JPH0543019B2 - - Google Patents

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JPH0543019B2
JPH0543019B2 JP62031819A JP3181987A JPH0543019B2 JP H0543019 B2 JPH0543019 B2 JP H0543019B2 JP 62031819 A JP62031819 A JP 62031819A JP 3181987 A JP3181987 A JP 3181987A JP H0543019 B2 JPH0543019 B2 JP H0543019B2
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JP
Japan
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rubber ring
concrete
cap
end surface
pocket former
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JP62031819A
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English (en)
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JPS63201245A (ja
Inventor
Shigeo Akasaki
Yoshio Kawaguchi
Taiji Mikami
Yoichi Takayama
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP3181987A priority Critical patent/JPS63201245A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プレストレストコンクリートに用い
るPC鋼より線の定着部の防水方法に関するもの
である。
[従来技術] プレストレストコンクリートにストレスを導入
するとき、打設されたコンクリートに通しておい
たPC鋼より線を、コンクリート端面近くに埋込
んでおいた定着具によつて、緊張を掛けた状態で
引留め、不要なPC鋼より線端部は切断し、この
定着具前面に形成されているポケツトに無収縮モ
ルタルを埋め込んで、定着具、PC鋼より線等へ
の雨水の浸入を防ぎ、錆の発生に備えている。
第3図はその概略を説明するものであるが、2
1はPC鋼より線であり、22は定着具であり、
23はくさびである。PC鋼より線21は、例え
ばシースを用いて配筋され、この端部を定着具2
2に通す。定着具22は、コンクリート打設の
際、コンクリート25の端面付近に一体に埋込ま
れるが、前記定着具22の前面には、その際ポケ
ツト26を形成する。
コンクリート25の打設後、PC鋼より線21
を緊張し、所定のストレスが得られたところで、
くさび23によりPC鋼より線21を引留め、不
要なPC鋼より線21の端部を切断し、前記ポケ
ツト内に無収縮モルタル24を埋め込む。
[発明が解決しようとする問題点] 上述のように無収縮モルタルを埋め込だものに
おいては、そのまわりのコンクリートとの間に、
隙間の生じることは避けられず、外から水が侵入
し、PC鋼より線等を錆びさせるという問題があ
つた。
[発明の目的.構成] 本発明は、上記の問題を解決する目的でなされ
たものであつて、端的にはPC鋼より線定着具端
部に断面略ケの字状ゴムリングを介在させて、こ
れに対応するキヤツプを取り付け、これによつ
て、水の侵入を防止するものである。
以下図面に示す実施例により本発明を説明す
る。第1図、第2図は本発明の実施例を示し、第
1図は、コンクリート打設前の、定着具を保持し
た状態の側面図、第2図は防水処理後の側面図で
ある。
図において1はPC鋼より線、2は鋳物製のPC
鋼より線の定着具であり、8は定着具2の鋼より
線挿通孔に結合される、くさびであり、15は定
着具2の端面より、軸線方向にのびる結合円筒で
あり、その内側はねじ部16が形成され、くさび
8の外周との間には後述のキヤツプ9の端部が挿
入できる間隔を有するように形成される。3は定
着具2の結合円筒15の外周面と結合できるゴム
リングであり、その断面は、図示のとおり、大略
「ケ」の字状をなし、前記結合円筒15の外周面
および端面と結合し、また後述のキヤツプ9の段
部外周面および段部端面と結合する形状を有して
おり、特に結合円筒15の外周面に設けた溝Pに
入りこむような接触面に突部を設けたものを作
る。7は前述のコンクリート打設の際、定着具2
の前面にポケツトを形成するためのポケツトフオ
ーマーである。ポケツトフオーマー7の端部はゴ
ムリング3の端部と結合することができる。尚ゴ
ムリング3の定着具装着側の内周径を、定着具の
結合円筒15の外周径より小さめにするか、テー
パーにするかして、ゴムリングの弾性により結合
円筒との接着結合を密実に行うことが出来るの
で、上記ゴムリングの突部及び円筒外周の溝Pを
省略することができる。
第1図において、所定の型枠6を組立に際し、
PC鋼より線1の端部より定着具2、くさび8、
ゴムリング3、PC鋼より線1を挿通できる支持
棒4を順に嵌め込み、PC鋼より線1の端部を型
枠6に設けた孔に通し、支持棒4の一端外周に切
られたねじ部17を定着具2の結合円筒15内側
に切られたねじ部16と結合し、結合円筒15の
外周面にゴムリング3の片側を結合し、ゴムリン
グ3の他側の突出部をポケツトフオーマー7の一
端の内周面に結合する。
このような状態で、支持棒4の端部に形成され
たねじ部18に対し、ナツト5を嵌めて、定着具
2を引張り、前記各部結合の状態を保つて、ポケ
ツトフオーマー7の端面が型枠6の内側面に接す
るようにする。以上は説明のために示した手順で
あるが、実際には、若干手順は異なることもある
が、ポケツトフオーマ7端と定着具2端とは、断
面略ヶの字状のゴムリング3の介在により、常に
容易に圧接固定されるので、コンクリート打ちに
際し、コンクリートトロがPC鋼より線の引留側
に侵入することはない。
コンクリート13の打設後、所要のコンクリー
ト強度が発現した後、ナツト5、型枠6、支持棒
4、ポケツトフオーマー7を取り除き、PC鋼よ
り線1は既知の方法によつて緊張され、くさび8
