JP4443828B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、原稿画像を読み取る画像読取装置および当該画像読取装置が適用される複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置の中には、複数枚の原稿の画像を読み取る際の便宜を図るべく、複数の原稿を自動的に読み取るための自動原稿給紙装置が搭載されているものがある。この自動原稿給紙装置を用いた原稿の読取の一形態として読み取るべき原稿を搬送させて原稿読取部において読み取る原稿移動方式があり、この方式によって複数枚の原稿を順次原稿読取部を通過させて読み取ることが可能になる。
【0003】
ところが、原稿搬送路上を搬送される原稿を固定された原稿読取部によって原稿の画像を読み取る場合、原稿を適正なタイミングで原稿読取部に導くことや、原稿が搬送される際に斜め送りを防止する等の工夫が必要になる。
【0004】
図7は、従来の原稿移動方式の両面自動原稿給紙装置の構成を示している。図7に示すように、両面原稿自動給紙装置8は、原稿トレイ803から原稿読取部802を経由して原稿排出トレイ805までの間に形成された原稿搬送路を備えており、この原稿搬送路に沿ってピックアップローラ807a、サバキローラ807b、サバキ板807c、原稿入紙センサ807d、レジストローラ807e、搬送ローラ807f、および排紙ローラ807gが配置されている。ここで、両面原稿自動給紙装置8における原稿読取部802への原稿の搬送タイミングは、原稿搬送路における原稿読取部802の上流側に配置されたレジストローラ807eによって調整される。
【0005】
図8は、従来の原稿移動方式の両面自動原稿給紙装置8における駆動系の構成を示している。同図に示すように、駆動モータ810のギア811は、排紙ローラ807gのギア812に連結され、排紙ローラ807gのギア812はさらにアイドルギア813を介して、搬送ローラ807fのギア814に連結している。このギア814は、電磁クラッチ828を介して駆動力が伝達される。
【0006】
また、搬送ローラ807fとレジストローラ807eにはそれぞれプーリ815およびプーリ816が取り付けられており、プーリ815およびプーリ816にはベルト817が張架されている。一方、ピックアップローラ807a、サバキローラ807b等の給紙系に対する駆動は、排紙ローラ807gに設けられたプーリ818および給紙入力用プーリ820にベルト819を張架することにより行っている。
【0007】
図9は、従来の両面原稿自動給紙装置8の給紙部近傍の構成を示している。図9(a)、図9(b)に示すように、給紙入力軸821上に、スプリングクラッチ822が配設されていて、図中の矢印Pで示すソレノイドの作用によって動作する駆動連結部材824〜825により、サバキローラ807bおよびピックアップローラ807aへの駆動の連結・切り離しが行われている。さらに、前記ソレノイドの作用により駆動連結部材824を介してピックアップローラ807aが、原稿に圧接される機構となっている。また、原稿ストッパ827もソレノイドの作用により、駆動連結部材824、826を介して、上下方向に移動する機構となっている。
【0008】
これら機構により、図9(a)に示す原稿載置時の状態(給紙前)から、図9(b)に示す原稿送り出し時の状態へ移行することで原稿の給紙動作がなされる。また、ピックアップローラ807a、サバキローラ807bが原稿を給紙する時の駆動モータ810の回転方向は、図8および図9に示すように、レジストローラ807e、搬送ローラ807f、排紙ローラ807gが原稿を搬送する時の駆動モータ810の回転方向と同方向になるように構成されている。
【0009】
上述の構成において、読み取るべき原稿が原稿搬送路上を搬送され、レジストローラ807eに到達すると、原稿読取部に原稿を搬送するタイミングになるまでは電磁クラッチ828がオフの状態になっており、レジストローラ807eが回転していないため、原稿6はレジストローラ807eに当接した状態で停止させられて前端が揃えられる。
【0010】
そして、所定のタイミングで電磁クラッチ828をオンにすることで、レジストローラ807eと搬送ローラ807fが回転して、原稿6が原稿読取部802へ送られていく。従来から、このようにして適正に原稿搬送タイミングが調整されていた。
【0011】
さらに、従来技術の中には原稿を適正なタイミングで搬送するだけでなく、その他の工夫を施した技術として原稿の搬送速度の変動を解消して画像読取中の原稿の搬送速度を安定させて原稿移動方向の倍率性能を向上させるものや(例えば、特許文献1参照。)、原稿の斜め送り等を防止して適正な原稿の搬送を担保するものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
【0012】
【特許文献1】
特開平07−101591号公報
【特許文献2】
特開平08−56280号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術の構成においては、レジストローラによって原稿を原稿読取部に導くタイミングを調整するために電磁クラッチ等の高価な部品が必要になるため、コストアップの要因となっており、また、駆動系の制御が複雑になるという不都合があった。
