JPS6013719Y2 - 鉄道車両用密封形軸受 - Google Patents

鉄道車両用密封形軸受

Info

Publication number
JPS6013719Y2
JPS6013719Y2 JP1980019697U JP1969780U JPS6013719Y2 JP S6013719 Y2 JPS6013719 Y2 JP S6013719Y2 JP 1980019697 U JP1980019697 U JP 1980019697U JP 1969780 U JP1969780 U JP 1969780U JP S6013719 Y2 JPS6013719 Y2 JP S6013719Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
seal
lid
oil drain
front lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980019697U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56122678U (ja
Inventor
文雄 岩崎
英夫 高井
Original Assignee
株式会社日立製作所
日本精工株式会社
光洋精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所, 日本精工株式会社, 光洋精工株式会社 filed Critical 株式会社日立製作所
Priority to JP1980019697U priority Critical patent/JPS6013719Y2/ja
Publication of JPS56122678U publication Critical patent/JPS56122678U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6013719Y2 publication Critical patent/JPS6013719Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/10Railway vehicles

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄道車両用のジャーナル軸受に用いる密封形
軸受に関するものである。
従来の密封形軸受を第1図、第2図により説明する。
図において、車軸15に内輪2、後ぶた3、油切り11
を圧入し、軸ナツト5を軸端ねじ部4にねじ込むことに
より、内輪2等は抜けないように締付けである。
外輪1は、軸箱体に相当するアダプタ(図示せず)に取
付けられて台車枠に固定される。
ころ13は、外輪1と内輪2のっばおよび油切り11に
より案内されてころがる構造となっている。
外輪1の両端には密封構造が形成されており、その構成
は外輪1両端に後ぶた3および油切り11に対向するシ
ール押え金16がそれぞれ圧入され、密封部材であるオ
イルシール12が前記各シール押え金16の端部内周に
装着されており、該各オイルシール12と後ぶた3およ
び油切り11との間で軸受内部に封入されたグリースの
シールを行なう。
ところがこのような従来の密封形軸受において、車軸の
超音波探傷や車輪の転削を行なう際は、前ぶた6を取外
して車軸センター穴8が設けられた車軸端面を露出させ
てから作業を行なう必要があった。
この点を改善するため、第2図に示すように前ぶた6に
センター穴10を設けたものであるが、車軸超音波探傷
の際はやはり前ぶた6を外す必要があった。
また、従来の密封形軸受では、前ぶた6を固定するため
の特殊ボルト7の穴の部分より雨水が浸入し、車軸端面
に錆が発生する恐れがあった。
上記の点に鑑み本考案は、密封形軸受の外輪に圧入した
シール押え金に、弾性を有する部材より成る前ぶたを着
脱自在に嵌込むことにより、容易に軸端を露出できるよ
うにし、保守の容易な密封形軸受を得ることを目的とし
たものである。
次に本考案による密封形軸受の一実施例を第3図によっ
て説明する。
図において、外輪1の車輪端側の油切り17の外周部に
該油切り17に対応して設けられたシール押え金16に
は、前ぶた止め18が溶接で固定されている。
ゴム19は前記前ぶた止め18に加硫接着されており、
ゴム製の前ぶた20が該前ぶた止め18にはまり込んで
取付けられる。
該前ぶた20にはベント23が取付けられており、車軸
15の軸方向の動きや温度変化にともない空気のみを通
すようになっている。
本考案はこのような構成であるため、車輪転削や車軸超
音波探傷の際は、前ぶた20を手で外すだけで容易に軸
端を露出させることができる。
また、使用中に雨水が浸入して軸端が発錆することもな
い。
また、軸受内部の空間■と前ぶた20および車軸15の
端面で囲まれた空間■との間にはオイルシール12が1
2があり、軸受内部空&9の中にあるグリースが空間■
の方へ流出することもない。
逆に流出することもない。逆に前ぶた20を外し7た際
、外部の塵、水分などが軸受内部空間■の中に入ること
もなく、また、たびたび前ぶた20を外したとしても軸
受内部は常に清浄なグリースで潤滑されるため、グリー
スの寿命が延長でき保守が容易となる。
さらに、前ぶた止め18はシール押え金16に溶接する
構造であるため、単品で容易に加工でき、非常に安価で
ある。
万一、ゴム19等が破損してもその交換は容易である。
また、軸箱体を分解する場合、前ぶた2oを外し車軸端
を露出させ該車軸端のナツトを外せば、内輪、油切り1
7、ころ、保持器等は車軸端側へ引き抜くことができ、
従来の構成に比べて前ぶたを固定しているボルトを外す
必要がなく、作業が非常に簡単に行なえる。
次に本考案による密封形軸受の他の実施例を第4図によ
って説明する。
図において、前記第3図に示す一実施例と異なる点は、
前記一実施例の前ぶた止め18とシール押え金16を一
体化して、シール押え金25としている点である。
この構成は、前記一実施例よりも構成が簡単で、製作が
容易である。
以上説明したように本考案によれば、簡単な構成で車軸
端を容易に露出させることができるため、車軸の超音波
探傷や車輪の転削および軸受の分解点検等の各保守作業
を容易に行なえる。
また、雨水等の浸入がないので、車軸端に錆が発生する
ことがない。
さらに、軸端に軸箱内部のグリースが付着することがな
く、保守が容易であるとともに、前ぶたを外しても軸受
内部に塵、水分が侵入せずグリースの寿命が延び保守が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の密封形軸受の断面図、第3
図は本考案による密封形軸受の一実施例の断面図、第4
図は本考案による密封形軸受の他の実施例の主要部断面
図である。 1・・・・・・外輪、12・・・・・・オイルシール、
15・・・・・・車軸、16,25・・・・・・シール
押え金、17・・・・・・油切り、18・・・・・・前
ぶた止め、19・・・・・・ゴム、20・・・・・・前
ぶた、23・・・・・・ベント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 車軸の反軸端側に配置された後ぶたと、車軸の前記
    後ぶたより軸端側に配置された内輪と、車軸の前記内輪
    より車軸側に配置された油切りと、前記内輪外周にころ
    がり部材を介して設けられた外輪と、該外輪の両側に前
    記後ぶたおよび油切りに対応して形成された密封構造と
    から威り、軸端部を前ぶたで覆った鉄道車両用密封形軸
    受において、前記油切りに対応して配置されたシール押
    え金と該シール押え金および油切りの間に設けられる密
    封部から成る車軸端側密封構造と、前記シール押え金の
    車軸端に構成され、かつ、前記油切りの外径よりも大な
    る内径を有する前ぶた止め部と、弾性を有した部材によ
    り構成され、かつ、前記前ぶた始めに着脱自在に嵌めた
    前ぶたとから構成したことを特徴とする鉄道車両用密封
    形軸受。 2 前記シール押え金と前ぶた止めを一体としたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の鉄道車
    両用密封形軸受。
JP1980019697U 1980-02-20 1980-02-20 鉄道車両用密封形軸受 Expired JPS6013719Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980019697U JPS6013719Y2 (ja) 1980-02-20 1980-02-20 鉄道車両用密封形軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980019697U JPS6013719Y2 (ja) 1980-02-20 1980-02-20 鉄道車両用密封形軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56122678U JPS56122678U (ja) 1981-09-18
JPS6013719Y2 true JPS6013719Y2 (ja) 1985-05-01

