JPH0830044A - 画像読取り装置の自動原稿送り装置 - Google Patents
画像読取り装置の自動原稿送り装置Info
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- JPH0830044A JPH0830044A JP18671094A JP18671094A JPH0830044A JP H0830044 A JPH0830044 A JP H0830044A JP 18671094 A JP18671094 A JP 18671094A JP 18671094 A JP18671094 A JP 18671094A JP H0830044 A JPH0830044 A JP H0830044A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像形成装置に配置する自動原稿送り装置に
おいて、走査部原稿搬送装置に対してベルト部材による
搬送手段を設けて、原稿をベルト部材に対して押圧する
状態で搬送し、搬送される原稿の速度が変動することを
防止できるようにする。 【構成】 画像形成装置の上部に配置する自動原稿送り
装置に対して、原稿の搬送を行うために走査部原稿搬送
装置40を配置し、プラテン3の下部に配置する走査装
置により画像を読み取る際に、原稿をベルト部材41に
より搬送する。前記走査部原稿搬送装置40において、
駆動ローラ部材42とプラテンローラ44、44aおよ
び端部ローラ45によりベルト部材41の案内手段を構
成し、多角形状の搬送経路を構成する。そして、前記ベ
ルト部材41により原稿の搬送速度を一定に維持しなが
ら、搬送作用を行い得るようにする。
おいて、走査部原稿搬送装置に対してベルト部材による
搬送手段を設けて、原稿をベルト部材に対して押圧する
状態で搬送し、搬送される原稿の速度が変動することを
防止できるようにする。 【構成】 画像形成装置の上部に配置する自動原稿送り
装置に対して、原稿の搬送を行うために走査部原稿搬送
装置40を配置し、プラテン3の下部に配置する走査装
置により画像を読み取る際に、原稿をベルト部材41に
より搬送する。前記走査部原稿搬送装置40において、
駆動ローラ部材42とプラテンローラ44、44aおよ
び端部ローラ45によりベルト部材41の案内手段を構
成し、多角形状の搬送経路を構成する。そして、前記ベ
ルト部材41により原稿の搬送速度を一定に維持しなが
ら、搬送作用を行い得るようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やその
他の画像形成装置に設け、原稿を移動させながら走査す
る走査モードに対応させて原稿搬送を行う自動原稿送り
装置に関し、特に、原稿をプラテン上で搬送する際に、
原稿の移動速度を一定に維持させ、搬送装置による速度
変動の影響が生じることを防止できるようにする画像読
取り装置の自動原稿送り装置に関する。
他の画像形成装置に設け、原稿を移動させながら走査す
る走査モードに対応させて原稿搬送を行う自動原稿送り
装置に関し、特に、原稿をプラテン上で搬送する際に、
原稿の移動速度を一定に維持させ、搬送装置による速度
変動の影響が生じることを防止できるようにする画像読
取り装置の自動原稿送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やファクシミリ装置等の
画像形成装置においては、原稿をプラテンに載置して画
像の走査を行う手段を設けることの他に、原稿を移動さ
せながら、固定位置に配置した走査装置を用いて読み取
る手段を設けることがある。例えば、一般の電子写真複
写機等の装置では、装置本体の上部に自動原稿送り装置
を配置して、原稿を1枚ずつプラテンの上に搬送して位
置決めし、プラテンの下面に沿って移動する走査装置に
より画像の読み取りを行い、走査が終了した原稿を排出
トレイに向けて排出させる機構を構成している。また、
ファクシミリのような装置では、固定位置に配置する走
査装置に対して、原稿を移動させながら走査する画像読
取り装置を設けている。そして、前記走査装置により読
み取った原稿の画像情報は、感光体ドラムに直接伝達し
てトナー画像を形成させたり、CCD等の光電変換手段
で電気信号として出力する等の二次処理の動作を行うよ
うにする。
画像形成装置においては、原稿をプラテンに載置して画
像の走査を行う手段を設けることの他に、原稿を移動さ
せながら、固定位置に配置した走査装置を用いて読み取
る手段を設けることがある。例えば、一般の電子写真複
写機等の装置では、装置本体の上部に自動原稿送り装置
を配置して、原稿を1枚ずつプラテンの上に搬送して位
置決めし、プラテンの下面に沿って移動する走査装置に
より画像の読み取りを行い、走査が終了した原稿を排出
トレイに向けて排出させる機構を構成している。また、
ファクシミリのような装置では、固定位置に配置する走
査装置に対して、原稿を移動させながら走査する画像読
取り装置を設けている。そして、前記走査装置により読
み取った原稿の画像情報は、感光体ドラムに直接伝達し
てトナー画像を形成させたり、CCD等の光電変換手段
で電気信号として出力する等の二次処理の動作を行うよ
うにする。
【0003】前述したような画像形成装置において、例
えば、特開平5−336286号公報等に示される装置
では、プラテンの上部に原稿を載置して走査する方式
と、原稿を移動させながら走査する方式の画像読取り装
置を1つの装置に組み込んでいる。そして、前記従来例
の装置では、2種類の走査方式のうちの1つの走査装置
を作動させることにより、原稿の種類や走査情報の伝達
方式に応じて読み取りを行い得るように構成している。
また、前述したような2つの走査方式に対応する走査装
置を備えた装置は、例えば、図4に示されるように構成
することができる。 前記図4に示される画像形成装置
1において、装置本体の上部に原稿を載置するプラテン
2と、自動原稿送り装置に対応するプラテン3を配置し
ており、前記2つのプラテンの下部に配置する走査装置
5は、プラテン2の下面に沿って移動しながら原稿を走
査する手段を設ける。また、装置本体の自動原稿送り装
置側端部には幅の狭いプラテン3を配置し、図の鎖線で
示す位置に走査装置5aを固定した状態で、原稿の画像
を走査する第2の走査手段を設けている。そして、前記
走査装置5により読み取った原稿の画像情報を、ミラー
