JPH0544161Y2 - - Google Patents

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JPH0544161Y2
JPH0544161Y2 JP1985141097U JP14109785U JPH0544161Y2 JP H0544161 Y2 JPH0544161 Y2 JP H0544161Y2 JP 1985141097 U JP1985141097 U JP 1985141097U JP 14109785 U JP14109785 U JP 14109785U JP H0544161 Y2 JPH0544161 Y2 JP H0544161Y2
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JP
Japan
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cover
boss member
axle
flange
oil seal
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JP1985141097U
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JPS6247406U (ja
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  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、農業用や土工用など各種の作業車両
に採用される車軸支持装置に関するものである。
従来の技術 従来の車軸支持装置を第3図に示す。すなわち
1は車軸ケースの一例であるミツシヨンケース2
側に固定された筒状のボス部材で、その内端と外
端近くの内部には軸受3,4が配設される。前記
ボス部材1内に挿通される車軸5は両軸受3,4
を介して回転自在に支持される。この車軸5は、
車軸6を取付けるためのフランジ7を外端に一体
的に有し、また内端には受動輪体8が取付けられ
る。そして軸受4の外側においてボス部材1内に
オイルシール9が配設される。
考案が解決しようとする問題点 上記のような従来形式によると、車輪6の回転
によつて車軸5の露出部分に巻き付けられたワラ
などがオイルシール9の部分にかみ込んでこのオ
イルシール9を損傷させ、油漏れを発生させるこ
とがたびたびあつた。この油漏れが発生すると、
ミツシヨンケース2のカバーを外して車軸5を脱
着しなければ修理できないので、多額の費用が必
要となる。またオイルシール9部から粉塵などが
侵入し易く、これもオイルシール9の損傷を早め
ることになる。
本考案の目的とするところは、ワラなどが車軸
に巻き付くことを防止し得ると共にオイルシール
の損傷を防止し得、しかも構造簡単で取り扱いが
容易な作業車両の車軸支持装置を提供する点にあ
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本考案における作業車
両の車軸支持装置は、車軸ケースに筒状のボス部
材を固定し、このボス部材に、外端に車輪取付け
用のフランジを有する車軸を挿通し、この車軸
を、ボス部材に軸受を介して回転自在に支持する
と共に、軸受の外側にオイルシールを配設し、前
記ボス部材に、その外端がフランジ内側面に接す
るカバーを外嵌し、このカバーは周方向の少なく
とも一箇所が切断され、筒状にしてボス部材に外
嵌したのち着脱固定具を介してボス部材に取付け
ている。
作 用 上記した本考案の構成によると、カバーによつ
てワラなどが車軸に巻き付くことを防止し得、さ
らにカバーとフランジ内側面との間でのシール作
用により粉塵などのオイルシール側への侵入を防
止し得る。
また車輪を取外すこと無く、脱着固定具を用い
て、カバーをボス部材に取付けおよび取外すこと
ができる。
実施例 以下に本考案の一実施例を第1図、第2図に基
づいて説明する。なお従来例(第3図)と同一符
号のものは同一またはほぼ同一の構成物を示す。
本実施例では前記ボス部材1に、その外端10a
がフランジ内側面7aに接するカバー10を取付
けている。このカバー10は、一例として、周方
向に二箇所切断され、半割筒体10A,10Bの
二部材に分割されている。これら半割筒体10
A,10Bはボス部材1の外面に筒状に組合わさ
れ、脱着固定具の一例であるバンド状のクリツプ
11によつて脱着自在に固定されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
カバー10の外端10aがフランジ内側面7a
に接しているため、カバー10の内部にワラや粉
塵などが侵入するのを防止し得る。このためワラ
などの異物が車軸5に巻き付くことは無い。
クリツプ11を取外し、カバー10を半割筒体
10A,10Bに分割して取外すことによつて、
車輪6を取外すことなく、カバー10をボス部材
1から取外すことができる。また、半割筒体10
A,10Bを筒状に組合わせて、ボス部材1の外
面に取付け、クリツプ11を取付けることによ
り、カバー10をボス部材1に固定することがで
