JPH0543572U - 電子機器の支持脚 - Google Patents

電子機器の支持脚

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JPH0543572U
JPH0543572U JP10016491U JP10016491U JPH0543572U JP H0543572 U JPH0543572 U JP H0543572U JP 10016491 U JP10016491 U JP 10016491U JP 10016491 U JP10016491 U JP 10016491U JP H0543572 U JPH0543572 U JP H0543572U
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JP
Japan
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support leg
housing
attached
electronic device
casing
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Withdrawn
Application number
JP10016491U
Other languages
English (en)
Inventor
璋則 塩澤
Original Assignee
アルパイン株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 底面に支持脚の回り止め用の係合穴が設けら
れている電子機器の筐体と、係合穴が設けられていない
筐体との両方に取付可能な支持脚を提供する。 【構成】 合成樹脂製の支持脚本体2の内底面2bには
上端が互いに近づく方向に傾斜した傾斜片2d,2dが
一体に設けられている。底面1aに角孔1d,1dを備
えた筐体1に支持脚11を取り付ける場合は、傾斜片2
d,2dの上端が角孔1d,1d内に入り込み、取付ネ
ジ3をねじ込む際に支持脚11が共回りすることが防止
される。また、底面に上記角孔1d,1dが設けられて
いない筐体に支持脚11を取り付ける場合は、傾斜片2
d,2dの上端が筐体1の底面1aに圧接されて撓んで
支持脚本体2の中空部2iの内方へ退くので、支持脚1
1が正常な姿勢で取り付けられないという障害は発生し
ない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オーディオ機器等の各種電子機器の筐体の底面に取り付けられる支 持脚に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ機器等の各種電子機器の筐体の底面には、設置面からの振動が電子 機器本体に直接伝わることを防ぐため、或は電子機器の放熱性を良くするため等 の理由から複数の支持脚が取り付けられている。 図7は従来の電子機器の底部及び支持脚を示す分解斜視図、図8は従来の電子 機器に支持脚が取り付けられた状態で示す要部断面図である。
【0003】 図7及び図8に示すように電子機器の筐体21の底面21aには、その4隅に 支持脚22を取り付けるためのネジ孔21bがそれぞれ設けられている。このネ ジ孔21bの外側には、取り付けの際に支持脚22を位置決めするための円形の 凹部21cが形成されている。また、凹部21c内のネジ孔21bの近傍には係 合穴21dが設けられている。
【0004】 支持脚22は、その内底面22aから上方に延びる円筒状の段差片22bを備 え、合成樹脂によって有底円筒状に形成されている。段差片22bは筐体21の 凹部21cと対応する外径を有しており、側方から見て周縁壁22cよりも多少 上方に突出するように設けられている。また、内底面22aには段差片22bよ りもさらに上方へ突出する係止ピン22dが一体に設けられている。さらに支持 脚22の中央には取付ネジ23が挿通される挿通部22eが形成されている。
【0005】 上記支持脚22は、その段差片22bが筐体21の底面21aの凹部21bに 嵌合されるとともに、係止ピン22dが底面21aの係合穴21dに入り込んで 位置決めされる。そして取付ネジ23を挿通部22eに下方から挿通させて筐体 21のネジ孔21bに螺合させることによって、支持脚22は筐体21に取り付 けられる。 この支持脚22の構成によれば、ネジ止めの際に係止ピン22dが筐体21の 係合穴21dに入り込むようになっているので、取付ネジ23の回転によって支 持脚22が共回りすることを防止でき、組立作業性が向上するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、電子機器の筐体21は機種別或はモデル別によって形状が異な ることが一般的であり、底面21aに係合穴21dが設けられていないものもあ る。この場合当然ながら支持脚22に回り止め用の係止ピン22dが設けられて いると、この係止ピン22dが筐体21の底面21aの凹部21cに突き当たっ てしまい支持脚22を正常に取り付けることができない。従って電子機器の筐体 21の形状に合わせて、係止ピン22dが設けられていない支持脚を別途製造す る必要がある。