Family

ID=29615941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980019697U Expired JPS6013719Y2 (ja) 1980-02-20 1980-02-20 鉄道車両用密封形軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6013719Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10238541A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Kawasaki Steel Corp 回転軸軸受保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56122678U (ja) 1981-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006316884A (ja) 密封装置付き軸受
JPS6013719Y2 (ja) 鉄道車両用密封形軸受
JP2601238Y2 (ja) 車輪用軸受の密封装置
JP2008082392A (ja) 鉄道車両車軸用軸受装置
JP3529691B2 (ja) 車軸軸受装置
JPH0715785Y2 (ja) アクスルシャフト用ジョイントのシール装置
JPS6325297Y2 (ja)
JPH0526506U (ja) 全浮動式駆動車軸装置のホイールハブ
JPH0140780Y2 (ja)
JP2002228006A (ja) オイルシール
JPH0440041Y2 (ja)
JPS5820454Y2 (ja) 鉄道車両の車軸装置
JP2559826Y2 (ja) 密封装置
JP2584558Y2 (ja) 鉄道車両用車軸の軸受け装置
JPS5819094Y2 (ja) 車両用歯車装置
JP4024983B2 (ja) 車輪軸受装置
JP3685675B2 (ja) 車両のアクスル構造
JPH088881Y2 (ja) ハブのシール構造
JPH0655925U (ja) 鉄道車両用動力装置
JPS646411Y2 (ja)
JPH035687Y2 (ja)
JPH0727201Y2 (ja) 駆動輪車軸部構造
JPS6342054Y2 (ja)
JPS5811943Y2 (ja) 回転機
JPS6218548Y2 (ja)