きる。
前記実施例のカバー10の材質として、鋼や樹
脂、あるいはゴムなどの弾性体が用いられる。
前記実施例では、カバー10を周方向に二箇所
切断し、おのおのの部材を半割筒体10A,10
Bとしているが、カバー10を一箇所切断し弾性
を利用して着脱するものでも良く、あるいはカバ
ー10を三箇所以上切断したものでも良い。
前記実施例では、脱着固定具の一例として、バ
ンド状のクリツプ11を示したが、これはボルト
を介して、カバー10をボス部材1に固定しても
良い。
考案の効果 上記の本考案によると、車軸のボス部材からの
露出部分ならびにオイルシールをカバーにより覆
うことができ、これにより車輪で巻き上げたワラ
などが車軸に巻き付くことを防止できるととも
に、カバーとフランジ内側面との間でのシール作
用により粉塵などのオイルシール側への侵入を防
止できる。したがつてオイルシールがワラなどの
巻き付きや粉塵などの外部要因で損傷することを
減少でき、しかもカバーを取付けただけでよいこ
とから安価な構造付加でよい。
また、このカバーは周方向の少なくとも一箇所
が切断され、筒状にしてかつボス部材に固定状に
取付けられているため、回転慣性力の影響を受け
ることなくて取付けを簡単に行うことができ、ま
た車輪を減少取付けた状態で、脱着固定具を介し
て、カバーの取付け取外しが非常に容易に行い得
る。したがつてカバーのメンテナンスを簡単に短
時間で行うことができる。
さらに、カバーの外端がフランジ面との摩擦に
よつてすり減つた場合、特に材質にゴムなどを用
いたカバーにおいては鋼などに比べて摩耗し易い
が、摩耗したカバーを、カバー外端がフランジ内
側面に接するまで、外側にずらして取付けた後、
再使用すれば良く、カバーがある程度摩耗しても
早期に新品と取換える必要はない。このため、カ
バーのメンテナンス費用を低減できる。
また、車輪がパンクなどによつて破損し、新品
の車輪と交換する際、カバーは取付けたままで、
車輪の交換をすれば良く、車輪の交換が短時間で
簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示し、第
1図は縦断正面図、第2図は第1図におけるA−
A矢視図、第3図は従来例を示す縦断正面図であ
る。 1……ボス部材、2……ミツシヨンケース、
3,4……軸受、5……車軸、6……車輪、7…
…フランジ、7a……フランジ内側面、8……受
動輪体、9……オイルシール、10……カバー、
10a……外端、10A,10B……半割筒体、
11……クリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車軸ケースに筒状のボス部材を固定し、このボ
    ス部材に、外端に車輪取付け用のフランジを有す
    る車軸を挿通し、この車軸を、ボス部材に軸受を
    介して回転自在に支持すると共に、軸受の外側に
    オイルシールを配設し、前記ボス部材に、その外
    端がフランジ内側面に接するカバーを外嵌し、こ
    のカバーは周方向の少なくとも一箇所が切断さ
    れ、筒状にしてボス部材に外嵌したのち着脱固定
    具を介してボス部材に取付けたことを特徴とする
    作業車両の車軸支持装置。
JP1985141097U 1985-09-13 1985-09-13 Expired - Lifetime JPH0544161Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985141097U JPH0544161Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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JP1985141097U JPH0544161Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6247406U JPS6247406U (ja) 1987-03-24
JPH0544161Y2 true JPH0544161Y2 (ja) 1993-11-09

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ID=31048570

Family Applications (1)

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JP1985141097U Expired - Lifetime JPH0544161Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642088Y2 (ja) * 1976-12-18 1981-10-02
JPS54155230U (ja) * 1978-04-20 1979-10-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6247406U (ja) 1987-03-24

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