JPH0543085A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH0543085A
JPH0543085A JP3220972A JP22097291A JPH0543085A JP H0543085 A JPH0543085 A JP H0543085A JP 3220972 A JP3220972 A JP 3220972A JP 22097291 A JP22097291 A JP 22097291A JP H0543085 A JPH0543085 A JP H0543085A
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英夫 押田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像読取り装置に設ける画像走査装置におい
て、読取り装置に対応する位置で、ローラ装置により原
稿に対する送りの制御を行い、原稿がたるみを生じた
り、ローラ間の速度の差により座屈が生じたりすること
を防止する。 【構成】 画像読取り装置に配置する画像走査装置10
は、プラテン11に対応させて読取り装置12を配置
し、該プラテン11に向けて原稿を押圧するプラテンロ
ーラ13を設け、該ローラを駆動モータ19aにより可
変速度で駆動する。前記プラテンの上流部と下流部と
に、駆動モータ19により定速で駆動される搬送ローラ
装置15、17を配置する。前記画像走査装置の所定の
位置にセンサSを配置し、原稿の後端部が排出側ローラ
17にニップされるタイミングを見て、プラテンローラ
13の駆動速度の制御を行い、原稿にたるみ等が生じな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿移動型読取り装置
における原稿搬送装置に関し、特に、画像走査装置の部
分に配置する搬送ローラ装置と、プラテンローラの駆動
速度を調整することにより、原稿にたるみ等が発生しな
いようにして、原稿の走査を行う画像読取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリにおける画像読取り部や、
電子複写機等の画像読取り部に配置する画像読取り手段
として、例えば、特開平2−64393号公報に示され
るように、プラテンに原稿を載置して、そのプラテンの
下部を移動しながら走査する形式の装置が用いられてい
る。前記電子複写機に設けられる画像読取り装置は、原
稿を走査した光を直接感光体ドラムに伝達し、画像の書
き込みを行うようにしている。これに対して、例えば、
特開平2−304582号公報等に示される画像読取り
装置では、原稿を走査した光をデジタル信号に変換し、
その信号を画像書き込み装置に向けて出力し、感光体ド
ラムに対する画像の書き込みを行う手段を用いることも
行われている。前述したように構成される画像読取り装
置は、原稿をプラテンの上に停止保持させる状態で、走
査装置を移動させながら走査する方式を用いている。
【0003】前述したような走査装置とは別に、走査装
置を固定位置に配置し、その走査装置に対して原稿を移
動させながら、画像の読取りを行う方式も、ファクシミ
リ等の装置では一般に用いられている。例えば、実公昭
61−21890号公報等に示されるファクシミリ装置
では、原稿搬送路の途中に画像走査装置を配置し、原稿
の画像の走査を行うように構成している。前記画像読取
り装置においては、画像走査装置の読取り装置の部分に
対応する原稿搬送路の上流部と下流部とに、搬送ローラ
装置を配置し、読取り装置に対応させて配置するプラテ
ンローラとともに、全部のローラ装置を同一の速度で駆
動して原稿の搬送を行い、画像の走査を行うような手段
を構成している。
【0004】前記ファクシミリに設けられる画像読取り
装置では、図6に示されるように、画像走査装置10に
プラテン11を介して読取り装置12を配置し、該プラ
テン11に対応させてプラテンローラ13を配置してい
る。そして、前記プラテンローラ13により原稿の背面
を押圧し、原稿の画像面をプラテン11に押圧した状態
で移動させながら、読取り装置12により画像の走査を
行うようにする。また、前記図6に示される画像読取り
装置においては、画像走査装置10に対して配置するロ
ーラ装置の全てを、1つの駆動モータ19により駆動
し、各ローラ装置による原稿の搬送速度が同一になるよ
うに、その駆動機構を構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うに、画像走査装置に配置するローラ装置を同一の駆動
速度に設定する場合には、それ等のローラの磨耗の度合
い、および、ローラと用紙との滑り等によって、それぞ
れのローラ装置における原稿の搬送速度が若干異なる場
合が発生する。そして、用紙に対する送り速度が速いロ
ーラの下流部に、送り速度の遅いローラがあると、両ロ
