JPH088881Y2 - ハブのシール構造 - Google Patents

ハブのシール構造

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JPH088881Y2
JPH088881Y2 JP14470589U JP14470589U JPH088881Y2 JP H088881 Y2 JPH088881 Y2 JP H088881Y2 JP 14470589 U JP14470589 U JP 14470589U JP 14470589 U JP14470589 U JP 14470589U JP H088881 Y2 JPH088881 Y2 JP H088881Y2
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JP
Japan
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hub
oil
piece
axle housing
axle
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JP14470589U
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JPH0383101U (ja
Inventor
晴夫 北島
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ハブのシール構造に関する。
〔従来の技術〕
リヤアクスルは後輪荷重を支え、ファイナルギアから
の駆動力を伝える機能を有しており、リヤアクスルハウ
ジングやアクスルシャフト,ホィールベアリング等から
構成されている(実開昭59−185456号公報又は実開昭60
−58405号公報等参照)。
第4図はリヤアクスルの従来構造を示し、図に於て、
符号1はアクスルハウジング、3は当該アクスルハウジ
ング1の端部に取り付くアクスルチューブで、このアク
スルチューブ3には2個のホィールベアリング5を介し
てハブ7が取り付けられている。そして、当該ハブ7に
ブレーキドラム9とホィール11がハブボルト13で共締め
され、更に、上記アクスルハウジング1内を貫入するア
クスルシャフト15の端部に設けたフランジ部15aが、上
記ハブ7にボルト締めされた構造となっている。
そして、上記ハブ7の開口部側には、アクスルハウジ
ング1とのシール性を確保するオイルシール17が装着さ
れており、アクスルハウジング1内のオイルがハブ7内
のオイルと混入して、上記ホィールベアリング5の潤滑
が図られている。又、上記ハブ7とフランジ部15aは金
属接触であるため、第5図に示すようにその接合面には
シール部材19が装着されており、当該シール部材19によ
ってハブ7から外部へのオイル漏れを防ぐ構造となって
いる。その他、第5図中、符号21は上記シール部材19の
芯金、23はホィールベアリング5のプリロードを調節す
るアジャスティングナット、そして、24はホィールナッ
トである。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し、アクスルハウジング1内のオイルにはディファ
レンシャルギア等による金属片が多く含まれているた
め、上述の如くハブ7内のオイルにアクスルハウジング
1内のオイルが混入してホィールベアリング5の潤滑を
図る従来構造にあっては、第5図に示すようにディファ
レンシャルギア側からハブ7内に金属片25等が流入し
て、この金属片25がホィールベアリング5の滑動面に傷
を付けてしまう虞があった。
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、アクス
ルハウジング内のオイルがハブ内のオイルと混入してホ
ィールベアリングの潤滑を図る際に、ディファレンシャ
ルギア側のオイルに含まれる金属片等がハブ内に浸入す
るのを防止するハブのシール構造を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するため、請求項1に係るハブのシ
ール構造は、アクスルシャフトにシール部材を介してボ
ルト締めしたハブ内のオイルに、当該ハブ内と連通する
アクスルハウジング内のオイルが混入して、アクスルハ
ウジングにハブを支持するホィールベアリングを潤滑し
てなる車両のリヤアクスルに於て、上記シール部材に、
アクスルハウジング側のオイルに含まれる金属片のハブ
内への流入を阻止するキャッチャ片を設けたものであ
る。
又、請求項2に係る考案は、上記キャッチャ片に磁性
を帯びさせたものである。
〔作用〕
請求項1に係る考案によれば、アクスルハウジング側
からハブ内にオイルが流入する際に、オイル中に含まれ
る金属片がハブ内に流入するのを上記キャッチャ片が阻
止する。
又、請求項2に記載の考案によれば、オイル中の金属
片や金属粉がキャッチャ片に吸着して、ハブ内への金属
片や金属粉の流入が防止されることとなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。尚、考案部分を除く構成に付いては第5図のものと
同様の構成とされているため、ここではそれらに付いて
の説明は省略し、専ら考案部分に付いて説明する。そし
て、上記従来例と同一のものは同一符号を以って表示す
る。
第1図及び第2図は請求項1に係る考案の一実施例を
示し、本実施例は、第5図に示すシール部材19に代え
て、ハブ7の内周に穿設された環状凹部7aに係合する環
状の係合片27aを設けた基部27bと、フランジ部15aの内
面から一定の間隔lを開けて当該基部27bに一体に立設
したキャッチャ片27cとからなるゴム製のシール部材27
をフランジ部15aとハブ7との接合面に装着したもので
ある。そして、上記キャッチャ片27cの先端はアクスル
チューブ3の外周部先端に近接されており、第2図の如
くアクスルハウジング1側からハブ7内にオイルOが流
入する際に、上記キャッチャ片27cがオイルO中の金属
片25がハブ7内に流入するのを阻止するようになってい
る。又、上記シール部材27には、強度を持たせるための
芯金29が介装されている。
本実施例はこのように構成されているから、上記シー
ル部材27が、ハブ7内のオイルOがフランジ部15aとハ
ブ7との接合面から外部に漏れるのを防止する。そし
て、アクスルハウジング1側からハブ7内にオイルOが
流入する際に、オイルO中には多くの金属片25が含まれ
