JPH0543942Y2 - - Google Patents
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- JPH0543942Y2 JPH0543942Y2 JP9167288U JP9167288U JPH0543942Y2 JP H0543942 Y2 JPH0543942 Y2 JP H0543942Y2 JP 9167288 U JP9167288 U JP 9167288U JP 9167288 U JP9167288 U JP 9167288U JP H0543942 Y2 JPH0543942 Y2 JP H0543942Y2
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- lift
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Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、例えばE型鉄心やI型鉄心等の積
層鉄心を製造するプレス機械の金型装置に関し、
特に板材をリフトアツプして搬送するための構成
に関する。
層鉄心を製造するプレス機械の金型装置に関し、
特に板材をリフトアツプして搬送するための構成
に関する。
トランスに用いる積層鉄心のなかには、通称
EIコアと称し、E型鉄心とI型鉄心とが組合わ
されたものがあり、このEIコアを製造するに当
つては、第9図に示すように、対称に向き合わせ
たEコアE1,E2の不要部分をIコアI1,I2として
用いて板材100からスクラツプのない有効な材
料取りを行なうようレイアウトされる。そして、
これらEコア、Iコアをそれぞれ積層し、かつか
しめることにより、E型積層鉄心、I型積層鉄心
が形成される。
EIコアと称し、E型鉄心とI型鉄心とが組合わ
されたものがあり、このEIコアを製造するに当
つては、第9図に示すように、対称に向き合わせ
たEコアE1,E2の不要部分をIコアI1,I2として
用いて板材100からスクラツプのない有効な材
料取りを行なうようレイアウトされる。そして、
これらEコア、Iコアをそれぞれ積層し、かつか
しめることにより、E型積層鉄心、I型積層鉄心
が形成される。
このような積層鉄心の製造方法として本願出願
人による特願昭61−52043号があり、その概略構
成を第9図および第10図に示す。この技術で
は、板材が下型表面を摺動する際のフイードミス
(パンチ孔に引つ掛かる等)を防止するために、
リフトアツプ装置110を設け、このリフトアツ
プ装置110により板材100が下型表面114
から離隔して搬送されるようにするとともに、E
コア抜落しステーシヨンに送り機構120を設
け、この送り機構120によつて奇数番目にレイ
アウトされるEコアE1,E3…の搬送を行なうよ
うにしている。
人による特願昭61−52043号があり、その概略構
成を第9図および第10図に示す。この技術で
は、板材が下型表面を摺動する際のフイードミス
(パンチ孔に引つ掛かる等)を防止するために、
リフトアツプ装置110を設け、このリフトアツ
プ装置110により板材100が下型表面114
から離隔して搬送されるようにするとともに、E
コア抜落しステーシヨンに送り機構120を設
け、この送り機構120によつて奇数番目にレイ
アウトされるEコアE1,E3…の搬送を行なうよ
うにしている。
すなわち、このEコア抜落しステーシヨンの下
型には、1つのEコアの搬送方向長さに相当する
距離Lだけ離間した第1および第2のブランク1
30,140が形成されており、第1ブランク1
30でEコアE2が抜落され、第2ブランク14
0でEコアE1が抜落される。また、リフトアツ
プ装置110は、板材100の搬送域を挟んで相
対向する一対のリフトブロツク111,111を
有し、これらリフトブロツク111は互いに近接
離反する方向に移動自在に設けられている。これ
らリフトブロツク111はバネ112によつて両
リフトブロツク111が近接する方向に付勢され
ているとともに、各ブロツク111の搬送域側側
面にはガイド斜面113が形成されている。そし