【0013】
この発明の目的は、電磁クラッチ等を用いることなく簡易な構成および簡易な制御により適正な原稿の搬送タイミングの調整等が可能な画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明は以下の構成を備えている。
【0015】
(1)原稿トレイから原稿読取部を経由して排紙口までの間に配置された原稿搬送路と、前記排紙口から前記原稿搬送路に合流するように配置された両面印刷時に使用される副搬送路とを備え、前記原稿搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、
原稿を原稿搬送路の下流に送る第1の方向および前記第1の方向の逆である第2の方向に選択的に回転するように構成された、前記画像読取部に原稿を搬送するタイミングを調整するレジストローラと、
前記原稿搬送路における前記レジストローラの上流側に配置された、第1の方向に回転することによって原稿トレイから前記レジストローラまで原稿を搬送する原稿給紙系ローラ群であって、前記第1の方向にのみ回転可能に構成された原稿給紙系ローラ群と、
前記排紙口に配置されるとともに、前記排紙口から外部に原稿を排出する第1の方向および前記副搬送路を介して前記レジストローラまで原稿を搬送する第2の方向に選択的に回転するように構成された排紙ローラと、
を備え、
前記レジストローラおよび前記排紙ローラを含む原稿排出系ローラ群がそれぞれ同一搬送方向に回転するようにクラッチを介さずに単一の駆動源に連結され、かつ、前記原稿給紙系ローラ群と前記原稿排出系ローラ群とが逆搬送方向に回転するように連結され、かつ、前記原稿給紙系ローラ群がクラッチを介して前記単一の駆動源に連結されていることを特徴とする。
【0016】
この構成においては、原稿搬送路における原稿読取部の上流側に配置されたレジストローラが、原稿を原稿読取部に搬送すべきタイミングまでは原稿を原稿搬送路における下流側に搬送する回転とは逆の方向に回転しており、原稿を原稿読取部に搬送すべきタイミングにおいてその回転方向が反転し、原稿を原稿搬送路の下流側へ搬送する給紙回転になる。
【0017】
したがって、レジストローラの回転方向を調整することで原稿搬送路上の原稿が、所定のタイミングまではレジストローラにおいて停止させられるとともに、前記タイミングになると原稿読取部に導かれるため、レジストローラに電磁クラッチ等の高価な部品を使用することなく、適正に原稿の搬送が制御される。
また、原稿搬送路におけるレジストローラの上流側に配置される複数のローラである原稿給紙系ローラ群がそれぞれ原稿を同一方向に搬送する同一搬送方向に回転するように駆動される一方で、前記レジストローラおよび前記原稿搬送路における前記レジストローラよりも下流側に位置するローラである原稿排出系ローラ群がそれぞれ前記上流側のローラとは逆搬送方向に回転するように駆動される。
したがって、原稿搬送路上の原稿がレジストローラに達するまでの間、すなわち前記原稿給紙系ローラ群によって原稿が搬送されているときは、前記レジストローラが給紙回転とは逆搬送方向に回転していることから、原稿搬送路上を搬送される原稿が前記レジストローラにおいて適正に停止する。また、所定のタイミングでレジストローラが給紙回転になり原稿が原稿読取部に搬送されるときには前記原稿排出系ローラ群が給紙回転になっており原稿が排紙トレイ側へと搬送されるため、各々のローラを個別に制御することなく適正な原稿の搬送が行われる。
(2)正逆両方向に回転可能な駆動モータと、
前記駆動モータで発生した駆動力を、前記原稿給紙系ローラ、前記レジストローラ、および前記排紙ローラにそれぞれ伝達する伝達手段と、
をさらに備え、
前記伝達手段は、前記駆動モータが正回転するときに、前記原稿給紙系ローラを第1の方向に、かつ、前記レジストローラおよび前記排紙ローラを第2の方向に回転させるとともに、前記駆動モータが逆回転するときに、前記レジストローラおよび前記排紙ローラを第1の方向に回転させることを特徴とする。
【0018】
(3)前記レジストローラに回転力を伝達する駆動モータの回転方向が前記画像読取部に前記原稿を搬送するタイミングにおいて反転することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【0019】
この構成においては、原稿を原稿読取部に案内すべきタイミングにおいてレジストローラを駆動する駆動モータの回転方向が切り替えられる。したがって、駆動モータの回転方向の切替のみの簡易な制御で適正な原稿の搬送が行われる。
【0023】
(4)入力される画像情報に基づいて画像形成処理を行う画像形成装置において、(1)〜(3)のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする。
【0024】