【0007】 上記の如く新たな支持脚を製造する際には、高価な金型を製作しなければなら ないために電子機器の製造原価が上昇し、さらに部品の管理が煩雑になるという 問題があった。 本考案は上記問題点に鑑みなされたものであり、電子機器の筐体の形状が機種 別或はモデル別によって異なり、底面に支持脚を取り付ける際の回り止め用の係 合穴が設けられているものと設けられていないものとがある場合でも、同一の支 持脚を取り付けることができるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、各種電子機器の筐体の底面に取り付けら れる支持脚を、筐体の底面に当接される端面側に開口する中空部が形成された支 持脚本体と、前記端面から突出するように支持脚本体に設けられ筐体への取り付 け時に筐体の底面に係合穴が設けられている場合にこの係合穴に入り込み、且つ 係合穴が設けられていない場合に筐体の底面に圧接されて支持脚本体の中空部内 方に退く弾性係合部材とから形成したものである。
【0009】
【作用】
上記手段によれば、電子機器の筐体の底面に係合穴が設けられているときには 支持脚本体に設けられた弾性係合部材がこの係合穴に入り込み、ネジ止めの際に 支持脚が共回りすることを防止でき、且つ筐体の底面に係合穴が設けられていな いときには、弾性係合部材は筐体の底面に圧接されて支持脚本体の中空部内方へ 退くので、支持脚が筐体に正常に取り付けられないという障害は発生しない。 従って電子機器の筐体の底面に係合穴が設けられている場合、及び係合穴が設 けられていない場合でも、同一の支持脚を取り付けることが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1乃至図4は本考案の一実施例を示し、図1は電子機器の筐体を下側からみ た状態で示す部分斜視図、図2は支持脚を上側からみた状態で示す斜視図、図3 及び図4は筐体に支持脚を取り付けた状態で示す要部断面図である。
【0011】 図中符号1はオーディオ機器等の電子機器の筐体であり、金属板或は合成樹脂 等から矩形柱状に形成されている。筐体1の底面1aの4隅(1つの隅部のみ図 示)には、後述する支持脚11を取り付ける際の位置決め部となる円形の凹部1 bが形成されている。この凹部1bの中央にはネジ孔1cが設けられており、ま た、ネジ孔1cの両側には一対の角孔(係合穴)1d,1dが形成されている。
【0012】 図中符号2は合成樹脂から略有底円筒状に形成された支持脚本体である。この 支持脚本体2の周縁壁2aの内側は上方に開口する中空部2iとなっており、内 底面2bから突出する円筒状の段差片2cが設けられている。この段差片2cの 上端面は周縁壁2aの上端面よりも上方へ僅かに突出している。段差片2cの内 側には、上部側が互いに近づくように傾斜した一対の傾斜片(弾性係合部材)2 d,2dが一体に形成されている。この傾斜片2d,2dの上端は、段差片2c の上端面よりもさらに上方へ突出している。この一対の傾斜片2d,2dの上端 の間隔は、上記筐体1の底面1aの一対の角孔1d,1dの間隔とほぼ同等とな っている。
【0013】 また、支持脚本体2の中央には取付ネジ3が挿通される円筒状の挿通部2eが 一体に設けられており、この挿通部2eの下面側には、取付ネジ3の頭部3aが 遊嵌される溝部2fが形成されている。さらに、図2に示すように周縁壁2aと 段差片2cとの間、及び段差片2cと挿通部2eとの間には、支持脚本体2の中 央部を中心として放射状に延びる補強板2g,2g‥が設けられており、外周方 向からの応力に対して充分な強度が保たれるようになっている。
【0014】 上記構成からなる支持脚11を筐体1の底面1aに取り付ける場合は、支持脚 11の傾斜片2d,2dを筐体1の底面1aの角孔1d,1dに挿入させるとと もに、支持脚本体2の段差片2cを筐体1の凹部1bに嵌入させて筐体1と支持 脚11とを位置合わせし、周縁壁2aの上端面を筐体1の底面1aに当接させた 状態で支持脚本体2の挿通部2eに取付ネジ3を挿入し、さらに取付ネジ3を筐 体1の底面1aのネジ孔1cにねじ込むことにより、支持脚11が筐体1に固着 される。 この取付作業時において、支持脚11の傾斜片2d,2dの上端が筐体1の角 孔1d,1dに入り込んでいるので、取付ネジ3を回転させるときに支持脚11 が共回りすることがなく、作業性が良好である。
【0015】 ところで、電子機器の筐体の形状は機種またはモデルによって異なることが一 般的であり、例えば図4に示すように、上述した角孔1d,1dが設けられてい ない筐体10がある。尚、この筐体10は上述した筐体1と比べ角孔1d,1d が設けられていない点でのみ相違しているものであり、その他の構成は上記筐体 1と同様であるので詳細な説明は省くものとする。
【0016】 この筐体10に上記支持脚11を取り付ける場合、支持脚11の傾斜片2d, 2dが筐体10の底面10aの凹部10bに当接し、支持脚本体2の段差片2c が凹部10bに嵌入されないが、傾斜片2d,2dは合成樹脂によって支持脚本 体2に一体に形成されておりある程度の可撓性を有しているため、支持脚11を 筐体10側へ押し付けることにより図4に示すように、筐体10の底面10aの 凹部10bに圧接されて傾斜片2d,2dが互いに近づく方向に撓み、支持脚本 体2の中空部2iの内方へ退くので、支持脚本体2の段差片2cが凹部10b内 に嵌入されて支持脚11が位置決めされる。
【0017】 この状態で取付ネジ3を支持脚本体2の挿通部2eに挿通させて筐体10のネ ジ孔10cにねじ込むことによって、支持脚本体2の周縁壁2aの上端面が筐体 10の底面10aに当接し、支持脚11はガタつきなく筐体10に固着される。 また、取付作業終了後支持脚11は傾斜片2d,2dの弾性復帰力によって筐 体10から離れる方向へ付勢されるので、取付ネジ3と筐体10のネジ孔10c との間に摩擦力が働き、取付ネジ3のゆるみが防止される。