て、板材100は、その側縁がこれらガイド斜面
113に当接された状態で搬送される。板材10
0からEコアを抜落す際には、上型に取付けたス
トリツパプレート150の下降によつて板材10
0を下側に押圧することにより、リフトブロツク
111を離反して、板材100を下型表面114
に密着させる。そして、この状態で上型がさらに
下降することによりEコアが抜落される。
型には、1つのEコアの搬送方向長さに相当する
距離Lだけ離間した第1および第2のブランク1
30,140が形成されており、第1ブランク1
30でEコアE2が抜落され、第2ブランク14
0でEコアE1が抜落される。また、リフトアツ
プ装置110は、板材100の搬送域を挟んで相
対向する一対のリフトブロツク111,111を
有し、これらリフトブロツク111は互いに近接
離反する方向に移動自在に設けられている。これ
らリフトブロツク111はバネ112によつて両
リフトブロツク111が近接する方向に付勢され
ているとともに、各ブロツク111の搬送域側側
面にはガイド斜面113が形成されている。そし
て、板材100は、その側縁がこれらガイド斜面
113に当接された状態で搬送される。板材10
0からEコアを抜落す際には、上型に取付けたス
トリツパプレート150の下降によつて板材10
0を下側に押圧することにより、リフトブロツク
111を離反して、板材100を下型表面114
に密着させる。そして、この状態で上型がさらに
下降することによりEコアが抜落される。
また、送り機構120は、下型114に固定さ
れたベースブロツク121に対してA方向に移動
自在に設けられたスライデイングブロツク12
2、該ブロツク122に取付けられた2本のロツ
ド123を有し、これらロツド123の先端には
それぞれ爪(図示せず)が配設されている。い
ま、板材100が第9図に示す状態にあるとき、
E型コアE2が第1ブランク130に抜落される
と、コアE1がコアE2から分離され、コアE1は第
1ブランク130と第2ブランク140との間の
ダイ上に位置する。一方、上記送り機構120の
スライデイングブロツク122およびロツド12
3は上型の下降に伴ない図中左方向に移動し、ロ
ツド123の先端の爪がコアE1に引つ掛かる。
この状態で上型が上昇すると、スライデイングブ
ロツク122およびロツド123は今度は図中右
方向に移動し、引つ掛けているコアE1を第2ブ
ランク140の真上まで搬送する。そして、コア
E1はこの第2ブランク140で抜落される。
れたベースブロツク121に対してA方向に移動
自在に設けられたスライデイングブロツク12
2、該ブロツク122に取付けられた2本のロツ
ド123を有し、これらロツド123の先端には
それぞれ爪(図示せず)が配設されている。い
ま、板材100が第9図に示す状態にあるとき、
E型コアE2が第1ブランク130に抜落される
と、コアE1がコアE2から分離され、コアE1は第
1ブランク130と第2ブランク140との間の
ダイ上に位置する。一方、上記送り機構120の
スライデイングブロツク122およびロツド12
3は上型の下降に伴ない図中左方向に移動し、ロ
ツド123の先端の爪がコアE1に引つ掛かる。
この状態で上型が上昇すると、スライデイングブ
ロツク122およびロツド123は今度は図中右
方向に移動し、引つ掛けているコアE1を第2ブ
ランク140の真上まで搬送する。そして、コア
E1はこの第2ブランク140で抜落される。
かかる従来技術においては、ストリツパプレー
ト150が板材100を押圧することによりリフ
トブロツク111を離反させるようにしていたた
め、ストリツパプレート150に付着したスタン
ピングオイルの粘性によつてストリツパプレート
150に板材100が付着し、これにより板材1
00がリフトブロツク111のガイド斜面113
に水平に載置されず、ミスフイードが発生すると
いう問題がある。また、リフトブロツク111の
ガイド斜面113に対するストリツパプレート1
50の衝撃によりリフトブロツク111が破損す
ることもあつた。さらに、この従来技術では、第
2ブランク140へEコアを搬送するため、特別
な送り機構120を設けており、制御が複雑にな
つたり、装置コストがアツプする問題も有してい