この構成においては、簡易な構成および簡易な制御方法で適正な原稿の搬送を行う画像読取装置が画像形成装置に適用されている。したがって、画像形成装置において前記画像読取装置の動作の制御が簡易になるため、画像形成装置全体としての制御が簡易化するとともに、当該画像形成装置の低廉化が図られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明の画像読取装置および画像形成装置の実施形態であるディジタル複写機(以下、単に複写機という。)を説明する。なお、本発明におけて同一搬送方向とは搬送路上の原稿を同一の方向に搬送する方向をいい、逆搬送方向とは、搬送路上の原稿を互いに逆の方向に搬送する方向をいう。
【0026】
図1は、本実施形態における複写機1の構成の概略を示している。同図に示すように、複写機1は、画像読取部としてのスキャナ部2、画像形成部としてのプリント部3、および原稿の自動搬送な行う原稿自動給紙部4を備えている。なお、スキャナ部2および原稿自動給紙部4によって本発明における画像読取装置が構成される。
【0027】
スキャナ部2は、透明なガラス等で構成される原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分であり、露光光源21、複数の反射鏡22〜24、結像レンズ25、および光電変換素子(CCD)26を備えている。
【0028】
露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22、23、および24は、それぞれ原稿からの反射光を反射させて光電変換素子26に導くものであり、各反射鏡22、23、および24によって原稿からの反射光は、図1の破線に示す光路で光電変換素子26に導かれる。結像レンズ25は、原稿からの反射光を光電変換素子26上に結像させる。光電変換素子26は、原稿からの反射光を光電変換して電気信号を生成する。
【0029】
原稿の画像読取動作として、原稿台41上に原稿を載置して読み取る場合、すなわち原稿固定方式によって原稿を読み取る場合には露光光源21および反射鏡22が、図1に実線で示す位置と、破線で示す露光光源21′および反射鏡22′の位置と、の間を原稿台41に沿って水平方向に走査することで、原稿全体の画像が読み取られる。
【0030】
これに対して、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合、すなわち原稿移動方式によって原稿を読み取る場合には、露光光源21および反射鏡22が図1において実線で示す位置に固定され、原稿は上述のスキャナ部2によって読み取られる。上述した各反射鏡22、23、および24で反射された結像レンズ25を通過した光が光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換される。
【0031】
プリント部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31aおよびドラム型感光体31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの表面に照射するものである。感光体31bは像担持体であり図1中に矢印で示す方向に回転している。
【0032】
また、感光体31bの周囲には、レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置31c、転写チャージャ31d、図示しないクリーニング装置、除電器31e、主帯電器31fが設けられている。現像装置31cは、感光体31bの表面に形成された静電潜像にトナーを供給して可視像としてのトナー像を形成する。転写チャージャ31dは、感光体31bの表面に形成されたトナー像を記録媒体の用紙5に転写する。
【0033】
クリーニング装置は、感光体31bから用紙5にトナー像が転写された後において、感光体31bの表面に残留したトナーを除去する。除電器31eは、感光体31bの表面の残留電荷を除去する。主帯電器31fは、感光体31bの表面を所定の電位に一様に帯電させる。
【0034】
上述の構成により、用紙5に対して画像形成処理を行うときには、まず、主帯電器31fによって感光体31bの表面が所定の電位に帯電する。そして、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの表面に照射することにより感光体31bの表面に静電潜像が形成され、その後、現像装置31cが感光体31bの表面にトナーを供給することにより可視像であるトナー像が形成され、転写チャージャ31dによって、感光体31bの表面のトナー像が用紙5に転写される。
【0035】
さらに、その後、感光体31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置によって除去されるとともに、感光体31bの表面の残留電荷が除電器31eによって除去される。これにより、用紙5への画像形成動作(印刷動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の用紙5に対して連続的に画像形成処理が行われる。
【0036】
一方、用紙搬送系32は、用紙収容部としての用紙カセット33や用紙トレイ34に収容された用紙5を1枚ずつ搬送して、上記画像形成系31による画像形成を行わせるとともに、画像形成された用紙5を用紙排出部としての排紙トレイ35へ排出する。
