JPH0317060Y2 - - Google Patents

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JPH0317060Y2
JPH0317060Y2 JP1982094634U JP9463482U JPH0317060Y2 JP H0317060 Y2 JPH0317060 Y2 JP H0317060Y2 JP 1982094634 U JP1982094634 U JP 1982094634U JP 9463482 U JP9463482 U JP 9463482U JP H0317060 Y2 JPH0317060 Y2 JP H0317060Y2
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JP
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plate
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cylindrical portion
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JP1982094634U
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JPS5920027U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクラツチ機構においてトルク伝達時に
生起される振動を吸収するクラツチダンパに関す
る。
駆動部から伝えられるトルクを断続するクラツ
チ機構は、通常、駆動系構成部材が備えている弾
性により固有振動数を有し、特定のトルク変動に
おいて共振現象を生起させて騒音を発するばかり
でなく、トルク伝達不良を惹起させる欠点を有し
ているので、従来のクラツチ機構においても、ス
プリング、弾性ゴム部材等による振動吸収手段が
設けられている。
第1図は振動吸収手段として弾性ゴム部材を使
用したシングルせん断式のクラツチダンパの従来
例を示すもので、略円筒形状を呈し、一端に一体
形成されたフランジ2を有し、内周側にスプライ
ンを付されたハブ1と、略蛇の目形状を呈してハ
ブ1のフランジ2に対向して配置されたクラツチ
プレート6との間に、ゴム状弾性材料をもつて環
状体に製せられた緩衝ゴム7が両部材2,6に焼
着されて、緩衝ゴムの弾性により振動を吸収する
るように構成されている。
しかしながら、上記したシングルせん断式クラ
ツチダンパは緩衝ゴム7の捩り弾性が一定である
ために、伝達トルクの大小に関係なく有効に振動
を吸収することができない。すなわち、たとえば
自動車のクラツチにおいて、緩衝ゴムが大トルク
に耐える剛性を備えるように設定した場合には、
アイドリング時等の低トルク状態において十分な
振動吸収能力を示し得ないという問題点を有して
いる。
緩衝手段としてコイルスプリングの圧縮弾性を
使用したクラツチダンパにおいては、緩衝のため
の捩り角がコイルスプリングの圧縮可能量によつ
て限定されるために、大きな捩り角をとることが
できず、振動吸収の面から不利である。
本考案は上記した従来技術によるクラツチダン
パにおける問題点に鑑み、伝達トルクの大小に関
係なく十分な振動吸収能力を示すクラツチダンパ
を提示するものである。
クラツチダンパの構造に関する本考案の構成
は、出力側の軸を内挿される略円筒形状部分及び
該略円筒形状部分の軸方向一端から径方向外方に
広がつて略扇形を呈する突起を先端に付された第
1のプレートを備え、前記略円筒形状部分の軸方
向反対側の端部に係止用突起を付されたハブと、
略円筒形状を呈して前記係止用突起に対応する係
止用凹所を備え、ゴム状弾性材料をもつて環状体
に製せられた第1の緩衝部材を介して前記ハブの
略円筒形状部分の外周側に結合され、前記第1の
緩衝部材の弾性変形に伴つて、前記係止用凹所を
前記係止用突起に当接させるボスと、円筒体及び
該円筒体から径方向外方へ広がつてクラツチ機構
の摩擦板を添着される蛇の目状プレートを備え、
ゴム状弾性材料をもつて環状体に製せられた第2
の緩衝部材を介して前記円筒体を前記ボスの外周
側に結合され、前記蛇の目状プレートに対向する
第3のプレートを取付けられた第2のプレート
と、ゴム状弾性材料をもつて略円柱形状に製せら
れ、前記蛇の目状プレート及び前記第3のプレー
トに挾持されて前記第1のプレートの外方の突起
との間に円周方向の間隔を保つている第3の緩衝
部材とを有するものである。
以下、図示の実施例について説明する。
第2図乃至第4図の実施例においては、内周側
にスプラインを施されて出力側の軸を内挿される
円筒形状部分と該円筒形状部分の軸方向一端から
外方に伸びたフランジ2及び該フランジ2の外方
に広がつた第1のプレート3を有するハブ1の外
周側に、ゴム状弾性材料をもつて環状体に製せら
れ、内側リング11及び外側リング12を一体固
着された第1の緩衝部材10が、円筒形状部分に
対する内側リング11の嵌着によつて結合され、
円筒部16及び該円筒部16の軸方向一端から内
方へ伸びた径方向部17を有し、ゴム状弾性材料
をもつて環状体に製せられた第2の緩衝部材20
を円筒部16の外周側に焼着されたボス15が、
円筒部16に対する外側リング12の嵌着によつ
て第1の緩衝部材10とを結合されるとともに、
径方向部17をハブ1のフランジ2及び第1の緩
衝部材10間に挾まれ、径方向部17及びフラン
ジ2間に弗素樹脂材製ベアリングプレート23が
介在挿されるとともに、径方向部17及び第1の
緩衝部材10の内側リング11間に互いに重ね合
わされた弗素樹脂材製ベアリングシート23及び
サラバネ24が介挿されて、ハブ1に対するボス
15の軸方向位置を規制しており、第2の緩衝部
材20の外周側に、円筒体27及び該円筒体27
から径方向外方に広がつてクラツチ機構の摩擦板
(図示せず)を添着される蛇の目状プレート28
を有する第2のプレート26が、第2の緩衝部材
20に対する円筒体27の焼着によつて結合さ
れ、蛇の目状プレート28に対向して該蛇の目状
プレート28との間にハブ1の第1のプレート3