装置6を介して光電変換装置7に伝達し、電気信号に変
換して画像信号処理装置8に入力し、前記画像信号処理
装置8から出力される画像書込信号にもとづいてレーザ
光発光装置9を作動させ、感光体ドラム10に対する画
像の書込を行うようにする。
えば、特開平5−336286号公報等に示される装置
では、プラテンの上部に原稿を載置して走査する方式
と、原稿を移動させながら走査する方式の画像読取り装
置を1つの装置に組み込んでいる。そして、前記従来例
の装置では、2種類の走査方式のうちの1つの走査装置
を作動させることにより、原稿の種類や走査情報の伝達
方式に応じて読み取りを行い得るように構成している。
また、前述したような2つの走査方式に対応する走査装
置を備えた装置は、例えば、図4に示されるように構成
することができる。 前記図4に示される画像形成装置
1において、装置本体の上部に原稿を載置するプラテン
2と、自動原稿送り装置に対応するプラテン3を配置し
ており、前記2つのプラテンの下部に配置する走査装置
5は、プラテン2の下面に沿って移動しながら原稿を走
査する手段を設ける。また、装置本体の自動原稿送り装
置側端部には幅の狭いプラテン3を配置し、図の鎖線で
示す位置に走査装置5aを固定した状態で、原稿の画像
を走査する第2の走査手段を設けている。そして、前記
走査装置5により読み取った原稿の画像情報を、ミラー
装置6を介して光電変換装置7に伝達し、電気信号に変
換して画像信号処理装置8に入力し、前記画像信号処理
装置8から出力される画像書込信号にもとづいてレーザ
光発光装置9を作動させ、感光体ドラム10に対する画
像の書込を行うようにする。
【0004】また、前記画像形成装置1においては、給
紙部に給紙トレイ15等の用紙収容手段を配置し、前記
トレイに対応させて配置する給紙装置16により用紙を
1枚ずつさばいて、用紙搬送路17に向けて送り出す手
段を構成する。そして、前記用紙搬送路17を介して給
紙される用紙は、感光体ドラム10に形成されるトナー
画像にタイミングを合わせて画像転写部を通り、感光体
ドラムからトナー画像が転写された後で、定着装置11
を通って定着され、コピーを排出トレイ18に排出され
る。前記画像形成装置1の上に配置する自動原稿送り装
置20は、原稿Dをセットする原稿トレイ21と、走査
済みの原稿Daを収容する排出トレイ26を設け、原稿
を原稿搬送路24に沿って搬送し、プラテン3の位置を
通過させる際に、画像を走査する手段を構成している。
また、前記排出トレイ26は、プラテンカバーを兼用す
るものとして構成されており、原稿を固定して走査する
ためのプラテン2に対して原稿をセットした場合に、走
査装置5を往復移動させる状態で、画像の走査を行う第
1の走査手段を構成している。
紙部に給紙トレイ15等の用紙収容手段を配置し、前記
トレイに対応させて配置する給紙装置16により用紙を
1枚ずつさばいて、用紙搬送路17に向けて送り出す手
段を構成する。そして、前記用紙搬送路17を介して給
紙される用紙は、感光体ドラム10に形成されるトナー
画像にタイミングを合わせて画像転写部を通り、感光体
ドラムからトナー画像が転写された後で、定着装置11
を通って定着され、コピーを排出トレイ18に排出され
る。前記画像形成装置1の上に配置する自動原稿送り装
置20は、原稿Dをセットする原稿トレイ21と、走査
済みの原稿Daを収容する排出トレイ26を設け、原稿
を原稿搬送路24に沿って搬送し、プラテン3の位置を
通過させる際に、画像を走査する手段を構成している。
また、前記排出トレイ26は、プラテンカバーを兼用す
るものとして構成されており、原稿を固定して走査する
ためのプラテン2に対して原稿をセットした場合に、走
査装置5を往復移動させる状態で、画像の走査を行う第
1の走査手段を構成している。
【0005】前記自動原稿送り装置20は、図5に示さ
れるように構成されるもので、原稿トレイ21に対応さ
せてピックアップローラ22と用紙さばき装置23によ
る給紙装置を構成し、湾曲させて配置する原稿搬送路2
4には搬送ローラ装置25を配置している。また、前記
プラテン3に対応させて配置する搬送部材を、レジスト
ローラ装置31とプラテンローラ33、および、排出ロ
ーラ装置34により構成し、前記3つの原稿搬送装置ロ
ーラ手段を用いて、プラテン3に対応する第2の走査部
での原稿の搬送を行うようにする。さらに、前記走査部
の下流側には、排出トレイ26に向けて原稿を送り出す
排出ローラ装置27を設けているが、前記排出ローラ装
置27は、両面原稿を反転させて原稿の裏面の画像を走
査する際に、排出トレイから戻し路28を介して、原稿
搬送路24に給紙する手段を構成している。したがっ
て、両面原稿を用いて走査する場合には、原稿トレイ2
1から送り出した原稿の第1面の画像を、走査部を通過
させながら走査し、原稿の後端部が排出ローラ装置27
のニップ部分に達すると、排出ローラ装置27を反転駆
動して、戻し路28を介して原稿搬送路24に向けて送
り出し、原稿の裏面の走査を行ってから、排出ローラ装
置27を介して排出トレイ26に排出させるようにする
ことができる。
れるように構成されるもので、原稿トレイ21に対応さ
せてピックアップローラ22と用紙さばき装置23によ
る給紙装置を構成し、湾曲させて配置する原稿搬送路2
4には搬送ローラ装置25を配置している。また、前記
プラテン3に対応させて配置する搬送部材を、レジスト
ローラ装置31とプラテンローラ33、および、排出ロ
ーラ装置34により構成し、前記3つの原稿搬送装置ロ
ーラ手段を用いて、プラテン3に対応する第2の走査部
での原稿の搬送を行うようにする。さらに、前記走査部
の下流側には、排出トレイ26に向けて原稿を送り出す
排出ローラ装置27を設けているが、前記排出ローラ装
置27は、両面原稿を反転させて原稿の裏面の画像を走
査する際に、排出トレイから戻し路28を介して、原稿
搬送路24に給紙する手段を構成している。したがっ
て、両面原稿を用いて走査する場合には、原稿トレイ2
1から送り出した原稿の第1面の画像を、走査部を通過
させながら走査し、原稿の後端部が排出ローラ装置27
のニップ部分に達すると、排出ローラ装置27を反転駆
動して、戻し路28を介して原稿搬送路24に向けて送
り出し、原稿の裏面の走査を行ってから、排出ローラ装
置27を介して排出トレイ26に排出させるようにする