【0037】
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は、用紙カセット33および用紙トレイ34と排紙トレイ35との間に形成されており、上述の画像形成系31の各装置は主搬送路36に沿って配置されている。これに対して反転搬送路37は、一方の面に画像形成処理がされた用紙をスイッチバックさせて再び感光体31bおよび転写チャージャ31dの間の画像形成位置に導く。
【0038】
主搬送路36における用紙カセット33および用紙トレイ34側、すなわち主搬送路36における上流側端部には断面が半円状を呈するピックアップローラ36aが配設されている。このピックアップローラ36aの直下流側には給紙ローラ36bが配設されており、このピックアップローラ36aおよび給紙ローラ36bの回転により、用紙カセット33または用紙トレイ34に収容されている用紙5を1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙する。
【0039】
主搬送路36における転写チャージャ31dの配設位置よりも上流側には、用紙5の通過を検知するためのレジスト検知スイッチ36c、および感光体31bの表面に形成されたトナー像と用紙5との位置合わせを行いながら用紙5を搬送するレジストロ−ラ36dがそれぞれ配設されている。
【0040】
主搬送路36における転写チャージャ31dの配設位置よりも下流側には、用紙5に転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ36e、および用紙5が定着ローラ36eを通過したことを検知するための定着検知スイッチ36fがそれぞれ配設されている。
【0041】
主搬送路36の下流端には、用紙5を排紙トレイ35に排紙するための一対の排紙ローラ36gおよび用紙5の排紙を検知するための排紙検知スイッチ36hがそれぞれ配設されている。主搬送路36における定着検知スイッチ36fの下流側には、トナー像が定着された用紙を排紙トレイ35または反転搬送路37のいずれかに選択的に導く分岐爪38が配設されている。
【0042】
反転搬送路37の複数箇所には搬送ローラ37aが配設されており、用紙5が反転搬送路37に供給された場合には、これらの搬送ローラ37aによって用紙5が搬送され、用紙5はその前端と後端とが反転された状態で再度レジストローラ36dまで案内される。
【0043】
図2は、原稿自動給紙部4およびその近傍の構成を示す概略図である。原稿自動給紙部4は、両面自動原稿送り装置として構成されており、原稿移動方式の原稿読取処理を行うことが可能である。原稿載置部としての原稿トレイ403、中間トレイ404、原稿排出部としての原稿排出トレイ405、および各トレイ403〜405間で原稿を搬送する原稿搬送系406を備えている。
【0044】
原稿搬送系406は、原稿トレイ403に載置された原稿6を、原稿読取部402を経て中間トレイ404または原稿排紙トレイ405へ搬送するための主搬送路407と、中間トレイ404上の原稿6を主搬送路407に供給するための副搬送路408と、を備えている。
【0045】
主搬送路407の上流側端部には、原稿ピックアップローラ407aおよびサバキローラ407bが配設されている。サバキローラ407bの下側にはサバキ板407cが配設されており、原稿ピックアップローラ407aの回転にともなって原稿トレイ403上の原稿6のうち最上位の1枚がサバキローラ407bとサバキ板407cとの間を通過して主搬送路407に給紙される。
【0046】
図中Aで示す主搬送路407と副搬送路408との合流部分には、原稿6の通過を検知するための原稿入紙センサ407dが配設されている。さらに、この原稿入紙センサ407dの配設位置よりも下流側には、スキャナ部2の画像読取のタイミングに整合するように原稿6を原稿読取部402に導くレジストローラ407eが配設されている。すなわち、レジストローラ407eは、原稿6が供給された状態でその原稿6の搬送を一旦停止させ、原稿6を原稿読取部402に搬送するタイミングを調整して原稿6を原稿読取部402に供給する。
【0047】
原稿読取部402は、プラテンガラス402aと原稿押え板402bとを備え、レジストローラ407eから供給された原稿6がプラテンガラス402aと原稿押え板402bとの間を通過する際に、露光光源21からの光がプラテンガラス402aを通過して原稿6に照射されるようになっており、このときにスキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。
【0048】
原稿押さえ板402bの背面(上面)にはコイルスプリング402cにからの外力が作用しており、これにより原稿押さえ板402bは常時原稿6を押圧する方向に付勢される。これにより、原稿押さえ板402bがプラテンガラス402aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿6が原稿読取部402を通過する際にプラテンガラス402aから浮きあがることが阻止される。
【0049】
