JPH0543989Y2 - - Google Patents
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- JPH0543989Y2 JPH0543989Y2 JP11729388U JP11729388U JPH0543989Y2 JP H0543989 Y2 JPH0543989 Y2 JP H0543989Y2 JP 11729388 U JP11729388 U JP 11729388U JP 11729388 U JP11729388 U JP 11729388U JP H0543989 Y2 JPH0543989 Y2 JP H0543989Y2
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- conductor
- electrode
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- jacket
- tapered
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 60
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 22
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 16
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Resistance Welding (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はプロジエクシヨン溶接装置に関するも
のである。
のである。
(従来の技術)
プロジエクシヨン溶接装置は、上部電極と下部
電極との間に少なくとも一方に突起を有する一組
のワークを挾み、両電極で両ワークを加圧しなが
ら電流を上記突起に集中させてこの突起を軟化さ
せることにより、両ワークを溶着させるが、その
下部電極は第3図の如き構造になつているのが通
常である。
電極との間に少なくとも一方に突起を有する一組
のワークを挾み、両電極で両ワークを加圧しなが
ら電流を上記突起に集中させてこの突起を軟化さ
せることにより、両ワークを溶着させるが、その
下部電極は第3図の如き構造になつているのが通
常である。
すなわち、同図において、aは電極チツプ、b
は電極チツプaに上端部が外嵌された通電用の導
電体、cは導電体bに外嵌され水冷用ジヤケツト
dを形成したジヤケツト部材である。そして、電
極チツプaと導電体bとはテーパ嵌合され、ジヤ
ケツト部材cはその上端部と下端部とがシール
e,eを介して導電体bに嵌着され、且つ上端と
下端に設けたストツプリングf,fにて保持され
ている。gはストツプリングfの固定を兼ねた補
強部材、hは注水口である。上記導電体bは電極
チツプaに対する通電だけでなく、上記テーパ嵌
合部を介して溶接の際の加圧力を受けるようにな
されており、このため、通電に必要は断面積以上
のものに、つまり厚肉になされている。
は電極チツプaに上端部が外嵌された通電用の導
電体、cは導電体bに外嵌され水冷用ジヤケツト
dを形成したジヤケツト部材である。そして、電
極チツプaと導電体bとはテーパ嵌合され、ジヤ
ケツト部材cはその上端部と下端部とがシール
e,eを介して導電体bに嵌着され、且つ上端と
下端に設けたストツプリングf,fにて保持され
ている。gはストツプリングfの固定を兼ねた補
強部材、hは注水口である。上記導電体bは電極
チツプaに対する通電だけでなく、上記テーパ嵌
合部を介して溶接の際の加圧力を受けるようにな
されており、このため、通電に必要は断面積以上
のものに、つまり厚肉になされている。
(考案が解決しようとする課題)
上記従来の溶接装置においては、例えば鎖線で
示すような基板部にフランジが設けられたL字形
状の板金部品jの角部近傍にナツトkを溶接しよ
うとする場合、導電体bが厚肉であることから、
板金部品jが導電体bの外側のジヤケツト部材c
に干渉しやすくなり、溶接位置ないしは溶接可能
なワークの種類に制約があつた。
示すような基板部にフランジが設けられたL字形
状の板金部品jの角部近傍にナツトkを溶接しよ
うとする場合、導電体bが厚肉であることから、
板金部品jが導電体bの外側のジヤケツト部材c
に干渉しやすくなり、溶接位置ないしは溶接可能
なワークの種類に制約があつた。
また、上記導電体bが厚肉であることから、水
冷用ジヤケツトdは電極チツプaからの距離が遠
くなり、また、導電体bの上端部まわりにストツ
プリングfと補強部材gとを設ける必要のため