ーラの間で用紙が座屈するという不都合が発生する。し
たがって、その部分で原稿の画像面がプラテンから離間
し、読み取られた画像が焦点ボケを生じたりすることが
ある。
【0006】そこで、前述したような問題を解決するた
めに、例えば、特公昭61−17731号公報や、実開
昭62−100747号公報等に示されるように、ロー
ラ装置に対する駆動速度を異ならせることが提案されて
いる。前記従来例の装置では、図6に示されるようなロ
ーラ装置を用いる場合に、排出側ローラ17を導入側ロ
ーラ15よりも高速で駆動し、両ローラの間で原稿を引
っ張る状態にして、プラテンローラ13によりプラテン
に向けて押圧し、画像の走査を行うように構成してい
る。また、実開平2−147445号公報等に示される
例では、前記図6のプラテンローラ13による搬送速度
を、搬送ローラ装置15、17よりも高速に設定してい
る。
【0007】しかしながら、前記従来例に示されるよう
に、ローラ装置の駆動速度を異なるものとして設定する
装置において、2つの搬送ローラ装置による用紙搬送速
度を異なるものとする場合には、原稿の後端部が導入側
ローラ15を抜けた直後に原稿の速度が速くなり、走査
された画像の情報の倍率が変化するという問題が発生す
る。また、プラテンローラの速度を高速に設定する場合
には、原稿がプラテンローラと排出側ローラとの間で座
屈し、その影響で原稿がプラテンから浮き上がって、ピ
ント不良が発生すること、および、走査された画像情報
に倍率の変化が発生する等の問題もある。
【0008】前述したように、搬送ローラ装置による原
稿の搬送速度の問題の他に、従来の搬送ローラ装置にお
いては、軸に対してゴム製の円筒部材を一体に取り付け
たものを使用しているが、そのゴム製のローラ部材は、
磨耗が発生しやすいことの他に、油に対して弱いという
欠点がある。例えば、ローラをクロロプレンゴム等によ
り構成した場合に、伝票の用紙等のような特殊な油を塗
布した紙を原稿として用いると、その伝票に塗布されて
いる油がローラ部材に付着する。そして、その油により
ゴム部材が膨潤され、ローラの径が変化することによ
り、原稿に対する送り速度が設定値の通りにならないと
いう問題が発生する。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の画像読
取り装置における原稿の搬送装置の問題を解消するもの
で、プラテンに対して原稿の画像面を密接させて移動さ
せ得るようにすること、および、画像走査装置での原稿
の送り速度を、一定に維持させ得るようにする装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、プ
ラテンに対して原稿を押圧するプラテンローラと、該プ
ラテンの上流部と下流部とに搬送ローラ装置をそれぞれ
配置し、それぞれのローラ装置に対して駆動手段を設
け、該プラテンの下部に配置した読取り装置により原稿
の画像を走査する画像走査装置に関する。本発明の画像
走査装置においては、画像走査部に原稿の検知を行う検
知手段を配置し、原稿が走査部の下流の搬送ローラ装置
に到達する前と後で、プラテンローラと搬送ローラ装置
の速度を変化させるように、ローラ駆動装置による駆動
手段を構成している。
【0011】また、本発明の画像読取り装置において
は、前記画像走査装置に配置するローラ駆動装置を、1
つの駆動モータと、ギヤ装置を用いて構成し、搬送ロー
ラ装置とプラテンローラとの相対的な速度差を設定して
いる。さらに、本発明においては、画像走査装置に配置
するローラ装置のローラ部材を、金属製のローラ部材の
表面に、細かな凹凸等を設けたもので構成し、油を含ん
だ原稿を搬送する場合でも、その油成分により、原稿の
送り作用に障害が発生しないようなローラを構成するこ
とができる。
【0012】前述したように、画像走査装置におけるロ
ーラ装置の駆動機構を構成したことにより、導入側ロー
ラとプラテンローラ、および、プラテンローラと排出側
ローラとの間で、原稿をそれぞれ引っ張り合う状態にし
て搬送作用を行うことができ、画像読取り部で原稿にた
るみが生じたり、座屈したりすることを防止出来る。そ
して、プラテンの部分での原稿の移動速度を一定に維持
させることができ、読み取った画像情報の倍率が変化し
たりすることを防止出来る。
【0013】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像読
取り装置を説明する。図1に示される例は、ファクシミ
リ等に用いられる原稿移動型の走査装置を示すもので、
画像走査装置10には、プラテン11の下部に読取り装
置12を配置して、該画像走査装置の部分を通過する原
稿の画像を読み取るようにする。また、前記プラテン1
1の上面に対応させてプラテンローラ13を配置し、原
稿をプラテン11に押圧する状態で搬送し、原稿の画像
面をプラテンに密着させる状態で走査出来るようにす