原稿読取部402の下流側には、搬送ローラ407fおよび原稿排紙ローラ407gが備えられている。原稿読取部402を通過した原稿6が搬送ローラ407fおよび原稿排紙ローラ407gを経て中間トレイ404または原稿排紙トレイ405へ排紙される構成となっている。
【0050】
なお、上述の各ローラ407e、407f、および407gのうち、図2中で回転方向に矢印を付したものが駆動側のローラであって、それに接触するローラが従動側のローラとなっている。
【0051】
原稿排紙ローラ407gと中間トレイ404との間には中間トレイ揺動板404aが配設されている。この中間トレイ揺動板404aは、中間トレイ404側の端部近傍の適当な位置に配置される中心軸を中心に揺動自在にされているため、原稿搬送状態に応じて図2に実線で示すポジション1と2点鎖線で示すポジション2との間で適宜揺動することが可能になっている。
【0052】
中間トレイ揺動板404aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ407gから排紙された原稿6は原稿排紙トレイ405へ回収される。一方、中間トレイ揺動板404aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ407gから排紙された原稿6は中間トレイ404へ排出される。
【0053】
この中間トレイ404への排紙時には、図2の破線で示す原稿6′のように、その後端部が原稿排紙ローラ407gに挟持された状態となっており、この状態において原稿排紙ローラ407gが逆回転することによって原稿6が副搬送路408に導かれ、この副搬送路408を経て再び主搬送路407に送り出される。この原稿排紙ローラ407gの逆回転動作は、主搬送路407への原稿6の送り出しと画像読取タイミングとを調整して行われ、これにより、原稿6の裏面の画像が原稿読取部402によって読み取られる。
【0054】
また、主搬送路407の上流側端部、すなわち原稿トレイ403における原稿の給紙方向前端側の位置には、原稿トレイ403上に原稿6が存在するか否かを検知するための原稿検知センサ4Aが設けられている。また、図中Bに示す主搬送路407の下流端近傍位置であって副搬送路408との分岐部分の近傍には、この主搬送路407を搬送される原稿6の前端(搬送方向の下流側端縁)が通過したことを検知可能な原稿前端検知センサ4Bが設けられている。
【0055】
図3は、本発明の複写機1における両面原稿自動送り装置の駆動系の構成を示している。同図に示すように、駆動モータ410のギア411は、排紙ローラ407gのギア412に連結され、排紙ローラ407gのギア412は、さらに、アイドルギア413を介して、搬送ローラ407fに設けられたギア414へと連結している。また、搬送ローラ407fとレジストローラ407eには、それぞれプーリ415、416が設けられており、プーリ415およびプーリ416にはベルト417が張架されている。したがって、駆動モータ410が回転駆動を行うと、それにともなって、レジストローラ407e、搬送ローラ407f、および排紙ローラ407gのいずれもが同一方向に回転を行う。
【0056】
一方、給紙部への駆動は、駆動モータ410に設けられたプーリ418から、給紙入力用プーリ420へと、ベルト419を介して接続されている。そして、給紙部においては、図4(a)および図4(b)に示すように、給紙入力軸421上に、スプリングクラッチ422が配設されていて、図中の矢印Pで示すソレノイドの作用によって動作する駆動連結部材424〜425により、サバキローラ407bおよびピックアップローラ407aへの駆動の連結・切り離しを行っている。さらに前記ソレノイドの作用により駆動連結部材424を介してピックアップローラ407aが、原稿に圧接される機構となっている。
【0057】
また、原稿ストッパ427もソレノイドの作用により、駆動連結部材424、426を介して、上下方向に移動する機構となっている。これらの機構により、図4(a)に示す原稿載置時の状態、すなわち原稿の給紙前の状態から、図4(b)に示す原稿送り出し時の状態へ移行させることができ、原稿の給紙動作が適正に行われる。
【0058】
さらに、ピックアップローラ407a、サバキローラ407bが原稿給紙する時の駆動モータ410の回転方向は、図3および図4の構成から、前記レジストローラ407e、搬送ローラ407f、および排紙ローラ407gが原稿を搬送する時の駆動モータ410の回転方向と逆方向になっている。
【0059】
なお、本実施形態では、レジストローラ407e、搬送ローラ407f、および排紙ローラ407gが本発明の原稿排出系ローラ群を構成し、ピックアップローラ407aおよびサバキローラ407bが本発明の原稿給紙系ローラ群を構成する。
【0060】
また、説明の便宜上、ピックアップローラ407aおよびサバキローラ407bが原稿6を給紙する給紙回転をするときの駆動モータ410の回転を「逆回転」といい、レジストローラ407e、搬送ローラ407f、および排紙ローラ407gが主搬送路407上で原稿6を搬送する給紙回転をするときの駆動モータ410の回転を「正回転」ということにする。なお、原稿6が副搬送路408上を搬送される際は、駆動モータ410は逆回転している。