に、ジヤケツト部材cの組付位置が低くなり、さ
らに、シールeの組付けを要するために、水冷用
ジヤケツトdの上端位置が規制されることも、上
記水冷ジヤケツトdが電極チツプから遠くなる要
因となり、大電流を流す場合の電極チツプaの冷
却効率が低いという問題がある。
冷用ジヤケツトdは電極チツプaからの距離が遠
くなり、また、導電体bの上端部まわりにストツ
プリングfと補強部材gとを設ける必要のため
に、ジヤケツト部材cの組付位置が低くなり、さ
らに、シールeの組付けを要するために、水冷用
ジヤケツトdの上端位置が規制されることも、上
記水冷ジヤケツトdが電極チツプから遠くなる要
因となり、大電流を流す場合の電極チツプaの冷
却効率が低いという問題がある。
(課題を解決するための手段)
本考案は、このような課題に対して、上記電極
チツプと導電体との間だけでなく、この導電体と
水冷ジヤケツトとの間にもテーパ嵌合方式を採用
することにより、溶接の際の加圧力を導電体から
テーパ嵌合部を介してジヤケツト部材に分散させ
て、導電体を肉厚を薄くすることができるように
し、また、上記テーパ嵌合により導電体とジヤケ
ツト部材との密着性の向上を図つて両者の組付構
造を簡単にし、これをもつて、下部電極の小径
化、及び電極チツプに対する水冷用ジヤケツトの
接近を図ることができるようにするものである。
チツプと導電体との間だけでなく、この導電体と
水冷ジヤケツトとの間にもテーパ嵌合方式を採用
することにより、溶接の際の加圧力を導電体から
テーパ嵌合部を介してジヤケツト部材に分散させ
て、導電体を肉厚を薄くすることができるように
し、また、上記テーパ嵌合により導電体とジヤケ
ツト部材との密着性の向上を図つて両者の組付構
造を簡単にし、これをもつて、下部電極の小径
化、及び電極チツプに対する水冷用ジヤケツトの
接近を図ることができるようにするものである。
すなわち、本考案は、上部電極と下部電極との
間にワークを挾んで溶接するプロジエクシヨン溶
接装置において、下部電極は、ワークに接触せし
める電極チツプと、この電極チツプの下端部に上
端部が外嵌された通電用の円筒状の導電体と、こ
の導電体に外嵌され導電体の外周面との間に水冷
用ジヤケツトを形成した円筒状のジヤケツト部材
とを備え、上記導電体の上端部は内径と外径とを
それぞれ上方へ向け漸次拡大せしめたテーパ状に
なされていて、このテーパ状の上端部において上
記電極チツプとジヤケツト部材とがそれぞれ嵌着
されていることを特徴とするものである。
間にワークを挾んで溶接するプロジエクシヨン溶
接装置において、下部電極は、ワークに接触せし
める電極チツプと、この電極チツプの下端部に上
端部が外嵌された通電用の円筒状の導電体と、こ
の導電体に外嵌され導電体の外周面との間に水冷
用ジヤケツトを形成した円筒状のジヤケツト部材
とを備え、上記導電体の上端部は内径と外径とを
それぞれ上方へ向け漸次拡大せしめたテーパ状に
なされていて、このテーパ状の上端部において上
記電極チツプとジヤケツト部材とがそれぞれ嵌着
されていることを特徴とするものである。
(作用)
上記プロジエクシヨン溶接装置においては、電
極チツプと導電体とだけでなく、この導電体と水
冷ジヤケツトともテーパ嵌合になされているか
ら、溶接の際の加圧力は電極チツプから導電体に
伝わるとともに、この導電体からジヤケツト部材
に分散されることになる。よつて、導電体はその
担うべき加圧力が小さくなるため、その肉厚を薄
くすることができるようになる。また、溶接中は
導電体とジヤケツト部材とが上記加圧力によつて
そのテーパ嵌合部で密着することになり、両者の
密着性が良くなるから、シール部材やストツプリ
ング、補強部材という従来の組付用部品の一部あ
るいは全部を省略することが可能となる。
極チツプと導電体とだけでなく、この導電体と水
冷ジヤケツトともテーパ嵌合になされているか
ら、溶接の際の加圧力は電極チツプから導電体に
伝わるとともに、この導電体からジヤケツト部材
に分散されることになる。よつて、導電体はその
担うべき加圧力が小さくなるため、その肉厚を薄
くすることができるようになる。また、溶接中は
導電体とジヤケツト部材とが上記加圧力によつて
そのテーパ嵌合部で密着することになり、両者の
密着性が良くなるから、シール部材やストツプリ
ング、補強部材という従来の組付用部品の一部あ
るいは全部を省略することが可能となる。
(考案の効果)
従つて、本考案によれば、導電体の担うべき加
圧力を小さくしてその肉厚を薄くすることができ
るため、それだけ下部電極全体としての外径を小
さくし、ワークの溶接位置ないしは溶接可能なワ
ークの種類についての制約を少なくすることがで
きるようになる。また、導電体を肉厚を薄くでき