る。前記画像走査装置10に設けるローラ駆動装置14
では、プラテン11の上流部に導入側ローラ15を配置
し、下流部に排出側ローラ17を配置している。また、
前記画像走査装置10において、導入側ローラ15とプ
ラテンローラ13との間にセンサSを配置して原稿の通
過を検知する。
【0014】前記画像走査装置10に設けるローラ装置
において、導入側ローラ15は駆動ローラ16とピンチ
ローラ16aとを組み合わせて配置し、排出側ローラ1
7は駆動ローラ18とピンチローラ18aとを組み合わ
せて構成している。そして、それぞれのローラ装置で、
2つのローラの間で原稿をニップした状態で、原稿に対
する送りの作用を付与する。前記搬送ローラ装置15、
17と、プラテンローラ13に対して、図1に示される
例では2つの駆動モータ19、19aをそれぞれ別個に
配置し、各々のローラ装置での搬送速度を駆動モータに
より設定する。なお、前記ローラ装置において、画像走
査装置の上下流の両側に配置される搬送ローラ装置1
5、17は、原稿を強くニップする状態で搬送作用を行
うものであり、プラテンローラ13は、原稿をプラテン
に押圧する状態で、原稿とローラとの摩擦力により搬送
作用を付与するものとして構成される。
【0015】前述したように構成される本発明の装置に
おいて、画像走査装置10に配置されるローラ装置で
は、図2のタイミングチャートに示されるように、2つ
の搬送ローラ装置15、17は、駆動モータ19により
一定の速度v1で駆動される。これに対して、プラテン
ローラ13は、原稿の先端部が排出側ローラ17にニッ
プされる位置に至るまでは、高速v2で駆動され、導入
側ローラ15とプラテンローラ13との間で、原稿を引
き合う状態でプラテン11の上を移動させる。そして、
該原稿の先端部がセンサSにより検知され、該原稿の先
端部が排出側ローラ17にニップされる位置をAとす
る。該点Aを原稿が通過するタイミングをみて、前記プ
ラテンローラ13を低速度v3で駆動し、プラテンロー
ラ13と排出側ローラ17との間で原稿を引き合う状態
にして、原稿の搬送を行わせる。
【0016】前述したようにして、プラテンローラ13
に対する駆動速度を変化させることにより、原稿が排出
側ローラにニップされる前の状態では、用紙に対する駆
動作用を行っているローラ装置の駆動速度v1<v2の
関係にある。したがって、その部分での原稿の移動速度
は、導入側ローラ15による搬送速度に規制され、高速
で駆動されるプラテンローラ13により、原稿を引っ張
る状態で走査部を移動させる。これに対して、原稿の先
端部が排出側ローラ17にニップされた状態では、プラ
テンローラ13に対して、駆動モータ19aによる駆動
速度が低速に設定されるので、両ローラ装置の速度の関
係がv3<v1であることより、原稿は排出側ローラ1
7により引っ張られ、プラテンローラ13によりブレー
キ作用が付与される状態で、プラテンの上を通過するこ
とになる。
【0017】したがって、本発明の画像走査装置に設け
るローラ駆動装置14では、センサSにより原稿を検知
してから所定の時間の経過後に、原稿の先端部が排出側
ローラにニップされるタイミングを予測して、プラテン
ローラに対する駆動速度を変化させる手段を用いる。そ
して、画像走査装置を通過する原稿にたるみや座屈を生
じさせたりすることなしに、原稿を常に緊張させる状態
で搬送し、プラテンの上では、原稿を定速で搬送するこ
とが出来ることになる。
【0018】前述したように、2つの駆動モータを用い
てローラ装置を駆動することの他に、本発明において
は、図3に示されるように、1つの駆動モータとギヤ装
置とを用い、プラテンローラに対する駆動速度を変化さ
せる手段を用いることが出来る。前記図3に示されるロ
ーラ駆動装置20は、駆動モータ19により導入側ロー
ラ15の駆動ローラ16と、排出側ローラ17の駆動ロ
ーラ18とを連動させて駆動し、さらに、駆動ローラ1
8を介してプラテンローラ13に対す駆動を行うよう
に、その駆動機構を設けている。前記ローラ駆動装置2
0では、駆動モータ19のプーリ21と2つの駆動ロー
ラ16、18のプーリ23、24との間にベルト22を
配置して、それ等のローラ装置を連動させて駆動する。
【0019】また、駆動ローラ18の軸の端部に、2つ
のギヤ25、26を設け、該ギヤに対して、中間軸30
に設けたギヤを噛み合わせて駆動力を伝達し、該軸30
に設けたプーリ35からベルト37を介して、プラテン
ローラ13のプーリ38を駆動するようにしている。前
記中間軸30には、2つのギヤ31、32を設けてお
り、小ギヤ31には電磁クラッチ34を設け、大ギヤ3
2はワンウエイクラッチ33を介して軸30に設けてい
る。そして、前記2つの軸に設けた2つづつのギヤがそ
れぞれ噛み合って、駆動力が伝達されるが、中間軸30
の小ギヤ31は電磁クラッチ34により駆動の制御が行
われ、大ギヤ32ではワンウエイクラッチ33による駆
動の制御が行われる。
