JPH0542792U - トーシヨナルダンパ - Google Patents

トーシヨナルダンパ

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Publication number
JPH0542792U
JPH0542792U JP10025291U JP10025291U JPH0542792U JP H0542792 U JPH0542792 U JP H0542792U JP 10025291 U JP10025291 U JP 10025291U JP 10025291 U JP10025291 U JP 10025291U JP H0542792 U JPH0542792 U JP H0542792U
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JP
Japan
Prior art keywords
elastic
elastic ring
ring
rubber
embedded
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Pending
Application number
JP10025291U
Other languages
English (en)
Inventor
宏一 荻島
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラステイツク株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム状弾性材をもって製作された弾性リング
の内部で発生した剪断摩擦によるゴム材の劣化を抑止す
る構造とする。 【構成】 捩り振動を生起させる回転シャフトに結合さ
れるリム部及び該リム部に対向するイナーシャリングに
接着されたゴム状弾性材製弾性リングに、高い伝熱性を
備えた板材をもって製作され、弾性リングを径方向に横
断して周面から突出する放熱板を埋設された構造とな
す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転シャフトに生起される捩れ振動を低減させるための手段として 有効なトーショナルダンパに関し、更に詳しくは、ゴム状弾性材による弾性リン グを用いたトーショナルダンパの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関のクランクシャフトのように、回転に伴って捩れ振動を生起させる機 械装置においては、捩れ振動を低減させるための有効な手段として、一例を下記 に示すようなゴム状弾性材の弾性力を利用したトーショナルダンパが広く使用さ れている。
【0003】 すなわち、捩れ振動を生起させる回転シャフトに結合されるハブ部及び該ハブ 部に対向して配置されたイナーシャリングの対向面に、ゴム状弾性材をもって製 作された弾性リングを接着されて成り、弾性リングの弾性力及びイナーシャリン グの慣性によって捩れ振動を抑制するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
上記した従来の技術によるトーショナルダンパにおいては、ゴム様弾性材料を もって製作された弾性リングが、ハブ部及びイナーシャリングに挟まれて略密閉 状態に保たれ、回転シャフトに生起された捩れ振動に伴って付加される円周方向 に反転する内部剪断応力を受けるために、発熱して弾性力の低下を招き、振動低 減機能を弱めるおそれが大である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上記した従来の技術によるトーショナルダンパにおける問題点を考 慮して、捩り振動を生起させる回転シャフトに結合されるリム部及び該リム部に 対向するイナーシャリングに接着されたゴム状弾性材製弾性リングに、高い伝熱 性を備えた板材をもって製作され、弾性リングを径方向に横断して周面から突出 する放熱板を埋設された構造となすものである。 弾性リングに埋設されてその周面から突出する放熱板は、円周方向に沿ってう ねりを付与される。
【0006】
【作用】
上記した構造を備えた本考案によるトーショナルダンパにおいては、優れた伝 熱性を備えた板材をもって製作され、弾性リングに埋設されてその周面から突出 した放熱板が、弾性リングの内部で発生した摩擦熱を弾性リングの外部へ伝達さ せて空気中に放出させる。
【0007】
【実施例】
図1の実施例においては、回転シャフトに結合されるハブ部1及び該ハブ部1 に対向して配置されたイナーシャリング2の対向面に接着されたゴム状弾性材製 弾性リング3に、高い伝熱性を備えた材料をもって製作された放熱板4が埋設さ れて径方向に伸び、弾性リング3の周面から内方及び外方へ突出している。 弾性リング3に埋設された放熱板4は、図2に示すように、円周方向に沿って うねりを形成されている。
【0008】
【考案の効果】
本考案によるトーショナルダンパが、上記したように、捩り振動を生起させる 回転シャフトに結合されるリム部及び該リム部に対向するイナーシャリングに接 着されたゴム状弾性材製弾性リングに、高い伝熱性を備えた板材をもって製作さ れ、弾性リングを径方向に横断して周面から突出する放熱板を埋設された構造を 備えていることにより、弾性リングに埋設された放熱板が、弾性リングの内部で 発生した摩擦熱を外部へ伝達させて空気中に放出させるので、従来のトーショナ ルダンパにおいて避けることができなかった発生熱による弾性リングの劣化が効 果的に抑止されて良好な振動低減機能が維持される。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】図1の実施例の径方向外方から見た側視図であ
る。
【符号の説明】
1 ハブ部 2 イナーシャリング 3 弾性リング 4 放熱板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シャフトに結合されるハブ部(1)
    及び該ハブ部(1)に対向して配置されたイナーシャリ
    ング(2)の対向面に、ゴム状弾性材をもって製作され
    た弾性リング(3)を接着されて成り、高い伝熱性を備
    えた材料をもって製作され、前記弾性リング(3)に埋
    設されて径方向に伸び、前記弾性リング(3)の周面か
    ら突出する放熱板(4)を付設されたトーショナルダン
    パ。
JP10025291U 1991-11-08 1991-11-08 トーシヨナルダンパ Pending JPH0542792U (ja)

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JPH0542792U true JPH0542792U (ja) 1993-06-11

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ID=14269036

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