ることと、導電体とジヤケツト部材との密着性の
向上が図れて従来の組付用部品の一部あるいは全
部を省略することが可能となることとが相俟つ
て、電極チツプに対する水冷用ジヤケツトの接近
を図ることが可能となり、電極チツプの冷却効率
を高めることができるようになる。さらには、上
記組付用部品の省略により溶接装置の製造コスト
の低減も図れることになる。
圧力を小さくしてその肉厚を薄くすることができ
るため、それだけ下部電極全体としての外径を小
さくし、ワークの溶接位置ないしは溶接可能なワ
ークの種類についての制約を少なくすることがで
きるようになる。また、導電体を肉厚を薄くでき
ることと、導電体とジヤケツト部材との密着性の
向上が図れて従来の組付用部品の一部あるいは全
部を省略することが可能となることとが相俟つ
て、電極チツプに対する水冷用ジヤケツトの接近
を図ることが可能となり、電極チツプの冷却効率
を高めることができるようになる。さらには、上
記組付用部品の省略により溶接装置の製造コスト
の低減も図れることになる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図にその要部を示すプロジエクシヨン溶接
装置において、1は上部電極、2は下部電極であ
り、この両電極1,2間にワークW1,W2を挾ん
で加圧溶接するようになつている。ワークW1は
フランジFを有するL字形状の板金部品、ワーク
W2はフランジFの近傍においてワークW1に溶接
されるナツトである。
装置において、1は上部電極、2は下部電極であ
り、この両電極1,2間にワークW1,W2を挾ん
で加圧溶接するようになつている。ワークW1は
フランジFを有するL字形状の板金部品、ワーク
W2はフランジFの近傍においてワークW1に溶接
されるナツトである。
さて、上記下部電極2は、ワークW1を載置し
てこれに接触せしめる電極チツプ3と、この電極
チツプ3の下端部に上端部が外嵌された通電用の
導電体4と、この導電体4に外嵌され導電体4の
外周面との間に水冷用ジヤケツト5を形成したジ
ヤケツト部材6とを備えている。上記電極チツプ
3は筒状であつて、その筒孔を上記ワークW1,
W2を位置決めするガイドピン7が貫通して上方
へ突出するようになつている。このガイドピン7
は、昇降ロツド8の上端のナツト部材9を利用し
たチヤツク具10に結合されている。なお、上記
ガイドピン7、昇降ロツド8及びチヤツク具10
は絶縁体である。また、上記ジヤケツト部材6に
おいて、11は注水口であり、12は排水口であ
る。
てこれに接触せしめる電極チツプ3と、この電極
チツプ3の下端部に上端部が外嵌された通電用の
導電体4と、この導電体4に外嵌され導電体4の
外周面との間に水冷用ジヤケツト5を形成したジ
ヤケツト部材6とを備えている。上記電極チツプ
3は筒状であつて、その筒孔を上記ワークW1,
W2を位置決めするガイドピン7が貫通して上方
へ突出するようになつている。このガイドピン7
は、昇降ロツド8の上端のナツト部材9を利用し
たチヤツク具10に結合されている。なお、上記
ガイドピン7、昇降ロツド8及びチヤツク具10
は絶縁体である。また、上記ジヤケツト部材6に
おいて、11は注水口であり、12は排水口であ
る。
しかして、上記導電体4は筒状であつて、上端
部は内径と外径をそれぞれ上方へ向け漸次拡大せ
しめたテーパ状になされ、このテーパ状の上端部
において上記電極チツプ3とジヤケツト部材6と
がそれぞれ嵌着されている。すなわち、電極チツ
プ3は、その下部外周に下方へ向けて先細になつ
たテーパ部3aが形成されていて、このテーパ部
3aが上記導電体4の上端部の内側テーパ面4a
に嵌合されている。また、ジヤケツト部材6は、
その上端部内面が上方へ向けて漸次拡径したテー
パ面6aになされていて、この上側のテーパ面6
aが上記導電体4の上端部の外側テーパ面4bに
嵌合されている。
部は内径と外径をそれぞれ上方へ向け漸次拡大せ
しめたテーパ状になされ、このテーパ状の上端部
において上記電極チツプ3とジヤケツト部材6と
がそれぞれ嵌着されている。すなわち、電極チツ
プ3は、その下部外周に下方へ向けて先細になつ
たテーパ部3aが形成されていて、このテーパ部
3aが上記導電体4の上端部の内側テーパ面4a
に嵌合されている。また、ジヤケツト部材6は、
その上端部内面が上方へ向けて漸次拡径したテー
パ面6aになされていて、この上側のテーパ面6
aが上記導電体4の上端部の外側テーパ面4bに
嵌合されている。
一方、上記導電体4とジヤケツト部材6の下端
部の組付け構造は、導電体4の下方へ向けて外径
を漸次拡大してなる下側テーパ面4cに対して、
ジヤケツト部材6の下端部内面の下方へ向けて漸