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うに構成した原稿搬送装置においては、プラテン3に対
応させて原稿を搬送する際に、原稿の速度を一定に維持
することが困難であるという問題が残る。そして、光電
変換手段を介して出力される画像情報が、局部的に圧縮
されたり、拡張されたりするという問題があり、原稿の
速度が変動することによって、コピーの品質に影響を与
えることがある。前述したような原稿の搬送速度が変化
する問題は、プラテン3に対応する第2の走査手段にお
いて、プラテンの両側に配置する搬送ローラ装置の速度
の変動等により影響されることによる。
うに構成した原稿搬送装置においては、プラテン3に対
応させて原稿を搬送する際に、原稿の速度を一定に維持
することが困難であるという問題が残る。そして、光電
変換手段を介して出力される画像情報が、局部的に圧縮
されたり、拡張されたりするという問題があり、原稿の
速度が変動することによって、コピーの品質に影響を与
えることがある。前述したような原稿の搬送速度が変化
する問題は、プラテン3に対応する第2の走査手段にお
いて、プラテンの両側に配置する搬送ローラ装置の速度
の変動等により影響されることによる。
【0007】例えば、図6のように、プラテン3に対応
する自動原稿送り装置に対して、プラテンの上流部にレ
ジストローラ装置31を、下流部に排出ローラ装置34
を配置し、プラテン3に対応させてバックプラテン32
を配置した場合に、バックプラテン32に原稿が摺動す
る際の抵抗と、上下流部に配置するローラ装置の速度の
変動等に影響される場合がある。また、前記図6に示さ
れるような走査部原稿搬送装置30では、原稿が2つの
ローラ装置の間にニップされる状態で搬送されている間
は、両ローラ装置の搬送速度が一定に維持されるが、原
稿の後端部がレジストローラ装置31を離れた際には、
下流部の排出ローラ装置34によってのみ搬送される状
態となる。そのレジストローラ装置のニップ位置を原稿
の後端部が抜けた際には、バックプラテン32との摩擦
が解除されるとともに、原稿に加えていた張力が解放さ
れるために、原稿のプラテン3に対する速度が変動す
る。さらに、原稿の先端部が排出ローラ装置34にニッ
プされる直前の状態でも、前述したような原稿の速度が
変化するという問題が残っている。
する自動原稿送り装置に対して、プラテンの上流部にレ
ジストローラ装置31を、下流部に排出ローラ装置34
を配置し、プラテン3に対応させてバックプラテン32
を配置した場合に、バックプラテン32に原稿が摺動す
る際の抵抗と、上下流部に配置するローラ装置の速度の
変動等に影響される場合がある。また、前記図6に示さ
れるような走査部原稿搬送装置30では、原稿が2つの
ローラ装置の間にニップされる状態で搬送されている間
は、両ローラ装置の搬送速度が一定に維持されるが、原
稿の後端部がレジストローラ装置31を離れた際には、
下流部の排出ローラ装置34によってのみ搬送される状
態となる。そのレジストローラ装置のニップ位置を原稿
の後端部が抜けた際には、バックプラテン32との摩擦
が解除されるとともに、原稿に加えていた張力が解放さ
れるために、原稿のプラテン3に対する速度が変動す
る。さらに、原稿の先端部が排出ローラ装置34にニッ
プされる直前の状態でも、前述したような原稿の速度が
変化するという問題が残っている。
【0008】そこで、前述したような問題を解消するた
めに、例えば、図7に示されるように、プラテン3に対
してプラテンローラ33を配置し、原稿を押圧しながら
搬送するような走査部原稿搬送装置30aを構成するこ
とが行われている。前述したような原稿搬送装置として
は、例えば、特開平2−198941号公報等に示され
るような装置が知られているもので、前記従来例では、
プラテンローラをプラテンに向けて押圧する力を変化さ
せ得るものとして構成している。しかしながら、前述し
たような走査部原稿搬送装置30aでは、原稿の画像面
がプラテンに摺動するために、プラテンの表面が汚れや
すいという問題がある。そこで、プラテンの汚れを解消
するために、例えば、特開平4−358139号公報等
に示されるように、プラテンローラに対してクリーニン
グローラを配置して、汚れを除去することも1つの方法
となるが、装置の構成が複雑になる等の問題が残る。
めに、例えば、図7に示されるように、プラテン3に対
してプラテンローラ33を配置し、原稿を押圧しながら
搬送するような走査部原稿搬送装置30aを構成するこ
とが行われている。前述したような原稿搬送装置として
は、例えば、特開平2−198941号公報等に示され
るような装置が知られているもので、前記従来例では、
プラテンローラをプラテンに向けて押圧する力を変化さ
せ得るものとして構成している。しかしながら、前述し
たような走査部原稿搬送装置30aでは、原稿の画像面
がプラテンに摺動するために、プラテンの表面が汚れや
すいという問題がある。そこで、プラテンの汚れを解消
するために、例えば、特開平4−358139号公報等
に示されるように、プラテンローラに対してクリーニン
グローラを配置して、汚れを除去することも1つの方法
となるが、装置の構成が複雑になる等の問題が残る。
【0009】前述したような問題に対応させるために、
例えば、図8に示されるように、プラテン3とプラテン
ロ−ラ33の間に一定の隙間Hを配置して走査部原稿搬
送装置30bを構成し、原稿の画像面が直接プラテンに
摺動しないような装置を構成することも考えられる。と
ころが、前記走査部原稿搬送装置30bに示されるよう
に、プラテンロ−ラとプラテンの間に厚紙の通過を許容
する隙間を設けた場合は、確かに、プラテンの表面の汚
れは解消できるものとなる。しかしながら、プラテンの
上下流部に配置するローラ装置のみで原稿を搬送するタ
イミングでは、他のローラ装置からの搬送作用が切られ
た状態、または、接続された状態では、原稿の速度が変
動するという問題を解決することができない。
例えば、図8に示されるように、プラテン3とプラテン
ロ−ラ33の間に一定の隙間Hを配置して走査部原稿搬
送装置30bを構成し、原稿の画像面が直接プラテンに
摺動しないような装置を構成することも考えられる。と
ころが、前記走査部原稿搬送装置30bに示されるよう
に、プラテンロ−ラとプラテンの間に厚紙の通過を許容
する隙間を設けた場合は、確かに、プラテンの表面の汚