【0061】
以下、上述の複写機1の構成において原稿自動給紙装置4における動作手順を片面読取時と両面読取時に分けて説明する。
【0062】
図5は、複写機1の片面読取処理の動作手順を示すフローチャートである。 まず、ユーザにより原稿の読取モードとして、片面読取処理が選択されると、複写機1は、原稿排紙部の中間トレイ揺動板404aが上述のポジション1にあるか否かの判定を行う(s501)。なお、上述のとおり、このポジション1は、読取後の原稿を原稿排紙トレイ405に導くための位置である。
【0063】
s501の判断工程において中間トレイ揺動板404aがポジション1にない場合は、複写機1は中間トレイ揺動板404aをポジション1に移動させる(s509)。このように、中間トレイ揺動板404aの位置が決定された後に、給紙動作が開始される。
【0064】
給紙動作において、駆動モータ410が逆回転し始めると、ピックアップローラ407aとサバキローラ407bとが給紙回転するところ、所定のタイミングでソレノイドからの作用を受けて、原稿給紙用のピックアップローラ407aが原稿6に圧接する位置に移動し、原稿が原稿搬送路に送りこまれる。このとき、サバキローラ407bとサバキ板407cによって最上位の原稿1枚のみが給紙される(s502)。
【0065】
そして、原稿6は、レジストローラ407eに到達するが、このときレジストローラ407eは、原稿を下流側に搬送する際の給紙回転とは逆方向に回転している。したがって、送りこまれた原稿6はレジストローラ407eにつきあたって一旦停止し(s503)、原稿前端が揃えられる。その状態で駆動モータ410は停止し、ついで、原稿読取タイミングに合わせて駆動モータ410が正回転することによりレジストローラ407eが給紙回転するため、原稿6は原稿読取部402へと搬送される(s504)。
【0066】
複写機1は、搬送された原稿6が原稿読取部402を通過する際に読み取る(s505)。そして複写機1は、読み取った原稿を図示しない制御部におけるメモリに入力するか否かの判断を行う(s506)。なお、このs506の判断工程において、印刷枚数が1枚(シングル印刷)であるか、または複数枚(マルチ印刷)であるかが考慮される。
【0067】
s506の判断工程において、マルチ印刷である場合にはメモリへの入力を行い、またシングル印刷の場合にはメモリへの入力を行わないように判断される。そして、s506の判断工程で読み取った画像をメモリに入力しない場合には、複写機1は、読み取った原稿6の画像情報を制御部において画像処理した後に画像形成系31のレーザスキャニングユニット31aに送信する(s510)。
【0068】
このように、画像処理が行われている間に原稿6は搬送ローラ407fを介して排紙ローラ407gに搬送され、原稿排紙トレイ405に導かれる(s507)。上述の原稿自動給紙部4およびスキャナ部2の動作によって片面原稿の読取が終了すると、複写機1は他に読み取るべき原稿が原稿トレイ403上に存在するか否かを判断する(s508)。s508の判断工程において、次の原稿6がある場合には上述のs501〜s510の処理を繰り返し、次の原稿がない場合には、片面読取処理を終了する。
【0069】
図6は、複写機1における両面読取処理時の動作手順を示すフローチャートである。両面読取処理が選択されると、片面読取時の給紙動作と同様に駆動モータ410が逆回転し始めた後、所定のタイミングでソレノイドが作用し、ピックアップローラ407aが、原稿6に圧接されて原稿6を送りこみ、サバキローラ407bとサバキ板407cとによって最上位の原稿のみ給紙される(s601)。
【0070】
そして、原稿6はレジストローラ407eに到達するが、この時レジストローラ407eは、上述と同様に給紙回転とは逆方向に回転している。したがって、原稿6はレジストローラ407eにつきあたって一旦停止し(s602)、原稿前端が揃えられた状態で駆動モータは一旦停止する。
【0071】
次に、原稿排紙部の中間トレイ揺動板404aがポジション2にあるか否かの判断を行う(s603)。なお、上述のとおり、ポジション2は、読取後の原稿を中間トレイ404に導くための配置である。s603の判断工程において中間トレイ揺動板404aがポジション2にない時は、中間トレイ揺動板404aをポジション2に移動させる(s621)。
【0072】
このように中間トレイ揺動板404aの位置が決定した後に、原稿読取タイミングに合わせて駆動モータ410を正回転させるとレジストローラ407eが給紙回転を開始することから、原稿6は再び下流側に搬送される(s604)。そして、複写機1は搬送された原稿6が原稿読取部402を通過するときにおいて原稿6の表面原稿の画像情報を読み取る(s605)。このとき、複写機1は読み取った表面原稿の画像情報を制御部のメモリに入力する(s606)。
【0073】
このように画像処理およびメモリされる間に原稿6は搬送ローラ407fを介して排紙ローラ407gに搬送され中間トレイ404に導かれるが(s607)、複写機1は中間トレイ404に導かれる原稿6の原稿搬送方向における後端部を排紙ローラ407gに挟持させた状態で駆動モータ410を停止させる(s608)。