る。
ト150が板材100を押圧することによりリフ
トブロツク111を離反させるようにしていたた
め、ストリツパプレート150に付着したスタン
ピングオイルの粘性によつてストリツパプレート
150に板材100が付着し、これにより板材1
00がリフトブロツク111のガイド斜面113
に水平に載置されず、ミスフイードが発生すると
いう問題がある。また、リフトブロツク111の
ガイド斜面113に対するストリツパプレート1
50の衝撃によりリフトブロツク111が破損す
ることもあつた。さらに、この従来技術では、第
2ブランク140へEコアを搬送するため、特別
な送り機構120を設けており、制御が複雑にな
つたり、装置コストがアツプする問題も有してい
る。
この考案はこのような事情に鑑みてなされたも
ので、板材のフイードミスを確実に防止し得る低
コストのプレス機械の金型装置を提供しようとす
るものである。
ので、板材のフイードミスを確実に防止し得る低
コストのプレス機械の金型装置を提供しようとす
るものである。
そこでこの考案では、各リフトブロツクが近接
する方向に付勢された一対のリフトブロツクに対
し、板材搬送域側に開口し板材の搬送方向に延び
るコ字状の切欠きを形成するとともに、その移動
方向に沿つて段差を有する少なくとも2つの押圧
体を前記各リフトブロツクと当接するよう上型に
垂下し、前記リフトブロツクに対する前記押圧体
の幅厚部と幅薄部の押圧力によつて上型の上昇、
下降に対応して前記一対のリフトブロツクを近
接、離反させ、前記上型の上昇中は前記形成した
切欠き部で板材を摺動自在に支持するようにす
る。
する方向に付勢された一対のリフトブロツクに対
し、板材搬送域側に開口し板材の搬送方向に延び
るコ字状の切欠きを形成するとともに、その移動
方向に沿つて段差を有する少なくとも2つの押圧
体を前記各リフトブロツクと当接するよう上型に
垂下し、前記リフトブロツクに対する前記押圧体
の幅厚部と幅薄部の押圧力によつて上型の上昇、
下降に対応して前記一対のリフトブロツクを近
接、離反させ、前記上型の上昇中は前記形成した
切欠き部で板材を摺動自在に支持するようにす
る。
すなわち、本考案では段差を形成した押圧体の
上下方向移動によつて押圧体とリフトブロツクの
当接部に発生するリフトブロツクに対する水平方
向の押圧力によつてリフトブロツクを近接、離反
させる。また、板材のリフトアツプ支持は、リフ
トブロツクに形成したコ字状の切欠部に板材を橋
絡することにより行なう。
上下方向移動によつて押圧体とリフトブロツクの
当接部に発生するリフトブロツクに対する水平方
向の押圧力によつてリフトブロツクを近接、離反
させる。また、板材のリフトアツプ支持は、リフ
トブロツクに形成したコ字状の切欠部に板材を橋
絡することにより行なう。
以下、この考案を添附図面に示す一実施例にし
たがって説明する。
たがって説明する。
第1図〜第8図はこの考案をEI型鉄心製造用
の順送りプレス機のEコア抜落しステーシヨンに
適用した場合を示すものである。
の順送りプレス機のEコア抜落しステーシヨンに
適用した場合を示すものである。
このEコア抜落しステーシヨンでは、第1図お
よび第3図に示すように、板材搬送路の上流側か
ら順に第1ブランク1、第2ブランク2が所定の
間隔Lをおいて下型3に並設されている。両ブラ
ンク1,2の間隔Lは、1つのEコアの搬送方向
長さに相当し、該両ブランクの間のダイ40上に
は板材4を支持するためのリフターピン5が設け
られている。このリフターピン5の下にはバネ
(図示せず)が設けられ、該バネによつてリフタ
ーピン5は上方に付勢されている。さらに、第1
ブランク1の後方には、一対のガイドリフタ6が
設けられている。各ガイドリフタ6には円周方向
に沿つて凹部7が形成され、板材4は各凹部7に
橋絡された状態で矢印B方向に搬送される。な
お、第1および第2ブランク1,2の下方にはピ
ストンシリンダ8に直結された受け台9が設けら
れていて、各ブランク1,2内に抜き込まれたE
コアに対して上方への押圧力を作用させている。
よび第3図に示すように、板材搬送路の上流側か
ら順に第1ブランク1、第2ブランク2が所定の