【0020】つまり、前記図3に示されるローラ駆動装
置20では、前記電磁クラッチ34をオンにした状態で
は、大ギヤ25と小ギヤ31との噛み合い部で駆動力が
伝達され、軸30は高速で駆動されるが、大ギヤ32は
ワンウエイクラッチ33を介して空転する状態になる。
また、前記電磁クラッチ34をオフにした状態では、小
ギヤ31がフリーになるので、小ギヤ26と大ギヤ32
との噛み合いにより駆動力が伝達され、軸30は低速で
駆動される状態となる。したがって、プラテンローラ1
3の両側に搬送ローラ装置15、17を配置して画像走
査装置を構成した場合に、プラテンローラ13に対し
て、最初は高速の駆動を行い、原稿の先端部が排出側ロ
ーラにニップされた状態で、プラテンローラを低速に駆
動する装置を、前記図3のローラ駆動装置20により構
成することができる。
【0021】前記図3に示されるローラ駆動装置では、
前記図2に示されるようなタイミングで、プラテンロー
ラに対する駆動速度を制御し、原稿が画像走査装置の部
分を通過する際に、プラテンローラと、その上下流部に
配置した搬送ローラ装置との間で、相互に引っ張り合う
状態で搬送させることができる。そして、前記プラテン
ローラに対する駆動の制御を行う際には、電磁クラッチ
をオン・オフするだけで、プラテンローラの駆動速度を
制御することが出来るので、その制御手段を簡素化する
ことが可能である。
【0022】また、本発明の画像走査装置に設けられる
プラテンローラと駆動ローラとは、従来より一般に用い
られているローラ装置と同様に、軸部材にゴム製の円筒
部材を取り付けたゴムローラを使用することも可能であ
る。しかし、従来のクロロプレン等のゴムローラでは、
感圧式の伝票等を原稿として用いる場合には、その伝票
の用紙に塗布されているジアリルメタンSUS等のオイ
ルが、ゴムを膨潤させて、ローラの径を大きくし、搬送
速度を増加させるという問題があった。そこで、本発明
においては、搬送ローラ装置の駆動ローラを、図4に示
されるローラ40のように構成したものを用いている。
【0023】前記ローラ40はステンレスや鉄等の材料
を用いて、軸部材42とローラ本体41とを一体に構成
し、該ローラ本体41の表面に、同一の材料を溶射する
等の手段を用いて粗面を形成し、用紙に対する摩擦面を
形成している。また、前記ローラ40としては、そのロ
ーラ表面に他の粗面加工を施して、摩擦面を形成するこ
ともできる。そして、前述したように、ローラ表面を粗
面として形成したことにより、原稿を搬送する際の原稿
との摩擦係数を大きく設定し、ゴムローラと同様な送り
作用を付与することができる。また、前記ローラにおい
ては、原稿に含まれるジアリルメタンSUS等のオイル
が、ローラ表面に付着した場合でも、そのオイルにより
ローラが影響されることがなく、原稿に対する送りの作
用を正確に発揮することができる。
【0024】本発明の搬送ローラ装置においては、前記
図4に示されるようなローラを駆動ローラとして用い、
該駆動ローラに対向して配置するピンチローラを、フッ
素バイトン等の耐油性に優れたゴムを用いたローラで構
成することができる。そして、前述したように、金属製
の駆動ローラと、耐油性に優れたピンチローラとを組み
合わせて搬送ローラ装置を構成したことにより、本発明
の搬送ローラ装置においては、特殊なオイルを塗布した
原稿を用いて、画像の走査を行う場合でも、そのオイル
により搬送ローラ装置の搬送性能が影響を受けることが
ない。したがって、前記搬送ローラ装置を用いる場合に
は、画像走査装置での原稿に対する搬送速度を正確に維
持させることが出来、読み取った画像情報に乱れが発生
することがなくなる。
【0025】前述したように構成されるローラ駆動装置
と、搬送ローラ装置とを用いる画像読取り装置は、図5
に示されるような装置として構成することができる。前
記図5に示される画像読取り装置1では、原稿トレイ2
に対して給紙装置3を配置し、該給紙装置3により原稿
を1枚ずつさばいて原稿搬送路4に向けて送り出す。前
記原稿搬送路4では、多数の搬送ローラ装置5……を配
置して、原稿を画像走査装置10に向けて搬送し、該画
像走査装置10で走査した原稿を、搬送ローラ装置7に
より排出トレイ8に向けて排出させるようにしている。
前記画像走査装置10は、図1に示されたように、プラ
テン11と読取り装置12、および、プラテンローラ1
3とを配置し、さらに、前記プラテン11の上流部には
導入側ローラ15を、下流部には排出側ローラ17を配
置して、それ等のローラ装置により原稿の搬送を行うよ
うにする。また、前記画像読取り装置1の原稿搬送路4
には、原稿の重送を検知するセンサS1と、用紙のサイ
ズを検知するセンサS2を配置し、それ等のセンサから
の情報を制御装置に入力して、原稿の重送を検知出来る
ようにしている。
【0026】前記画像走査装置10では、図1または図
3に示されるような駆動手段を用いて、原稿の先端部が