れは解消できるものとなる。しかしながら、プラテンの
上下流部に配置するローラ装置のみで原稿を搬送するタ
イミングでは、他のローラ装置からの搬送作用が切られ
た状態、または、接続された状態では、原稿の速度が変
動するという問題を解決することができない。
【0010】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の自動原
稿送り装置の問題を解消するもので、レジストローラ装
置とバックプラテン、およびプラテンの上に配置するプ
ラテンローラに対して、原稿の裏面を案内するためのベ
ルト部材を配置して、原稿をベルト部材により搬送する
手段を構成することにより、走査部での原稿の搬送速度
の変動を防止するとともに、原稿の画像面をプラテンに
摺動させずに案内する手段を構成し、走査情報に乱れが
生じることを防止できる画像読取り装置の自動原稿送り
装置を提供することを目的としている。
稿送り装置の問題を解消するもので、レジストローラ装
置とバックプラテン、およびプラテンの上に配置するプ
ラテンローラに対して、原稿の裏面を案内するためのベ
ルト部材を配置して、原稿をベルト部材により搬送する
手段を構成することにより、走査部での原稿の搬送速度
の変動を防止するとともに、原稿の画像面をプラテンに
摺動させずに案内する手段を構成し、走査情報に乱れが
生じることを防止できる画像読取り装置の自動原稿送り
装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
に対して、走査装置を移動させながら原稿を読み取る第
1の走査手段と、走査装置を固定位置に停止させて移動
する原稿の走査とを行う第2の走査手段の2つの走査手
段を配置し、前記画像形成装置に対応させて配置する自
動原稿送り装置に、原稿を移動させながら走査するモー
ドに対応させて原稿搬送装置を構成してなる装置に関す
る。本発明においては、前記画像形成装置の第2の走査
手段に対応させて、原稿搬送装置に設ける原稿搬送路に
ベルト部材を用いた搬送装置を配置し、前記走査部原稿
搬送装置を構成するベルト部材は、プラテンに対応する
プラテンローラと、上流部のレジストローラ装置に対応
するローラ部材、および、下流部の排出ローラ装置に対
応するローラ部材に掛け渡して走査部原稿搬送装置を構
成し、前記走査部原稿搬送装置におけるプラテンに対応
する部分での原稿の搬送速度を、上下流部の搬送ローラ
装置の速度と一致させる手段を構成している。
に対して、走査装置を移動させながら原稿を読み取る第
1の走査手段と、走査装置を固定位置に停止させて移動
する原稿の走査とを行う第2の走査手段の2つの走査手
段を配置し、前記画像形成装置に対応させて配置する自
動原稿送り装置に、原稿を移動させながら走査するモー
ドに対応させて原稿搬送装置を構成してなる装置に関す
る。本発明においては、前記画像形成装置の第2の走査
手段に対応させて、原稿搬送装置に設ける原稿搬送路に
ベルト部材を用いた搬送装置を配置し、前記走査部原稿
搬送装置を構成するベルト部材は、プラテンに対応する
プラテンローラと、上流部のレジストローラ装置に対応
するローラ部材、および、下流部の排出ローラ装置に対
応するローラ部材に掛け渡して走査部原稿搬送装置を構
成し、前記走査部原稿搬送装置におけるプラテンに対応
する部分での原稿の搬送速度を、上下流部の搬送ローラ
装置の速度と一致させる手段を構成している。
【0012】また、本発明の走査部原稿搬送装置におい
て、プラテンに対応するプラテンローラに対して配置す
る上下流部の原稿搬送路を、プラテンローラの部分がプ
ラテンに最も近接する位置となる状態で傾斜部を配置
し、原稿をベルト部材に沿わせて案内するとともに、ベ
ルト部材により原稿の搬送速度を規制する手段を構成す
ることができる。さらに、前記走査部原稿搬送装置にお
いて、プラテンローラに案内されるベルト部材の表面
と、画像形成装置のプラテンの間に原稿の厚さよりも大
きな隙間を形成することも可能である。
て、プラテンに対応するプラテンローラに対して配置す
る上下流部の原稿搬送路を、プラテンローラの部分がプ
ラテンに最も近接する位置となる状態で傾斜部を配置
し、原稿をベルト部材に沿わせて案内するとともに、ベ
ルト部材により原稿の搬送速度を規制する手段を構成す
ることができる。さらに、前記走査部原稿搬送装置にお
いて、プラテンローラに案内されるベルト部材の表面
と、画像形成装置のプラテンの間に原稿の厚さよりも大
きな隙間を形成することも可能である。
【0013】
【作用】前述したように構成した本発明の自動原稿送り
装置においては、画像形成装置の第2の走査手段に対応
させて原稿の定速搬送を行う際に、原稿の裏面をベルト
部材に沿わせる状態で搬送するものであり、走査部原稿
搬送装置での原稿の搬送速度をベルト部材により規制し
て一定の速度に維持することができる。また、本発明の
自動原稿送り装置では、レジストローラ装置と排出ロー
ラ装置とを、1つの駆動装置とベルト部材とを用いて連
動させる手段を構成するので、原稿搬送装置の構成を簡
素化することができ、原稿の搬送速度を規制することが
できる。そして、原稿の後端部がプラテンの上流部に配
置するローラ装置のニップ部を抜けた状態でも、原稿の
速度が変化することがなくなり、読み取った画像情報が
不鮮明になったりすることがなくなる。さらに、プラテ
ンに対して原稿を通過させる際に、原稿の画像面がプラ
テンを摺動することがないようにすることにより、プラ
テンに汚れが生じることを防止でき、プラテンの汚れが
画像情報に影響を与えることを防止できる。
装置においては、画像形成装置の第2の走査手段に対応
させて原稿の定速搬送を行う際に、原稿の裏面をベルト
部材に沿わせる状態で搬送するものであり、走査部原稿
搬送装置での原稿の搬送速度をベルト部材により規制し
て一定の速度に維持することができる。また、本発明の
自動原稿送り装置では、レジストローラ装置と排出ロー
ラ装置とを、1つの駆動装置とベルト部材とを用いて連
動させる手段を構成するので、原稿搬送装置の構成を簡
素化することができ、原稿の搬送速度を規制することが
できる。そして、原稿の後端部がプラテンの上流部に配
置するローラ装置のニップ部を抜けた状態でも、原稿の
速度が変化することがなくなり、読み取った画像情報が
不鮮明になったりすることがなくなる。さらに、プラテ
ンに対して原稿を通過させる際に、原稿の画像面がプラ