間隔Lをおいて下型3に並設されている。両ブラ
ンク1,2の間隔Lは、1つのEコアの搬送方向
長さに相当し、該両ブランクの間のダイ40上に
は板材4を支持するためのリフターピン5が設け
られている。このリフターピン5の下にはバネ
(図示せず)が設けられ、該バネによつてリフタ
ーピン5は上方に付勢されている。さらに、第1
ブランク1の後方には、一対のガイドリフタ6が
設けられている。各ガイドリフタ6には円周方向
に沿つて凹部7が形成され、板材4は各凹部7に
橋絡された状態で矢印B方向に搬送される。な
お、第1および第2ブランク1,2の下方にはピ
ストンシリンダ8に直結された受け台9が設けら
れていて、各ブランク1,2内に抜き込まれたE
コアに対して上方への押圧力を作用させている。
また、一対のリフトブロツク10,10等から
構成される板材リフトアツプ装置8が板材搬送域
を挟むように設けられている。
構成される板材リフトアツプ装置8が板材搬送域
を挟むように設けられている。
この板材リフトアツプ装置8は、板材4の搬送
域を挟んで相対向する一対のリフトブロツク1
0,10を有し、これらリフトブロツク10は互
いに近接もしくは離反する方向に移動自在に配設
されている。また、これらリフトブロツク10は
下型3との間に介装された圧縮バネ11によつて
リフトブロツク10が互いに近接する方向に付勢
されている。さらに、これらリフトブロツク1
0,10における搬送域側の側面、つまり相対向
する側部には、搬送域側に開口するコ字状の切欠
き12,12が形成されており、板材4は該切欠
き12,12内を摺動して搬送される。
域を挟んで相対向する一対のリフトブロツク1
0,10を有し、これらリフトブロツク10は互
いに近接もしくは離反する方向に移動自在に配設
されている。また、これらリフトブロツク10は
下型3との間に介装された圧縮バネ11によつて
リフトブロツク10が互いに近接する方向に付勢
されている。さらに、これらリフトブロツク1
0,10における搬送域側の側面、つまり相対向
する側部には、搬送域側に開口するコ字状の切欠
き12,12が形成されており、板材4は該切欠
き12,12内を摺動して搬送される。
また、リフトブロツク10,10の前部には、
計4個のカムフオロア13が回転可能に取付けら
れており、これらカムフオロア13にプツシユピ
ン14が当接されている。プツシユピン14は段
差を有し、上部の幅が下部より大きくなつてい
る。このプツシユピン14は、プレス上型30
(第2図b)から垂下されており、プレス上型の
昇降に伴なつて上下方向に移動する。そして、こ
れらプツシユピン14の上下方向の移動によつて
リフトブロツク10を近接離反する方向に移動さ
せる。
計4個のカムフオロア13が回転可能に取付けら
れており、これらカムフオロア13にプツシユピ
ン14が当接されている。プツシユピン14は段
差を有し、上部の幅が下部より大きくなつてい
る。このプツシユピン14は、プレス上型30
(第2図b)から垂下されており、プレス上型の
昇降に伴なつて上下方向に移動する。そして、こ
れらプツシユピン14の上下方向の移動によつて
リフトブロツク10を近接離反する方向に移動さ
せる。
すなわち、第2図aに示すように、プツシユピ
ン14の幅のせまい下部がカムフオロア13に当
接しているときには、リフトブロツク10,10
は、該リフトブロツク10が互いに近接した状態
における所定位置に位置し、このとき板材4はリ
フトブロツク10,10のコ字状切欠き12,1
2によつて支持され、リフトアツプされている。
一方、第2図bに示すように、プツシユピン14
が下方に移動し、幅の大きいプツシユピン上部が
カムフオロア13に当接すると、カム作用によつ
てリフトブロツク10,10が離反する方向に移
動し、板材4は上記コ字状切欠き部12による支
持から解放される。
ン14の幅のせまい下部がカムフオロア13に当
接しているときには、リフトブロツク10,10
は、該リフトブロツク10が互いに近接した状態
における所定位置に位置し、このとき板材4はリ
フトブロツク10,10のコ字状切欠き12,1
2によつて支持され、リフトアツプされている。
一方、第2図bに示すように、プツシユピン14