次拡径してなるテーパ面6bが嵌合したものにな
つている。
部の組付け構造は、導電体4の下方へ向けて外径
を漸次拡大してなる下側テーパ面4cに対して、
ジヤケツト部材6の下端部内面の下方へ向けて漸
次拡径してなるテーパ面6bが嵌合したものにな
つている。
結局、上記導電体4は、その上端部から下側テ
ーパ面4cに至るまでが略同一の厚さの薄肉部4
dになされ、上記下側テーパ面4cにおいて外径
を下方へいくに従つて漸次拡大していき、ジヤケ
ツト部材6よりも下側が厚肉部4eになされてい
る。
ーパ面4cに至るまでが略同一の厚さの薄肉部4
dになされ、上記下側テーパ面4cにおいて外径
を下方へいくに従つて漸次拡大していき、ジヤケ
ツト部材6よりも下側が厚肉部4eになされてい
る。
上記電極チツプ3と導電体4とジヤケツト部材
6との組付けにあたつては、まず、導電体4の上
端部は第2図に示す如く直筒(テーパが付されて
いない)状態としておく。そして、ジヤケツト部
材6を導電体4に対して上方より嵌め込み、ジヤ
ケツト部材6の下側テーパ面6bを導電体4の下
側テーパ面4cに押し当てる。次に、第2図に示
す如く、導電体4の上端部に上方より先端部が先
細のテーパになつたポンチ13を押し込んで、上
記上端部にフレアリング加工を施すことにより、
上述の内側と外側のテーパ面4a,4bを形成
し、外側テーパ面4bをジヤケツト部材6の上側
テーパ面6aに押し当てる。
6との組付けにあたつては、まず、導電体4の上
端部は第2図に示す如く直筒(テーパが付されて
いない)状態としておく。そして、ジヤケツト部
材6を導電体4に対して上方より嵌め込み、ジヤ
ケツト部材6の下側テーパ面6bを導電体4の下
側テーパ面4cに押し当てる。次に、第2図に示
す如く、導電体4の上端部に上方より先端部が先
細のテーパになつたポンチ13を押し込んで、上
記上端部にフレアリング加工を施すことにより、
上述の内側と外側のテーパ面4a,4bを形成
し、外側テーパ面4bをジヤケツト部材6の上側
テーパ面6aに押し当てる。
そうして、上記内側テーパ面4aに電極チツプ
3を押し込むことにより、この電極チツプ3と導
電体4とを密嵌合するとともに、上記導電体4の
外側テーパ面4bとジヤケツト部材6の上側テー
パ面6aとを密嵌合せしめる。その際、ジヤケツ
ト部材6は、導電体4の上端部のテーパ部を介し
て下方への力を受けることから、その下側テーパ
面6bが導電体4の下側テーパ面4cに密嵌合す
ることになる。
3を押し込むことにより、この電極チツプ3と導
電体4とを密嵌合するとともに、上記導電体4の
外側テーパ面4bとジヤケツト部材6の上側テー
パ面6aとを密嵌合せしめる。その際、ジヤケツ
ト部材6は、導電体4の上端部のテーパ部を介し
て下方への力を受けることから、その下側テーパ
面6bが導電体4の下側テーパ面4cに密嵌合す
ることになる。
従つて、上記プロジエクシヨン溶接装置におい
ては、ワークW1,W2を上部電極1と下部電極2
との間に挾んで加圧通電すると、その際の加圧力
は、矢符で示す如く、電極チツプ3からそのテー
パ部3aを介して導電体4の薄肉部4dに伝わる
とともに、この加圧力の一部が導電体4からその
上端部の外側テーパ面4bを介してジヤケツト部
材6に伝わることになる。そして、このジヤケツ
ト部材6に伝わつた上記加圧力は下側テーパ面6
bを介して導電体4の厚肉部4eに伝わることに
なる。
ては、ワークW1,W2を上部電極1と下部電極2
との間に挾んで加圧通電すると、その際の加圧力
は、矢符で示す如く、電極チツプ3からそのテー
パ部3aを介して導電体4の薄肉部4dに伝わる
とともに、この加圧力の一部が導電体4からその
上端部の外側テーパ面4bを介してジヤケツト部
材6に伝わることになる。そして、このジヤケツ
ト部材6に伝わつた上記加圧力は下側テーパ面6
bを介して導電体4の厚肉部4eに伝わることに
なる。
よつて、導電体4の薄肉部4dは、加圧力の一
部がジヤケツト部材6で受け持たれるため、その
担うべき加圧力が小さくなり、薄肉であつても溶
接時の加圧力に耐えることができる。そして、こ
のように、導電体4の上部を薄肉にすることがで
きるため、それだけジヤケツト部材6の外径を小
さくすることができ、第1図に示す如く、ワーク
W2をワークW1のフランジFの近くに溶接する場
合でも、このフランジFが上記ジヤケツト部材6
に干渉することが少なくなる。
部がジヤケツト部材6で受け持たれるため、その
担うべき加圧力が小さくなり、薄肉であつても溶
接時の加圧力に耐えることができる。そして、こ
のように、導電体4の上部を薄肉にすることがで
きるため、それだけジヤケツト部材6の外径を小
さくすることができ、第1図に示す如く、ワーク