テンを摺動することがないようにすることにより、プラ
テンに汚れが生じることを防止でき、プラテンの汚れが
画像情報に影響を与えることを防止できる。
【0014】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像読
取り装置の自動原稿送り装置を説明する。図1に示され
る例は、画像形成装置に配置し、原稿を移動させる状態
で走査を行う第2の走査手段に対する原稿搬送装置の構
成を示しているもので、走査部原稿搬送装置40には、
プラテン3に対応させて原稿を搬送する手段を設けてい
る。前記プラテン3に対して、原稿の移動方向の上下流
部には、ガイド部材4、4aをそれぞれ配置し、原稿の
案内を行う固定案内手段を構成する。また、走査部原稿
搬送装置40の上流部には上流側ガイド部材50と、排
出側ガイド部材53をそれぞれ配置している。前記走査
部原稿搬送装置に配置する原稿搬送路は、多角形に構成
するベルト部材41に対して、斜めのガイド板51、5
2を設けており、ガイド板51の端部にフイルム部材5
1aを配置して、プラテン3への案内を行うようにす
る。なお、前記走査部原稿搬送装置において、プラテン
3とベルト部材41の間には、原稿の厚さよりも大きな
間隔で隙間Hを形成しており、プラテン上を搬送される
原稿の画像面が、プラテン3に強く押圧されて摺動する
ことがないようにされる。
取り装置の自動原稿送り装置を説明する。図1に示され
る例は、画像形成装置に配置し、原稿を移動させる状態
で走査を行う第2の走査手段に対する原稿搬送装置の構
成を示しているもので、走査部原稿搬送装置40には、
プラテン3に対応させて原稿を搬送する手段を設けてい
る。前記プラテン3に対して、原稿の移動方向の上下流
部には、ガイド部材4、4aをそれぞれ配置し、原稿の
案内を行う固定案内手段を構成する。また、走査部原稿
搬送装置40の上流部には上流側ガイド部材50と、排
出側ガイド部材53をそれぞれ配置している。前記走査
部原稿搬送装置に配置する原稿搬送路は、多角形に構成
するベルト部材41に対して、斜めのガイド板51、5
2を設けており、ガイド板51の端部にフイルム部材5
1aを配置して、プラテン3への案内を行うようにす
る。なお、前記走査部原稿搬送装置において、プラテン
3とベルト部材41の間には、原稿の厚さよりも大きな
間隔で隙間Hを形成しており、プラテン上を搬送される
原稿の画像面が、プラテン3に強く押圧されて摺動する
ことがないようにされる。
【0015】前記走査部原稿搬送装置40において、原
稿搬送手段としてのベルト部材41は、駆動ローラ部材
42とプラテンローラ44、44a、および、端部ロー
ラ45に巻き掛ける状態で配置し、駆動ローラ部材42
を駆動することにより、ベルト部材41を介して他のロ
ーラ部材を連動させて駆動する。また、前記ベルト部材
41に対して、原稿を搬送しない上側の位置にテンショ
ンロ−ラ47を配置して、ベルト部材41に対する張力
を付与する手段を構成しているが、前記テンションロ−
ラ47をベルト部材41に対して押圧するためには、ス
プリング等の付勢手段をテンションロ−ラ47の軸に配
置して、ベルト部材に対する張力を一定の値に設定する
手段を構成することができる。本発明の走査部原稿搬送
装置において、原稿搬送手段として用いるベルト部材4
1は、ゴムベルトまたは、その他の無端状のベルト部材
を用いることができるものであり、ベルト表面と原稿の
間の摩擦係数を比較的大きなものとして形成できるもの
であれば、任意のベルト状の部材を用いることが可能で
ある。
稿搬送手段としてのベルト部材41は、駆動ローラ部材
42とプラテンローラ44、44a、および、端部ロー
ラ45に巻き掛ける状態で配置し、駆動ローラ部材42
を駆動することにより、ベルト部材41を介して他のロ
ーラ部材を連動させて駆動する。また、前記ベルト部材
41に対して、原稿を搬送しない上側の位置にテンショ
ンロ−ラ47を配置して、ベルト部材41に対する張力
を付与する手段を構成しているが、前記テンションロ−
ラ47をベルト部材41に対して押圧するためには、ス
プリング等の付勢手段をテンションロ−ラ47の軸に配
置して、ベルト部材に対する張力を一定の値に設定する
手段を構成することができる。本発明の走査部原稿搬送
装置において、原稿搬送手段として用いるベルト部材4
1は、ゴムベルトまたは、その他の無端状のベルト部材
を用いることができるものであり、ベルト表面と原稿の
間の摩擦係数を比較的大きなものとして形成できるもの
であれば、任意のベルト状の部材を用いることが可能で
ある。
【0016】前述したように、複数のローラ部材に掛け
渡したベルト部材41に対して、走査部原稿搬送装置の
入口部では駆動ローラ部材42に対応させて押圧ローラ
43を配置して、レジストローラ装置と同様な機能を持
たせた装置を構成している。さらに、原稿の排出側の端
部には、端部ローラ45と押圧ローラ46により、排出
ローラ装置と同じ機能を持たせる搬送手段を構成してい
る。なお、前記駆動ローラ部材42と端部ローラ45に
対応させて配置する押圧ローラ43、46は、前記ロー
ラとの接触により追従して回転されるものであり、本発
明の実施例では、ベルト部材41を介して回転力の伝達
が行われるので、それ等の押圧ローラとベルト部材の間
に原稿をニップした状態では、ベルト部材の速度にした
がって、原稿に対する搬送作用が発揮される。
渡したベルト部材41に対して、走査部原稿搬送装置の
入口部では駆動ローラ部材42に対応させて押圧ローラ
43を配置して、レジストローラ装置と同様な機能を持
たせた装置を構成している。さらに、原稿の排出側の端
部には、端部ローラ45と押圧ローラ46により、排出
ローラ装置と同じ機能を持たせる搬送手段を構成してい
る。なお、前記駆動ローラ部材42と端部ローラ45に
対応させて配置する押圧ローラ43、46は、前記ロー
ラとの接触により追従して回転されるものであり、本発
明の実施例では、ベルト部材41を介して回転力の伝達
が行われるので、それ等の押圧ローラとベルト部材の間
に原稿をニップした状態では、ベルト部材の速度にした
がって、原稿に対する搬送作用が発揮される。
【0017】前記図1に示される走査部原稿搬送装置4
0においては、上流側ガイド部材50を介して送られて
くる原稿を、駆動ローラ部材42と押圧ローラ43の間
のニップ部に突入させた状態で停止させる。その後で、