が下方に移動し、幅の大きいプツシユピン上部が
カムフオロア13に当接すると、カム作用によつ
てリフトブロツク10,10が離反する方向に移
動し、板材4は上記コ字状切欠き部12による支
持から解放される。
以下、かかる構成の具体的な作用をEI型積層
鉄心の製造工程にしたがつて説明する。
鉄心の製造工程にしたがつて説明する。
第1図〜第3図に示したEコア抜落しステーシ
ヨンの上流側の各ステーシヨンにおいて、分離用
構成片用の孔形成、かしめ用突起形成、Iコアの
抜落し等の各種加工が板材4に施される。また板
材4はこれら各ステーシヨン間において、対向さ
せた一対のEコアの搬送方向長さ(第3図の2
L)に相当する距離ずつ搬送される。
ヨンの上流側の各ステーシヨンにおいて、分離用
構成片用の孔形成、かしめ用突起形成、Iコアの
抜落し等の各種加工が板材4に施される。また板
材4はこれら各ステーシヨン間において、対向さ
せた一対のEコアの搬送方向長さ(第3図の2
L)に相当する距離ずつ搬送される。
第1図〜第3図のEコア抜落しステーシヨンに
板材4が最初に搬入されたとき、板材4は、第3
図および第4図に示す如く、その先端20が第2
ブランク2の上流側(左側)開口縁部に位置して
いる。すなわち、先端に材料取りされたEコア
E1は第1、第2ブランク間のダイ40上に位置
し、次に材料取りされるEコアE2は第1ブラン
ク1上に位置する。また、この状態のときには、
リフトブロツク10,10は第2図aに示した近
接位置にあり、板材4はガイドリフタ6,6、リ
フタピン5、リフトブロツク10のコ字状切欠き
部12等に支持されて、下型表面からリフトアツ
プされている。
板材4が最初に搬入されたとき、板材4は、第3
図および第4図に示す如く、その先端20が第2
ブランク2の上流側(左側)開口縁部に位置して
いる。すなわち、先端に材料取りされたEコア
E1は第1、第2ブランク間のダイ40上に位置
し、次に材料取りされるEコアE2は第1ブラン
ク1上に位置する。また、この状態のときには、
リフトブロツク10,10は第2図aに示した近
接位置にあり、板材4はガイドリフタ6,6、リ
フタピン5、リフトブロツク10のコ字状切欠き
部12等に支持されて、下型表面からリフトアツ
プされている。
そして、この状態から上型30が下降し始める
と、これに伴なつて4本のプツシユピン14が下
降し、これによりカムフオロア13はプツシユピ
ン14の段差を経てプツシユピン14の上部幅厚
部に当接する。この結果、リフトブロツク10,
10がバネ11の付勢力に抗してそれぞれ外側に
押しやられ、リフトブロツク10,10は所定の
離反位置で停止する。該リフトブロツク10,1
0の離反によつて板材4はコ字状切欠き部12に
よる支持からは解放されるが、ガイドリフタ6、
リフタピン5の支持によつて板材4は離反前と同
じ高さにリフトアツプされている。
と、これに伴なつて4本のプツシユピン14が下
降し、これによりカムフオロア13はプツシユピ
ン14の段差を経てプツシユピン14の上部幅厚
部に当接する。この結果、リフトブロツク10,
10がバネ11の付勢力に抗してそれぞれ外側に
押しやられ、リフトブロツク10,10は所定の
離反位置で停止する。該リフトブロツク10,1
0の離反によつて板材4はコ字状切欠き部12に
よる支持からは解放されるが、ガイドリフタ6、
リフタピン5の支持によつて板材4は離反前と同
じ高さにリフトアツプされている。
その後、リフトアツプされている板材4に対し
てさらに下降を続ける上型30の押圧力が作用さ
れ、これにより、板材4はガイドリフタ6、リフ
タピン5下のバネの付勢力に抗して下降し、下型
表面に密着する。その後、上型30はさらに下降
を続け、これにより第1ブランク1上のEコア
E2は、第5図に示すように第1ブランクに打抜
かれ、第1ブランク1内に押込まれる(第2図b
参照)。一方、板材4からEコアE2が打抜かれた
ことにより、EコアE1が分離される。なお、分
離されたEコアE1は分離されることにより、上
型30の圧力から解放されるため、リフタピン5
下のバネの付勢力によつて分離と同時にリフタピ
ン5上にリフトアツプされる。また、EコアE2
に後続するEコアE3を先頭とする板材4′は、上
