればよい。
【００３２】また、セッティングプレートは、四方に延
びる梁に応じて本体部から突出する延長部を有する十字
形状のものに限らず、例えば、単なる四角形状に形成さ
れた面材の下面から挟持部を突設させたものでもよく、
セッティングプレートの具体的な形状は実施にあたり適
宜選択すればよい。
びる梁に応じて本体部から突出する延長部を有する十字
形状のものに限らず、例えば、単なる四角形状に形成さ
れた面材の下面から挟持部を突設させたものでもよく、
セッティングプレートの具体的な形状は実施にあたり適
宜選択すればよい。
【００３３】さらに、住宅ユニット10がコーナー部11以
外の部分で上下に連結される場合などには、住宅ユニッ
ト10のコーナー部11には位置決めピン14が無くてもよ
い。
外の部分で上下に連結される場合などには、住宅ユニッ
ト10のコーナー部11には位置決めピン14が無くてもよ
い。
【００３４】また、セッティングプレート20に挿通孔24
とは別のボルト挿通孔を設けるとともに、柱12側にねじ
溝を有するボルト孔を設けることなどにより、角度調整
の終了後にセッティングプレート20をボルト等で住宅ユ
ニット10に固定できるようにしてもよい。
とは別のボルト挿通孔を設けるとともに、柱12側にねじ
溝を有するボルト孔を設けることなどにより、角度調整
の終了後にセッティングプレート20をボルト等で住宅ユ
ニット10に固定できるようにしてもよい。
【００３５】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、住宅ユニ
ットの歪みが大きい場合でも、確実に連結が行え、かつ
操作が容易で精度を高めることができる。
ットの歪みが大きい場合でも、確実に連結が行え、かつ
操作が容易で精度を高めることができる。
【図１】本発明の第１実施例の要部を示す分解状態の斜
視図である。
視図である。
【図２】同実施例の連結状態を示す斜視図である。
【図３】本発明の第２実施例の要部を示す図２と同様の
図である。
図である。
【図４】図３のIV−IV線断面図である。
10 住宅ユニット 11 コーナー部 20 住宅ユニット用セッティングプレート 21 本体部 23 挟持部
Claims (1)
- 【請求項１】 水平配列される複数の箱状住宅ユニット
の上面側コーナー部を一箇所に集合させた状態で相互連
結する住宅ユニット用セッティングプレートであって、
集合された前記各コーナー部にまたがって配置される本
体部と、隣接する住宅ユニットの梁を両側から一括して
挟持する挟持部とを設けたことを特徴とするユニット住
宅用セッティングプレート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22514791A JPH0544266A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | ユニツト住宅用セツテイングプレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22514791A JPH0544266A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | ユニツト住宅用セツテイングプレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544266A true JPH0544266A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16824686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22514791A Withdrawn JPH0544266A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | ユニツト住宅用セツテイングプレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544266A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7207148B2 (en) * | 2003-10-24 | 2007-04-24 | Surowiecki Matt F | Wall structures |
| KR101233537B1 (ko) * | 2012-06-01 | 2013-02-14 | 현대엠코 주식회사 | 모듈러 유닛 접합부 구조 |
| US10722898B2 (en) | 2013-11-01 | 2020-07-28 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Vertical roller mill |
| IT201900007036A1 (it) * | 2019-05-21 | 2020-11-21 | Giorgio Grossi | Sistema e metodo per la realizzazione dell’aggregazione e unione tridimensionale rapida di elementi modulari prefabbricati a forma di cubo o di parallelepipedo con telaio in acciaio |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP22514791A patent/JPH0544266A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7207148B2 (en) * | 2003-10-24 | 2007-04-24 | Surowiecki Matt F | Wall structures |
| KR101233537B1 (ko) * | 2012-06-01 | 2013-02-14 | 현대엠코 주식회사 | 모듈러 유닛 접합부 구조 |
| US10722898B2 (en) | 2013-11-01 | 2020-07-28 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Vertical roller mill |
| IT201900007036A1 (it) * | 2019-05-21 | 2020-11-21 | Giorgio Grossi | Sistema e metodo per la realizzazione dell’aggregazione e unione tridimensionale rapida di elementi modulari prefabbricati a forma di cubo o di parallelepipedo con telaio in acciaio |
| WO2020234908A1 (en) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | Giorgio Grossi | System and method for the realization of the aggregation and rapid three-dimensional union of prefabricated modular elements in the shape of a cube or parallelepiped with a steel frame |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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