W2をワークW1のフランジFの近くに溶接する場
合でも、このフランジFが上記ジヤケツト部材6
に干渉することが少なくなる。
また、導電体4の上部が薄肉になつている分、
水冷用ジヤケツト5を下部電極2の中心側に位置
せしめて電極チツプ3に近付けることができる。
そして、溶接中は、上記加圧力によつて導電体4
とジヤケツト部材6とがその上側と下側のテーパ
嵌合部で密着することになり、両者の密着性が良
くなるから、シール部材やストツプリング、補強
部材という従来の組付用部品を省略することがで
き、それだけ水冷用ジヤケツト5を上側に延ばし
て電極チツプ3に近付けることができる。これに
より、電極チツプ3の冷却効率が高くなつて、そ
の耐久性の向上が図れるとともに、大電流を流す
ことも可能になる。
水冷用ジヤケツト5を下部電極2の中心側に位置
せしめて電極チツプ3に近付けることができる。
そして、溶接中は、上記加圧力によつて導電体4
とジヤケツト部材6とがその上側と下側のテーパ
嵌合部で密着することになり、両者の密着性が良
くなるから、シール部材やストツプリング、補強
部材という従来の組付用部品を省略することがで
き、それだけ水冷用ジヤケツト5を上側に延ばし
て電極チツプ3に近付けることができる。これに
より、電極チツプ3の冷却効率が高くなつて、そ
の耐久性の向上が図れるとともに、大電流を流す
ことも可能になる。
なお、本考案に係るプロジエクシヨン溶接装置
が上記板金部品とナツト以外の溶接にも適用でき
ることはもちろんである。
が上記板金部品とナツト以外の溶接にも適用でき
ることはもちろんである。
第1図は本考案の実施例のプロジエクシヨン溶
接装置の要部を示す一部断面にした正面図、第2
図は導電体のフレアリング加工の態様を示す断面
図、第3図は従来のプロジエクシヨン溶接装置の
下部電極を示す一部断面にした正面図である。 1……上部電極、2……下部電極、3……電極
チツプ、3a……テーパ部、4……導電体、4a
……内側テーパ面、4b……外側テーパ面、5…
…水冷用ジヤケツト、6……ジヤケツト部材、6
a……上側テーパ面。
接装置の要部を示す一部断面にした正面図、第2
図は導電体のフレアリング加工の態様を示す断面
図、第3図は従来のプロジエクシヨン溶接装置の
下部電極を示す一部断面にした正面図である。 1……上部電極、2……下部電極、3……電極
チツプ、3a……テーパ部、4……導電体、4a
……内側テーパ面、4b……外側テーパ面、5…
…水冷用ジヤケツト、6……ジヤケツト部材、6
a……上側テーパ面。
Claims (1)
- 上部電極と下部電極との間にワークを挾んで溶
接するプロジエクシヨン溶接装置において、下部
電極は、ワークに接触せしめる電極チツプと、こ
の電極チツプの下端部に上端部が外嵌された通電
用の円筒状の導電体と、この導電体に外嵌され導
電体の外周面との間に水冷用ジヤケツトを形成し
た円筒状のジヤケツト部材とを備え、上記導電体
の上端部は内径と外径とをそれぞれ上方へ向け漸
次拡大せしめたテーパ状になされていて、このテ
ーパ状の上端部において上記電極チツプとジヤケ
ツト部材とがそれぞれ嵌着されていることを特徴
とするプロジエクシヨン溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11729388U JPH0543989Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11729388U JPH0543989Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0238183U JPH0238183U (ja) | 1990-03-14 |
JPH0543989Y2 true JPH0543989Y2 (ja) | 1993-11-08 |
Family
ID=31360626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11729388U Expired - Lifetime JPH0543989Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543989Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-06 JP JP11729388U patent/JPH0543989Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0238183U (ja) | 1990-03-14 |
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