の外端部に形成された突起32を挟む第3のプレ
ート30が、結合用リベツト31によつて第2の
プレート26に結合され、ゴム状弾性材料をもつ
て第5図に例示するような形状に製せられた第3
の緩衝部材35が、第1のプレート3の外方の突
起32との間に適宜な円周方向の間隔を保つて円
周上に配列され(第4図)、第2のプレート26
及び第3のプレート30に挟持されている。
第1の緩衝部材10の過度のねじり変形を惹起
するハブ1及びボス15間の過大な相対回転を抑
制させるために、互いに係合する係止用突起36
及び係止用凹所37が、ハブ1側及びボス15側
に形成され、第2の緩衝部材20の過度のねじり
変形及びバネ部材35の過度の圧縮変形を惹起す
るハブ1と第2のプレート26及び第3のプレー
ト30の間の過大な相対回転を抑制させるため
に、ハブ1から外方に広がつた第1のプレート3
に円周方向に伸びた長孔が設けられて第2のプレ
ート26及び第3のプレート30を結合させるリ
ベツト31が突起32に係止されるように形成さ
れている。
上記した構造を備えたクラツチダンパにおい
て、蛇の目状プレート28に添着された摩擦板を
介して第2のプレート26に付加された駆動トル
クが第2の緩衝部材20のせん断力によつてボス
15に伝達され、更に第1の緩衝部材10のせん
断力によつてハブ1へ伝達され、ハブ1を介して
出力軸へ伝達されるが、伝達トルクが低い領域に
おける伝達トルクの変動は第1の緩衝部材10の
弾性変形によつて吸収され、伝達トルクの増加に
伴うハブ1に対するボス15の相対回転量の増加
によつて係止用突起36及び係止用凹所37が互
いに係合した後においては、第1の緩衝部材10
のせん断力が一定に保たれて伝達トルクの変動が
第2の緩衝部材20の弾性変形によつて吸収さ
れ、伝達トルクが更に増加して第1のプレート3
の突起32の端縁が第3の緩衝部材35の端面に
当接した後においては、伝達トルクの変動が第2
の緩衝部材20の弾性変形及び第3の緩衝部材3
5の弾性圧縮によつて吸収され、第1のプレート
3に対する第2のプレート26及び第3のプレー
ト30の相対回転量が増加して第2のプレート2
6及び第3のプレート30の結合用リベツト31
が第1のプレート3の突起32と係合した後にお
いては、伝達トルクが増加した場合においても、
第1のプレート3に対する第2のプレート26及
び第3のプレート30の相対回転量の増加が見ら
れず、第1の緩衝部材10及び第2の緩衝部材2
0のせん断力並びに第3の緩衝部材35に対する
圧縮力が一定に保たれ、ハブ1、ボス15及び第
2のプレート26が一体をなして回転する。
本考案は上記したように、トルクを複数段の緩
衝手段を径て伝達する構成を備えていることによ
り、伝達トルクの大小に応じて適切なトルク伝達
能力及び振動吸収能力を設定することができるの
で、特にトルクの変動を伴なうクラツチ機構に使
用されてその効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるクラツチダンパの一例
を示す断面図、第2図は本考案によるクラツチダ
ンパの第4図上に符号−−をもつて示す切
断面における断面図、第3図は同じく第2図にお
いて符号−−−をもつて示す位置におけ
る一部切断による正面図、第4図は同じく背面
図、第5図は同じくゴム材製第3の緩衝部材の構
造を示す側視図及び正面図である。 1…ハブ、2…フランジ、、3…第1のプレー
ト、6…クラツチプレート、7…緩衝ゴム、10
…第1の緩衝部材、11…内側リング、12…外
側リング、15…ボス、16…円筒部、17…径
方内部、20…第2の緩衝部材、23…ベアリン
グシート、24…サラバネ、26…第2のプレー
ト、27…円筒体、28…蛇の目状プレート、3
0…第3のプレート、31…結合用リベツト、3
2…突起、35…第3の緩衝部材、36…係止用
突起、37…係止用凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力側の軸を内挿される略円筒形状部分及び該
    略円筒形状部分の軸方向一端から径方向外方に広
    がつて略扇形を呈する突起32を先端に付された
    第1のプレート3を備え、前記略円筒形状部分の
    軸方向反対側の端部に係止用突起36を付された
    ハブ1と、略円筒形状を呈して前記係止用突起3
    6に対応する係止用凹所37を備え、ゴム状弾性
    材料をもつて環状体に製せられた第1の緩衝部材
    10を介して前記ハブ1の略円筒形状部分の外周
    側に結合され、前記第1の緩衝部材10の弾性変
    形に伴つて、前記係止用凹所37を前記係止用突
    起36に当接させるボス15と、円筒体27及び
    該円筒体27から径方向外方へ広がつてクラツチ
    機構の摩擦板を添着される蛇の目状プレート28
    を備え、ゴム状弾性材料をもつて環状体に製せら
    れた第2の緩衝部材20を介して前記円筒体27
    を前記ボス15の外周側に結合され、前記蛇の目
    状プレート28に対向する第3のプレート30を
    取付けられた第2のプレート26と、ゴム状弾性
    材料をもつて略円柱形状に製せられ、前記蛇の目
    状プレート28及び前記第3のプレート30に挾
    持されて前記第1のプレート3の外方の突起32
    との間に円周方向の間隔を保つている第3の緩衝
    部材35とを有するクラツチダンパ。
JP9463482U 1982-06-24 1982-06-24 クラツチダンパ Granted JPS5920027U (ja)

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JP9463482U JPS5920027U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 クラツチダンパ

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JPS5920027U JPS5920027U (ja) 1984-02-07
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