その上流側に配置する原稿搬送路の搬送ローラ装置との
間で原稿にループを形成して整合作用を行い、画像読取
り装置の走査の動作に対応させたタイミングで、駆動ロ
ーラ部材42を駆動して、ベルト部材41の速度に同期
させる状態で搬送する。そして、原稿の背面をベルト部
材に押圧する状態で、斜めガイド板51に沿わせてプラ
テン3の位置に案内し、走査が終了した原稿を上昇方向
の斜めガイド板52と、ベルト部材41の間で案内し
て、端部ローラ45と押圧ローラ46により構成される
排出ローラ装置を介して、排出側ガイド部材53に向け
て送り出すようにする。
0においては、上流側ガイド部材50を介して送られて
くる原稿を、駆動ローラ部材42と押圧ローラ43の間
のニップ部に突入させた状態で停止させる。その後で、
その上流側に配置する原稿搬送路の搬送ローラ装置との
間で原稿にループを形成して整合作用を行い、画像読取
り装置の走査の動作に対応させたタイミングで、駆動ロ
ーラ部材42を駆動して、ベルト部材41の速度に同期
させる状態で搬送する。そして、原稿の背面をベルト部
材に押圧する状態で、斜めガイド板51に沿わせてプラ
テン3の位置に案内し、走査が終了した原稿を上昇方向
の斜めガイド板52と、ベルト部材41の間で案内し
て、端部ローラ45と押圧ローラ46により構成される
排出ローラ装置を介して、排出側ガイド部材53に向け
て送り出すようにする。
【0018】前述したように構成した自動原稿送り装置
において、原稿の先端部がレジストローラ装置を通過し
て排出ローラ装置にニップされるまでの間は、斜めガイ
ド板とベルト部材との間を案内される状態で搬送される
が、原稿の背面とベルト部材との間の摩擦により、原稿
を定速で搬送することができる。また、原稿の先端部が
排出ローラ装置に達した状態では、レジストローラ装置
と排出ローラ装置とがベルト部材41を介して同一の速
度で搬送する作用を発揮するので、原稿はベルト部材と
ともに一定の速度で搬送され、プラテン3の下面に固定
している走査装置による読み取り作用が行われる。さら
に、原稿の後端部がレジストローラ装置の位置を抜けた
後では、前記レジストローラ装置による搬送速度の規制
は解除されるが、ベルト部材の速度が変化しないため
に、排出ローラ装置のみによって搬送する状態でも、原
稿の搬送速度が変化することはない。
において、原稿の先端部がレジストローラ装置を通過し
て排出ローラ装置にニップされるまでの間は、斜めガイ
ド板とベルト部材との間を案内される状態で搬送される
が、原稿の背面とベルト部材との間の摩擦により、原稿
を定速で搬送することができる。また、原稿の先端部が
排出ローラ装置に達した状態では、レジストローラ装置
と排出ローラ装置とがベルト部材41を介して同一の速
度で搬送する作用を発揮するので、原稿はベルト部材と
ともに一定の速度で搬送され、プラテン3の下面に固定
している走査装置による読み取り作用が行われる。さら
に、原稿の後端部がレジストローラ装置の位置を抜けた
後では、前記レジストローラ装置による搬送速度の規制
は解除されるが、ベルト部材の速度が変化しないため
に、排出ローラ装置のみによって搬送する状態でも、原
稿の搬送速度が変化することはない。
【0019】本発明においては、前記図1に示す走査部
原稿搬送装置40に対して配置する駆動装置は、図2に
示されるように構成することができる。図2に示される
駆動装置は、モータ55の軸に設けたプーリ56と、駆
動ローラ部材42の軸に設けたプーリ58に対して、タ
イミングベルト57を巻き掛けている。そして、前記駆
動ローラ部材42に対してモータの回転を伝達すること
により、駆動ローラ部材42を介してベルト部材41の
駆動を行い、前記ベルト部材を巻き掛けるローラ部材4
4、44a、45を同一の速度で回転させ、原稿に対す
る搬送作用を発揮させることができる。したがって、前
記ベルト部材41を介して各ローラ部材に対する駆動の
伝達を行う手段を構成することにより、走査部原稿搬送
装置での原稿搬送速度を一定に維持させることができ
る。
原稿搬送装置40に対して配置する駆動装置は、図2に
示されるように構成することができる。図2に示される
駆動装置は、モータ55の軸に設けたプーリ56と、駆
動ローラ部材42の軸に設けたプーリ58に対して、タ
イミングベルト57を巻き掛けている。そして、前記駆
動ローラ部材42に対してモータの回転を伝達すること
により、駆動ローラ部材42を介してベルト部材41の
駆動を行い、前記ベルト部材を巻き掛けるローラ部材4
4、44a、45を同一の速度で回転させ、原稿に対す
る搬送作用を発揮させることができる。したがって、前
記ベルト部材41を介して各ローラ部材に対する駆動の
伝達を行う手段を構成することにより、走査部原稿搬送
装置での原稿搬送速度を一定に維持させることができ
る。
【0020】前記図1に示される走査部原稿搬送装置4
0では、プラテン3の上でベルト部材41に2つのプラ
テンローラを配置し、原稿をプラテン3に対して平行な
搬送路を介して案内する手段を構成しているが、図3に
示す走査部原稿搬送装置40aでは、1つのプラテンロ
ーラ44を用いて、プラテンの上部での原稿の案内を行
う手段を構成している。前記図3に示される走査部原稿
搬送装置40aでは、駆動ローラ部材42と端部ローラ
45、および、1つのプラテンローラ44を用いてベル
ト部材41に対する案内と駆動を行う手段を構成し、テ
ンションロ−ラ47による張力付与手段を構成してい
る。そして、ベルト部材41により形成される略V字状
の原稿搬送路に沿わせて原稿を案内し、プラテンローラ
44により原稿が最もプラテン3に近接する位置に走査
装置を配置して、原稿の画像の読み取りを行うようにし
ている。また、前記プラテンローラ44に対応する位置
では、ベルト部材41の下面とプラテン3の上面との間
に、所定の隙間Hを形成して、原稿の画像面がプラテン
3に摺動されないようにする。
0では、プラテン3の上でベルト部材41に2つのプラ
テンローラを配置し、原稿をプラテン3に対して平行な
搬送路を介して案内する手段を構成しているが、図3に
示す走査部原稿搬送装置40aでは、1つのプラテンロ
ーラ44を用いて、プラテンの上部での原稿の案内を行
う手段を構成している。前記図3に示される走査部原稿
搬送装置40aでは、駆動ローラ部材42と端部ローラ
45、および、1つのプラテンローラ44を用いてベル
ト部材41に対する案内と駆動を行う手段を構成し、テ