【0074】
その後、駆動モータ410を逆回転させることにより、可逆回転可能な排紙ローラが前記s607における回転方向とは逆の回転を行う事によって原稿6は副搬送路408上を主搬送路407の方向に搬送される(s609)。搬送された原稿6はレジストローラ407eへと到達するが、このときレジストローラ407eは、上述のように、給紙回転とは逆方向に回転している状態であるため、原稿6はレジストローラ407eにつきあたって一旦停止し、原稿前端が揃えられる(s610)。
【0075】
そして、複写機1は、この状態で駆動モータ410を一旦停止した後、原稿読取タイミングに合わせて駆動モータ410を正回転させて、レジストローラ407eに給紙回転させるため、原稿6がレジストローラ407eから原稿読取部402へと再び搬送される(s611)。複写機1は、搬送された原稿6は原稿読取部402において原稿6の裏面原稿の画像情報を読み取る(s612)。このとき、読み取られた裏面原稿の画像情報は制御部において画像処理された後に画像形成系31のレーザスキャニングユニット31aに送信される(s613)。
【0076】
このように裏面の画像が読み取られた後に、原稿6は上述のs607〜s609の工程と同様の工程によって再度スイッチバックされた状態で主搬送路407に導かれる(s614〜s615)。すなわち、複数枚の原稿の読取時における原稿の順番を揃える為に、原稿6は原稿排出トレイ405に導かれる前に副搬送路408、主搬送路407および原稿読取部402を再度通過する。そして、主搬送路407に導かれた原稿6はレジストローラ407eへ到達し、上述の同様にレジストローラ407eに当接した状態で一旦停止する(s616)。
【0077】
ここで、複写機1は、原稿排紙部の中間トレイ揺動板404aがポジション1にあるか否かの判断を行う(s617)。s617の判断工程において、中間トレイ揺動板404aがポジション1にない場合には、複写機1は、中間トレイ揺動板404aをポジション1へ移動させる(s622)。ここでは、中間トレイ揺動板404aは原則的にポジション2に配置されているはずなので、s622の工程によって中間トレイ揺動板404aをポジション1へ移動させる。
【0078】
その後、駆動モータ410を正回転させて、レジストローラ407eで再び搬送させて(s619)、さらに搬送ローラ407fと排紙ローラ407gを介して、原稿を原稿排出トレイ405へと導く。
【0079】
その後、複写機1は、原稿トレイ403上に読み取るべき原稿が存在するか否かを判断する(s620)。このs620の判断工程において、読み取るべき原稿が存在する場合には再度s601〜s622までの工程を繰り返し、読み取るべき原稿が存在しない場合には、処理を終了する。
【0080】
上述のように本実施形態では、原稿をレジストローラ407eにおいて確実に停止させ所定のタイミングで原稿読取部402に導くために駆動系に電磁クラッチを使用したり、モータを複数使用したりして特定のローラのみを停止または回転させることが不要になる。このため、原稿自動給紙装置4や複写機1の低廉化を図ることが可能であるとともに、従来通りのスキューや前端バラツキ防止の機構を設けることが可能になる。
【0081】
なお、上述の実施形態では原稿自動給紙装置4の駆動系の説明を行ったが、複写機1の駆動系を上述の原稿自動給紙装置4の駆動系と同様に構成させることも可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0083】
(1)原稿搬送路における原稿読取部の上流側に配置されたレジストローラが、原稿を原稿読取部に搬送すべきタイミングまでは原稿を原稿搬送路における下流側に搬送する回転とは逆の方向に回転しており、原稿を原稿読取部に搬送すべきタイミングにおいてその回転方向が反転し、原稿を原稿搬送路の下流側へ搬送する給紙回転になる。
【0084】
したがって、レジストローラの回転方向を調整することで原稿搬送路上の原稿を所定のタイミングまではレジストローラにおいて停止させ、前記タイミングになると原稿読取部に導くことができるため、レジストローラに電磁クラッチ等の高価な部品を使用することなく、原稿の搬送を適正に制御することが可能になる。
【0085】
(2)原稿を原稿読取部に案内すべきタイミングにおいてレジストローラを駆動する駆動モータの回転方向を切り替えることにより、駆動モータの回転方向の切替のみの簡易な制御で適正な原稿の搬送を行うことが可能になる。
【0086】
(3)原稿搬送路におけるレジストローラの上流側に配置される複数のローラである原稿給紙系ローラ群がそれぞれ同一搬送方向に回転するように駆動される一方で、前記レジストローラおよび前記原稿搬送路における前記レジストローラよりも下流側に位置するローラである原稿排出系ローラ群がそれぞれ前記上流側のローラとは逆搬送方向に回転するように駆動されることにより、原稿搬送路上の原稿がレジストローラに達するまでの間、すなわち前記原稿給紙系ローラ群によって原稿が搬送されているときは、前記レジストローラが給紙回転とは逆搬送方向に回転しており、原稿搬送路上を搬送される原稿を前記レジストローラにおいて適正に停止させることができる。また、所定のタイミングでレジストローラを給紙回転に切り替えて原稿を原稿読取部に搬送するときには、前記原稿排出系ローラ群が給紙回転になっており原稿を排紙トレイ側へと搬送することができるため、各々のローラを個別に制御することなく原稿の搬送を適正に行うことが可能になる。