型30の上昇によつて上型30の押下げ力から解
放されると同時に、ガイドリフタ6,6下のバネ
の付勢力によつてガイドリフタ6,6が上動する
ことにより、リフトアツプされる。
てさらに下降を続ける上型30の押圧力が作用さ
れ、これにより、板材4はガイドリフタ6、リフ
タピン5下のバネの付勢力に抗して下降し、下型
表面に密着する。その後、上型30はさらに下降
を続け、これにより第1ブランク1上のEコア
E2は、第5図に示すように第1ブランクに打抜
かれ、第1ブランク1内に押込まれる(第2図b
参照)。一方、板材4からEコアE2が打抜かれた
ことにより、EコアE1が分離される。なお、分
離されたEコアE1は分離されることにより、上
型30の圧力から解放されるため、リフタピン5
下のバネの付勢力によつて分離と同時にリフタピ
ン5上にリフトアツプされる。また、EコアE2
に後続するEコアE3を先頭とする板材4′は、上
型30の上昇によつて上型30の押下げ力から解
放されると同時に、ガイドリフタ6,6下のバネ
の付勢力によつてガイドリフタ6,6が上動する
ことにより、リフトアツプされる。
一方、上型30の上昇に伴ない、プツシユピン
14も上昇し、これにより、カムフオロア13は
今度はプツシユピン14の下部幅薄部に当接し、
この結果リフトブロツク10,10が内側に移動
し、所定の近接位置で停止する。このため、上記
リフトアツプされているEブロツクE1はリフト
ブロツク10,10のコ字状切欠き部12によつ
て両側から支持されることになる。
14も上昇し、これにより、カムフオロア13は
今度はプツシユピン14の下部幅薄部に当接し、
この結果リフトブロツク10,10が内側に移動
し、所定の近接位置で停止する。このため、上記
リフトアツプされているEブロツクE1はリフト
ブロツク10,10のコ字状切欠き部12によつ
て両側から支持されることになる。
ところで、上記上型30の上昇中に、Eコア
E3を先頭とする板材4′は図示しない搬送機構に
よつて前述したように一対のEコアの搬送方向長
さに相当する距離2L(第3図)分だけ搬送され
る。そして、この搬送によつて、板材4′が第1,
第2ブランク1,2間のダイ40上に位置してい
るEコアE1を押すことにより、EコアE1は第6
図に示す如く第2ブランク2の真上位置まで移動
される。また第1ブランク1上にはE4コアが位
置される。
E3を先頭とする板材4′は図示しない搬送機構に
よつて前述したように一対のEコアの搬送方向長
さに相当する距離2L(第3図)分だけ搬送され
る。そして、この搬送によつて、板材4′が第1,
第2ブランク1,2間のダイ40上に位置してい
るEコアE1を押すことにより、EコアE1は第6
図に示す如く第2ブランク2の真上位置まで移動
される。また第1ブランク1上にはE4コアが位
置される。
この後、再び上型30が下降を開始すると、前
述と同様にして、リフトブロツク10,10はプ
ツシユピン14とカムフオロア13のカム作用に
よつて離反し、この状態で上型30が下降するこ
とにより、第7図に示すように、EコアE3とE4
が分離され、EコアE4が第1ブランク1に抜き
込まれるとともに、EコアE1が第2ブランク2
に抜き込まれる。
述と同様にして、リフトブロツク10,10はプ
ツシユピン14とカムフオロア13のカム作用に
よつて離反し、この状態で上型30が下降するこ
とにより、第7図に示すように、EコアE3とE4
が分離され、EコアE4が第1ブランク1に抜き
込まれるとともに、EコアE1が第2ブランク2
に抜き込まれる。
この後、上型が再び上昇すると、第5図から第
6図へ移行するのと同様にしてEコアE5を先頭
とする後続板材4′およびEコアE3の搬送が行な
われ、以下、第5〜第7図に示した各工程を繰り
返えすことによりE型鉄心片が2つのブランク
1,2で連続的に抜落され積層される。なお、第
1,第2ブランクにおいて、上型30によつて打
抜かれたEコアは、第2図bに示すように、上型
30による下方への力と受け台9による上方への
力によつて、下型内に先行して打抜かれているE
コアにかしめ結合されることにより一体的に固着
される。そして上記第1のブランク1内および第