【0018】 尚、支持脚11の傾斜片2d,2d、即ち弾性係合部材は上述した形状に限ら れず様々に変更実施が可能である。例えば図5に示すように支持脚本体2の段差 片2cの内面に略L字状の突片2h,2hを一体に設けたものであってもよい。 そして、この突片2h,2hの自由端部の間隔を前述した筐体1の角孔1d,1 dの間隔と同等としておくことにより、筐体1に支持脚11を取り付ける際に突 片2h,2hが角孔1d,1d内に入り込んで支持脚11の共回りが防止される 。また、角孔1d,1dが設けられていない筐体10に図5に示す支持脚11を 取り付ける際には、突片2h,2hは図中二点鎖線で示すように弾性変形して支 持脚本体2の中空部2iの内方へ退くので、筐体10に対して支持脚11が正常 に取り付けられないという障害は発生しない。
【0019】 また、上記傾斜片2d、突片2h等で説明した弾性係合部材は必ずしも支持脚 本体2に対して一体に形成する必要はなく、例えば図6に示すように下側にコイ ルスプリング4を備えた係合部材5を支持脚本体2の内底面2bに取り付け、こ の係合部材5を筐体1の底面1aに対して進退可能としてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、電子機器の筐体に支持脚を取り付ける際 、筐体の底面に係合穴が設けられているときにこの係合穴に入り込み、且つ係合 穴が設けられていないときに筐体の底面に圧接されて支持脚本体の中空部の内方 へ退く弾性係合部材を支持脚に設けたことにより、底面に係合穴が設けられてい る筐体に支持脚を取り付ける場合は弾性係合部材が筐体の係合穴に入り込み、ネ ジ止めの際に支持脚が共回りすることを防止でき、また、底面に係合穴が設けら れていない筐体に支持脚を取り付ける場合は弾性係合部材が筐体の底面に圧接さ れて支持脚本体の中空部の内方に退くので、支持脚が筐体に対して正常に取り付 けられないという障害は発生しない。 従って電子機器の筐体の底面に係合穴が設けられている場合、及び係合穴が設 けられていない場合でも同一の支持脚を取り付けることが可能となるので、新た な支持脚を製造する必要を無くして部品の共通化が図れ、部品管理が煩雑になる ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である電子機器の筐体を下側
からみた状態で示す部分斜視図である。
【図2】本考案の一実施例である支持脚を上側からみた
状態で示す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例である支持脚を筐体に取り付
けた状態で示す要部断面図である。
【図4】本考案の一実施例である支持脚を筐体に取り付
けた状態で示す要部断面図である。
【図5】本考案の他の実施例である支持脚を示す側断面
図である。
【図6】本考案の他の実施例である支持脚の弾性係合部
材を示す斜視図である。
【図7】従来の電子機器の部分分解斜視図である。
【図8】従来の電子機器の支持脚を筐体に取り付けた状
態で示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a 底面 1d 角孔 2 支持脚本体 2d 傾斜片 2h 突片 2i 中空部 5 係合部材 10 筐体 10a 底面 11 支持脚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種電子機器の筐体の底面に取り付けら
    れる支持脚であって、前記筐体の底面に当接される端面
    側に開口する中空部が形成された支持脚本体と、前記端
    面から突出するように前記支持脚本体に設けられ前記筐
    体への取り付け時に筐体の底面に係合穴が設けられてい
    る場合にこの係合穴に入り込み、且つ係合穴が設けられ
    ていない場合に前記筐体の底面に圧接されて前記支持脚
    本体の中空部内方に退く弾性係合部材とを備えた電子機
    器の支持脚。
JP10016491U 1991-11-09 1991-11-09 電子機器の支持脚 Withdrawn JPH0543572U (ja)

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JP10016491U JPH0543572U (ja) 1991-11-09 1991-11-09 電子機器の支持脚

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ID=14266679

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0832246A (ja) * 1994-07-19 1996-02-02 Sony Corp オーディオ・ビデオ機器用支持脚
JP2007240983A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2018148102A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 ヤマハ株式会社 電子機器用支持脚及び電子機器
JP2021149284A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 富士通クライアントコンピューティング株式会社 電子機器

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208