ているが、第2図に示すように上記キャッチャ片27cが
オイルO中の金属片25がハブ7内に流入するのを防止す
ることとなる。
そして、フランジ部15aとキャッチャ片27cとの間に溜
まった金属片25は、ハブ7の分解の際に除去すればよ
い。
このように、本実施例は、フランジ部15aとハブ7と
の接合面に装着するシール部材27にキャッチャ片27を設
けることによって、ハブ7内にディファレンシャルギア
側からの金属片25が流入するのを防止するようにしたの
で、第5図の如き従来例に比し金属片25がハブ7内に流
入することがなくなり、困って、ホィールベアリング5
が金属片25で損傷する虞が解消されることとなった。
第3図は請求項2に係る考案の一実施例を示し、本実
施例は、第1図に於けるシール部材27と同一形状のシー
ル部材27′を成形する際に、キャッチャ片27c′中に磁
石粉31を多数混入して、キャッチャ片27c′に磁性を帯
びさせたものである。尚、その他の構成は上記実施例と
同様である。
而して、本実施例によれば、オイルO中の金属片25が
キャッチャ片27c′に吸着してハブ7内への金属片25の
流入を阻止することができることは勿論、オイルO中の
金属粉33がキャッチャ片27′に吸着するので、金属片25
と併せてオイルO中の金属粉33がハブ7内に流入するこ
とが防止でき、困って、ホィールベアリング5の損傷が
より確実に防止できることとなった。
尚、上記実施例に代えて、芯金29を磁性材料で形成し
てキャッチャ片27′に磁性を持たせるようにしてもよ
く、斯かる構造によっても所期の目的を達成することが
可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、請求項1に係る考案は、アクスル
シャフトにシール部材を介してボルト締めしたハブ内の
オイルに、当該ハブ内と連通するアクスルハウジング内
のオイルが混入して、アクスルハウジングにハブを支持
するホィールベアリングを潤滑してなる車両のリヤアク
スルに於て、上記シール部材に、アクスルハウジング側
のオイルに含まれる金属片のハブ内への流入を阻止する
キャッチャ片を設けたものであるから、アクスルハウジ
ング側からハブ内にオイルが流入する際に、上記キャッ
チャ片がオイル中に含まれる金属片がハブ内に流入する
のを阻止することとなる。
従って、本考案によれば、金属片がハブ内に流入する
ことがなくなり、困って、ホィールベアリングが金属片
で損傷することがなくなった。
又、請求項2に係る考案は、上記キャッチャ片に磁性
を帯びさせたものであるから、斯かる考案によれば、金
属片のみならず、キャッチャ片にオイル中の金属粉が吸
着して、ハブ内への金属粉の流入が阻止されることとな
り、困って、ホィールベアリングの損傷がより確実に防
止できることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は請求項1に係る考案の一実施例を示
し、第1図はその要部拡大断面図、第2図はキャッチャ
片による金属片の除去状態を示す要部拡大断面図、第3
図は請求項2に係る考案の一実施例の要部断面図、第4
図は従来のリヤアクスルの概略断面図、第5図はその部
分拡大断面図である。 1……アクスルハウジング 3……アクスルチューブ 5……ホィールベアリング 7……ハブ 15……アクスルシャフト 15a……フランジ部 27,27′……シール部材 27c,27c′……キャッチャ片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクスルシャフトにシール部材を介してボ
    ルト締めしたハブ内のオイルに、当該ハブ内と連通する
    アクスルハウジング内のオイルが混入して、アクスルハ
    ウジングにハブを支持するホィールベアリングを潤滑し
    てなる車両のリヤアクスルに於て、上記シール部材に、
    アクスルハウジング側のオイルに含まれる金属片のハブ
    内への流入を阻止するキャッチャ片を設けたことを特徴
    とするハブのシール構造。
  2. 【請求項2】上記キャッチャ片は、磁性を帯びて形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のハブのシール
    構造。
JP14470589U 1989-12-15 1989-12-15 ハブのシール構造 Expired - Lifetime JPH088881Y2 (ja)

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JP14470589U JPH088881Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 ハブのシール構造

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JP14470589U JPH088881Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 ハブのシール構造

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Publication Number Publication Date
JPH0383101U JPH0383101U (ja) 1991-08-23
JPH088881Y2 true JPH088881Y2 (ja) 1996-03-13

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ID=31691389

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JP14470589U Expired - Lifetime JPH088881Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 ハブのシール構造

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JP5748428B2 (ja) * 2010-08-20 2015-07-15 日野自動車株式会社 軸受構造

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JPH0383101U (ja) 1991-08-23

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