ンションロ−ラ47による張力付与手段を構成してい
る。そして、ベルト部材41により形成される略V字状
の原稿搬送路に沿わせて原稿を案内し、プラテンローラ
44により原稿が最もプラテン3に近接する位置に走査
装置を配置して、原稿の画像の読み取りを行うようにし
ている。また、前記プラテンローラ44に対応する位置
では、ベルト部材41の下面とプラテン3の上面との間
に、所定の隙間Hを形成して、原稿の画像面がプラテン
3に摺動されないようにする。
【0021】前述したように構成した走査部原稿搬送装
置40aでは、駆動ローラ部材42とプラテンローラ4
4の間の下向き傾斜搬送部では、ベルト部材41の傾斜
角度に合わせて斜めガイド板51を配置する。また、端
部ローラ45とプラテンローラ44の間の上向きの搬送
路には、斜めガイド板52を配置して、それぞれの斜め
ガイド板とベルト部材の間で、原稿に対する搬送作用を
行うことができる。そして、前記ベルト部材41により
構成される原稿搬送路では、駆動ローラ部材を駆動する
ことにより、各ローラ部材を連動させて駆動し、ベルト
部材41に対して背面が押圧される原稿に対して、搬送
速度の変動が生じない状態で、走査装置による原稿の画
像の読み取りの動作を行うことができるようにする。
置40aでは、駆動ローラ部材42とプラテンローラ4
4の間の下向き傾斜搬送部では、ベルト部材41の傾斜
角度に合わせて斜めガイド板51を配置する。また、端
部ローラ45とプラテンローラ44の間の上向きの搬送
路には、斜めガイド板52を配置して、それぞれの斜め
ガイド板とベルト部材の間で、原稿に対する搬送作用を
行うことができる。そして、前記ベルト部材41により
構成される原稿搬送路では、駆動ローラ部材を駆動する
ことにより、各ローラ部材を連動させて駆動し、ベルト
部材41に対して背面が押圧される原稿に対して、搬送
速度の変動が生じない状態で、走査装置による原稿の画
像の読み取りの動作を行うことができるようにする。
【0022】なお、前述したように構成した本発明の走
査部原稿搬送装置は、前記図4、5に示されるような画
像形成装置に対して配置することが可能であるが、その
他に、任意の画像読取り装置に対して配置することもで
きる。また、本発明の走査部原稿搬送装置は、ファクシ
ミリ等の画像形成装置として構成することができるもの
であるが、その他に、デジタル方式の電子写真複写機等
の装置に対して配置する画像読取り装置としても用いる
ことができる。さらに、前記図4に示されるように、走
査装置での読み取りと光電変換装置等を別体に配置する
装置に対して、本発明の走査部原稿搬送装置を配置する
ことに代えて、光電変換装置と走査装置とを一体に構成
したデジタル方式の画像読取り装置に対しても、本発明
の機構を組み込むことができる。
査部原稿搬送装置は、前記図4、5に示されるような画
像形成装置に対して配置することが可能であるが、その
他に、任意の画像読取り装置に対して配置することもで
きる。また、本発明の走査部原稿搬送装置は、ファクシ
ミリ等の画像形成装置として構成することができるもの
であるが、その他に、デジタル方式の電子写真複写機等
の装置に対して配置する画像読取り装置としても用いる
ことができる。さらに、前記図4に示されるように、走
査装置での読み取りと光電変換装置等を別体に配置する
装置に対して、本発明の走査部原稿搬送装置を配置する
ことに代えて、光電変換装置と走査装置とを一体に構成
したデジタル方式の画像読取り装置に対しても、本発明
の機構を組み込むことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の画像読取り装置の自動原稿送り
装置は、前述したように構成したものであるから、第1
の走査手段に対応させて配置するプラテンの他に、画像
形成装置の第2の走査手段に対応させて原稿の定速搬送
を行う際に、原稿の裏面をベルト部材に沿わせる状態で
搬送するものであり、走査部原稿搬送装置での原稿の搬
送速度をベルト部材により規制して一定の速度に維持す
ることができる。また、本発明の自動原稿送り装置で
は、レジストローラ装置と排出ローラ装置とを、1つの
駆動装置とベルト部材とを用いて連動させる手段を構成
するので、原稿搬送装置の構成を簡素化することがで
き、原稿の搬送速度を一定の速度に設定することができ
る。そして、原稿の後端部がプラテンの上流部に配置す
るローラ装置のニップ部を抜けた状態でも、原稿の速度
が変化することがなくなり、読み取った画像情報が不鮮
明になったりすることを防止できる。さらに、プラテン
に対して原稿を通過させる際に、原稿の画像面がプラテ
ンを摺動することがないようにすることにより、プラテ
ンに汚れが生じることを防止でき、プラテンの汚れが画
像情報に影響を与えることを防止できる。
装置は、前述したように構成したものであるから、第1
の走査手段に対応させて配置するプラテンの他に、画像
形成装置の第2の走査手段に対応させて原稿の定速搬送
を行う際に、原稿の裏面をベルト部材に沿わせる状態で
搬送するものであり、走査部原稿搬送装置での原稿の搬
送速度をベルト部材により規制して一定の速度に維持す
ることができる。また、本発明の自動原稿送り装置で
は、レジストローラ装置と排出ローラ装置とを、1つの
駆動装置とベルト部材とを用いて連動させる手段を構成
するので、原稿搬送装置の構成を簡素化することがで
き、原稿の搬送速度を一定の速度に設定することができ
る。そして、原稿の後端部がプラテンの上流部に配置す
るローラ装置のニップ部を抜けた状態でも、原稿の速度
が変化することがなくなり、読み取った画像情報が不鮮
明になったりすることを防止できる。さらに、プラテン
に対して原稿を通過させる際に、原稿の画像面がプラテ
ンを摺動することがないようにすることにより、プラテ
ンに汚れが生じることを防止でき、プラテンの汚れが画
像情報に影響を与えることを防止できる。
【図1】 本発明の走査部原稿搬送装置の構成を示す説
明図である。
明図である。
【図2】 本発明の走査部原稿搬送装置における駆動装
置の構成を示す説明図である。
置の構成を示す説明図である。
【図3】 本発明の走査部原稿搬送装置の第2の実施例
の説明図である。
の説明図である。
【図4】 一般的な自動原稿送り装置を設けた画像形成
装置の構成を示す説明図である。
装置の構成を示す説明図である。