2ブランク2内で、それぞれ所定枚数の鉄心板が
積層されると、図示しない搬出装置によつて、上
記積層鉄心は下型の外部へ搬出される。第8図は
上述した工程によつて製造されたE型積層鉄心お
よび上型積層鉄心を示すものである。
6図へ移行するのと同様にしてEコアE5を先頭
とする後続板材4′およびEコアE3の搬送が行な
われ、以下、第5〜第7図に示した各工程を繰り
返えすことによりE型鉄心片が2つのブランク
1,2で連続的に抜落され積層される。なお、第
1,第2ブランクにおいて、上型30によつて打
抜かれたEコアは、第2図bに示すように、上型
30による下方への力と受け台9による上方への
力によつて、下型内に先行して打抜かれているE
コアにかしめ結合されることにより一体的に固着
される。そして上記第1のブランク1内および第
2ブランク2内で、それぞれ所定枚数の鉄心板が
積層されると、図示しない搬出装置によつて、上
記積層鉄心は下型の外部へ搬出される。第8図は
上述した工程によつて製造されたE型積層鉄心お
よび上型積層鉄心を示すものである。
このようにこの実施例によれば、プツシユピン
14とカムフオロア13による機構によつてリフ
トブロツク10,10を上型30の上下動に伴つ
て近接離反させるとともに、コ字状切欠き部12
によつて板材4を両側から支持して搬送させるよ
うにしたので、リフトブロツク10,10の確実
な接離動作をなし得るとともに、板材4が傾斜し
て搬送される等のフイードミスを確実に防止でき
る。さらに、この実施例では、リフタピン5、ガ
イドリフタ6、コ字状切欠き12によつて板材を
リフトアツプ支持し、該リフトアツプしたダイ4
0上のEコアを後続する板材が押すことによつて
分離されたEコアを第2ブランク2まで搬送する
ようにしたので、特別な搬送機構を設ける必要が
なくなり、これにより搬送制御を容易にするとと
もに装置コストも下げることができる。
14とカムフオロア13による機構によつてリフ
トブロツク10,10を上型30の上下動に伴つ
て近接離反させるとともに、コ字状切欠き部12
によつて板材4を両側から支持して搬送させるよ
うにしたので、リフトブロツク10,10の確実
な接離動作をなし得るとともに、板材4が傾斜し
て搬送される等のフイードミスを確実に防止でき
る。さらに、この実施例では、リフタピン5、ガ
イドリフタ6、コ字状切欠き12によつて板材を
リフトアツプ支持し、該リフトアツプしたダイ4
0上のEコアを後続する板材が押すことによつて
分離されたEコアを第2ブランク2まで搬送する
ようにしたので、特別な搬送機構を設ける必要が
なくなり、これにより搬送制御を容易にするとと
もに装置コストも下げることができる。
なお、本考案は上記実施例に適宜の変更実施を
加え得るものであり、例えばカムフオロア13を
省略し、プツシユピン14によつてリフトブロツ
ク10を直接押圧するようにしてもよい。また、
本考案をE型鉄心とは異なる他の形状の製品を作
る順送りプレス機に適用するようにしてもよい。
加え得るものであり、例えばカムフオロア13を
省略し、プツシユピン14によつてリフトブロツ
ク10を直接押圧するようにしてもよい。また、
本考案をE型鉄心とは異なる他の形状の製品を作
る順送りプレス機に適用するようにしてもよい。
以上説明したようにこの考案によれば、段差が
形成されて上下方向に移動する押圧体の段差面を
リフトブロツクに当接し、上記押圧体にリフトブ
ロツクとのカム作用によつて押圧体の上下方向変
位をリフトブロツクの水平方向移動に変換するこ
とでリフトブロツクを近接離反させるとともに、
リフトブロツクに形成したコ字状切欠き部で板材
を支持するようにしたので、リフトブロツクが確
実に近接離反し、鉄心板材の傾きによるフイード
ミスが発生することもない。
形成されて上下方向に移動する押圧体の段差面を
リフトブロツクに当接し、上記押圧体にリフトブ
ロツクとのカム作用によつて押圧体の上下方向変
位をリフトブロツクの水平方向移動に変換するこ
とでリフトブロツクを近接離反させるとともに、
リフトブロツクに形成したコ字状切欠き部で板材
を支持するようにしたので、リフトブロツクが確
実に近接離反し、鉄心板材の傾きによるフイード