排出側ローラ17にニップされる前の段階では、プラテ
ンローラを高速で駆動し、原稿が排出側ローラにニップ
された後では、プラテンローラを低速で駆動するような
駆動方式を用いる。そして、前述したようにして、ロー
ラ装置の駆動を行うことにより、原稿に対する搬送速度
を搬送ローラ装置により規制した状態で、プラテンロー
ラと前後の搬送ローラ装置との間で、原稿に弱い引っ張
り作用を付与し、原稿をたるませたり、座屈を生じさせ
たりすることがない状態で、画像の走査を行うことがで
きる。
【0027】なお、前記画像読取り装置1においては、
搬送ローラ装置に用いるローラを、前記図4で説明した
ようなローラ部材を用いて構成することができる。そし
て、耐油性に優れたローラを用いて搬送ローラ装置を構
成することにより、原稿の紙質を制限することなしに、
任意の原稿を用いて画像の走査の作業を行うことができ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の画像読取り装置は、前述したよ
うに、画像走査装置におけるローラ装置の駆動機構を構
成したことにより、導入側ローラとプラテンローラ、お
よび、プラテンローラと排出側ローラとの間で、原稿を
それぞれ引っ張り合う状態にして搬送作用を行うことが
できる。そして、画像読取り部で原稿にたるみが生じた
り、座屈したりすることを防止出来る。したがって、プ
ラテンの部分での原稿の移動速度を一定に維持させるこ
とができ、読み取った画像情報の倍率が変化したりする
ことを防止出来、画像情報を鮮明に再現することができ
る。また、本発明の搬送ローラ装置においては、原稿が
特殊な油等を含有するものであっても、その油成分によ
り、用紙とローラの間の摩擦係数や搬送速度が変化する
ことがなく、用紙を定速で搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像走査装置の構成を示す説明図で
ある。
【図2】 本発明の装置における原稿の搬送状態を示す
タイミングチャートである。
【図3】 本発明の駆動機構の他の実施例の説明図であ
る。
【図4】 本発明の駆動ローラの構成を示す斜視図であ
る。
【図5】 前記画像走査装置を適用可能な画像読取り装
置の説明図である。
【図6】 従来の画像走査装置の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像読取り装置、 4 原稿搬送路、 10
画像走査装置、11 プラテン、 12 読取り装
置、 13 プラテンローラ、14・20 ローラ
駆動装置、 15 導入側ローラ、17 排出側ロ
ーラ、 19 駆動モータ、33 ワンウエイクラ
ッチ、 34 電磁クラッチ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/12 Z 7037−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに対して原稿を押圧するプラテ
    ンローラと、該プラテンの上流部と下流部とに搬送ロー
    ラ装置をそれぞれ配置し、それぞれのローラ装置に対し
    て駆動手段を設け、 該プラテンの下部に配置した読取り装置により、原稿の
    画像を走査する装置において、 前記画像走査装置の部分に原稿の検知を行う検知手段を
    配置し、原稿が走査部の下流の搬送ローラ装置に到達す
    る前と後で、プラテンローラと搬送ローラ装置の速度を
    変化させるように、ローラ駆動装置による駆動手段を構
    成することを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラ駆動装置を1つの駆動モータ
    と、ギヤ装置を用いて構成し、搬送ローラ装置とプラテ
    ンローラとの相対的な速度差を設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像読取り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005151532A (ja) * 2003-10-20 2005-06-09 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置
US7810811B2 (en) * 2007-03-30 2010-10-12 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus and image forming apparatus
US8985579B1 (en) * 2014-05-15 2015-03-24 Foxlink Image Technology Co., Ltd Paper feeding device

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