【0087】
(4)簡易な構成および簡易な制御方法で適正な原稿の搬送を行う画像読取装置が画像形成装置に適用されていることにより、画像形成装置において前記画像読取装置の動作を簡易に制御できるため、画像形成装置全体としての制御を簡易化するとともに、当該画像形成装置の低廉化を図ることが可能になる。
【0088】
よって、電磁クラッチ等を用いることなく簡易な構成および簡易な制御により適正な原稿の搬送タイミングの調整等が可能な画像読取装置および画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における複写機の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態における原稿自動給紙部およびその周辺部の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における原稿自動給紙装置の駆動系の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における原稿自動給紙装置の給紙部の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における片面読取処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態における両面読取処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】従来の原稿自動給紙装置の構成の一例を示す図である。
【図8】従来の原稿自動給紙装置の駆動系の構成の一例を示す図である。
【図9】従来の原稿自動給紙装置の給紙部の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1−複写機
2−スキャナ部
3−プリント部
4−原稿自動給紙部
402−原稿読取部
403−給紙トレイ
405−排紙トレイ
407e−レジストローラ
410−駆動モータ

Claims (4)

  1. 原稿トレイから原稿読取部を経由して排紙口までの間に配置された原稿搬送路と、前記排紙口から前記原稿搬送路に合流するように配置された両面印刷時に使用される副搬送路とを備え、前記原稿搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、
    原稿を原稿搬送路の下流に送る第1の方向および前記第1の方向の逆である第2の方向に選択的に回転するように構成された、前記画像読取部に原稿を搬送するタイミングを調整するレジストローラと、
    前記原稿搬送路における前記レジストローラの上流側に配置された、第1の方向に回転することによって原稿トレイから前記レジストローラまで原稿を搬送する原稿給紙系ローラ群であって、前記第1の方向にのみ回転可能に構成された原稿給紙系ローラ群と、
    前記排紙口に配置されるとともに、前記排紙口から外部に原稿を排出する第1の方向および前記副搬送路を介して前記レジストローラまで原稿を搬送する第2の方向に選択的に回転するように構成された排紙ローラと、
    を備え、
    前記レジストローラおよび前記排紙ローラを含む原稿排出系ローラ群がそれぞれ同一搬送方向に回転するようにクラッチを介さずに単一の駆動源に連結され、かつ、前記原稿給紙系ローラ群と前記原稿排出系ローラ群とが逆搬送方向に回転するように連結され、かつ、前記原稿給紙系ローラ群がクラッチを介して前記単一の駆動源に連結されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 正逆両方向に回転可能な駆動モータと、
    前記駆動モータで発生した駆動力を、前記原稿給紙系ローラ、前記レジストローラ、および前記排紙ローラにそれぞれ伝達する伝達手段と、
    をさらに備え、
    前記伝達手段は、前記駆動モータが正回転するときに、前記原稿給紙系ローラを第1の方向に、かつ、前記レジストローラおよび前記排紙ローラを第2の方向に回転させるとともに、前記駆動モータが逆回転するときに、前記レジストローラおよび前記排紙ローラを第1の方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記レジストローラに回転力を伝達する駆動モータの回転方向が前記画像読取部に前記原稿を搬送するタイミングにおいて反転することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 入力される画像情報に基づいて画像形成処理を行う画像形成装置において、
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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