ミスが発生することもない。
第1図はこの考案の一実施例装置を示す斜視
図、第2図a,bは上記実施例装置の断面図、第
3図は同実施例装置の平面図、第4図乃至第7図
はEコア抜落し工程を説明するための工程図、第
8図はE,I型積層鉄心の全体斜視図、第9図は
従来装置を示す平面図、第10図はその断面図で
ある。 1……第1ブランク、2……第2ブランク、3
……下型、4……板材、5……リフタピン、6…
…ガイドリフタ、8……板材リフトアツプ装置、
10……リフトブロツク、11……圧縮バネ、1
2……コ字状切欠き、13……カムフオロア、1
4……プツシユピン。
図、第2図a,bは上記実施例装置の断面図、第
3図は同実施例装置の平面図、第4図乃至第7図
はEコア抜落し工程を説明するための工程図、第
8図はE,I型積層鉄心の全体斜視図、第9図は
従来装置を示す平面図、第10図はその断面図で
ある。 1……第1ブランク、2……第2ブランク、3
……下型、4……板材、5……リフタピン、6…
…ガイドリフタ、8……板材リフトアツプ装置、
10……リフトブロツク、11……圧縮バネ、1
2……コ字状切欠き、13……カムフオロア、1
4……プツシユピン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 下側の表面に、板材搬送域を側方から挟んで
対向する一対のリフトブロツクを互いに近接離
反する方向へ移動自在に配設するとともに、上
記各リフトブロツクを該リフトブロツクが近接
する方向へ向けて付勢する付勢手段を設けたプ
レス機械の金型装置において、 前記各リフトブロツクに、前記搬送域側に開
口し、板材の搬送方向に延びるコ字状の切欠き
を形成するとともに、 その移動方向に沿つて段差を有する少なくと
も2つの押圧体の段差面を前記リフトブロツク
と当接するよう上型に垂下し、前記リフトブロ
ツクに対する前記押圧体の幅厚部と幅薄部の押
圧力によつて上型の上昇、下降に対応して前記
一対のリフトブロツクを近接、離反させ、前記
上型の上昇中は前記形成した切欠き部で板材を
摺動自在に支持するようにしたことを特徴とす
るプレス機械の金型装置。 2 前記リフトブロツクの前記押圧体との当接部
に回転部材を軸支するようにしたことを特徴と
する請求項(1)記載のプレス機械の金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9167288U JPH0543942Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9167288U JPH0543942Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0216230U JPH0216230U (ja) | 1990-02-01 |
JPH0543942Y2 true JPH0543942Y2 (ja) | 1993-11-08 |
Family
ID=31316140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9167288U Expired - Lifetime JPH0543942Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543942Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002282959A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-02 | Kawasaki Steel Corp | 小型鉄心用コア材の製造方法および製造装置 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP9167288U patent/JPH0543942Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0216230U (ja) | 1990-02-01 |
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