によつてコンクリート13に定着される。PC鋼
より線1の不要な部分は切断される。この状態
で、定着具2およびこれに結合されたゴムリング
3はポケツトフオーマー7によつて形成されたポ
ケツトの奥に存在することになる。
第2図は防水の施し方を示す。9は例えば金属
製のキヤツプであるが、キヤツプ9はその中間に
外側に突出する段部14を有し、この段部14よ
りキヤツプ9の開放側外周には、前記結合円筒1
5の内周面に設けられたねじ部16に対応してね
じ部19が設けられており、キヤツプ9は、前記
切断されたPC鋼より線1の端部を包む形状をな
し、このキヤツプ9の内部に防錆剤10を入れ、
ゴムリング3とキヤツプ9の間に接着剤11を介
在させ、キヤツプ9を定着具2の結合円筒15の
内側にねじ込む。このとき、ゴムリング3はキヤ
ツプ9の中間段部14の側面と定着具側の結合円
筒15の端面の間に押しつけられ、PC鋼より線
1の端部及び定着具2の端面を密封する。この後
ポケツト内に無収縮モルタル12をつめる。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明においては断面略ケ
の字状のゴムリングを使用し、定着具、キヤツ
プ、支持棒も夫々それに対応して構成してあるの
で、コンクリート打ちに際する型枠組立は容易確
実で、コンクリートトロがPC鋼より線の引留側
へ侵入するおそれがなく、コンクリート硬化、
PC鋼より線緊張引留め後の定着部も完全に包被
密封されるので、水の侵入から防止することがで
き、特にコンクリート端部が常時水に接するよう
な場所でPC鋼より線を定着具によつて緊張して
引留める構成をとる場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の実施例を示し、第1
図は、コンクリート打設前の定着具を保持した状
態の側面図、第2図は防水処理後の側面図であ
る。第3図は従来のPC鋼より線定着部の防水方
法説明図である。 1……PC鋼より線、2……定着具、3……ゴ
ムリング、4……支持棒、5……ナツト、6……
型枠、7……ポケツトフオーマー、8……くさ
び、9……キヤツプ、10……防錆剤、11……
接着剤、12……無収縮モルタル、13……コン
クリート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリート打ちに際し、定着具はその端部
    結合円筒の内周に設けたねじ部に螺合する支持棒
    によりポケツトフオーマを介して型枠に締付け組
    立られ、この締付けによりポケツトフオーマ端
    は、前記結合円筒の外周面と端面を覆い且つ端面
    より軸方向に突出部を有する断面略ケの字状のゴ
    ムリングの突出部外周に接して端面上に圧接固定
    され、コンクリートの打設、硬化後ポケツトフオ
    ーマ、支持棒を取外し、PC鋼より線を緊張して
    引き留めた該定着具には、端部外周に該結合円筒
    内周のねじ部に螺合するねじ部と、ねじ根本部に
    突出して設けた段部を有するキヤツプを、その段
    部が前記ゴムリングの突出部に内接して端面上を
    圧接するように螺合結合することを特徴とする
    PC鋼より線の定着部の防水方法。 2 コンクリート打設時ポケツトフオーマによつ
    て形成されたコンクリートポケツトに無収縮モル
    タルを充填することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の防水方法。 3 ゴムリングとキヤツプとの間に接着剤を介在
    させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の防水方法。 4 キヤツプの内側に防錆剤を充填した特許請求
    の範囲第1項または第2項または第3項記載の防
    水方法。
JP3181987A 1987-02-14 1987-02-14 Pc鋼より線の定着部の防水方法 Granted JPS63201245A (ja)

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JP3181987A JPS63201245A (ja) 1987-02-14 1987-02-14 Pc鋼より線の定着部の防水方法

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Publications (2)

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JPS63201245A JPS63201245A (ja) 1988-08-19
JPH0543019B2 true JPH0543019B2 (ja) 1993-06-30

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ID=12341694

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JP3181987A Granted JPS63201245A (ja) 1987-02-14 1987-02-14 Pc鋼より線の定着部の防水方法

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JP (1) JPS63201245A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421660A (en) * 1977-07-20 1979-02-19 Hitachi Ltd Refrigerator
JPS6098043A (ja) * 1983-10-31 1985-06-01 株式会社東芝 パネル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421660A (en) * 1977-07-20 1979-02-19 Hitachi Ltd Refrigerator
JPS6098043A (ja) * 1983-10-31 1985-06-01 株式会社東芝 パネル

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JPS63201245A (ja) 1988-08-19

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