【図5】 図4の自動原稿送り装置の詳細な構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】 従来の走査部原稿搬送装置の構成を示す説明
図である。
図である。
【図7】 従来の走査部原稿搬送装置の構成を示す別の
例の説明図である。
例の説明図である。
【図8】 従来の走査部原稿搬送装置の構成を示す他の
例の説明図である。
例の説明図である。
1 画像形成装置、 2・3 プラテン、 5
走査装置、7 光電変換装置、 9 レーザ光発光
装置、 10 感光体ドラム、20 自動原稿送り
装置、 21 原稿トレイ、 24 原稿搬送路、
30・40 走査部原稿搬送装置、 32 バック
プラテン、33 プラテンローラ、 41 ベルト
部材、42 駆動ローラ部材、 44 プラテンロ
ーラ、45 端部ローラ、 51・52 斜めガイ
ド板、55 モータ、 57 タイミングベルト。
走査装置、7 光電変換装置、 9 レーザ光発光
装置、 10 感光体ドラム、20 自動原稿送り
装置、 21 原稿トレイ、 24 原稿搬送路、
30・40 走査部原稿搬送装置、 32 バック
プラテン、33 プラテンローラ、 41 ベルト
部材、42 駆動ローラ部材、 44 プラテンロ
ーラ、45 端部ローラ、 51・52 斜めガイ
ド板、55 モータ、 57 タイミングベルト。
Claims (3)
- 【請求項1】 画像形成装置に対して、走査装置を移動
させながら原稿を読み取る第1の走査手段と、走査装置
を固定位置に停止させて移動する原稿の走査とを行う第
2の走査手段の2つの走査手段を配置し、 前記画像形成装置に対応させて配置する自動原稿送り装
置に、原稿を移動させながら走査するモードに対応させ
て原稿搬送装置を構成してなる装置において、 前記画像形成装置の第2の走査手段に対応させて、走査
部原稿搬送装置に設ける原稿搬送路にベルト部材を用い
た搬送装置を配置し、 前記走査部原稿搬送装置を構成するベルト部材は、プラ
テンに対応するプラテンローラと、上流部のレジストロ
ーラ装置のローラ部材、および、下流部の排出ローラに
対応するローラ部材に掛け渡して走査部原稿搬送装置を
構成し、 前記走査部原稿搬送装置におけるプラテンに対応する部
分での原稿の搬送速度を、上下流部の搬送ローラ装置の
速度と一致させることを特徴とする画像読取り装置の自
動原稿送り装置。 - 【請求項2】 前記走査部原稿搬送装置において、プラ
テンに対応するプラテンローラに対して配置する上下流
部の原稿搬送路を、プラテンローラの部分がプラテンに
最も近接する位置となる状態で傾斜部を配置し、 原稿をベルト部材に沿わせて案内するとともに、ベルト
部材により原稿の搬送速度を規制する手段を構成するこ
とを特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置の自動
原稿送り装置。 - 【請求項3】 前記走査部原稿搬送装置において、プラ
テンローラに案内されるベルト部材の表面と、画像形成
装置のプラテンの間に原稿の厚さよりも大きな隙間を形
成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像
読取り装置の自動原稿送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18671094A JPH0830044A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 画像読取り装置の自動原稿送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18671094A JPH0830044A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 画像読取り装置の自動原稿送り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0830044A true JPH0830044A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16193290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18671094A Pending JPH0830044A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 画像読取り装置の自動原稿送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0830044A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005089116A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿送り装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2011147027A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Pfu Ltd | 画像読取装置および画像読取システム |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP18671094A patent/JPH0830044A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005089116A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿送り装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2011147027A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Pfu Ltd | 画像読取装置および画像読取システム |
US8576462B2 (en) | 2010-01-15 | 2013-11-05 | Pfu Limited | Image reading apparatus and image reading system |
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